トラック・メイカーのimaiとMCのcpからなるユニット、group_inou。ユニット始動以来、国内の大型フェスを総ナメにするなど破竹の快進撃を続けている彼が、ロング・セールスを記録している2ndアルバム『_』から約2年ぶりとなる新曲を含む両A面シングル『MONKEY / JUDGE』をリリース! 「JUDGE」は、テレビ東京のバラエティ番組『モヤモヤさまぁ〜ず2』のエンディング・テーマに決定ということでこの快進撃も全く止まる気配なし。5月には東京は恵比寿リキッドルーム、大阪は梅田シャングリラでのレコ発ワンマンも決定し、ますます加速する彼らにご注目ください。


group_inou『MONKEY / JUDGE』

【配信形態 / 価格】
mp3、WAVともに単曲 200円 / まとめ購入 600円

【Track List】
01. MONKEY
02. JUDGE
03. MYSTERY(INA BAUWER VERSION)

灯台なき時代に人々を照らすただ一つの明かり

とにかく断片的なフレーズを吐き出して吐き出して、吐き出し終わった後に、何かモヤモヤしたものを残していく。結局全体として何を言っているかよくつかめないままでも、そこには説得力がある。説得力の理由は様々だ。本質を捉えたハッとさせられるものだったり、言葉の組み合わせが単純に面白かったり。だが、少なくとも一つ言えるのは、MCのcpは大量の言葉を吐き出し続けてきたということだ。鍛錬することで、言葉の表現力が鍛えられるなら、cpは既に十分すぎるほどの表現力を身につけてきたと言えるだろう。その表現力こそが、今回のシングル曲の一つ、「MONKEY」の歌詞を特別にした。

自分にとっての「わくわく」を探すのがどれだけ難しいことか。この歌詞はそこに向き合っている。今の時代、「わくわく」に焦点を置いた歌詞はとても多い。情報の流れが速く、世の価値観がコロコロ変わってしまう中、どう生きていくかを他人に教えてもらうことはできない。自分の判断で生き方を決める必要がある。だから、自分だけの「わくわく」を目指そうと、大声で言うことは圧倒的に正しい。

group_inou

でも、言葉で言われても実行するのは中々難しいもの。自分にとって何が正しいかなんてわからない場合がほとんどだし、ともすれば情報の海に流されてしまう可能性もある。自分にとって本当にわくわくすることを「勘違い」してしまう場合だってある。「わくわく」だけでは、現実に立ち向かうには不十分だ。

だが、cpはその前、「わくわく」までの困難さと正直に向き合っている。困難さに対して彼が発するメッセージは「結局静かに帰る/そんで冷めても、冷静になっていこう」というもの。一時の感情に身を任せず、常にしたたかでいなければならないというタフなメッセージだ。この二行に込められた表現は生半可なものではないと思う。あるいは、このメッセージこそが、この灯台なき時代に人々を照らすただ一つの明かりであるのかもしれない。

正直、group_inouの歌詞を見て、こんな感想を抱くとはおもわなかった(笑)。まあ、この歌詞にしたって、リフレインのあとにエロ歌詞が入っていて全てをぶち壊しにしてはいるのだけど、そうだとしても今回はやっぱり面白がるわけにはいかない。(ちなみに両A面シングルのもう一曲目である「JUDGE」はcp節が全開だ。サビの歌詞で爆笑すること間違いなし。)これも最初から、「売れるに決まってる」と豪語していた彼らの想定範囲内なのか。だとしたらやっぱり底が知れない。(text by 上野山 純平)

2ndアルバム『_』からのリミックス集とシングルも配信中

group_inou / HEART

2nd album「_」収録のHEARTを、エンジニアにmatsu & takeを迎え、繊細かつダイナミックに再構築! トレンディドラマのようにきらびやかな世界と突き刺さる現実の両面を見事に描いた名曲がここに完成! imai、matsu & take、zatorによる渾身のリミックスも収録。全5曲、28分を越える大ボリューム!PVはイルカで話題沸騰中のTHERAPYに引き続き、AC部が制作! オリジナリティーを追求する両者のコラボレーションが再度炸裂する!!

group_inou / HALF

2ndアルバム「_」からの第2弾シングル『HALF』を緊急リリース! エンジニアに「HEART」で抜群のスキルを見せつけたmatsu & takeを迎え、トラックを新たに録音、再構築! matsu & takeによるリミックスも収録!

