踊らされるのではなく、自らの意思で踊れ──BRAHMAN、久々となるシングルをリリース!!

左より、MAKOTO、RONZI、TOSHI-LOW、KOHKI

結成23年目を迎えた現在もなお、精力的なライヴ活動で多くの人々を惹きつけ続けている日本を代表するハードコア・パンク・バンド、BRAHMAN。そんな彼らが前作『其限』のシングル発売から約1年9ヶ月ぶりとなる作品、『不倶戴天 -フグタイテン-』をリリースした。「ともにこの世に生きられない、また、生かしておけないと思うほどの恨み・怒りの深いこと。また、その間柄。」という意味のタイトル・ナンバーから、古くから対バンなどで親交を深めてきたTHA BLUE HERBのILL-BOSSTINOをゲストに招いた「ラストダンス」などを含む全3曲が収録された今作は、進化と深化が表現された傑作のシングルとなっている。ここまで続けてきたからこそ描ける、彼らの新たな到達地点に是非とも触れて欲しい。


BRAHMAN / 不倶戴天 -フグタイテン-

【Track List】
01. 不倶戴天
02. ラストダンス featuring ILL-BOSSTINO (THA BLUE HERB)
03. 怒涛の彼方

【配信形態 / 価格】
16bit/44.1kHz WAV / ALAC / FLAC / AAC
単曲購入 257円(税込) まとめ購入 771円(税込)

【REVIEW】BRAHMAN 『不倶戴天 -フグタイテン-』


BRAHMAN 「不倶戴天」MV

ーー「すなわち許すってことだ」

今作『不倶戴天 -フグタイテン-』のタイトル・ナンバーの歌詞の最後にはこんな一節が出てくる。「不倶戴天」という言葉には一緒にこの世に生きられない、また、生かしておけないと思うほどの恨みや怒りという意味があり、実際の曲も歌詞、楽曲ともに怒りが前面に押し出されている。しかしこの曲の肝はラスト1分の展開だ。ギター・ソロから徐々に曲に高揚感が帯びていき、ヴォーカルであるTOSHI-LOWはこう歌う。

ーー「笑い 終える 望み 日々を渉る 分かり あえる 分かち 日々を 君と」

その前の怒りから一転して歌われる歌詞は最初に記した「許すこと」へと最後帰結していく訳だが、この部分は20年を超えてもなお、止まらずに走り続けてきた今の彼らにしか出来なかった表現だと思う。世の中へ不条理や不満に対する怒りは消えないが、それでも人と人は分かり合える、許せるのだという彼ら自身がバンドを続けてきた中で見えた答えがここにあるような気がしてならない。

また、古くから対バンを重ねてきたTHA BLUE HERBのMC、ILL-BOSSTINOとのコラボレーション楽曲「ラストダンス」も彼らがここまで止まらず、そしてまた同じくTHA BLUE HERBも止まらなかったこそ出来た楽曲だろう。お互いの活動当初はもちろん、10年前、5年前、どのタイミングでもなく今、まさに機は熟したという絶妙なタイミングだからこそ両者は混ざり合うことが出来たのだ。祭囃子のビートに乗って吐き出されるBOSSのラップが乗るこの曲のテーマも同じく怒りだが、この曲でも最後は怒りを超えてその先に向かえ、何かに踊らされるのではなく、自分の意思で踊れと問いかけている。3曲目の「怒涛の彼方」でも伝えたいメッセージは前2曲に近しく思える。それは怒りだけではなく、自らと向き合い答えを出せと。

思えば彼らの前のアルバム・タイトルは「超克」だった。その意味は困難や苦しみに打ち勝って、それを乗りこえることだが、このアルバムを出した時、彼らの楽曲は完全日本語詞になり、ライヴのパフォーマンスもMCを挟むようになるなど古くからのファンの中での賛否も分かれていた時期、変化のタイミングだったように思える。そこから結成20年のメモリアル・イヤーを越え、本当の意味で前作「超克」の世界観を体現することが出来たのが今作『不倶戴天』なのではないだろうか。幾度も困難を越え、次なる高みへ向かう彼らのマイルストーンとして重要なシングルとなったのは間違いない。

(Text by 高木理太)

ベスト・アルバム『尽未来際』ハイレゾにて好評配信中!!

BRAHMAN / 尽未来際 THE EARLY 10 YEARS(24bit/48kHz)

デビューからセカンド・アルバム『A FORLORN HOPE』までの音源の中より、選りすぐられた全21曲を収録。『THE EARLY 10 YEARS』と名付けられているものの、現在もライヴで頻繁に演奏される重要な楽曲が多数収録されており、曲順も年代別ではなくライヴを意識した流れとなっている。

BRAHMAN / 尽未来際 THE LAST 10 YEARS(24bit/48kHz)

サード・アルバム『THE MIDDLE WAY』から2015年にリリースしたシングル『其限』までの音源の中より、選りすぐられた全21曲を収録。『THE LAST 10 YEARS』と名付けられたこちらは前述のアルバムと比べると圧倒的に日本語詞が増え、”言葉を伝えること”に対するバンドの変化を伺い知ることが出来る。

LIVE INFORMATION

TOUR 2017 「戴天」

2017年4月12日(水)@神奈川県 横浜BAY HALL
2017年4月15日(土)@愛媛県 松山 W Studio RED
2017年4月16日(日)香川県 高松 fasthalle
2017年4月21日(金)@福井県 響のホール
2017年4月22日(土)@富山県 富山 MAIRO
2017年4月24日(月)@長野県 松本 Sound Hall aC
2017年4月27日(木)@愛知県 名古屋 DIAMOND HALL
2017年5月20日(土)@福岡県 DRUM LOGOS
2017年5月23日(火)@山口県 RISING HALL
2017年5月25日(木)@滋賀県 U STONE
2017年5月27日(土)@大阪府 なんば HATCH
2017年6月6日(火)@宮城県 仙台Rensa
2017年6月7日(水)@岩手県 盛岡CLUB CHANGE WAVE
2017年6月15日(木)@東京都 新木場 STUDIO COAST

PROFILE

BRAHMAN

TOSHI-LOW(Vo.)
KOHKI(G.)
MAKOTO(B.)
RONZI(Dr.)

BRAHMAN OFFICIAL HP : http://www.brahman-tc.com/

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