2010/04/15 00:00

ミト(クラムボン)USTREAM公開インタビュー

待ちに待ったクラムボンのニュー・アルバムがリリースされる。そしてそこからの1曲「tiny pride」の先行フリー・ダウンロードに合わせて、ototoyでは2月18日にクラムボンのミト公開インタビューを行った。しかも動画サービスUstreamを使い、Twitterに書き込む事によって、視聴者全員がインタビュアーになれるという初の試み。本ページではその模様を出来るだけ時系列に添ってお伝えします。

司会 : 上砂智子 / 文 : 滝沢時朗 / 写真 : sasaki wataru
*文章中の<--------------->内は、Ustreamに投稿された視聴者からのインタビューです。

第1部 「tiny pride」を聞いてみて。

上砂智子(以下K) : こんばんは、パソコンの前にお集まりいただき、どうもありがとうございます。本日は5月に発売するクラムボンの8枚目となるオリジナル・アルバムの完成を記念して、クラムボンのミトさんをお招きしてUstreamで視聴者参加型の先行試聴と公開インタビューを行います。インタビュアーは今このチャンネルを見ているみなさんです。どんどんTwitterのアカウントでコメントや質問をして、それをミトさんに答えていただきたいと思っています。3月1日から行われるフリー・ダウンロード楽曲や、レコーディングの話、ニュー・アルバムやクラムボンのお話まで色んな質問をTwitterのアカウントでログインして書き込んでください。では、早速ミトさんをお呼びしたいと思います。よろしくお願いします。
ミト(以下M) : よろしくお願いします。
K : 早速3月1日からフリー・ダウンロードとなる「tiny pride」という曲についてお聞きしたいと思います。これのすごいところって、なんと24bit/48kHzの高音質WAV音源なんですね。期間は、3月1日月曜日の12時から3月8日の12時まで。ではその「tiny pride」を早速みなさんに聞いてもらいましょう。
M : じゃあ、本邦初公開のニュー・オリジナル・アルバムから「tiny pride」。


昨年10月10日に日比谷野外音楽堂で行われたワンマン・ライヴ『クラムボン 10月10日に10周年 ありが10!!!』で初披露され、話題になった楽曲。

「tiny pride」のダウンロードはこちら

M : どうでしょうか?
K : コメントがどんどん来てますね。<一人で見てる気がしない>っていうコメントがきてますね。
M : よかった。野音で演奏する前の9月頃に曲作りをした時のデモに入っていたのがこの曲だったんですよ。ギターで1・2時間かからないぐらいで作って、歌詞も僕が書きました。みんなに聴いてもらったら盛り上がったので、そのままセッションして仕上げました。歌詞の最初に「どうにかきみと歩いて来たね」ってある通り、経てきた感の強い曲ですね。そういう曲だから、あえて野音で演奏できるようにしたんです。去年の野音はデビューの頃の『JP』から順番に時系列で曲を演奏したんですよ。そして最後にこの新曲「tiny pride」をアンコールでやって、すごくグッときました。感情が入りすぎて、郁子が唄えなくなるのを抑える練習が要りそうなぐらい。

K : すごくいいお話! じゃあ、今からこの「tiny pride」に関する質問をUstreamで募集します。私がひとつ質問をするので、その間に書き込んでいただきたいと思います。まず、今回フリー・ダウンロードの曲に「tiny pride」を選んだのはなぜですか?
M : アルバムには色んな要素があって、3人が全く演奏していないような曲も普通に収録しています。そんな中でこの「tiny pride」はバンドで一発録りした一曲なんですね。うちのスタジオは山小屋みたいなんですけど、この曲やったときに3人の楽器が部屋によく響いたんですよ。これいいねって話になるぐらい。だから、こういう曲は録音した時の臨場感をそのまま聞かせたい。その響きはCDとかの音質では損なわれてしまうかもしれないので、高音質で配信しようと思いました。最大限の音やエネルギーだったりパッションだったりとか、そんなものがみんな入っている状態にできるだけ近い音で聞いてもらいたいと思って。

