2016/09/08 10:02

夏の魔物、メジャー1stアルバム発売記念第1弾ーー【圧倒的全曲解説】成田大致“13000字”インタヴュー

夏の魔物が待望のメジャー1stアルバム『夏の魔物』をリリース!! 3枚の両A面シングルの表題曲に加え、前身ユニット時代に発表した楽曲を再編曲 / 再録し収録。ナレーションには声優の杉田智和、作家陣には、前山田健一、浅野尚志、ARM(IOSYS)、玉屋2060%(Wienners)、大森靖子、畑亜貴らや、演奏陣には、HISASHI(GLAY)、ウエノコウジ、クハラカズユキ、奥野真哉(ソウル・フラワー・ユニオン)、フミ(POLYSICS)など夏の魔物ならではのジャンルレスなアーティストが携わっている。超強烈な本作に迫るべく、OTOTOYでは2回にわたり夏の魔物を大特集!! 第1回となる今回は、夏の魔物のセンターである成田大致に、氣志團の会報やツアー・パンフレットの制作を手がける音楽&お笑いライターのフジジュンが13000字にわたる全曲解説インタヴューを敢行した。


夏の魔物、初アルバムを配信スタート!!!

夏の魔物 / 夏の魔物
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV、mp3 単曲 257円 まとめ価格 2,160円

【TRACK LIST】
1. 恋愛至上主義サマーエブリデイ
2. 魔物、BOM-BA-YE 〜魂ノ覚醒編〜
3. 恋の天国はケモマモハート
4. 爆裂レボリューション
5. SUNSET HEART ATTACK
6. 世界は愛と夢で出来ている
7. 東京妄想フォーエバーヤング
8. バイバイトレイン
9. ダーリン no cry!!!
10. どきめきライブ・ラリ
11. リングの魔物
12. 未来は僕等の風が吹く
13. サマーロマンサー
14. シンデレラは嘘つかない
15. 黒百合マニフェスト
16. キュンキュンボンブ

INTERVIEW : 成田大致

今から10年前の2006年7月。青森の片田舎に住む19歳のバンド少年が、ロック・フェス〈AOMORI ROCK FESTIVAL -夏の魔物-〉を開催。まだ何者でもなかったが、愛情と情熱と行動力だけは人の10倍もあった成田大致はその後もフェスを継続しながら、自身もロックンロール・バンド、THE WAYBARKとしても活動。その後、バンドを解散するとロック、アイドル、プロレスと様々な要素を融合させた、エンタメ集団・DPGとして活動をスタート。さらにDPGを発展させ、最強メンバーで構成した、夏の魔物公式ホストユニット・夏の魔物を結成し、2015年8月にメジャー・デビュー! 9月7日、満を持してリリースされるメジャー1stアルバム『夏の魔物』は、そんな成田の活動の歴史、そして彼の生き様がポップにロックに反映された渾身の1作。アルバム収録曲の全曲紹介をしてもらいつつ、彼のヒストリーも垣間見えるロング・インタヴューです!

インタヴュー&文 : フジジュン
写真 : Jumpei Yamada

10年間トライ&エラーを繰り返したからこそ生まれたアルバム

ーーいきなり関係ない話ですけど、『シン・ゴジラ』見ました?

成田 : もちろん見ました。庵野(秀明)監督は宇宙一好きな監督なので、庵野監督の最新作が見れるだけで、すごく嬉しかったです。

ーー俺、『シン・ゴジラ』を見て、ゴジラという誰もが知ってるアイコンを使って、よりポピュラリティを持った作品になってるけど、根底にあるテーマややり口は『新世紀エヴァンゲリオン』と一緒だなと思ったんです。で、夏の魔物のメジャー1stアルバム『夏の魔物』を聴いて、似たようなことを思って。成田くんがやりたかったことは何も変わらないけど、もっと多くの人広い層の人に聴いてもらうことを想像して、よりメジャー感やポピュラリティを意識して制作したのが今作だったんじゃないか? と思ったんです。

左から、成田大致、フジジュン

成田 : なるほど、そうですね。でも、今作の制作はすごくやりやすかったです。俺、しゃべりもそうですけど、何かを人に伝えるのが上手じゃないんです。でも、現在のメンバーがいて、ディレクターさんがいてという体制になって、ちゃんと理解してもらった上で作品やライヴに集中出来るようになったので。支えてくださる方々やメンバーがいる環境で出来ることがすごくありがたいと思ってます。あと、普通は1stアルバムに至る過程も前身バンドを経てとか、色々あると思うんですけど。我々の場合はその過程も含めて周りに見られているという、かなり特殊な状況で(笑)。10年間フェスを続けているという歴史や、10年間トライ&エラーを繰り返したからこそ生まれたアルバムというか、その全てが1stアルバムにリンク出来たと思っています。

