WHITE ASH解散、"愛"に溢れた10年の歴史を飾るベスト・アルバムをハイレゾ配信

2016年末に突如解散を発表したWHITE ASH。解散ライブなどはおこなわず、このベスト・アルバムで10年間に渡る活動が終了となる。メンバーがセレクトした24曲には、最後の新曲「Stealth」や未発表曲も収録され、タイトルどおり"愛"に溢れた内容となっている。OTOTOYでは本作をアルバム購入されたかたから抽選で3名様に、メンバー全員のサイン入りポスターをプレゼント。後世まで残るその音をハイレゾで味わってもらいたい。

アルバム購入者の中から抽選で3名にメンバー全員サイン入りポスタープレゼント!

WHITE ASH / LOVE

【Track List】
DISC 1
01.Stealth / 02.Ray / 03.Thunderous / 04.Crowds / 05.Ledger / 06.Night Song / 07.Casablanca / 08.Number Ninety Nine / 09.Insight / 10.Kiddie / 11.Hello, Afternoon / 12.Velocity

DISC 2
01.Aurora / 02.Hopes Bright / 03.The Phantom Pain / 04.New Wave Surf Rider / 05.Blaze / 06.Would You Be My Valentine? / 07.Xmas Present For My Sweetheart / 08.Orpheus / 09.Paranoia / 10.Monster / 11.Jails / 12.Stranger

【配信形態】
24bit/96kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
>>ハイレゾとは?

【価格】
単曲 540円(税込) / アルバム 3,000円(税込)


アルバム購入された中から抽選で3名様に
メンバー全員サイン入り『LOVE』販促用ポスターをプレゼント!
応募期間 : 2017年3月29日〜2017年4月12日までに購入されたお客様が対象となります。
応募方法 : お問い合わせフォームから、「その他」を選択し、以下をご記載の上ご応募ください。
・『LOVE』ポスター応募
・購入後メールに送られてきたキュー番号
・郵便番号・住所・氏名・電話番号

発送を持って発表とかえさせていただきます。

REVIEW : WHITE ASH BEST ALBUM 『LOVE』

WHITE ASHにとって初のベスト盤。そして本作のリリース直後の3月末をもってバンドは解散するということで、おそらくは最後のベスト盤となる。


WHITE ASH / LOVE Trailer

結成して10年、メジャー・デビューしてわずか4年弱という短い活動期間での唐突な解散発表。解散の理由などは一切明らかになっていない。僕は彼らに一回取材したぐらいの関係で、内情等は一切知る立場にない。ほとんどのファンと同じように驚いている。活動休止ではなく解散であり、解散ツアーはもちろん解散ライヴもない。ファンにとってはなんとも気持ちの持っていきどころのない、やるせない結末かもしれないが、潔いとも言える。

のび太(Vo, Gt)

さて最初にして最後のベスト盤『LOVE』である。選曲や曲順などのディレクション、あるいはマスタリングなどはメンバーの指揮下で行われたということだ。楽曲は彼らがデビュー以来発表してきたシングル7枚、ミニ・アルバム3枚、フル・アルバム4枚、そのすべてから最低でも1曲は収録されている。シングルのカップリングやミニ・アルバムのみに収録されフル・アルバムには未収録だった楽曲も多く収められている。新曲も1曲。一言で言ってバランスのいい、配慮の行き届いた内容であり、フル・アルバムをすべて持っているようなファンも、遅ればせながらこれからWHITE ASHを聴いてみようという入門者にも勧められる。「次のベスト盤」がありえないから、すべてを包含していて偏りのない、バランスのとれたものにせざるをえなかったという事情もあろうが、これはメンバーの誠実さと生真面目さ、几帳面さのあらわれだと思う。

彩(Ba)

次に気づくのは、シングルはもちろん、ミニ・アルバムもフル・アルバムも、必ず1曲目、つまりオープニング・ナンバーが収められていることだ。そのほとんどすべてがガツンとくるロックンロールである。結果としてそうなったということかもしれないが、偶然とも思えない。つまり彼らはミニでもフルでも、そのアルバムで一番自信のある、パンチの効いた自分たちらしいロックンロールをオープニング・ナンバーとして選び続けてきた、ということではないか。イントロをくっつけたり、あえて緩い曲から入ったり、バラードを配したり、変に凝った構成なんか考えない。出し惜しみしない。食事は好きなものから食べる。銭湯では前を隠さない。ロック・バンドのアルバムの作り方としては古典的だが、しかし、正しい、と思う。