K : ありがとうございます。次の質問です。<曲名はどんな意味を含んでいるの?>という質問がきましたね。
M : あんまり考えていないんですよね。
K : なるほど。でも、サビのところで歌詞の中に「tiny pride」って出てきますよ?
M : 曲を作るときの仮歌で「tiny pride」って適当に出てきたんですよ。英語の意味はよく考えずに。そこから逆に広げてみたらどうかと思って歌詞を書いていったんです。

K : <24bitの音の明確な違いは?>これは私もご教授いただければ(笑)。
M : わかりやすくいうと、bitってレゴ・ブロックみたいなもんだと思ってもらえればいいんですよ。CDのレゴ・ブロックの16bitを基本にして、例えば4万個ぐらいのレゴ・ブロックがあって、その中で面白い形の建物を作る事ができるわけですよ。だけど、ちょっとbitダウンしたものは、4万個あったレゴ・ブロックが1万個になるわけですよ。
K : 減るって事ですね。
M : そう。減っちゃうんですよ。だけど、形はそれに似たようなものを作れるわけ。じゃあ、24bitってなにかっていうと、24bitは16bitの1.5倍で6万個のレゴ・ブロックで、その分建物のディテールとかもどんどんきれいな形にできる。実はここの窓はもうちょっと奥行きがあってこういう感じなんだっていう事ができるんですよ。で、もっと言うと生の音、例えばアナログの音なんだけれども、それを録音するときは基本的に24bit/48kHz。48kHz は周波数って言って、レゴの色みたいなもの。48kHzっていうのは、CDの44.1kHzよりも多いから、青もただのブルーじゃなくて、ちょっと青空っぽいブルーにもできる。そういうような違いだと思ってもらえればいいんですよ。レゴでできた面白い建物をじっくり楽しく長く見れるっていう意味で、24bit/48kHzの方が良いと思うんです。しかも、僕らが最初に録音する箱の中身は、24bit/48kHzなんですよね。
K : なるほど。CDになると中身が減っちゃうんですよね。
M : そうそう。最大限の音が入って、最大限のエネルギーだったりパッションだったりとか、そんなものがみんな入ってるものが、24bit/48kHzと思ってもらえればいいですね。

K : では、次の質問です。<ラーメンが好きなんですか?>(笑)。
M : ラーメンはすごく好きです。クラムボンの携帯サイトで書いてるコラムでもよく取り上げてます。店の入り口の内装や、ラーメン頼んでから来るまで何分、店員がどんな修行をなさってたとかの一連の流れがすごく好きで。ラーメンっていうものも音楽と同じでルーツを探っていくと、すごく面白いんですよ。なぜミニマル・テクノができたかみたいなものですよ(笑)。

K : そう、似てるんですね・・・。次は、<「tiny pride」は、アナログ・テープを回しましたか?>という質問です。
M : 「tiny pride」では、使わなかったです。メンテナンスが結構大変なのと、ウチのスタジオにあるテープマシンはそんなにいいものじゃないんですよ。調整もしなきゃいけないし。モールスってバンドは、そのアナログ・テープを回して録音してましたけどね。スタジオは、僕らが使わないときは他で貸し出しているんですよ。基本的には仲間内に貸しているので、あんまり公表はできないんですけど。

K : <「tiny pride」をアルバムのメイン曲にしたのは何故ですか?>
M : メイン曲ってつもりはないですよ。あくまで収録楽曲のひとつ。この事は結構言わないとなって思っています。今回、うれしい悲鳴なんですけど、13曲ある全部の曲の粒がそろってて、一個一個の立ち上がりがはっきりしてるんですよ。その中で24bit/48kHzで気持ちよく聞ける曲として最初にあがったのが「tiny pride」だったので、別にメイン曲ではないんですね。

