2016/09/30 16:59

【あの人の6曲】福岡のポップス・デュオ、カンバスがOTOTOYをディグる!

カンバス 左から小川タカシ(ヴォーカル、ギター)、菱川浩太郎(ベース、コーラス)

【あの人の6曲】とは…

新たに楽曲配信がスタートしたミュージシャンに、「OTOTOYで配信している中から自分が好きな曲」を選択してもらい、選んだ理由とその楽曲に対する思い入れを存分に語ってもらうコーナー! なのだ!!

福岡のポップス・デュオ、カンバスの過去作配信がスタート

小川タカシと菱川浩太郎からなる2人組ポップス・ユニット、カンバス。彼らの過去作の配信がOTOTOYでスタートした。今回配信されたのは、2012年に自主でリリースした『こころでもっと』と、2016年2月に7インチでリリースした『この街の夜さ/Sunset202』の2作品。

自主制作とは思えない完成度の『こころでもっと』、microstar佐藤清喜がプロデュースを手がけた『この街の夜さ/Sunset202』、どちらもカンバスのポップ・センスが爆発した、極上のメロディーと歌が詰まっている。

上でも触れた佐藤清喜や、Ino Hidefumiの楽曲参加(2013年「My Sweet Love Song」)など通好みのミュージシャンも引きつける彼らの音楽は、ソウル・フィーリングに満ちていて技巧的でなによりもメロウ。ポップス好きが「とにかく聴いて!」とつい人に勧めたくなるタイプの音楽だ。シュガーベイブのエッセンスが巧妙に注ぎ込まれた新曲「アイランド」もSoundCloudで公開されているので、そちらもご一緒にぜひどうぞ。


2012年のデビュー作と、7インチでリリースされた2曲を配信でリリース

カンバス「こころでもっと」
【配信形態 / 価格】
ALAC / FLAC / WAV
価格 まとめ購入 1,799円(税込)/ 単曲 299円(税込)
AAC / MP3
価格 まとめ購入 1,499円(税込)/ 単曲 324円(税込)

【トラック・リスト】
1. 蜃気楼
2. こころでもっと
3. 風が吹けば
4. 夢の列車
5. やさしさの地平
6. 銀色の街
7. 戻らない日々(デモ)
8. 空色(デモ)
9. イメージ(デモ)

カンバス「この街の夜さ / SunSet 202」
【配信形態 / 価格】
ALAC / FLAC / WAV
価格 まとめ購入 599円(税込)/ 単曲 299円(税込)
AAC / MP3
価格 まとめ購入 499円(税込)/ 単曲 324円(税込)

【トラック・リスト】
1. この街の夜さ
2. SunSet 202
カンバス「この街の夜さ」MV
カンバス「この街の夜さ」MV

今回の配信を記念して、カンバスのメンバー2人にOTOTOYで配信している楽曲の中から3曲ずつセレクトしてもらい、それぞれの楽曲に対する思いを語ってもらいました。テーマは〈カンバスが選ぶ! はじめてのOTOTOYディグ〉。配信スタートしたカンバスの楽曲を聴きながらお読みください!

〈カンバスが選ぶ! はじめてのOTOTOYディグ〉selected by カンバス(菱川浩太郎、小川タカシ)

小川タカシ(Vo, Gt)の3曲

Wouter Hamel 「Breezy」
――2008年『Hamel:Live@Home』収録

ウーリッツァーの刻みが心地よい1曲。声もソングライティングのセンスも好きなミュージシャン。シンプルな音の重なりなのに、オシャレに聞こえるベニー・シングスのアレンジと音作りも好きです。あとはギリギリ3分台で終わるというのが良い。ポップスは3分台で終わらせたい。MVもおもしろいです!

Aurtur verocai feat.Ivan Lins「Filhos」
――2014年『Far Out Acoustic Session Brazil』収録

ブラジル音楽で一番好きな音楽家。この曲が収録されている「ENCORE」というアルバムを福岡のレコード屋さんでジャケ買いして以来、ずっと愛聴しています。ミュージシャンと言うよりは、作編曲家のイメージが強い方なのですが、ライヴでは本人がこの曲をガットギター1本で演奏しています。鳥肌モノ。

サニーデイ・サービス「あじさい」
――1996年『東京』収録

二十歳くらいのときに聴いて、衝撃を受けた曲。〈デスマス調〉の美しい歌詞と、16ビート気味のリズムと、アコースティック・ギターの響き…。昔やっていたバンドで対バンさせてもらった時に、エレキギターのアンプが壊れるハプニングがあって、この曲を弾き語りで歌われたのですが、生歌の良さにも感動しました。

菱川浩太郎(Ba, Cho)の3曲

坂本慎太郎「ナマで踊ろう」
――2014年『ナマで踊ろう』収録

ゆらゆら帝国から好きで、この作品は解散後坂本慎太郎のソロ2作目。アルバム全体的に不気味なムードがあるんですが、どの曲も良く特に表題曲のこの曲が好きです。イントロからかっこいい。身体が動き出すようなグルーヴと、歌詞のギャップ、歌のエロさなど絶妙なバランスですね。

Curly Giraffe「The Flying Dutchman」
――2009年『New Order (24bit/48kHz)』収録

グッドミュージック! ですね。普段の生活に優しく寄り添ってくれるような。温かく、自由で、心地よい。聴けば聴くほど好きになります。ずっと聴いていれる、それってすごいことだと思います。

Radiohead「Paranoid Android」
――1997年『OK Computer』収録

前衛的で、絶望感というかネガティヴな印象が強いんですがその中に希望を感じるというか。アルバム全体的に。この曲の途中からギターがガツンと入ってくるところはたまらないですね。トム・ヨークの歌も素晴らしいです。何回も聴いている曲です。


LIVE INFORMATION

〈NEW TOWN TOKYO〉
2016年10月6日(木)@下北沢Three
出演 : カンバス、星野みちる、UKO、Healthy Dynamite Club、BAOBAB DJ(from Jabba Da Hutt Football Club)、DJありがとう、心斎橋てるお、浦郷えりか、ドリンクバー凡人会議ツヴァイ
開場 18:00 / 開演 18:30
チケット : 前売り 3,000円 / 当日 3,500円(どちらもドリンク別)
予約はレーベルサイトから

〈カンバス ワンマンライヴ~アイランド~〉
2016年10月29日(土)@福岡・薬院 LABO by CODESTYLE
開場 20:00 / 20:30
チケット : 前売り 2,000円 / 当日 2,500円(どちらもドリンク別)

〈ボンチ・サウンド・フェノメノン ~BSP~〉
2016年10月30日(日)@大分県日田市三隈川公園(中ノ島公園)
詳細はこちらから

PROFILE

カンバス

2009年春頃に結成。福岡出身の小川タカシ(Vo,Gt,songwriting)と菱川浩太郎(Ba,Cho)の二人からなるポップス・グループ。2013年10月にMIDI Creativeより1stアルバム「流星のベクトル」をリリース。その1ヶ月後にはFenderRhodesにイノヒデフミ氏を迎え7インチシングル「MySweetLoveSong」を連続リリース。2014年冬にタイヤ会社オートウェイのWebムービー楽曲「ラバー」を書き下ろし、150万回以上再生される。2016年冬、佐藤清喜(microstar)をプロデューサーに迎え、新作7インチアナログ「この街の夜さ/Sunset202」を発売。

>>カンバス オフィシャルサイト

[レヴュー] カンバス

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