"剃刀乙女"こと青葉市子の2nd アルバム完成です

2010年1月、1stアルバム『剃刀乙女』で鮮烈にデビューした弱冠20歳の青葉市子。クラシック・ギターを手に独特の世界観を持った歌詞と、美しいメロディー・ライン、エバー・グリーンな歌声と驚くべき演奏力を兼ね揃えた彼女が、デビューから一年で新作をリリースする。彼女の内なる宇宙を綴った叙情詩、全八編。ギターと歌だけの、研ぎ済まされた音空間をご堪能ください。

青葉市子 / 檻髪

OTOTOYで三週連続新曲リリースした楽曲含む全八編の叙情詩。青葉市子独特の生々しい音像と、聞く人に美しい情景を思い描かせるハーモニーはそのままに、奥底に隠れていた彼女の小宇宙が覗けるような作品。独自性を持ちつつ、ギター一本で表現する彼女のポテンシャルは今作でも底がない。青葉市子の第2章がここから始まる。

【特典】
青葉市子デジタル・ブックレット&手書きイラスト画像(壁紙)!!


成長の過渡期を生々しく記録した一枚

京都出身で現在は東京を中心に活動する弱冠20歳の歌い手、青葉市子。歌とクラシック・ギターのみというシンプルな構成ながら、彼女の楽曲にはその要素からは想像もつかないほどの豊かな広がりがあり、パターンを排したメロディ・ラインは映画音楽のように崇高で、チェンバー・ポップの自由度を思わせる。また感情に合わせて起伏する歌も魅力的で、澄んだ浮遊感と独自の叙情性をもって聴き手の想像力を大いに掻き立ててくれるのだ。

2010年にファースト・アルバム『剃刀乙女』をリリースし、フジロックに出演を果たした彼女は、OTOTOYで昨年11〜12月にフリー・ダウンロードを含む三週連続新曲リリース企画を展開。さらに、初のロング・インタビューを敢行した。その先行配信の「パッチワーク」「レースのむこう」「日時計」の3曲を収めた待望のセカンド『檻髪(おりがみ)』がこのたびリリースされた。特にコンセプトはなかった前作とは異なり、アルバムらしいトータリティのある作品に仕上がっている。

前作『剃刀乙女』にはタイトルどおり、心をえぐるような鋭利なムードがあり、内にこもった感情的な思いから生まれた“陰”の曲が中心だったが、今回の『檻髪』はその対極であり、“陽”の開放性がほがらかに響いてくる。悲しみや憂鬱のにじむ不安定な内面を持ちつつも、そこには着実にささやかな希望へと向かう青葉市子が存在し、めまぐるしくも躍動した2010年を経て、彼女の心に生じたゆるやかな変化が伺える。前を向いた歌詞はもちろん、明るいメロディ、空間や拍のていねいな活かし方など、これまでにない穏やかさがあり、その中でも、ふくよかな歌心とポップ感が漂う「レースのむこう」は象徴的である。ポジティヴさと信念の強さが軽快に交わった「つよくなる」、ゆったりとノスタルジーを感じさせる「おもいでカフェ」も新たな一面が香る。

「灰色の日」「繙く風」などからは従来のアウト・サイダー色も伝わるが、間の取り方、歌の呼吸、ゆったり綴られる言葉ひとつひとつに、しっかりと地に足が付いた自信や成長が窺える。とはいえ、「パッチワーク」「日時計」といったフリー・スタイルで感性がほとばしるナンバーを聴くと、彼女の可能性はまだまだ計り知れない。その意味で、本作は成長の過渡期を生々しく記録した一枚だと思う。これからがますます楽しみな青葉市子。のんびりとマイペースな人柄を活かし、あるがままに突き進んでほしい。(text by 田山雄士)

OTOTOY限定! 青葉市子のLIVE音源をDSDで近日リリース決定!

2010年12月7日に、青山EATS and MEETS Cayにて行われた青葉市子の初ワンマンLIVEの模様を収録した音源を、オトトイ独占で配信することが決定しました。ギター1本と自信の声だけで、まるでオーケストラのような壮大な音世界を描く青葉市子が、まさにその本領を発揮するLIVEの模様を、DSDで臨場感たっぷりにお届けします。収録曲には『剃刀乙女』、新作『檻髪』からの楽曲に加え、まだ音源化されていない楽曲も収録予定です。ご期待ください。

三週連続リリース企画。HQD音源もあります!

青葉市子 / パッチワーク

三週連続新曲リリースの第一弾。流れる様なクラシック・ギターの音が青葉市子の歌声をやさしく包込み、自らの深い深度の光と何かを繋ぎ合わせるのを切望するかの様な、淡い楽曲。しかし自らにも歌っている様な、青葉市子独特の言葉世界とクラシック・ギターが奏でるオーケストレーション。

・三週連続新曲リリース第一弾の記事はコチラ

青葉市子 / レースのむこう

第1弾の「パッチワーク」同様、自らが奏でるギター1本だけで、まるでオーケストラのような壮大な世界を構築。どこか懐かしさも覚えるヴォーカルには不思議な安心感が宿っている。その歌声は大貫妙子、松任谷由実といった偉大なる先駆者たちの系譜に連なるものだ。

【特典】青葉市子本人による書き下ろしの手書きイラスト入り歌詞画像付き

・三週連続新曲リリース第二弾の記事はコチラ

青葉市子 / 日時計

ラストを飾る第3弾は、これまでの2曲とは少し趣向が違う楽曲だ。自らのギター1本、ヴォーカルのみという弾き語りのスタイルは今回もそのままに、より自由で複雑な展開で物語は紡がれていく。その壮大なスケールはまるでオペラのようだ。

【特典】青葉市子本人による書き下ろしの手書きイラスト入り歌詞画像付き

・三週連続新曲リリース第三弾の記事はコチラ

INFORMATION

青葉市子ワンマン・ライブ「檻成す髪模様」

■3/13(日) @青山 EATS and MEETS Cay
開場 / 開演 : 17 : 00 / 18 : 00

■3/17(木) @大阪・梅田 ムジカジャポニカ
開場 / 開演 : 19 : 00 / 19 : 30

両公演とも各プレイガイドにて1/30(日)チケット一般発売
1/19(水)〜オフィシャルHP先行あり。

PROFILE

青葉市子(あおばいちこ)
1990年 生まれる。
2007年 クラシック・ギターを弾き始め翌年から創作開始。
2008年9月 初ライヴ。
2010年1月 1stアルバム『剃刀乙女』リリース。
同年7月 FUJI ROCK FESTIVAL '10に出演。
現在は東京都内を中心に精力的にライヴ活動中。

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