K : ありがとうございます。<Twitterが普及した事で、今こそもう一度クジャムボンと思った事はありませんか?>
M : なるほどね。クジャムボンって言っても、知らない人もいますよね? クジャムボンは4、5年ぐらい前にクラムボンでやっていた、テープ・ツリーというファン同士のコミュニケーション・システムです。まず、僕ら3人でセッションをして、ライブ会場とかでお客さんに録音してもらう。なおかつその音源をお金のやり取りなしでトレードしてもらう、という事をやってもらってたんですね。ツアーとか、色々なところでセッションをしてかなりの数をやったんですけど、オークション上に流出してしまって、「一回出ちゃったらもうやめます」って言ってたので、今は停止してるんです。でも、これだけリージョン・フリーしてる時代だし、今はUstreamもあるから。これでクジャムボンをやるとしたらどういう感じになるのかなっていう事はちょっと考えてます。なおかつ、そのセッションしたネタが、次の新しい曲の元素材になったりする事もあるんですよ。リアル・タイムでこっちで見てて、Ustreamで聞いてる音源のこのパートのところ、これがこの前のあの曲だったねみたいな、なんかそういう状況になってもすごい面白いなあと思います。
K : この質問からすごく広がりそうですね。
M : うん、なにかできると思いますよ。

K : <使っているアコギの音が好きなので詳細を教えてほしいです。>
M : 一昨年アコギを新品で買ったんですよ。大阪のアメリカ村三角公園の近くのBIG CATっていうライブ・ハウスの正面ぐらいにトップ・ザ・ギター・アレックスっていう楽器屋さんがあるんです。基本的に手作りギターがメインのお店。その中のひとつで、西野春平さんていうクラシック・ギターを作っている人が、アコギも一緒に作っていて、アレキサンダーってメーカーで出してるんですよ。岩崎愛ちゃんっていうギターの弾き語りの子のプロデュースをやった時に、彼女がアレキサンダーのギターを使っていて、とにかくすごいいい音だった。レコーディングしても、マイクを適当に一本置いただけで、すごく気持ちいい音が録れて。それでもう感動しちゃって、どこで売っているのかを聞いて、オーダー・メイドのギターだって教えてもらったんです。西野春平さんは所沢にいらっしゃるビルダーの方で、クラシック・ギターの中では有名な方なんです。「tiny pride」の今回のレコーディングで使ったのもそのギターです。

K : はい、では第一部最後の質問。<最近、ミトさんがお気に入りのバンドの曲は?>
M : Monolakeっていうテクノ・アーティストの『Silence』っていうアルバムです。1枚がちょっとしたストーリーになってて、ジャケットは雪が積もってる西洋の街みたいな感じなんですよ。サスペンス・ホラー映画みたいな音なんだけど、すごい雰囲気がよくてミニマルなんです。昨日ちょうど仙台で時間がむちゃくちゃ空いたんですよ。リハが終わって、郁子と二人で温泉行かない?って話になって。車で曲をかけながら夜道を移動したんですけど、やっぱり仙台の街も30分ぐらい行くと真っ暗になるんです。もうほんとなんにもない、うちの小淵沢のスタジオと同じような感じで。それを聞きながら、これ今のところで多分吸血鬼出てきたよね、みたいな事言いながら盛り上がってました。Monolakeすごくいいですよ。

K : ありがとうございました。では、ここで5分休憩を挟みましょう。

第2部 ニュー・アルバム、そしてクラムボンについて。

K : 第2部の最初はアルバムについての質問を募集します。みなさんに書き込んでもらう間に、また私からお話をうかがいますね。今回3年ぶりとなるオリジナル・フル・アルバムなんですよね?
M : 『Musical』を出して、次の年が郁子のソロだったんですよ。そのあと、『Re-clammbon 2』を出したんですね。時間が経つのは早いですよね。
K : アルバム制作期間は、どれくらいだったのですか?
M : 実はアルバムを作ってる期間は大してなかったんですよ。2009年の9月に曲作りで3週間小淵沢のスタジオにいました。その最中にも別の仕事があって、それを片付けたりするのに時間がかかって。結局1週間くらいしかクラムボン用の作業はできなかった。その中のひとつが今CMで流れてるUR賃貸の「My Grandfather's Clock」のトラック作りです。10月にも1週間ぐらいあったけど、その時点では5・6曲もなかった。これちょっとやばいなと思いつつも、断片だけはどうにか頑張ろうって、11月にまた2週間作業に入ったんです。作業に入った当初に、とあるサイトのタイアップで音源が欲しいって言われてしまって、それを中心に一から作り直したら、その2週間もすぐに終わってしまった(笑)。12月にも2週間あったので、結局そこで全部録り終えなきゃならなくなったんです。12月30日に録り終えて、31日に東京に戻ってきて、ミックスとエンジニアをやってくれたtoeの美濃くんには1月3日に電話をして、機材のやり取りをして、4日にはもうスタジオに入ってましたね。アルバム制作が終わったのは、そこから1週間もなかったんじゃないかな。
K : すごいスピード感ですね。
M : 全然ゆっくり作っていないんですよ。最近、僕らは作り始めようって時まで作んないんですよ。
K : それでは、そのニュー・アルバムからもう1曲聴いてもらいましょう。
M : これも今回初披露。アルバム・バージョンの「NOW!!!」です。それこそototoyに縁のある、高音質配信第一弾だったんですよね。では、「NOW!!!」を聞いてください。


