日常こそスペシャルに──★STAR GUiTAR、全編インストのベスト・アルバムをリリース

華麗なピアノの音色とテクノを基軸にダンス・ミュージックの歴史に挑み続ける「★STAR GUiTAR」。昨年11月にリリースされた歌モノにフォーカスしたベスト・アルバム『Here and There』に続き、今回は彼の真骨頂ともいうべきインスト楽曲のベスト盤をリリース! オトトイではもちろんハイレゾ配信を実施。今作には、JAZZとダンス・ミュージックをクロスオーバーする話題のバンドStill Caravanをはじめ、Chieko Kikuchi(KAGERO)、fox capture plan、H ZETT M、Hidetake Takayama、Hiroko Sebu、MELTEN (JABBERLOOP,fox capture plan)、re:plus、Schroedr-Headzという超豪華な面々が集結。珠玉の楽曲が15曲収録されています。今回のインタヴューでは、インストを手がけるなかで生じた彼自身の考え方の変化や、このアルバムに対する思いなどを語ってもらった。

インスト楽曲のベスト・アルバムをハイレゾで!


★STAR GUiTAR / Special Ordinary

【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC
>>>ハイレゾとは?

【配信価格】
単曲 300円(税込) / アルバム 2,000円(税込)

【収録曲】
1. Live feat. Hidetake Takayama
2. forgive feat. re:plus
3. Changing The Same
4. echoes feat. H ZETT M
5. Calling feat. Hiroko Sebu
6. Future - Find me if you can
7. The Curtain Rises feat. fox capture plan
8. Nothing Gonna Change My World feat. Schroeder-Headz
9. Something New feat. Still Caravan
10. Moments Of Clarity -Jesus, Joy of Man’s Desiring
11. Be The Change You Wish
12. Butterfly Effect feat. Hidetake Takayama
13. oK
14. Will feat. Chieko Kikuchi (KAGERO)
15. Rise in revolt feat. MELTEN (JABBERLOOP, fox capture plan) reconstruction


★STAR GUiTAR/Something New feat. Still Caravan/


INTERVIEW : ★STAR GUiTAR

今回インタヴューするアーティストは、誰かのBGMになりたかった男。彼は一人で想像し、その想いを誰かと共有し、そしてとても美しいサウンドを生み出すことに長けている。さてさて、彼はあまりにも多くの名曲を生み出してしまった。このベスト・アルバムは、そんな彼の少しの軌跡。そしてこのインタヴューで訊くことができたその作曲のエネルギーは、とってもシンプルなものだった。

インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 岡本貴之
写真 : 大橋祐希

知らなかったものを知ったことで欲求が生まれた

★STAR GUiTAR

──今回のベスト・アルバム『Special Ordinary』はインストのベストですね。前回歌モノのベスト『HERE AND THERE』を出したこともあって、インストのベストを出したくなったのでしょうか?

もともと、ベストを出すなら別々に出すのか2枚組とかで一緒に出すのかっていうのは考えていたんです。だけど、★STAR GUiTARは前半と後半でやっている音楽が変わっちゃっているので一緒にするとまとめづらいということがあって。だったら割り切って歌モノとインストで別々のベストを作っちゃおうかという感じです。

──★STAR GUiTARにとって歌モノとインストってどのような定義の違いがあるんですか。

うーん、主役がいるかいないかですかね。インストは主役にも脇役にもなるけど、歌はあんまり脇役にはなれないから。

──インストの主役っていうのは? 例えばピアノとか?

僕の場合は、ピアノが圧倒的に多いですね。

──それは、★STAR GUiTARが弾くピアノですか?