ーーそこでポピュラリティって話になるんだけど、成田くんってサブカルやアンダーグラウンドのイメージが強いと思うんですけど、出来たアルバムはすごくポップでキラキラしてて。強いこだわりや陰の部分も見え隠れするけど、印象としては最初から最後まで前向きで明るい作品になっているのにすごく驚きました。

成田 : 自分がずっと影響を受けてる人がヒロトさんとマーシーさんや、綾小路翔(氣志團)さんで、そこにものすごい感化されてるので。ポップで真っ直ぐなことしかやりたくないし、そもそもそういう気持ちで作っているからだと思います。自分が今までやってきたことが、分かりづらさや誤解を生んでしまったのかな? と思うんですけど。今、メジャーになってメンバーも揃って、そこが見え方としてすごく分かりやすくなったと思っていて。自分のやりたかったこと、表現したいこと、ずっとモヤモヤしていたことがこうして形に出来たのはすごく嬉しいです。今回、夏の魔物にしか出来ない、このメンバーでしか出来ない作品ということをすごく意識して制作して。“新世紀”というのをテーマにアルバムを制作したのですが、そこには「自分たちがリアルタイムに過ごしてきた現在に有効なロックンロールがやりたい」という気持ちが強くあって。インターネットやYouTubeが最初からある時代に生まれて、拡散のスピードもどんどん上がっていって、みんなが「More More(もっともっと)」になっている現在、ジャンクフードに慣れた世代にも響く最新型のロックンロールがやりたいと思って作ったのが今回のアルバムだったんです。

ーーではそんな渾身のアルバムについて、全曲紹介をしてもらいたいと思います!

1曲目「恋愛至上主義サマーエブリデイ」

作詞 : 後藤まりこ
作曲 : ARM(IOSYS)、成田大致、鈴木秋則
編曲 : ARM(IOSYS)
Gt : HISASHI(GLAY)

ーーメジャー・デビュー・シングル曲でもある、この曲。やはり1曲目はこの曲しかなかった?

成田 : 俺が昔、モッズスーツを着て単純明快なロックンロールをやってた、THE WAYBARKってバンドがあるんですけど。俺は酒とたばことロックとみたいな、いかにもなロックの世界がすごい窮屈で。俺自身はお酒もたばこもしないですし。好きなものと自分自身が表現したいものはまた別というか… メンバーはそういったロックの系譜の流れにいる人たちだったので、一緒に作品を作っていくのがだんだん難しくなっていったんです。例えば、同じ物を見て「感動したね」とか共有出来るのがメンバーだと思うんですけど、グレート・ムタのDVDを貸しても「ムタって強いね」みたいな感想しか出てこなくて、これは厳しいなと思って。

ーーグレート・ムタから、ロックンロールを感じて欲しかったのに(笑)。

成田 : はい。で、それでも理解して欲しくて、「本当は音楽でこういう表現がしたいんだ」ってミックステープを作って、ロックからアニソンからアイドルから、色んな曲を入れて聴かせたら、メンバーが全員辞めてしまって(笑)。そこから「今度は自分自身の素に近い物が作りたい!」と思って作ったのが、「恋愛至上主義サマーエブリデイ」の元の曲になっている、13曲目「サマーロマンサー」だったりしたんです。この曲は氣志團の「One Night Carnival」みたいな勝負曲が欲しくて、デビュー曲にしたんですけど。「サマーロマンサー」を作った当初、やりたくても出来なかったことがたくさんあったので、「当時の俺の鼻歌のデモから作り直したいです」ってディレクターさんに相談して。4年くらい前の曲を改めて自分の好きな物と真摯に向き合ってリビルドしました。

ーー作詞を後藤まりこさん、編曲をARMさん。ギターをHISASHI(GLAY)さんが担当です。

成田 : 「サマーロマンサー」を作った当初、後藤まりこさんが歌詞を書いてくださる予定だったのですが、いろんな事情でお蔵入りになって。当時、形に出来なかったのが心残りで。まりこさんが作家活動を始めたタイミングで「前に書いてもらった歌詞を現在バージョンで書いてください」とお願いして、書いてもらいました。「恋愛至上主義サマーエブリデイ」というタイトルは当時まりこさんがつけてくださったタイトルをそのままいかしました。「岡崎に捧ぐ」というマンガを打ち合わせに持参して、夏やお祭りが終わった後の儚さやセンチメンタルを夏の魔物をやってる自分と重ね合わせて、歌詞を書いてもらいました。