昨年8月に配信限定でリリースした、オリジナルとしてはなんと2年ぶりとなった作品。ニュー・アルバムに収録されるものとは別ヴァージョンです。プロデュースはクラムボン自身。ゲストにバービー・ボーイズのKONTAがソプラノ・サックスで参加した、ポップでポジティヴなナンバー。

「NOW!!!」配信限定ヴァージョンのダウンロードはこちら

M : 曲はどうだったでしょうか? <かっこいい>ってコメントがありますね。
K : <みんなで踊りたいって>コメントもありますよ。
M : うれしいですね。
K : はい、早速アルバムへの質問が来ています。<このアルバムを色に例えると何色ですか?>
M : ちょうど先週ぐらいにアルバムのデザイン・チームとみんなで話してたんですけど、ある種すごく色々な要素があるから、今回のアルバムは色に例えなくてもいいかもねっていう話をしてたんですよ。色に例えても、ものすごい情報量だから、透明になっちゃったみたいな感じですね。

K : じゃあ、次の質問にいきますよ。<曲順を考えるときに気をつけている事は?>
M : そんなに考えないですよ。ラフ・ミックスの状態で集まっている曲を思いつきで並べるから、そんなに時間は、かからないですね。すごい自然な流れっていうか、あんまりコンセプト的にこうだっていうのはほとんど考えてなくて。この部分に、こういう感じの曲を入れたいという時はあるので、そういう時は作り直してみたりとか、それ用の曲を作ってみたりっていう事はありますけどね。
K : すっごい決まらなくて煮詰まる時はあるんですか?
M : 曲決めとかで考え込むとすぐに飽きちゃうんですよ。だからもうさっと決める。

K : では次の質問です。<なにか突飛な楽器を使ったりしましたか?>
M : まさに今かけた「NOW!!!」では、小林武史さんの周りでもお仕事をされている皆川さんが、クラムボンの去年のツアーでも使っていたピアニカを入れてくれました。それはラインでエフェクターもつなげて、ギターみたいに歪んだ音も出せるんです。

K : <テノリオンは使いましたか?>
M : テノリオンは、使いましたね。打ち込み的な曲もいくつか入っているんですけど、それのベーシックはほとんどテノリオンかな。テノリオンは楽なんですよ。ほんとに面白い。コントローラーとして面白いっていうか、ほとんどおもちゃで、音楽を作るって事から外れる事が出来るんです。頭でっかちな人は逆に考えちゃうかもしれないけれど、もっと自由にやればもっともっと聞いた事のない音楽を生み出す事が出来る。特にリズムっていうのはグルーヴが必要だし、頭では考えないで、でもいい場所に配置していく事が重要なんです。そういう事って一個一個きっちりやっていかなきゃならないので、めんどくさいのですが、テノリオンはパッと瞬時にパターンができるからとても楽です。