最近はそれにだんだん寄ってきてはいますけど、最初の頃はピアニストとコラボするというのがまずあったので、スタートはそこなんだと思います。その人たちのおかげで自分のピアノというのが出てきてますけど、やっぱりピアニストとのコラボというのが僕の中のインストのイメージとして近いですね。


★STAR GUiTAR『Special Ordianry』digest

──ご自分のピアノの比率が上がってきたのはどうしてなんでしょうか。

知らなかったものを知ったことで欲求が生まれたからなのかなって思います。ピアニストの人たちとやるまでは、その人たちにしかできないものがあるっていうのがすごくあった。自分も知識がなかったのでなんか“難しいもの”っていうイメージが自分の中では先行していたんです。だけどやっているうちに「あ、こんなにシンプルでいいんだ」というのはすごくわかってきて。一緒にやったことで得た知識とそこからの好奇心で、「自分でも何かできるんじゃないか」って気持ちが生まれたんです。

──聴きながら、なんとなく『BLUE GIANT』っていう漫画が頭によぎったんですよ。

ああ、いいですよね。あの漫画は本当に音が出てきますよね(笑)。僕はあの主人公がすごく羨ましいんですよ。僕はあそこまで感情を表に出せないし、やろうと思っていても押さえてしまうんですよ。だからあれくらい感情を出せる人が本当に羨ましいです。

──逆に、一緒にやった人の中で感情むき出しのミュージシャンって誰がいました?

コラボしていて1番最初のレスポンスで返ってきた音で「この人は本当にすごい」と思ったのは、sébuhiroko(世武裕子)さんです。世武さんが1番変態ですね(笑)。

──それは意外ですね! どこが?

世武さんは僕がシンプルなコードとリズムだけの構成を仮に作ったものに、全然関係ないものを返してきてくれたりして。「なんだこれ!? うわっすげえカッコイイ」って。僕のデモをぶっ壊してきた人は、世武さんとre:plusの2人だけです。re:plusもまったく別の曲を作ってきたので。僕のデモはなにも残ってなかったです。ドラムのループだけがテンポをかえて残ってました(笑)。そこまでやってくれると面白いなって。

──ベストの中で、新旧問わず1番印象的なコラボ・アーティストは誰ですか?

やっぱり「Calling feat. Hiroko Sebu」の世武さんですね。世武さんが作ってきたピアノのフレーズを、ピアノはピアノで残しているんですけど、そこから抜き出してシンセベースに変えてベースラインとして使っていたりしてるんです。1番刺激的という意味ではやっぱり世武さんですね。

──H ZETT Mとかfox capture planもパワフルですよね。

ヒイズミさん(H ZETT M)は逆の意味の破壊の仕方というか、制限がある中での破壊の仕方がすごく上手いんですよね。僕のしたいところを絶対に崩さないで破壊してくる感じですね。しかも仕事が早いという。

誰かのBGMになりたい

──『Special Ordinary』のコンセプトを教えてもらえますか?

タイトルは、『Schrodinger's Scale』(2014 年9 月10 日リリース)というアルバムに収録した曲名なんです。その後リリース・パーティーのタイトルにもなっていて、自分の中ですごく気に入っている言葉ですね。

──このタイトルは日本語にするとどういう意味なんですか。

“特別な日常”的な意味です。日常こそが特別、というのは真逆の意味なんですけど、かしこまらなくても普通の状態がスペシャルでありたいというか。むかし僕は、「誰かのBGMになりたい」って言ったことがあるんですけど、それをすごく表している言葉だなって思っていて。それがピアノのインスト系が始まってからの自分のスタンスみたいなところがありますね。

──今作を固めて行くうえで、まずこのタイトルが先にあった?

なんとなくあったんですけど、わりとギリギリまでタイトルはつけずに進めていました。曲は単純に自分の中できっかけになった曲をチョイスしていったというのはあるんですけど、ピアノ期というか後半だけで選んでしまうとあまりに偏ってしまう。なので、あえて1stアルバムのときの「Future」とか「oK」を持ってきて、それを今の自分でアレンジし直したんです。

一応、全アルバムから引っ張ってはきてるんですけど、「Butterfly Effect feat. Hidetake Takayama」や「Nothing Gonna Change My World feat. Schroeder-Headz」なんかはあえて『Schrödinger's Scale』に入る前の、『Planetary Folklore』の方のバージョンにしたりしています。最後の「Rise in revolt feat. MELTEN (JABBERLOOP, fox capture plan)」は当時のリリース・パーティーに来た人にだけ配付していたバージョンを少しリアレンジして収録しています。「oK」「Future - Find me if you can」は、完全にリアレンジしていますね。