2曲目「魔物、BOM-BA-YE ~魂ノ覚醒編~」

夏の魔物 / 魔物、BOM-BA-YE 〜魂ノ覚醒編〜
夏の魔物 / 魔物、BOM-BA-YE 〜魂ノ覚醒編〜

作詞 : コールドストン・スタナ、前山田健一
作曲 : 前山田健一
編曲 : 前山田健一
ナレーション : 杉田智和
ゲストGt : 鈴木修

ーー3rdシングルとなるこの曲は、ずっと一緒にやりたかったと語っていたヒャダイン(前山田健一)さんが作詞作曲を務めています。

成田 : ヒャダインさんと一緒にやりたいというのは、ずっと思っていたんですけど、このタイミングでやっと叶いました。最初に一緒にやりたいと思った5年前、どんな気持ちだったんだろう? と思って当時のメモ書きを引っ張りだしてきたら、ほとばしる思いがすごい書かれていたんですが。やりたいことは今と何も変わってなかったんです。杉田(智和)さんのナレーションが入って、こういう構成でこういうメロディでとか、あの頃からずっと変わらぬ思いをヒャダインさんに伝えて、完成したのがこの曲でした。

ーーヒャダインさん自身が“ヒャダインらしさ”みたいなのを意識しながら、ヒャダインさん視点の夏の魔物が反映されていて。一緒に組んだ意味のある曲だと思いました。

成田 : どっからどう聴いてもヒャダインさんみたいな、“ヒャダイン組曲”みたいなのが作りたかったんです。完成を聴いて、ずっと考えてたことは間違いじゃなかったんだと思いましたね。いつの日かヒャダインさんと一緒にやれることになる時がきたら、歌詞は長年作品を一緒に作ってくれている只野菜摘先生に作詞をお願いしたいと思っていたのですが、コールドストン・スタナ名義で最高のタイミングで実現出来て。それまでの過程も知ってくれているから、凄く良い歌詞になったのも大きかったですね。

3曲目「恋の天国はケモマモハート」

夏の魔物 / 恋の天国はケモマモハート
夏の魔物 / 恋の天国はケモマモハート

作詞 : 畑亜貴
作曲 : ROLLY、浅野尚志(SUPALOVE)
編曲 : 浅野尚志(SUPALOVE)
Gt : ROLLY
Key : 奥野真哉(ソウル・フラワー・ユニオン)

成田 : この曲のアイデアは今までずっと温めてたんです。ROLLYさんとは前身バンドの時から、何度も作品に参加していただいていたんですけど、いつもはギターを弾いてもらっていたんですが、曲を作るというお願いはしたことはなかったんです。いつの日かROLLYさんに作曲をお願いして、すかんちの「恋のマジックポーション」、「恋のショック療法」といった、「恋のシリーズの現代版」を作りたいと思い描いていたことがついに形になりました。ROLLYさん、打ち合わせ初日にギターを持って来てくれて、「どういうのがいいの?」と始まって、「ここは「恋の1000000$マン」で、ここは「怪傑! 笑い仮面で」」みたいにリクエストして。最後には完成したものを一緒に歌って。すごく印象に残ってます。

ーー出し惜しみナシ。ROLLYさん、すごいサービス精神ですね(笑)。

成田 : その弾き語りのデモから浅野尚志さんにメロディを付け足してもらったり、アレンジをお願いして。ヒャダインさんと一緒で、長年一緒にやりたいと思っていた、畑亜貴さんに作詞をお願いして完成しました。そこにすかんちとかニューエストモデルとか、俺の大好物のギンギンのロックで演奏して欲しいなと思って、奥野真哉(ソウル・フラワー・ユニオン)さんに「ソウルサバイバーの逆襲」みたいな感じでとお願いして鍵盤を入れてもらって。QUEENとか、GREEN DAYの『Jesus of Suburbia』とか、俺たちなりのロック・オペラがやりたいと思って作ったんですが “夏の魔物らしさ”も出せたと思っています。

4曲目「爆裂レボリューション」

作詞 : 只野菜摘
作曲・編曲 : 浅野尚志
Gt : ROLLY

ーー「恋の天国はケモマモハート」の話に出た“夏の魔物らしさ”という部分で、この曲もそうですけど、ライヴが見えるんですよね。

成田 : そうですね。浅野さんと曲を作ることで、ロック・テイストみたいな物はすごい研ぎ澄まされていきました。「恋の天国はケモマモハート」もROLLYさんのメロディのサンプリングのようなものが、浅野さんの編曲で夏の魔物の物になったし。アムロ・レイがガンダムを一番上手に乗りこなせるのと一緒ですね(笑)。「爆裂レボリューション」は、前身ユニット時代に「キカイノココロ」という曲を同じ布陣で録っていて。すごく良い曲になったんですけど、俺が未熟だったこともあって満足しきれていなかったところがあって。

ーーまだ、ガンダムを上手に乗りこなせていなかった?

