2017/01/16 17:01

【REVIEW】日本だけでは留まれない! ONE OK ROCK、世界レベルの表現力をハイレゾ配信!

2016年9月に、静岡・渚園にて2Daysで11万人を動員する大規模野外ライヴを開催したONE OK ROCK。そんな彼らが2年ぶりの新アルバム『Ambitions』を2017年1月11日にハイレゾ配信スタート! 前作『35xxxv』同様海外でのレコーディングをし、ゲストアーティストにポップ・パンク・バンドの5 Seconds of Summerや、ロック・プリンセスと名高いAvril Lavigne迎え、前作以上に彼らの理想とする方向性が固まった今作をレビューで紹介しようと思う。


ONE OK ROCK / Ambitions
【収録曲】
1. Ambitions – Introduction –
2. Bombs away
3. Taking Off
4. We are
5. 20/20
6. Always coming back
7. Bedroom Warfare
8. Lost in Tonight
9. I was King
10. Listen (featuring Avril Lavigne)
11. One Way Ticket
12. Bon Voyage
13. Start Again
14. Take what you want (featuring 5 Seconds of Summer)

【配信形態】
24bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
単曲 540円(税込) / まとめ価格 3,200円(税込)

様々なジャンルの吸収、世界への野望

まず言いたいのは、彼らの音楽の表現が新たなステージに上がったということだ。今までは「Deeper Deeper」や「Mighty Long Fall」のような血が沸き立つような楽曲が多い印象であった。しかし今作では、荒々しく、感情剥き出しの楽曲も存在するが、荒々しさが削れて優しさであったり、切なさを含んだメロディックな楽曲が多い。

2曲目の「Bombs away」は今までの静かであった展開が、嵐の前の静けさだったのかと思うほどにサビで激しく、そして惹き込まれる力強いメロディを奏でた爆発力のある楽曲だ。しかし1月9日にPVが公開された4曲目の「We are」は先程の2曲目と対照的に、Takaの優しくも切ないヴォーカルだったり、キャッチーなフレーズのシンセから今までの荒々しさではなく、どこからか力が湧くような優しくも切ない音が心に響く。

余談だが、同日にONE OK ROCKが地上波初出演した特別番組の18祭(フェス)がNHKで放送された。その中で1000人の18歳世代(17歳~19歳)とこの「We are」をコラボレーションをした。1000人との一体感や力が湧いてくるような曲調、夢を後押しするような歌詞から、彼らの理想とする方向性の一面が垣間見え、「We are」はこれからのONE OK ROCKを代表するアンセムとなるだろう。

また10曲目の「Listen」はAvril Lavigneが参加している楽曲で、曲が終わりに近づくにつれ、彼女とTakaの悲痛にも感じるほどに切ない掛け合いが特徴のバラードになっている。他にも11曲目の「One Way Ticket」はインディ・ポップ調の曲になっていたり、先行配信されていた7曲目の「Bedroom Warfare」は彼らなりのポップ・パンクを表現したような曲になっている。そのため、今まで見たことのないような表情を持つ楽曲が多く、今まで以上に多角的な表現力が感じられる。

アルバムタイトルの『Ambitions』はフランス語で野望や野心と言った意味である。 Avril Lavigneや5 Seconds of Summerらの参加、様々なジャンルを取り込んだ表現力の強化、前作同様海外でのレコーディング、それらには更に世界で羽ばたくための強い野望が秘められているに違いない。(text by 丸山健人)

>>特設サイト「WORLD AMBITIONS」

過去作品

LIVE INFORMATION

ONE OK ROCK 2017 “Ambitions” JAPAN TOUR
※各公演にスペシャルゲスト有り

2017年2月18日(土)@静岡県 静岡エコパアリーナ
2017年2月19日(日)@静岡県 静岡エコパアリーナ

2017年2月22日(水)@和歌山県 和歌山ビッグホエール

2017年2月25日(土)@大阪府 大阪城ホール

2017年3月4日(土)@宮城県 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
2017年3月5日(日)@宮城県 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ

2017年3月8日(水)@徳島県 アスティとくしま
2017年3月9日(木)@徳島県 アスティとくしま

2017年3月14日(火)@愛知県 日本ガイシホール
2017年3月15日(水)@愛知県 日本ガイシホール

2017年3月18日(土)@兵庫県 神戸ワールド記念ホール
2017年3月19日(日)@兵庫県 神戸ワールド記念ホール

2017年3月25日(土)@埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
2017年3月26日(日)@埼玉県 さいたまスーパーアリーナ

2017年3月31日(金)@新潟県 朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
2017年4月1日(土)@新潟県 朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター

2017年4月8日(土)@千葉県 幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール
2017年4月9日(日)@千葉県 幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール

2017年4月15日(土)@北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
2017年4月16日(日)@北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

2017年4月20日(木)@神奈川県 横浜アリーナ
2017年4月22日(土)@神奈川県 横浜アリーナ
2017年4月23日(日)@神奈川県 横浜アリーナ

2017年4月29日(土)@福岡県 マリンメッセ福岡
2017年4月30日(日)@福岡県 マリンメッセ福岡

2017年5月4日(木)@沖縄県 沖縄コンベンションセンター
2017年5月5日(金)@沖縄県 沖縄コンベンションセンター

2017年5月11日(木)@熊本県 熊本B.9 V1
2017年5月12日(金)@熊本県 熊本B.9 V1

2017年5月16日(火)@広島県 広島 グリーンアリーナ
2017年5月17日(水)@広島県 広島 グリーンアリーナ

PROFILE

ONE OK ROCK

2005年にバンド結成。エモ、ロックを軸にしたサウンドとアグレッシヴなライヴ・パフォーマンスが若い世代に支持されてきた。2007年にデビューして以来、全国ライヴハウス・ツアーや各地夏フェスを中心に積極的にライヴを行う。2010年に日本武道館、2012年に横浜アリーナ2デイズ開催するも即日ソールドアウトする。2013年は6枚目となるアルバム『人生×僕=』を発売し、全国6カ所11公演10万人を超えるアリーナツアーを開催する。2014年には横浜スタジアム2日間、初の単独野外ライヴで計6万人を動員する。更に2015年はアルバム『35xxxv』を発売し、全24公演26万人を動員のアリーナ・ツアーを成功させた。そして日本のみならず海外レーベルとの契約をし、アルバム発売を経てアメリカ、ヨーロッパ、アジアでのワールドツアーを成功させるなど世界基準のバンドになってきている。

>>ONE OK ROCK オフィシャル・サイト

[レヴュー] ONE OK ROCK

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