【南壽あさ子】6ヶ月連続特集第2弾、マスタリング・エンジニア/コネクター、小島康太郎と語るサウンド

左から、小島康太郎、南壽あさ子

南壽あさ子がヤマハミュージックコミュニケーションズに移籍、7月から3ヶ月連続で配信リリースをしていく。OTOTOYでは彼女の作品をハイレゾ配信、月1で南壽あさ子の魅力にさまざまな視点から迫る6ヶ月連続特集を7月から12月まで掲載する。配信第2弾となる8月の楽曲は「八月のモス・グリーン」。LAにてラファ・サーディナがヴォーカル・レコーディング、ミックスをし、活動初期からエンジニアとして南壽チームを支えてきたエンジニア小島康太郎がマスタリングを手がけた重要作。本特集では、その小島康太郎を迎え、ビクタースタジオにて南壽あさ子作品のサウンドについてじっくりと迫った。

YAMAHA移籍2ndシングルをハイレゾ配信

南壽あさ子 / 八月のモス・グリーン

【配信価格】
WAV / ALAC / FLAC : 500円(税込)
AAC、mp3 : 257円(税込)

【Track List】
1. 八月のモス・グリーン

※ダウンロードされた方にはOTOTOY限定オリジナル・ジャケットがつきます。

INTERVIEW : 南壽あさ子 × 小島康太郎

取材が終わったあと、小島康太郎のマスタリングルーム(FLAIR)でミックス前、ミックス後、マスタリング後の「八月のモス・グリーン」を聴かせてもらった。あまりの素晴らしさに感動して、その日は仕事が手につかなくなってしまった。ラファ・サーディナによるミックス後のサウンドはあまりに立体感があり楽器の音に伊吹が与えられたような鮮やかさに満ちていた。小島康太郎によるマスタリング後のサウンドは、誰がどのような環境で聴いてもその音楽の素晴らしさが伝わるように、ラファのミックスを有機的に暖かく包むようなものになっていた。その中心に鳴り響いているのは南壽あさ子の強く透んだ歌声だ。LAでヴォーカル・レコーディングされたという「八月のモス・グリーン」は、これ以上ない人選のもとで行われたといって間違いない。叶うのであれば、スピーカーで本楽曲を聴いてみてほしい。このサウンドが完成するまでの背景について、南壽あさ子と小島康太郎に話を訊いた。

取材&文 : 西澤裕郎

小島康太郎(KOTARO Kojima)

1984年渡英、1988年渡米、1992年よりハリウッドのOcean Way Recording Studioにて働く。当時、隣のスタジオがたまたまマスタリングスタジオ(Bernie Grandman Mastering)でその時初めてマスタリングという作業を知る。帰国後、1994年よりMemory-Tech Mastering、2000年よりVictor Studio/FLAIR Masteringに移籍。現在に至る。マスタリング・エンジニアとして、年間300タイトル近くの作品に携わっている

主なワークス : サザンオールスターズ、桑田圭祐、サカナクション、BUCK-TICK、YUI、ねごと、quasimode、POLYSICS、NIGHTMARE、ClariS、SUGIZO、J、INORAN、HYDE、クレイジーケンバンド、9mm Parabellum Bullet、ナイトメア、Jazztronik、Studio Apartment、etc….

最近のワークス : MAN WITH A MISSION、[Alexandros]、雨のパレード、キュウソネコカミ、Goodbye holiday、夜の本気ダンス、分島花音、ALL OFF、BIGMAMA、石崎ひゅーい、パスピエ、The BONEZ、金子ノブマサ、LIFE IS GROOVE、ミソッカス、PENGUIN RESEARCH、Softly、浜崎貴司、放課後プリンセス、新納慎也、沢田研二、小野リサ、etc…

http://victorstudio.jp/hd/e214/

コミュニケーションをとりながらのほうが納得のいくものができる(KOTARO)

ーー南壽さんのインディ時代からマスタリング・エンジニアとしてチームに携わっている小島さんですが、マスタリングに臨むときの基本的な考え方として、アーティストの意向を活かしつつよい部分を伸ばしていくということを大切にされているそうですね。

