さあ、ファンタジーの世界へーーsora tob sakana、ファースト・ミニ・アルバムを独占ハイレゾ配信

左から、神﨑風花、山崎愛、寺口夏花、風間玲マライカ

神﨑風花、山崎愛、寺口夏花、風間玲マライカによる4人組アイドル・ユニット、sora tob sakana。1stアルバム『sora tob sakana』もロング・セールスとなっている彼女たちが初のミニ・アルバム『cocoon ep』をリリースした。OTOTOYではこの作品をハイレゾ独占配信。技巧的な楽曲に少女たちの歌声が力強く響く6つのファンタジーを、金子厚武のレヴュー&sora tob sakanaの音楽プロデューサー、照井順政からのコメントともにじっくり味わっていただきたい。

アルバム購入にはブックレットがつきます。
sora tob sakana / cocoon ep

【Track List】
1. ribbon
2. タイムマシンにさよなら
3. 夢の盗賊
4. tokyo wave
5. 透明な怪物
6. 夜間飛行

【配信形態】
24bit/48kHz (WAV / FLAC / ALAC) / AAC

【価格】
単曲 250円(税込) / アルバム 1,500円(税込)

REVIEW : cocoon ep

神﨑風花

とある少女が東京の片隅で繰り広げる一夜の空想ストーリー。sora tob sakanaのファースト・ミニ・アルバム『cocoon ep』の6曲を聴き終えて感じるのはそんな印象で、ファンタジーの世界に埋没した後のような、心地いい余韻が胸に残る。このエスケーピズム的な色合いは、彼女たちのデビュー・シングル『夜空を全部』の時点で打ち出されていたものだが、本作はジャケットからしてよりはっきりと世界観が打ち出されていて、ある種コンセプト・アルバム的な作品だと言ってもいいだろう。アイドルであるにもかかわらず、メンバー写真を使ってないというところも、グループの独自性を改めて強く印象づけている。

山崎愛
少し時間を巻き戻すと、彼女たちが結成されたのは2014年7月で、それからすでに3年近い月日が流れている。ハイスイノナサやSiraphで活躍する照井順政をプロデューサーに迎え、ポストロックやエレクトロニカを基調とした音楽性を軸とするグループのあり方は、いくらアイドルが細分化し、バンドとの親和性が高まっていた時期とはいえ、大きなチャレンジだったことは想像に難くない。特に、現場での盛り上がりが重視され、お決まりも多いアイドルのライヴにおいて、変拍子やミニマルの要素を含む複雑な音楽性や、温度感低めのトーンをオーディエンスに浸透させるためには、かなりの試行錯誤があったはずだ。しかし、照井の多彩なアプローチに、メンバーのパフォーマンス力の向上も加わって、昨年7月に渋谷WWWで行われたセカンド・ワンマンがソールド・アウトを記録。セルフ・タイトルのファースト・アルバムも高評価を獲得し、それによって得た自信が、本作の思い切ったアプローチへと繋がったのだと思う。

寺口夏花

管楽器のクラシカルな音色と変拍子を含むエモーショナルなバンド・サウンドがコントラストを描き、楽曲のドラマ性を加速させる「ribbon」から一転、シンセを全面に押し出し、ビートミュージック的な方向性を見せる新境地「タイムマシンにさよなら」という冒頭の2曲からして、現在の方向性に対する迷いのなさがはっきりと伝わってくる。ドライヴ感あふれるギターを弾き倒す照井に加え、ドラムにcinema staffの久野洋平、ベースとキーボードにはそれぞれハイスイノナサから照井淳政、櫻井友理子を迎えたバンドメンバーも盤石。エレクトロニカ要素の強いミニマルな「tokyo sinewave」、バラードの「透明な怪物」と、後半の楽曲に進むに連れて、歌詞の中に「成長」のメタファーが使われ、一夜の物語に終わりが近づいていることを知らせると、ラストは「夜間飛行」で少女は朝を迎える。

風間玲マライカ
アイドルの世界における一般的な「エスケーピズム」といえば、アゲアゲの曲調で我を忘れて盛り上がり、嫌な日常を忘れられるということになるかと思うが、sora tob sakanaは盛り上がれる楽曲やパフォーマンスでもありつつ、そこに物語性という奥行きが加わり、儚さや切なさといった情感が同居しているからこそグッとくる。ちなみに、「夜間飛行」というタイトルから、個人的に連想するのはAPOGEEで、彼らのルーツのひとつがThe Flaming Lipsであるように、ここには「エスケーピズム」の系譜が存在し、もはや「アイドル」という枠組みは余計なものに思えてくる。(text by 金子厚武)

MINI ALBUM COMMENT : 照井順政

『cocoon ep』は前作『sora tob sakana』とはかなり違い、バラエティに富んでいるというよりは一貫性のある内容になっていると思います。
作品に収録されている6曲はあるひとつの主題で繋がっており、それは子供と大人の間で揺れている彼女達の姿からインスパイアされたものですが、年齢性別問わず何か感じるところのある内容になっていると思いますので、ぜひ最後まで聴いてみてほしいです!