成田 : そうです(笑)。でもこの曲はやりたいことが明確で、ちゃんと整備されていて。曲の構成や世界観、ROLLYさんのギターやシンセがどう入るとかハッキリ見えてる中で、「キカイノココロ ver.2」というイメージで作りました。「ライヴ・ア・ライヴ」というゲームが好きで、それは各章に登場した色んな時代の主人公が最終章で集まってくるゲームなんですけど。それとか、色んな作品のロボットが入り混じって戦う「スーパーロボット大戦」とか、ああいった感じを音楽で表現したいというのがあったんです。あの色々が繋がった時のアガる感じとか、色んな理由があって集まってくる感じとか、時代を繋ぐ感じとか、それをこの曲で表現したかったんです。

ーーそれぞれの物語を持ち寄って、そこにまた新しい物語が生まれて。

成田 : そうです。この曲は前身ユニット時代に1回録ってるんですけど、その時は塚本舞ちゃんが入ったばかりで。女子のヴォーカルのキーのレンジだったり、ニュアンスに初めて納得出来たんです。舞ちゃんが入ったことで、歌も歌えるしパフォーマンスも出来るという、当たり前のことが出来るようになって。本来、自分がやりたかったことがようやく出来始めたし、もっとちゃんとやりたいと思えたキッカケが「爆裂レボリューション」でした。

>>>【2/3】5曲目「SUNSET HEART ATTACK」の曲解説に続く

LIVE SCHEDULE

緊急特別企画『夏の魔物の夏の魔物』〜1stアルバムほぼ全曲やりますツーマン〜

2016年9月10日(土)@渋谷チェルシーホテル
時間 : 開場 17:00 開演 17:30
出演 : 夏の魔物、クロユリfrom夏の魔物(※アントーニオ本多は欠席)
料金 : 2,000円(+1drink)
・チケットぴあ(Pコード : 309126)
・ローソンチケット(Lコード : 75192)
・イープラス
夏の魔物ファーストアルバム発売記念「夏の魔物現象2016」10th ANNIVERSARY BOM-BA-YE

2016年9月16日(金)@恵比寿リキッドルーム
時間 : 開場 16:30 開演 17:30
出演 : 人間椅子、大森靖子、生ハムと焼うどん、ベッド・イン、吉田豪、夏の魔物+魔物BAND(ウエノコウジ・森信行・越川和磨・ハジメタル)、クロユリfrom夏の魔物
スペシャル・ゲスト : 大槻ケンヂ、and more…!!
料金 :
・10.1夏の魔物FESチケット付き:12,000円(9/16当日にFESチケット引き換え)
・10.1夏の魔物FESチケット購入済み割引 : 4,000円(9/16入場時にFESチケット購入チェック有)
・通常前売り : 5,000円(+1drink)
※各種「チケットぴあ」にて7/16 10:00〜販売開始! http://w.pia.jp/t/nnm/
AOMORI ROCK FESTIVAL’16 〜夏の魔物〜 10周年記念大会

2016年10月01日(土)@青森県東津軽郡平内町夜越山スキー場
時間 : 開場 6:30 / 開演 7:00(予定)

出演者第2弾 :
夏の魔物 with ヒャダイン、人間椅子、BELLRING少女ハート、藤井隆、清 竜人25、POLYSICS、曽我部恵一、ROLLY、アーバンギャルド、SCOOBIE DO、THE NEATBEATS、バンドTOMOVSKY、HINTO、ザ・チャレンジ、ゆるめるモ!、生ハムと焼うどん、DJ やついいちろう、クリトリック・リス、吉田豪、杉作J太郎、久保ミツロウ・能町みね子、and more...

チケット :
・先行早割券 7,500円
※先行早割購入特典 : 当日会場にて記念グッズプレゼント!
【先行早割券受付URL】http://w.pia.jp/t/nnm-p/
※受付期間 : 6月1日(水)23:59まで
・一般発売 : 8,000円
・4人セット券 : 29,000円
※一般発売&4人セット券は、6月25日(土)より〜販売開始予定
・中高生 : 3,000円(当日券のみ)
・当日券 : 9,000円
※入場時ドリンク代別途 500円

PROFILE

夏の魔物

青森で毎年開催されているロック・フェス〈夏の魔物〉の公式ユニットとして主催者の成田大致を中心に結成。 《ロック》、《アイドル》、《プロレス》などあらゆるエンタメ要素をクロスオーバーさせたライヴを行う。2015年8月、ポニーキャニオンよりシングル『恋愛至上主義サマーエブリデイ / どきめきライブ・ラリ』をリリースしメジャー・デビュー。2016年1月に発売したセカンド・シングル『東京妄想フォーエバーヤング / ダーリン no cry!!!』はフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」の主題歌として抜擢され、オリコン週間チャート25位を記録した。2016年6月には前山田健一作曲による『魔物、BOM-BA-YE〜魂ノ覚醒編〜』をリリースする。

official website

[インタヴュー] 夏の魔物

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