小島康太郎(以下、KOTARO) : 音源制作の流れとして、プリプロ、レコーディング、ミックス・ダウンと続いて、最後がマスタリングなんです。マスタリングに至るまでに何時間、何十時間かけて作ってきたものが、シングルだったら3時間くらい、アルバムでも8時間~10時間くらいでその日のうちに終わっちゃうわけですよ。なのでアーティストにはできるだけ悔いが残らず満足して帰ってもらいたいので、作り手側のこうしたい、という要望を聞いて僕の頭の中でイメージして音を作っていくっていう考え方ですね。

ーー基本的にアーティストはマスタリングに立ち会っているんですか?

KOTARO : そうですね。僕の場合は9割9分立ち会ってもらっています。

ーー立ち会うことは作品作りにとって重要なことだと。

KOTARO : そうですね。立ち会ったからといってアーティストが具体的なことを伝えられるかというとそうではなくて、例えば20年選手のベテランの方でも抽象的な言い方が多いんですけど、世間話も含めて話をして音を聴きながら、どこがバッチリでどこが気になるとか等の話をしながら理解していきます。それがわかると2曲目からすごく進めやすいですね。

小島康太郎

ーー実質的な話、ミックスの時点で音のバランスや音色は整えてるわけじゃないですか? マスタリングでは、どういう音の変化がポイントとなるんでしょう。

KOTARO : 例えば、ProToolsがあるだけのリハスタに近いスタジオで録って、家でミックスをした場合、解像度の高いスピーカーで聴いていない可能性が高いんですよね。それで、ここで初めてラージスピーカーの音で聴いて細かい音も聴こえると、ローを切ってくださいみたいな話になったりする。でもこの場合、下支えになってるちゃんと安定した音にするために必要な音だったりもするので、ローを単純に切るのではなくて、どういうふうにしたかったの? って聞いて、だったらこういうふうにしようかって提案をしながら音を作って聴いてもらう感じですね。

ーーそれまで主観的に作ってきたサウンドを一歩引いたところから聴いて調整するようなイメージで合ってますか?

KOTARO : そうですね。僕の立場は、いかに客観的に聴いて「今こういうふうに聴こえているけど、これでいいですか?」って進めることが大前提。基本的に試行錯誤してファイナル・ミックスができているはずなので、基本的にそれを尊重します。その上で、その素材(ファイナル・ミックス)が持っているおいしいところを引き伸ばしてあげるという考え方ですね。マスタリングって基本的にEQとダイナミクスをいじるってことだと僕は思っていますが、エンジニアさんによっては今はいろんなプラグインもあるので、複雑にいじられている方もいるみたいで。ただ、僕の場合は極力シンプルにプラグインもほぼ0。使うとしても、年に1回使うか使わないか。あとはハードの機材で全部行います。

ーー「八月のモス・グリーン」は歌入れをLAでされたそうですが、そのコーディネートをしたのは小島さんだそうで。

KOTARO : 僕は「コネクター」っていう言い方をしているんですけど、例えば、自分が仕事で関わっているAさん(アーティスト)とBさん(プロデューサー)、お互いは知らないわけですが僕がこの2人をくっつけたらおもしろいことが起こるんじゃないかと。その最初が南壽さんのアルバム『Panorama』の3曲を(鈴木)惣一朗さんがプロデュースすることだったんです。その結果、僕が想像した以上に2人が意気投合してESTACIONができて。LAの話をすると、20年以上前にハリウッドのOcean Way Recording Studioというスタジオで働いていて、そこの同期にラファ・サーディナといういうスペイン人のエンジニアがいたんですね。当時はお互い新人で使いっ走りみたいな感じだったんですけど、僕が帰国した後、彼はフリーランスになって、あれよあれよという間に実績をつんでグラミー賞までとって。今年はディアンジェロのレコード・オブ・ザ・イヤーの中にもノミネートしているんですよ。結果的に今年も1つ穫って計12個になったそうです。その彼と南壽さんも合うのではないかと以前から南壽さん、マネージャーさんにも話をしていて、タイミング的に今しかないんじゃないかと思って急遽段取りをつけて行ってきたんです。

ーーいまはデータでのやり取りもできるのに実際に行くということが重要だった?