レーベル FUJIYAMA PROJECT JAPAN  発売日 2017/04/11

※ 曲名をクリックすると試聴できます。

01.ribbon
本先品の中で最後に製作した曲です。
もう基本形ができている他の5曲で作品にしたり、未発表の別の曲を入れる案もあったのですが、それだけだと言い切れていない部分があると思いワガママを言って書きおろしで作らせてもらった曲です。
この曲は映像を作る前提で作り始めた曲で、振り切ってライヴのことは一切考えませんでした。
これからライヴでどのような空間が生まれていくのか、個人的にも楽しみです。


sora tob sakana / ribbon(MV)

02.タイムマシンにさよなら
割とシリアス寄りになった本作品の中ではいちばん弾けたアッパーな曲。
juke/footworkとfuturebassを基調にしたテンションの高い音像ですが、どことなく憂いを含んだ空気感になっています。
気張った感じのものが多いオサカナ楽曲の中では珍しく2曲目感が強く、ライブでもセットリストの2曲目に入れたくなってしまう貴重な曲です。

03.夢の盗賊
ストレートに疾走するロックな曲。
前作で言えば「My notes」に近いマイナー調のスピード感のある曲ですが、音像の激しさも相まってより若いロック・ファンに聴いてもらいたい曲になりました。
曲の構造はシンプルですが、Drを叩いてくれたcinema staffの久野君、Baを弾いてくれたハイスイノナサのアニのプレイヤーとしての力が加わることによってカッコいいものに仕上がっていると思います。

04.tokyo sinewave
個人的な音楽の趣味がいちばん前面に出ている曲です。
グリッチを多用した幾何学的なビートを少女達とどう結びつけるのか、そのコンセプトがまとまってからは割とすぐに形になった曲です。
全編ソロの歌唱になっており、前作から少し大人になった彼女達の歌声が堪能できる曲になっています。

05.透明な怪物
こちらは逆に全編ユニゾンの合唱風の曲です。
ヴォーカルも演奏ももっと凝ったアレンジのアイデアもあったのですが、最終的にはシンプルなところに落ち着きました。
前作『sora tob sakana』を作っている時からこういったテーマの曲は書かなくてはならないと思っていて、今回音源にすることができて嬉しいです。
pfの櫻井さんの演奏が曲に深みを加えてくれています。

06.夜間飛行
サン=テグジュペリの「夜間飛行」、村上龍の「コインロッカーベイビーズ」などの小説とメンバーの話からインスパイアされて作った曲ですが、オサカナ楽曲としては珍しくフェス感がある曲になったと思います。
イントロからハイテンションで、すぐにサビという展開が気に入っています。
展開もシンプルで間奏も盛り上がれる音像になっているので、泣きながら踊ってもらえたら嬉しいです(笑)。

以上、ザっとですが今作の内容に触れてみました。

sora tob sakanaの曲を作る時はいつも、アーティストやロック・バンドなどではなく、彼女達がそれを歌う必然性を自分なりに真剣に考えていて、当時の彼女達との関わりがこの作品を生みました。
今の彼女達を見ているともう当時とは随分違う印象を受けますし、それに伴って次はまた全然違う面白い作品になると思いますので、今後のsora tob sakanaにもご期待ください!

『cocoon ep』、たくさん聴いてもらえたら嬉しいです!

DISCOGRAPHY

LIVE INFORMATION

sora tob sakana 単独公演「月面の音楽隊」
2017年4月30日 (日)@LIQUIDROOM

NAGOYA TOWER RECORDS presents “タワワヒットパレード vol.3”
2017年4月15日(土)@名古屋クラブクアトロ

タワレコ新宿 IDOL Meeting Vol.2
2017年4月30日(日)@LIQUIDROOM

ギュウ農フェス 春のSP
2017年5月4日(木)@新木場スタジオコースト

PROFILE

sora tob sakana

2014年7月結成。風間玲マライカ、神﨑風花、寺口夏花、山崎愛の4人からなる平均年齢14歳のアイドルユニット。ASOBISYSTEM×アイドル横丁によって2015年5月に始動したアイドルレーベル「フジヤマプロジェクトジャパン」より1stシングル「夜空を全部」を10月27日にリリース。アイドルファンだけではなく、音楽ファンへも反響を呼ぶ。音楽プロデュースを照井順政(ハイスイノナサ、siraph etc)が手掛けており、ポストロックとエレクトロニカを基調にした物語性の強い楽曲と表情豊かでまっすぐなパフォーマンスが唯一無二の世界観を作り出している。

2016年7月26日1stAlbum「sora tob sakana」リリース。7月23日渋谷WWWで行われた2ndワンマンライブ「境界線上のサカナ」はSOLD OUTし、大成功!アイドルシーン要注目の存在として勢いにのる!!

2017年4月30日には恵比寿LIQUIDROOMにて初の全編band setでのsora tob sakana 単独公演「月面の音楽隊」を開催予定!

2016年各フェスやイベントでその楽曲が高く評価されたsora tob sakanaの期待の次作がついに2017年春release決定!!

official HP

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レヴュー

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