「Butterfly Effect feat. Hidetake Takayama」は、僕が当時クラブ・ミュージックに寄っていたんで、もっとリズムが強かったんですけど、新しいバージョンはリズムをそんなに強くせずにピアノがもっと聴こえるようになってます。それは「Will feat. Chieko Kikuchi (KAGERO)」にも言えることですね。

──全体的にリズムよりもピアノを、というイメージは意図するものなのでしょうか。

それは自分が音楽的に変わってきたということもあって。★STAR GUiTARを始めた頃はDJもやっていたし、クラブ・ミュージックとしての自分のアイデンティティを探しながらやっていたところもあったんです。今はもちろんリズムは大切だけど、それだけじゃないというところにきていますね。

──★STAR GUiTARって、ダンス・ミュージックっていうイメージがあるんですけど、ベーシックはやっぱりそこなんですか?

やっぱりあくまでベーシックはそこです。テクノがベーシックにあるので。それもあって、今回新録で入っている「Something New feat. Still Caravan」は、あえてピアノでテクノっぽいことをやりたかったので、幾何学的な感じにする方法で作ったんです。この曲がフィーチャリングとしては純粋な新曲です。

──Still Caravanとの出会いとは最近ですよね? この曲はどうやって作ったんですか?

先日、初めてメンバーのピアノの方とTwitterで言葉を交わしたくらいで。まったく会話をしたことがない状態でスタッフさんに間に入ってもらって、全部やり取りをして、結構ギリギリに完成しました。僕から提示したのはほとんどいつもと同じで、ドラムとコードとちょっとしたシークエンスですね。それに音を乗せたものがデータで送られてきて。幾何学的なものにしたいというのは伝えていたんですけど。

──幾何学的なものにしたかった、というのはどうしてなんでしょう。

Still Caravanにもそういう曲があるので、一緒にやったらおもしろいかなと思って。レーベルが一緒なので、どこかのタイミングで一緒にやれたらいいなとは思っていたんですけど、思いがけずすぐにやることになりました。

──この曲を聴いていて思ったのは、例えばH ZETT Mさんとか世武さんにしても、ピンじゃないですか? それに対してStill Caravanみたいなバンドは楽器が多いわけですけど、そこはどうやって考えているのかなって。

そこは僕が乗っかります。fox capture planとやったときもそうだったけど、曲作りのリーダーはピアノなので、彼らとやり取りをしつつ、他のメンバーとのまとめは任せてますね。

──カバー曲として「Moments Of Clarity -Jesus, Joy of Man's Desiring」を入れたのはなぜですか?

これはバッハなんですけど、前からネタ的なものは何かやりたかったんです。「ファイナルファンタジー」とかの音楽を作っている鈴木光人さんが昔やっていたElectric Satieというグループが1998年くらいにアルバムを出しているんですよ。エリック・サティを全部テクノにするみたいな。それがすごく好きで。テクノとクラシックの相性がいいという意味で自分の中のお手本みたいな作品なんです。その印象がすごくあったので、そういうのをどこかでやりたいと思っていて。

今回カバーしたバッハの「Jesus, joy of man's desiring(主よ、人の望みの喜びよ)」って、メインのメロディを聴いていると繰り返しのテクノなんですよ。だったらこれで何かできないかなって。完全にコピーするんじゃなくて、メイン・テーマのフレーズだけ持ってきて、途中からまったく違う曲の展開とかし始めるんですけど。

──この曲を聴いてもバッハの曲だとはわからなかったです(笑)。

ははははは! 最終的には和音の感じとかも全部変えちゃうので。1番頭はわりとちゃんと守ってるんですけどね。知ってる人は知っている人で良いと思うし、知らない人には完全なる新曲として聴いてもらえると思います。

ものすごく成長したという実感がある

──★STAR GUiTARが辿ってきた、インストとしての経過があると思うんですけど、今回振り返ってみていかがでしたか?

インスト中心にしてきたアルバムは3枚出ているんですけど、ものすごく成長したっていう実感があります。

──それはどんな部分で?