INFORMATION

『MONKEY / JUDGE』レコ発ワンマン・ライヴ開催決定!

日時 : 2012年5月12日(土)
会場 : 梅田Shangri-la
open 18:00 / start 19:00
前売り : 3,000円

日時 : 2012年5月13日(日)
会場 : 恵比寿LIQUIDROOM
open 18:00 / start 19:00
前売り : 3,000円

PROFILE

group_inou
トラック・メイカーのimaiとMCのcpからなるユニット。自らのレーベルGAL(ギャル)を立ち上げ、ポップかつ破壊的な唯一無二のライヴ・パフォーマンスで破竹の快進撃を展開中。国内外を問わず、あらゆるミュージシャンと共演し、世界規模のコンテストDiesel-U-Music Awards 2006でJAPAN WINNERを獲得。METAMORPHOSE、FUJI ROCK FESTIVAL、RUSH BALL、朝霧JAM、TAICOCLUB、ARABAKI ROCK FEST、RISING SUN ROCK FESTIVAL、COUNTDOWN JAPAN等の大型フェスに出演。これまでに2枚のフル・アルバムを発表。いずれもロング・セールスを続けている。2012年4月、約2年ぶりとなる新曲を含む両A面シングル『MONKEY / JUDGE』をリリース。

o

はてブに追加
 
 
"powerpush"の最新アーカイヴ
OTOTOYフジロック・ガイド2014
[POWERPUSH]・2014年07月12日・これさえ見とけば間違いなし!!——OTOTOYフジロック・ガイド2014 今年もこの季節がやってきました! いよいよ7月25日(金)、26日(土)、27日(日)に迫ったFUJI ROCK FESTIVAL '14。OTOTOYでは、もはや毎年恒例となったフジロック・ガイドを今年もやっちゃいます。昨年は「フジロックから広げる洋楽入門」と題して、海外アーティストを中心に紹介してきましたが、今年は日本のアーティストにもフォーカス。ここでは紹介しきれなかったメンツも多いですが、電気グルーヴ、OGRE YOU ASSHOLE、bonobos、吉田ヨウヘイgroupなど、邦楽勢にも注目株がたくさんです。それでは、ライターの渡辺裕也がオススメする今年の見どころをチェック!! FUJI ROCK FESTIVAL '14 '2014年7月25日(金)、26日(土)、27日(日) @新潟県 湯沢町 苗場スキー場'開場 / 開演 9:00 / 11:00料金 3日通し券 44,000円 / 1日券 18,300円出演 国内外約200アーティスト詳細 http://www.fujirockfestival.com/ (オフィシャル
by 渡辺 裕也
1ヶ月のOTOTOY配信中のクラブ・ミュージックまとめ連載
[POWERPUSH]・2014年07月17日・まさかの“あのジャンル”復活とか?――配信中クラブ・ミュージック集成連載 : More Beats + Pieces Vol.2 ということで、OTOTOYにて配信されているクラブ・ミュージックや、マニアックな音源で、記事で紹介しきれなかった音源を約1ヶ月のタームでびしびし紹介しておりますこのコーナー。第2回目でございます。 OTOTOY配信曲だけでなく、最近のクラブ・ミュージックの最新動向や流れもユル優しく説明しておりますので「ちょっと、わかんないけど聴いてみたい」という方も気軽に試聴していってください! 今月もOTOTOYの編集部ボンクラ方面2人から、太っているの(河村)とやせているの(浜)のコーディネートで10枚の新作(+リイシュー数枚)を厳選してオススメしていきますのでぜひともお読みください! ダブステップとテクノ、あとインダストリアル 浜 : つうことで、ここのところはわりとアルバムがどっと出てきたって印象ですね。ってか、河村さん暑くるしいです。 河村 : うるせぇ! 編集家業は太るの! で、本題だけど、今回は確かにアルバム・タイトルが多めといった印象。で、それは後半で、クラブ・ミュージック、特