そう、彼らはいつだって正統派の「正しいロックンロール」をやり続けてきた。それもまた『LOVE』を聴いて改めて感じたことでもある。『LOVE』の曲順は単純な年代順ではなく、一定の意図のある曲順としてきちんと構成されている。つまり発表年の異なるものがバラバラに収録されている。これまでのすべての音源を十分に聞き込んできた熱心なファンなら「この曲の次にこれがくるか!」などという新鮮な感覚を味わえるだろうが、全体としてまったく違和感がないのは、曲順の構成が巧みということもあろうが、彼らの音楽性がデビューから解散まで、基本的に大きな変化がなく、ぶれることがなかったことを示している。

山さん(Gt)

試しに『LOVE』の全曲を、コンピューター上で発表年代順に並べ替えて聴いてみたが、いい意味で正規の曲順と印象が変わらない。初期の頃が特に未熟で未完成というわけでもないし、後期の曲がとりわけ完成度が高いという気もしない。マスタリングの効果もあろうが、音楽性も音の質感も不変なのだ。もちろんインディ・デビューから解散までわずか7年しかないという歳月の隔たりの少なさ、メンバーが不変で制作態勢やレコーディング環境に大きな変化がなかったこともあるだろう。だがこれは彼らの音楽性がデビュー時からある程度完成され確立されており、それが解散まで変わることがなかったという証左に他ならないと思う。

では本作に収められている音楽とは、WHITE ASHが追求し続けてきた不変の音楽とはなにか。答えは簡単だ。「かっこいいロックンロール」。それだけである。もちろんそのつどのちょっとした気分や状況・環境の変化などで、多少の音の違いはある。だが彼らの目指していたものはデビューから解散まで変わることがなかった。本作に唯一収められた新曲「Stealth」は、本作のために制作されたというわけではないだろうが、彼らの姿勢が最後までぶれなかったことを示す強力なロックンロールになっている。これが最後だなんて感傷はまったくない。

剛(Dr)

正直言って、これだけ密度の濃い、グルーヴとスピードとパワーとエネルギーを兼ね備えた強力な演奏をするバンドは、昔も今も、そうそうない。媚びてる感じがないのに、これだけキャッチーでポップな曲を書けるバンドも、そうそうない。だから素直に、解散は「もったいない」と思うし、音楽的にも商業的にも行き詰まりはまったく感じていなかっただけに、「不可解」とも思えるのである。もちろんバンドの内部事情など知るよしもない外部の意見に過ぎないのだが。

解散後の各メンバーがどうするつもりなのか知らない。別のバンドを組むのか、他のバンドに加入するのか、あるいはソロでやっていくのか。だが現時点ではWHITE ASHが到達した領域は、後進のバンドたちにとってはもちろん、当のメンバーたちにとっても、かなり高いハードルとなるのは間違いないと思う。(text by小野島大)

DISCOGRAPHY

参加作品

【特集】
>>2ndアルバム『Ciao, Fake Kings』配信&ディスク・レヴュー
>>6thシングル『Hopes Bright』ハイレゾ配信&インタヴュー
>>3rdアルバム『THE DARK BLACK GROOVE』ハイレゾ配信&ディスク・レヴュー
>>7thシングル『Insight / Ledger』ハイレゾ配信&ディスク・レヴュー
>>4thアルバム『SPADE 3』配信&インタヴュー

>>WHITE ASH Official HP

o

 
 

