大人になったSALUが描く藍色の世界とは?──過去最高傑作『INDIGO』のハイレゾ配信がスタート!!

SALU

香取慎吾、尾崎豊の息子である尾崎裕哉、湘南乃風の若旦那、韓国のラップ・グループiKON等からの作詞オファーやSKY-HI(AAA・日高光啓)との共作アルバムなど、自身のクリエイティヴのみならず多方面で活躍を続けるラッパー・SALU。前作『Good Morning』はゲストにSalyuや中島美嘉、トラックにtofubeatsやケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)などを招き製作された意欲作でしたが、4枚目のアルバムとなる今作『INDIGO』はよりポップに重きを置いた1枚に。気になる客演には漢 a.k.a GAMI、D.O、そして今話題沸騰中のゆるふわギャングらが参加しており、そちらにも要注目。OTOTOYではハイレゾ配信とともに、レヴューを公開。SALUが描く藍色の世界とは?


SALU / INDIGO

【Track List】
01. WALK THIS WAY
02. LIFE STYLE feat. 漢 a.k.a. GAMI, D.O
03. TOKYO
04. SPACE
05. Dear My Friend
06. First Dates
07. Good Bye
08. 2045
09. 夜に失くす feat. ゆるふわギャング (Ryugo Ishida, Sophiee)
10. Butterfly
11. 東京ローラーコースター feat. FRAME a.k.a FAKE ID for Refugeecamp

【配信形態 / 価格】
24bit/48kHz WAV / ALAC / FLAC / AAC
単曲購入 324円(税込) まとめ購入 3,240円(税込)


SALU / WALK THIS WAY (Official Music Video)


【REVIEW】SALU『INDIGO』

名プロデューサー・BACHLOGICが認め、時代の寵児としてシーンに飛び出したファースト・アルバム『IN MY SHOES』、メジャー・レーベルからのリリース、周りの評価と自分の実力とのギャップに苦しみながら向き合ったセカンド・アルバム『COMEDY』。この2枚にはSALU自身が経た20代前半から中盤にかけて特有の焦燥感とヒップホップで上に向かおうとするギラギラした感情がせめぎ合っていた。この当時を象徴する1曲としてAKLO、Kダブシャインとの共演楽曲「RGTO」での「SALUくんには頑張ってほしい は? おまえが頑張れ 似非評論家」という彼のヴァースには当時の周りに対する苛立ちが爆発しまくっていてとても印象的だったのを覚えている。


AKLO「RGTO feat.SALU,鋼田テフロン & Kダブシャイン」

そこからSalyuや中島美嘉を始めとする女性シンガー、今まで関わりの無かったトラック・メイカーの起用など、自身に付きまとっていた呪縛から抜け出したのが前作『Good Morning』だろう。それは彼の登場以降次々にシーンを盛り上げるような若い存在が現れたことで「若さ」という基準で彼が判断されなくなったことや、BACHLOGICの手を離れて作品全体を自身でコントロールするようになったこともその理由だと思う。彼は大人になったのだ。

そうした変化を経たことでリリースされた今作『INDIGO』は、前作が今作に向けての方向性のシフトチェンジへの第一歩だとしたら、それをより推し進めた開放的でキャッチーな1枚となった。前作が多方面からの力を借りて「ポップ」に近づいた1枚だとするならば、今作はBACHLOGICの再びのジョインや、客演も漢 a.k.a. GAMIをはじめとしてラッパーのみで統一しているところからも、ヒップホップでどこまで「ポップ」に近づけるのかにフォーカスした作品なのではないかと思う。

ピアノのリフと力強い意思を表明するリリックが光るオープニング・ナンバー「WALK THIS WAY」、BACHLOGICによる浮遊感のあるトラックの上で東京の街を描いた「TOKYO」、ゆったりとしたディスコティックな歌モノ「SPACE」、レゲエ・フレーヴァー漂うラヴ・ソング「First Dates」など様々なテイストを織り交ぜつつも、彼が今表現したいヒップホップが落とし込まれている今作だが、やはり注目は漢 a.k.a. GAMI、D.Oという先輩2人との「LIFE STYLE」、現在各所で話題を振りまくユニット、ゆるふわギャングの2人が参加した「夜に失くす」、札幌時代から付き合いのあるFRAME a.k.a FAKE ID for Refugeecampを客演した「東京ローラーコースター」の3曲だろう。

彼が一つ階段を登った階段、さらにその先にいる先輩2人による強いヒップホップへの肯定を歌うリリックに痺れる「LIFE STYLE」、MGMTの「Kids」のあのギター・リフのサンプリングと、ゆるふわの2人がオートチューン無しで歌うのが新鮮な「夜に失くす」、origami PRODUCTIONSの関口シンゴによる軽妙なトラックに付き合いの長い2人故の肩の力の抜けたリリックが気持ち良い「東京ローラーコースター」...。このタイミングで先輩、後輩、そして昔からの仲間を呼んだのも、今の彼だからではないだろうか? 先輩に対するリスペクト、若手のフックアップ、盟友と曲の上での再会。かつての彼であれば避けていた、出来なかったことに彼が真摯に取り組んだということに思わずグッときてしまう。このアルバムのタイトル『INDIGO』は藍染=愛に染めるという意味らしいが、「愛」を歌える強さと優しさを手に入れて大人になった彼は、次にどんな世界を歌うのだろうか。


SALU / 夜に失くす feat. ゆるふわギャング (Ryugo Ishida, Sophiee)【Official Music Video】

SALU DISCOGRAPHY

SALU / Good Morning

2016年作、3枚目のフル・アルバム。Salyuや中島美嘉、SHINCO(スチャダラパー)、tofubeatsなど個性的なアーティストが参加。現代の日本へ警鐘を鳴らすリリックが印象的な「Nipponia Nippon」は是非一聴を。

SKY-HI×SALU / Say Hello to My Minions

SKY-HI(AAA・日高光啓)との共作アルバム。スキルフルな2人による攻めたリリックと、現行のUSシーンへ肉薄していくようなトラックやフローが印象的な1枚。

PROFILE

SALU

1988年札幌生まれ、神奈川育ち。
14歳で日本語でラップを書き始めた噂のニュータイプ、SALU (サル)。
根無し草のように日本各地、果てはシンガポールを転々とし、路傍の詩人としてスタートする宿命を背負った彼ならではのワードセンスと胸に刺さる詩情溢れるリリックは、香取慎吾、尾崎豊さんの長男でシンガーソングライターの尾崎裕哉、湘南乃風の若旦那、また海を越えて韓国のラップスターiKONなど、作詞オファーも後を絶たないが、ラップという音楽スタイルもあり、ある意味では代官山のセレクトショップのような、”知る人ぞ知るシンガーソングライター”だったブルー(=INDIGO)の色彩を帯びた孤高のカリスマは、衝撃のデビューアルバム『In My Shoes』から5年かけて、ホームベース=ATSUGIから世界が注目する特殊性と多様性に満ちたこのTOKYOを五感で感じながら、競争と嘘が横行するこの街に転がる世界に羽ばたくチャンスを、本腰を入れて掴みにいこうとする意気込みと成長がうかがえる。
2017年5月24日に4枚目のアルバム『INDIGO』をリリース。

OFFICIAL HP : https://www.salu-inmyshoes.com/

OFFICIAL Twitter : https://twitter.com/salu_info

OFFICIAL Instagram : http://instagram.com/salu_info/

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レヴュー

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