KOTARO : 日本人アーティストが著名な外国人に依頼するときってマスタリングだとデータを投げてやることが多いんですけど、僕は実際に立ち会ってコミュニケーションをとりながらやったほうが絶対に納得のいくものができると思うんです。今回も現地に彼女が行って、相手と目と目を合わせて、たどたどしくても英語で話して、彼女の人となり、彼の人となりをお互いに知った上で作業を進めていくほうが絶対にいいものができる。それは根本的なところだと思うんですよ。

曲なんだから1曲っていう当たり前のことを教えてもらった(南壽)

ーー南壽さん自身は、LAの体験はいかがでした?

南壽あさ子(以下、南壽) : 何もかもが新鮮でした。なによりラファさん含めご家族の人柄が素晴らしかったのと、ラファさんの仕事のしかたがものすごく細かくて。本当にそばで全員が一緒に演奏しているかのようなダイナミックなサウンドに仕上げてくださるし、私が何かを伝えようとしたらそれをすぐに受け取って、しかも言ったこと以上のことをやってくれて。ああいう緻密さや繊細さが賞をとっている理由なのかなと思ったし、信頼されているのもよくわかりました。曲への理解度も自分よりあるんじゃないかっていうくらい。日本語がわからないから、声も含めて音楽としてラファさんが聴いてくれてるっていうのもあると思うんですけど、これまでに聴いてこられたもののクオリティがすごく高いので、そういう視点で私にもアドバイスをくれました。歌録りの時、日本語で歌う合間に英語でのコミュニケーションを挟むことで混乱したりもしたんですけど、だんだん自分がこうしたいってことをとにかく伝えたいって気持ちになっていったし、緊張も解けていって。短い時間で、ものすごく大きな経験をさせてもらったなと思っています。

ーーちなみに、どれくらいの期間行かれてたんですか?

南壽 : 1週間行ったんですけど、滞在は5日間です。

KOTARO : だからレコーディングは丸2日ちょいって感じですかね。

ラファ・サーディナと南壽の2ショット

ーー歌録りの際、どんなアドバイスをもらいましたか?

南壽 : 歌の流れとして不自然に強く歌っていると感じたところがあったみたいで、もう少し歌い方を変えてみたらっていう提案をもらいました。私自身、歌っているとわからないんですけど、後で聴いてみた時によくわかりました。あとは部分録りをしないっていうことが初めてだったんです。普通はテイクを何回か録って、あとでサビならサビだけ気になったところをもう一度録る。でも「そのサビを歌いたいんだったらもう1回全部録ってみようか」っていう感じで全部歌ったんです。流れを大事にする人なんだなと思ったし、曲なんだから1曲っていう当たり前のことを教えてもらった気がしますね。

ーー切り貼りするんじゃなく1曲の流れの中でしっかり歌うと。

南壽 : たぶんその部分だけ歌ってもいいことはないってことかなと思いました。不自然になったり、継ぎ接ぎ感が出てきたり、そういう経験があるのかもしれないし、通しで歌うことのよさを知ってらっしゃるのかもしれない。より音楽的であることを考えているんだろうなと感じました。

ーーミックス作業においては何か要望とかは伝えたんですか?

南壽 : 曲についてのイメージは、日本語の歌詞と英詞にしたものを渡したんですけど、ミックスの時は英語のほうは見てなかったですよね?