"Close Up"の最新アーカイヴ

HARCO、20年の集大成 HARCO名義ラスト・アルバムをハイレゾ独占配信
[CLOSEUP]・2017年06月21日・HARCO、祝20周年! そして、HARCO名義ラスト・アルバム! 独占ハイレゾ配信&メール・インタヴュー 活動20周年を迎えたシンガー・ソングライターのHARCOが、約2年ぶりのソロ・アルバム、ならびにHARCO名義ラスト・アルバムでもある『あらたな方角へ』をリリースした。OTOTOYではハイレゾで独占配信開始。山崎ゆかり(空気公団)、山田稔明、伊藤俊吾、早瀬直久(ベベチオ)、田中潤(ゲントウキ)、平野航、安田寿之、Adi Nada、石本大介、伊藤健太、榊原大祐ほかのゲスト・ミュージシャンが参加し、色とりどりの華を添えている。来年、2018年からは本名で活動を新たに開始するHARCOに、本作のこと、未来にむけての思いなどをメールでインタヴュー。 HARCO / あらたな方角へ'【配信形態】(24bit/96kHz) ALAC / FLAC / WAV / aac : 単曲 300円(税込) まとめ購入 2,700円(税込)【Track List】1. Monday Mornings / 2. 東京テレポート / 3. 春のセオリー / 4. 北斗七星 / 5. TOKIO -平野航&HARCO REM
これぞパティロケ!な音づくり! Party Rockets GT、ニューシングル独占ハイレゾ配信
[CLOSEUP]・2017年06月23日・これぞパティロケ! な音づくり── Party Rockets GT、ニューシングル独占ハイレゾ配信 仙台出身5人組ガールズ・ユニット、Party Rockets GT(通称パティロケ)。先月5月17日にリリースされた『START!!』をOTOTOY独占ハイレゾ配信開始! 南波一海によるサウンド・プロデューサー・三宅英明へのインタヴューとともにお楽しみください。 Party Rockets GT / START!!'【収録曲】1. START!!2. Beyond3. 01 -ゼロイチ-4. キミと見た空5. START!! (Instrumental)6. Beyond (Instrumental)7. 01 -ゼロイチ- (Instrumental)8. キミと見た空 (Instrumental)【配信形態】24bit/48kHz WAV / FLAC / ALAC / AAC【配信価格】''単曲 324円(税込) / まとめ価格 2,592円(税込) INTERVIEW : 三宅英明 6月25日にグループ史上最大規模の赤坂BLITZ単独公演を控えるParty Rockets GT。彼女たちの最新シン
GANG PARADE、ソロ・インタヴューvol.2 テラシマユウカ&新連載「GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Ramen」vol.2掲載!!
[CLOSEUP]・2017年06月15日・GANG PARADE 連続インタヴュー、テラシマユウカ編「闘志は持ちつつ、落ち着いて自分らしく」 POPから改名し活動中の7人組アイドル・グループ、GANG PARADE。2017年3月28日より5泊6日にわたって開催されたBiS、BiSH、GANG PARADEの合同オーディションにはユメノユアとテラシマユウカが参加しグループとしての存在感を示した。しかし最終日に開催されたフリー・イベント〈WACK EXHiBiTiON〉にて、カミヤサキとBiSのアヤ・エイトプリンスの期間限定レンタルトレードが発表、現在アヤを入れた7人で活動をスタートさせている。そんな彼女たちに迫るべく、7回に渡り個人インタヴューを掲載する。第2回は、テラシマユウカ編。また、ユイ・ガ・ドクソンによる初連載「GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Ramen」の2回目も掲載!! ドクソンが真剣にラーメンを食レポをし、ミッションをクリアできないと即打ち切りに!? こちらも合わせて要チェックだ!! >>新連載!! GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Ramen vol.2 はこちらから>
by 西澤 裕郎
diskunionが選ぶ、シーンの担い手3バンド第1弾〈unizzz…編〉──メロディックなスペース・ロックを奏でる新星
[CLOSEUP]・2017年06月14日・diskunionが選ぶ、シーンの担い手3バンド第1弾〈unizzz…編〉──メロディックなスペース・ロックを奏でる新星 2016年に開催されたディスクユニオン主催による初の本格的オーディション〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉。数多くの応募を勝ち抜き選ばれたのは、unizzz…、ペドラザ、東京塩麹という実力者3バンド。合格者はCD、レコードのWリリースが約束されており、6月から8月まで3ヶ月連続で音源が全国流通される。OTOTOYでも順次配信をスタート、各バンドへのインタヴューを掲載していく。 第1弾となる今回は、京都発男女ツイン・ヴォーカルのニューウェイヴ・バンド“unizzz… (ウニズ)”を特集。2016年の〈りんご音楽祭〉出演や今回のオーディション合格など、結成して1年足らずで多くの注目を集めつつある彼ら。ディスクユニオン内の新レーベル〈dim up〉からの第1弾リリースとなる今作『hello』を、OTOTOYでは1週間先行として6月14日より配信を開始。ステレオラブやテーム・インパラなど海外オルタナから、ゴダイゴやユーミンなどの70年代J-POPまで、さまざまな音楽から影