K : <何曲入りですか? ゲスト・ミュージシャンは?>
M : エンジニアもやってる美濃くんにはギターをちょっと弾いてもらいました。あとは、徳沢青弦カルテット。僕と原田知世さんのツアーで一緒にやってくれている、ヴァイオリンの伊藤彩ちゃんが入っています。それから、Small Circle Of Friendsの東さん。ラップで入ってもらってます。で、皆川真人さん。あとは、僕のMac Pro。
K : Mac Proという事は、Web Diceのブログに書かれていた「(仮)Bug」っていう曲をアルバムに入れたって事ですか?
M : そうですね。素敵な生まれ方をした曲で、僕のパソコンがバグを起してしまったんですよ。故障じゃないんですけど、とあるアーティストのサンプル音源を聞こうと思ったら、それを再生するソフトが僕のマックと相性悪かった。約30小節分ぐらいのぷつっぷつってデジタル・ノイズみたいな音が1分間流れ続けたんです。それを聞いていたら、そこにコードもメロディもひとつの曲の構成も全部出来上がっていたんですよね。何回も何回も同じ風にリピートして聞いても、クラシックの曲みたいに完成されていて、その事があまりにもすごくて、その日中に、郁子と大助にも聞かせましたよ。「これ何にもやってないんだよ」って。曲を作ろうと思ってソフトを使い、偶発性プログラミングをした中でパソコンが自動生成してくれる音楽はいくつかあるんだけれども、そうじゃなくて、パソコンという人工物でありながら、まったく自然現象と同じように曲が生まれた事がすごい。これはどうにか録音しなきゃダメだと感じて、アルバムに入れました。こういう経緯があったので、僕らの曲だってクレジットにも書いていないんですよ。作曲者名には、Mac Proって書いてあります(笑)。だから、ゲスト・ミュージシャンはMac Proって事ですね。
K : 素敵なプレゼントのようです。
M : 音楽やってて面白いなと思う事はいくつもありますけど、こんなに新鮮に思える事はちょっとないですね。もし、詳細が気になったらWeb Diceの僕の「(仮)Bug」っていう曲ができたっていう日記を読んでもらえれば分かりますよ。

K : ここですごいコメントが来ました。<19時40分に赤ちゃん生まれました。>
M : うわぁ。凄い。リアル・タイムでそういう断片が共有できるっていうのはすごい事だよね。コメントくれた方は赤ちゃんの情報も教えてくださいね。

K : さて、インタビューも残り15分ほどになりました。今度は、クラムボンに対する質問をいただきたいと思います。では、最初の質問にいきましょう。<10年前に比べて一番変わったと思う事は何ですか?>
M : 個人的な事で言えば、家族ができた事は一番大きいですよ。やっぱり子供3人で、5人家族になったわけで、それは自分でもすごいびっくりしています。でも、クラムボン自体はあんまり変わってないんですよね。僕らとしては、ずっと同じ事しかやってない。周りから見ると波はあったんでしょうけど、あんまり深く考えない人たちなので、3人とも全然普段と変わらない。昨日とかも普通に世間話とか、来年はどうしようかみたいな話をしていました。話す内容も昔と全然変わらないですよ。みんな楽しんで出来るほうに持っていくタイプの人間だし、あんまり気張らずにやれたらいいなとは思っています。

K : では、最後は一問一答のような形でいきましょう。<クラムボンの今後の野望を一言お願いします。>
M : ぬるく行きたいと思います。

K : <北海道ツアーはやりますか?>。
M : アルバムのタイトルもツアーの内容も含め、近日確実に公表します。

K : <クラムボン3人でototoyインタビューっていうのはありますか?>
M : それもやりましょうかね。
K : みなさん聞きましたか? クラムボン3人でのototoyインタビューが決定しました!!(笑)

K : <ロンドンでライブしてくれたらうれしいです。>
M : 郁子がこの前ライブしたんですよ。HiMのツアーのオープニングをやって結構うけたって言ってましたね。

K : <KAIKOOフェスはどんな感じになりそうですか?>
M : BOSSくんたちTHA BLUE HERBが出るね、ぐらいです(笑)。クラムボンはtoe 美濃くんのつながりで出演する事になりました。

K : おっ? 赤ちゃんが生まれた方からコメントが来ました。<体重は2780gです>
M : すばらしいです。お母さんも健康体だろうね。おめでとうございます。

K : <最近Twitterでアニメの話をしてくれないのでさびしいです。>
M : アニメは最近忙しく見れてません。ただ、子供と涼宮ハルヒの映画を見に行く事は決まってますよ。