KOTARO : 日本語の歌詞カードを見ていた(笑)。

南壽 : 漢字も入っていたんですけど、私がここがって言ったら、ああここ! みたいな感じでもう読めるようになっていたんです(笑)。

KOTARO : ラファは「俺はもう日本語はパーフェクトだ」って冗談で言ってましたよ(笑)。

南壽 : 耳がいいんだなと思って感動しました。あとは絵を描いて伝えたりもしました。曲のイメージと主人公の年齢とか性格とかそういうところを伝えると共通認識が持てるというか。部分的にここをもう少し大きくとか、リバーブの種類を選んだり相談はしたんですけど、びっくりしたのが最終的に1番最初にラファが作ってくれたのが1番よかったことで。だから、自分よりも理解が深かったというか、もっと先を行っていたんだなって感じましたね。

今までの人生を振り返りながら歌えた(南壽)

ーーそうやってLAでレコーディングされミックスされたデータを小島さんが受け取り、FLAIRでマスタリングをされたということですね。

LAでのレコーディングの様子

KOTARO : そうですね。普段プリプロからミックスまでの過程を僕が知らない状態が当たり前なんですけど、今回に限って言えば現場にいたから、音だけでなく雰囲気も含めて聴いてきたわけですよね。だからイメージがバチッと合う訳ですよ。最近は、予算の関係でレコーディングをしてミックスした人がそのままマスタリングまでするっていうパターンも結構増えてきてるんですね。それはそれでしょうがないんですけど、レコーディング、ミックス、マスタリングまで1人でやっちゃうとエンジニアさんは客観的に聴けない事が多いんですよ。今回の試みは、客観的に僕が聴くことによって理想の音に近づけると思いつつ、更に現場を共有したということでよりアーティストのイメージに近いものにできる可能性が高まったと思いました。そうしたちょっとした積み重ねがいい音に繋がるんです。ミックスがよくなることで、マスタリングでやることがスムーズになってくるんですね。プラグインをいっぱい刺さないといけないみたいな音じゃなくて、ほんとにEQとコンプだけで理想的な音により近づくんじゃないかって。ミックスにも立ち会えたことでそういう部分がよりスムーズになったなと思います。

ーーそれぞれの職人的な担当分野がありつつチームとして密に制作に臨むことで、いい音ができる可能性を今回のレコーディングで共有されたわけですね。

KOTARO : 川の流れでいえばマスタリングが下流だとしたら、ミックスが中流でレコーディングが上流なんですね。できるだけ僕が中流とか上流の方に顔を出したり関わることで、より良くなる可能性が今回の経験で大分わかりました。前はなんとなく思ってたんですけど確信に近づいたかなって。

ーー南壽さん自身もかなり手応えはありますか?

南壽 : ありますね。どうして今まで気づかなかったんだろうって。最後の工程にいる人がその前を見て聴いていれば理想の音が確実にわかるし、こうしたいっていう想いも共有できるし、よりいい形に仕上がると思う。『Panorama』で惣一朗さんに繋げていただいた時に、康太郎さんがレコーディングに顔を出してくださったことがあったんですけど、その時もマスタリングするとき、音について伝えやすかったです。

KOTARO : その時、ある曲のミックスの上がりが早めにきてここで聴いた時、簡単にいえば少し固い感じがして、これっていいのかなって話をしたら、やっぱりみんな同じことを思っていたみたいで。急遽リミックスしなおして、その後マスタリングに臨んだことがありました。それはイメージの共有というか、やっぱりこの曲はこんな感じじゃないのっていうのをその時に共有できてたっていう1つの例ですね。

ーー南壽さん自身、アメリカで歌うっていう経験はいかがでしたか。

南壽 : レコーディングブースの窓から外をよく見ていたんですけど、ここまで来たことをありがたく感じながら歌っていました。歌が好きで活動をはじめて、日本でもいろいろな場所で歌えたりしてますけど、そこからまた大きな一歩を踏み出して、大きなつながりができたことが本当に嬉しかったので。なんというか今までの人生を振り返りながら歌えたというか、そういう感じでしたね。

ーー個人的には、ぜひアメリカでライヴもしてほしいなと思います。

南壽 : できたらやりたいですね! そこから生まれることも多いと思うので。台湾に行って歌った時は日本語がわかる人も多かったんですけど、わからなくてもノスタルジーを感じたって言ってもらえて。言語を超えて音楽は通じるんだなっていう体感をしたので、アメリカではどういうふうに自分が感じて、周りの人がどういうふうに言ってくるか予想がつかないですけど、ぜひやってみたいですね。

全て思ったら行動するっていうか動くことは大切(KOTARO)

ーーレコーディング以外でLAで想いでに残っていることはありますか?