by 岡本 貴之
さぁ、魅惑のショーがはじまるぞ! ──H ZETT M、3作目となるピアノ・ソロ・アルバムをリリース
[CLOSEUP]・2017年06月14日・さぁ、魅惑のショーがはじまるぞ!! ──H ZETT M、3作目となるピアノ・ソロ・アルバムをリリース テレビCMや、リオデジャネイロ・オリンピック閉会式にて楽曲が使われ、お茶の間にもその音楽が浸透してきたH ZETTRIO。そのバンドマスター、H ZETT Mが4年ぶりとなるピアノ・ソロ・アルバム『共鳴する音楽』をリリース。OTOTOYでは今作を1週間先行で配信を開始! 誰しも耳にしたであろう「あしたのワルツ」のソロ・バージョンのほか、名曲揃いの26曲を収録。今回のインタヴューでは、新アルバム『共鳴する音楽』の制作に関する話のほか、彼のインスピレーションの源についても語ってくれた。ぜひ新作『共鳴する音楽』と共にお楽しみください。 4年ぶりとなるソロ・アルバムがリリースH ZETT M / 共鳴する音楽'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC【価格】単曲 257円(税込) / アルバム 3,240円(税込)【収録曲】''disk11. ショーがはじまる2. 極秘現代3. 踏み出すニュー4. すました日常5. 水の流れ6. 高貴な連帯7. 果てしないカーブ8. 争う
by 岡本 貴之
宮田涼介が描く、誰もが経験したことのある“空想”の世界──初のピアノ・ソロ・アルバムをリリース
[CLOSEUP]・2017年06月09日・宮田涼介が描く、誰もが経験したことのある“空想”の世界──初のピアノ・ソロ・アルバムをリリース バンド・かろうじて人間のギタリストとしても活躍する電子音楽家・宮田涼介。アンビエントやエレクトロニカを好み、バンド活動とは打って変わってノスタルジックな音を響かせている。OTOTOYではそんな彼の"空想・絵空事"を描いた5thアルバムを配信中。今回はピアノソロに焦点を当て、聴いているだけで情景が浮かぶような抒情的なトラックを集めた作品集となった。アルバムのテーマにも繋がる「幼少時代」について迫った対談と共にお楽しみください。 宮田涼介の5thアルバムを配信中!宮田涼介 / films'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC【配信価格】単曲 220円(税込) / アルバム 2,400円(税込)【収録曲】''1. sorrow 2. condolences3. umbre 4. ank 5. waffle caramel ice cream6. oborodukiyo7. leafe 8. at eventide 9. hitohuta 10. orion 1
by 鈴木 雄希
いわきのロックを体現するバンドnotice it、5年ぶりのアルバムをハイレゾ配信&インタヴュー掲載
[CLOSEUP]・2017年06月07日・このメンバーじゃなきゃやりたくないーーいわきのロックを体現するバンドnotice it、5年ぶりのアルバム完成 2007年に結成された、いわきを拠点に活動する4人組ロック・バンド、notice it。尖ったポップ感覚とロックのダイナミズムを、ポストパンク、ダンス・ロック、オルタナティヴなどの音楽を通過し昇華させている。津波から生還したヴォーカル政井大樹を中心に福島を代表するバンドとして活動を続け、約5年ぶりとなる2ndアルバムをリリースし全国に発信する。アルバム・タイトルの『lamp』は、過去戦争や震災の被害から幾度も復活し周りを照らし続ける地元の塩屋崎灯台からインスピレーションされ、自身もそういう音楽を発信したいという想いからつけられたという。OTOTOYでは本作をハイレゾ配信、1曲フリー・ダウンロードするとともにメンバー4人へのSkypeインタヴューを掲載する。 >>「Symbol」のフリー・ダウンロードはこちらから
by 渡辺 裕也
パンドラの匣の底に眠っていた希望──LOST IN TIME、節目となる10枚目のアルバムをリリース!!
[CLOSEUP]・2017年06月08日・パンドラの匣の底に眠っていた希望──LOST IN TIME、節目となる10枚目のアルバムをリリース!! 「パンドラ」...そうあの有名な「箱」のエピソードで多くの人が耳にしたことがある言葉だと思うが、この言葉の意味はご存知だろうか? 正解は「すべてのおくりもの」。シンプルながら骨太なサウンドと、ヴォーカル・海北大輔の聴く人の心を掴んで離さない歌声と歌詞で、日本のギター・ロックの良心として止まることなく歩みを続けてきたバンド・LOST IN TIMEはファースト・アルバム『冬空と君の手』から丸15年、そして10枚目となるアルバムにそう名付けた。アルバムの名前の通り、バンドを支えてきた仲間、友人、そしてファンに捧げる”おくりもの”のような1枚となった今作。「シンプルにLOST IN TIMEというバンドが好き」と力強く話してくれたに彼にとっての”バンド”とは? ヴォーカル・海北大輔のインタヴューと共にお楽しみください。 リード曲「ライラック」を含む渾身の全12曲!!LOST IN TIME / すべてのおくりもの'【Track List】01. ライラック02. 蹲る人03. アンカー04. Iris05.
筆者について
小野島 大 (小野島 大)

主に音楽関係の文筆業をやっています。オーディオ、映画方面も少し。https://www.facebook.com/dai.onojima

同じ筆者による他の記事