K : それでは、最後に私から質問します。今回のUstream公開インタビューの試みはどうでしたか?
M : 新鮮でした。例えば僕らのツアーの打ち上げを中継してミンナで余韻に浸ったりとか、ラフな感じの事を面白くやれるだろうなと思います。僕らも楽しめる事だったら、なんでもやっていきたいと思っています。
K : それでは、ミトさんありがとうございました。長い間視聴してもらったみなさん、ありがとうございました。最後にもう一回「tiny pride」を聞いていただいて終わりにしたいと思います。
M : はい、「tiny pride」3月1日ダウンロードです。聞いてください。

クラムボン関連作品を紹介


For Long Tomorrow / toe
ニュー・アルバムのエンジニアを務めた美濃隆章が参加するバンド。『New Sentimentality ep』以来4年ぶりとなる本作は、原田郁子(クラムボン)をフィーチャリングしたリード・トラック「After Image」、フジ・ロック・フェスティバル07で好評を得た土岐麻子バージョンの「グッドバイ」、そして朋友千川弦(Ex.Up and Coming / Pre.Dry River string)をゲスト・ボーカルとして迎えた「Say It Ain't So」を含む全13曲を収録。新たなフェーズへと突入したサウンドに、ただ圧倒されるばかりです。
toeインタビュー

HiM

¥ 1,572


ん / HiM
ダグ・シャーリンのサイド・プロジェクト。原田郁子(クラムボン)はゲストとして2曲に参加し、約1ヶ月に渡るヨーロッパ・ツアーにも参加しました。mumやBenni Hemm Hemmのブラスを担当するエイキ、ワシントンDCのミュージック・シーンを下支えするデヴィン・オカンポが随所でアルバムを盛り上げていて、前作にはなかったブラスやマリンバが加わったことにより、ダイナミックかつスケール・アップしたサウンドに。女優・菊池凛子も作詞とボーカルで1曲参加しています。
HiM特集ページ


WATER FLAVOR EP / SOUR
ミト(クラムボン)がプロデューサーとして参加、エンジニアに高橋健太郎を迎えて制作されたミニ・アルバム。水の香り、木々の響き、確かな空気の手触りを感じられ、音のひとつひとつが染み込んでくる柔らかで温かい作品です。リード・トラックの「日々の音色」のミュージック・ビデオは、2009年文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門で大賞を受賞。
SOURインタビュー

クラムボン 全国ツアーが決定 【clammbon tour「2010」】

  • 5月7日(金) 大分 T.O.P.S
  • 5月8日(土) 長崎 DRUM Be-7
  • 5月10日(月) 山口 Cafe de DADA
  • 5月11日(火) 鳥取 米子ベリエ 
  • 5月13日(木) 広島 横川シネマ
  • 5月14日(金) 広島 向島洋らんセンター(展示棟)
  • 5月16日(日) 京都 flowing KARASUMA
  • 5月18日(火) 滋賀 酒遊館
  • 5月20日(木)、21日(金) 兵庫 神戸cafe FISH!
  • 5月23日(日) 愛媛 若草幼稚園(松山市味酒町)
  • 5月25日(火) 香川 高松DIME
  • 5月26日(水)@大阪 中津ピエロハーバー ★追加公演
  • 5月28日(金)@岐阜 club roots ★追加公演
  • 5月30日(日) 山梨 森のカフェレストラン灯鳥 potori(尾白の森名水公園べるが内)
  • 6月1日(火) 静岡 浜松 窓枠
  • 6月3日(木) 三重 MAXA
  • 6月5日(土) 福井 CHOP
  • 6月6日(日) 富山 club MAIRO
  • 6月8日(火) 新潟 上越 高田世界館
  • 6月11日(金)@神奈川 ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター(YCC) ★追加公演
  • 6月12日(土)@神奈川 ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター(YCC) ★追加公演
  • 6月16日(水) 福島 郡山 CLUB #9
  • 6月17日(木) 宮城 仙台 darwin
  • 6月19日(土) 秋田 Club SWINDLE
  • 6月20日(日) 岩手 盛岡 CLUB CHANGE WAVE
  • 6月23日(水) 北海道 旭川 CASINO DRIVE
  • 6月25日(金) 北海道 稚内 HEART BEAT
  • 6月27日(日) 北海道 札幌 cube garden
  • 7月7日(水)@愛知・名古屋 能楽堂 ★追加公演
  • 7月9日(金)@大阪 なんばHatch ★追加公演
  • 7月13日(火)@熊本 八千代座 ★追加公演
  • 7月15日(木)@福岡 飯塚 嘉穂劇場 ★追加公演
  • 7月22日(木)@東京 中野サンプラザ ★追加公演
  • 7月23日(金)@東京 中野サンプラザ ★追加公演