勢いだけで音楽を作らなくなった(笑)。それと、言語化できるようになってきているということですね。感覚だけだと、「すごい」とか「いい感じなんだよ」とか、曖昧にしか言えなかったんですよね、。だけど「なんでこれがいいのか」というのをちゃんと言語として話せるようになっていることで、次に進めると思うんですよ。勢いだけだとどこかで止まっちゃうとは思っていたので。

──過去の曲を越えていかないといけないわけじゃないですか? そのときの完成形のラインっていうのは、勢いで作っていたときよりもどんどん上がってきていると思うんですけど、自分の中での基準はあったんですか。

音的な完成度もそうなんですけど、どれだけ好奇心を持って、どれだけそれに満足できるかというのもありますね。あんまり離れ過ぎちゃ駄目だけど、自分が「面白い」とか「新しい」と思うところは大切だと思うので。今回の一連の3枚でどんどん好奇心を埋めて行った結果、レベル・アップにも繋がっていると思います。

──その好奇心というのは尽きてない感じですか?

まだまだ、全然尽きてないですね。

──その尽きない原動力っていうのはどこから生まれるんでしょう? どこかからインプットされるのかなって。それともインプットなしで?

インプット的なことは、単純に自分が新しいものが好きなので、色んな新しい音楽を聴くというのはありますね。その中で「今はこれが好き」っていう自分の好奇心を膨らませていくだけなので。僕の場合、最終的にコンセプトになるような音楽は、「好きだから聴く」というところから来ているんです。意識的にやると失敗するんですよ。勝手に入ってきた曲の方が良いみたいな。そういうものが、何かを作るときのコンセプトの幹になるような曲だったりするので。

──★STAR GUiTARは『HERE AND THERE』と『Special Ordinary』を作ったことで……

“1周目が終了”ですかね。2周目のスタートだと思ってます。『HERE AND THERE』を作る前からやりたいことがあるんですけど、『HERE AND THERE』と『Special Ordinary』を作ってから、ってグッと抑え込んでいるネタがあるので、それを実現したいです。アルバムのコンセプトとして、実現できたら面白いなというのはずっとあるので。新曲のタイトルを「Something New」って付けたのも「何か新しいものが始まるよ」っていうメッセージなんです。

──新しいものを聴くことやインプットすること、作ることは、★STAR GUiTARにとって大きなことなんですね。

何かを作っていないとすごく不安になるんですよ。何か作っていたいし、自分の中でアップデートしたものがあったらちゃんと外に出したいなって思います。

過去の特集記事はこちら

>>『Here and There』ハイレゾ配信&ボンジュール鈴木とスペシャル対談
>>『Wherever You Are』ハイレゾ配信&インタヴュー
>>『ONE HOUR TRAVEL』ハイレゾ配信&インタヴュー
>>『Wherever I am』ハイレゾ配信&インタヴュー
>>『Schrodinger's Scale』ハイレゾ配信&インタヴュー
>>『Planetaly Folklore』配信&インタヴュー

過去作はこちら

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PROFILE

★STAR GUiTAR

デビュー・シングル「Brain Function」でiTunes ダンス・チャート2位獲得して以降、リリースする作品は、軒並みiTunes チャート上位を独占。1stアルバム『CarbonCopy』、同作の再構築盤『Blind Carbon Copy』の2枚のアルバムが、新人としては異例のスマッシュ・ヒットを記録したことで、DE DE MOUSEや中田ヤスタカ、Taku Takahashi、RAM RIDERといったビッグ・ネームと次々共演し、ageha やROCK IN JAPAN FES といった大舞台にも立つなど、その注目度の高さを見せ付けている時代の寵児。
2014年リリースの『Schrodinger's Scale』は、クラブ・ミュージックとしては異例の1万枚を超えるセールスを記録し、2015年は、1時間に1曲を完成させるオンライン企画から派生したアルバム『One Hour Travel』、『Wherever I am』、『Wherever You are』と3枚の作品をリリースするなど、その多作振りでシーンの度肝を抜いた。
2017年4月、昨年の“歌もの”にフォーカスしたベスト盤『Here and There』に続き、彼の真骨頂とも言うべきインスト楽曲にフォーカスしたベスト盤『Special ordinary』をリリースする。

アーティスト公式HPはこちら

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筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

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