by 河村 祐介
夏期講座申し込み受付中!!
[POWERPUSH]・2013年08月21日・作曲解析塾シーズン2!いよいよ夏の到来も目前! オトトイの学校夏期講座のチェックはお済みですか? 何かをはじめたい、極めたいという夏にぴったりの講座が目白押し! 今週おすすめしたい講座はぺぺろんPの作曲解析塾シーズン2~ヒット曲のテクニックをあなたの楽曲に~これぞ講座という確かな教授法で話題のぺぺろんPこと虹原ぺぺろんを講師に迎えた作曲解析塾がシーズン2に突入。本講座はボカロ曲に限らず、一般曲やアニソンもテーマにしながらヒット曲や名曲に隠されたテクニックを解説していきます。また、紹介したテクニックを楽曲に生かす方法も実践的に紹介します。ポイントをおさえることで、ヒット曲に隠された手法をあなたの制作に取り入れることができます。作曲に悩む人は、解決の糸口を見つけられること間違いなし。作曲が初めて、という方も大歓迎! そのほかのラインナップは7/24(木)から開催KORG presents littleBits Synth Kit 講座 vol.2 ~世界に一つだけのシンセを作ろう~、OAU/L.E.Dで活動するkakueiによるつくってならそう! パチカ&リズムワークショップ、DAWユーザーのための、脱・初心者
壊れかけのテープレコーダーズ、新作アルバムを配信開始&百々和宏との対談が実現
[POWERPUSH]・2014年07月16日・いまのロックってどうなのよ?ーー壊れかけのテープレコーダーズ、MO’SOME TONEBENDERのフロントマンに訊く現在のロック ロックとはいつの時代も衝撃的で、ある時は大きな希望となり、魅了された者の世界を変えてしまう大きな力がある。壊れかけのテープレコーダーズの小森清貴は、そんなロックの魅力に取り憑かれたひとりであり、常日頃から自身のロックを追求し続ける根っからのロックンローラーだ。壊れかけの新譜は『broken world & pray the rock'n roll』というストレートなタイトルどおり、これまで以上にロックへの愛がたっぷりと詰まった力作。また8月には、小森が敬愛する百々和宏とテープエコーズを招いてレコ発2マン・ライヴが開催される。百々が所属するバンド、MO’SOME TONEBENDERもまた、ロック・シーンの中で独自の地位を築き、長らく進化を続けてきた。そこで今回は、小森と百々によるロック対談を敢行。ふたりが考えるいまのロック・シーンとは。それぞれのバンドへの思いやロックが与えた衝動など、世代を超えてたっぷりと語ってもらった。 インタヴュー&文 : 前田将博 ロックへの愛が詰まっ
by 純三
【連載】高橋健太郎のOTO-TOY-LAB ――第3回 Astell&Kern「AK240」(前編)
[POWERPUSH]・2014年04月17日・高橋健太郎のOTO-TOY-LAB ――ハイレゾ/PCオーディオ研究室――【第3回】Astell&Kern「AK240」(前編) ハイレゾ対応のポータブル・オーディオ・プレイヤーが人気を集める昨今だが、中でも話題沸騰しているのが、今年の2月終わりに発売されたAstell&KernのAK240だ。2月8日に中野サンプラザで開催された「ポタ研」でのAK240の発表会では、僕もゲスト・スピーチをさせてもらったが、その後、さらに製品を自宅でロングラン・テストすることもできた。そこで、今回~次回のOTO-TOY-LABは、そのレポートにあててみたい。 DSDネイティヴ再生も可能なフラッグシップ機Astell&Kernは、1990年代の終わりからポータブルなオーディオ機器を手掛けてきた韓国のiriverが、高級ラインナップのためのブランドとして作ったものだ。僕がAstell&Kernの製品に強い興味を惹かれたのは、昨年の6月に発売されたAK120によってだった。その音質の評判を聞いて、試聴してみたところ、いや、ビックリした。アップルのiPodに代表されるようなポータブル・オーディオ・プレイヤーは、DAPという略称(デジ