PROFILE

福岡出身の原田郁子、東京出身のミト、北海道出身の伊藤大助が専門学校で出会い、1995年に結成。シングル『はなれ ばなれ』で、1999年にメジャー・デビュー。当初よりライヴやレコーディングなどにおいて様々なアーティストとのコラボレーションを重ね、楽曲提供、プロデュース、執筆活動など多岐に渡る活動を続けながら、バンドとして、独自のスタンスを築き上げている。野外フェスティヴァルにも数多く出演し、ライヴ・バンドとしての評価も高いなか、2007年7枚目となるオリジナル・アルバム『Musical』をリリース。その後行われたライブ・ツアー「tour Musical」を追ったクラムボン初のドキュメンタリー映画『たゆ たう』が2008年全国劇場にて公開。各地で異例のロング・ランを記録した(現在DVDとなって発売中)。 2009年はセルフ・カバーのリアレンジ集第2弾として、「Re-clammbon e.p.」(iTunes Store限定)、アルバム「Re-clammbon 2」を発表。その後わずか2ヶ月で新曲「NOW!!!」を新しい試みとなる高音質配信(24bit/48KHz WAV)にて発表。11月にはTHA BLUE HERBとのコラボ曲「あかり from HERE〜NO MUSIC, NO LIFE.〜」をタワー・レコード限定で発表している。また、昨年はデビュー10周年ということで、10月10日に毎年恒例の日比谷野外大音楽堂にて記念ライブを行った。

個々の活動もめざましく、原田郁子は2008年にソロ・アルバム『気配と余韻』、『ケモノと魔法』、『銀河』の3部作を発表。初回盤のブックCDは絵や物語も自ら手がけた。オオヤユウスケ(Polaris)・永積タカシ(ハナレグミ)とともに結成したバンド“ohana”や、様々なミュージシャンの楽曲、ライブにも積極的に参加している他、昨年は初の舞台 音楽劇「トリツカレ男」にてヒロイン”ペチカ”を演じピアノを弾き語り、全劇中音楽を青柳拓児(リトル・クリーチャーズ)と共に制作した(天王洲銀河劇場他、全19公演)。2010年1月には17公演のHIMのヨーロッパ・ツアーに参加。 ミトは、楽曲参加、楽曲提供、プロデューサー、ミックス・エンジニアとして、木村カエラ、ともさかりえ、SOUR、コトリンゴ、SUEMITSU & THE SUEMITHやグットラックヘイワなど、その他多数手がけており、その評価はどれも高い。2006年には“ mito solo project ”として、”FOSSA MAGNA“”dot i/o“”micromicrophone“とそれぞれ名義の異なるソロ・アルバムを、連続で3枚発表。常にジャンルの垣根を飛び越えようとするスタイルで、新しい音楽に挑戦しつづける。伊藤大助は、ギターリストASHと、ドラムとギターだけのバンド“LOTUS GUITAR(ロータス・ギター)” を結成し、昨年12月には2ndアルバム『second tide』を発表。都内を中心に、精力的なライブ活動を続ける。さらに、曽我部恵一バンドなどで活躍するドラマーのオータコージとツインドラム・インスト・インプロヴィゼーション・バンド“The Sun calls Stars”を結成し、各地のライブ・イベントに参加。アルバムは、ライブ音源を収録した『06・05・26』がある。

[その他] クラムボン

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