【連載】高橋健太郎のOTO-TOY-LAB ――第2回 AMI「MUSIK DS5」
[POWERPUSH]・2014年03月18日・高橋健太郎のOTO-TOY-LAB――ハイレゾ/PCオーディオ研究室――【第2回】AMI「MUSIK DS5」 最近のオーディオ関係のニュースを眺めていると、USB DACの発売点数の多さに驚く。中級機種以上になると、DSDへの対応も当たり前になってきて、DSDの音源配信に早くから取り組んできたOTOTOYとしては、非常にありがたい、追い風的状況とも言える。ただ、ユーザー的にはなにを基準にUSB DACを選んだら良いのか、カタログ・スペックだけでは各社から同じような仕様のUSB DACが出ているように見えるだけに、選択が難しくなったとも言えるかもしれない。 多様化するUSB DACでより安価にハイレゾを楽しむ DSD対応のUSB DACを僕はこれまで十数機種ほど試聴あるいは試用してきたが、総じて言えることは、コスト・パフォーマンスが非常に高い、ということだろう。例えば、前回紹介したiFI Audioの「nano iDSD」は実売価格が2万円台の製品だった。僕が普段、使っているCDプレイヤーはDCSの「P8i」という製品だが、これは発売当時の定価が百数十万円もした。DCS「P8i」の優れたところは、通常のCD
【連載】高橋健太郎のOTO-TOY-LAB ――第1回 iFI-Audio「nano iDSD」
[POWERPUSH]・2014年02月19日・高橋健太郎のOTO-TOY-LAB――ハイレゾ/PCオーディオ研究室――【第1回】iFI-Audio「nano iDSD」 OTOTOYが24bit/48kHzのWAVによる高音質配信を始めたのは2009年。翌2010年からはDSDフォーマットでの配信も始めたが、当初は先走っている感が否めなかった。というのも、再生するための機器がまだまだポピュラーではなかったからだ。とりわけ、DSDに関しては、一般に手の届く製品はコルグのMRシリーズくらいに限られていた。 ところが、2012年の夏くらいから、先走るOTOTOYにハードウェア・メーカーが急速に追いついてきた。理由のひとつは、DoPと呼ばれる転送方式が開発されたことだ。このDoPは「DSD Audio over PCM Frames」の略で、従来のPCMのフォーマットに偽装して、DSDのデータを転送する。この技術開発によって、PCのプレイヤー・ソフトとUSB DACの組み合わせで、DSDを再生することがたやすくなり、各社から続々とDSD対応のUSB DACが発売されるようになった。 こうした流れを受けて、2012年12月、OTOTOYは渋谷ヒカリエで〈OTOT
【連載】高橋健太郎のOTO-TOY-LAB ――第5回 KORG「AudioGate3」+「DS-DAC-100」
[POWERPUSH]・2014年07月09日・高橋健太郎のOTO-TOY-LAB ――ハイレゾ/PCオーディオ研究室――【第5回】KORG「AudioGate3」+「DS-DAC-100」 ハイレゾの音源をPCで再生するのに、読者のみなさんはどんなソフトウェアを使っているだろうか? PCオーディオにまつわる悩みの種のひとつが、この再生ソフトウェアの選択だ。その難しさがハイレゾの普及を妨げているのではないか、と思えることも多い。 PCでの音楽再生のソフトウェアで、圧倒的なシェアを誇るのはアップルのiTunesソフトウェアだろう。そして、現在はiTunesでもハイレゾのファイルを再生することができる。24bit / 192kHzのWAVファイルも再生可能だし、そこから24bit / 192kHzのALAC(Apple Lossless Audio Codec)のファイルを作って、再生することもできる。ただ、iTunesはFLACあるいはDSDには対応していないので、FLACやDSDを再生するには、他のソフトウェアを考えねばならない。 また、ハイレゾのWAVやALACはUSB DACなどをiTunesとともに使って再生する場合、iTunesには各種設定のコン