KOTARO : 今回レコーディング終わりの週末がインディペンデンス・デイで、みんな遊びに行っちゃうんですよ。せっかくLAに来たんだからと思ってキャピタル・スタジオを見学しにいったら、たまたまアル・シュミット(著名なエンジニア / プロデューサー)のセッションだけがレコーディング中だと。一通り見学したあとで、アル・シュミットのところに行ったらコントロール・ルームのドアがたまたま開いて後ろ姿が見えたんです。僕が「アル!」って声かけて南壽さんを紹介して2ショットの写真をとって。あと、彼女が持ってきてたCDを渡しました。タイミングがすごくよくて、しかも2ショットなんて向こうで働いてた時だったらありえないことでしたね(笑)。

ーー南壽さん自身その体験はどうでした?

南壽 : 最後のご褒美みたいと思いました(笑)。ラファもそうだし、康太郎さんがいなければ全然入れない場所だし、いろんなタイミングがあってそうなっているんだなって感謝しています。

KOTARO : きっかけは僕が作ったことですけど、そういうタイミングがあったわけじゃないですか。何時間かずれていたら会えてないですもんね。運命ですね、会うべくして会ったんだと思いますよ。

ーーたしかに会えない可能性の方が圧倒的に高いですもんね。

KOTARO : 本当にすごいことですよ。最初にお話ししたように、やっぱり現地に行かないと起こらない、いい意味でのハプニング。だから行動することっていうのはすごい大事なんじゃないかなって。それは僕の持論というか、全て思ったら行動するっていうか動くことは大切だなって。

ーーそういう意味で、南壽さんは47都道府県を2回されていたり、行動をしているからこそ起こるべくしていろんなことが起きてるのかなという気がします。それがこれから日本を飛び越えてつながってくといいですよね。

KOTARO : 世界をめぐるワールド・ツアーとかいいですよね。

南壽 : (笑)。いろいろなところで歌ってみたいですね。

>>6ヶ月連続特集第1弾 コピーライター武田さとみとの対談はこちら<<

南壽あさ子の過去作はこちら

YAMAHA移籍1stシングルをハイレゾ配信

南壽あさ子 / エネルギーのうた (弾き唄い Ver.)

【配信価格】
WAV / ALAC / FLAC / AAC : 単曲 216円 / まとめ購入 2,160円

【Track List】
1. エネルギーのうた (弾き唄い Ver.)
2. エネルギーのうた (Piano Instrumental)

>>6ヶ月連続特集第1弾コピーライター武田さとみとともに考える言葉への想いとこだわり

記念すべき1stアルバム

南壽あさ子 / Panorama

【配信価格】
WAV / ALAC / FLAC / AAC : 単曲 216円 / まとめ購入 2,160円

【Track List】
1. サンセット・サイドストーリー
2. わたしのノスタルジア
3. 少年たち
4. どんぐりと花の空
5. みるいろの星
6. それがいいな
7. パノラマライン
8. かたむすび
9. PASSWORD
10. ちいさなラズベリー
11. ペーパームーンへ連れ出して
12. やり過ごされた時間たち

いろいろな人生や風景を垣間見るような1stアルバムーー南壽あさ子の世界が360°見える『Panorama』

金色に輝く築地本願寺でDSDレコーディング

南壽あさ子 / 南壽と築地と子守唄 〜南壽あさ子 at 築地本願寺〜

【配信フォーマット / 価格】
DSD(1bit/5.6MHz) + WAV(24bit/96kHz) : 1,080円(税込、まとめ購入のみ)
※南壽あさ子による手書きの歌詞カードを収録したPDFブックレットが付属

【収録曲】
1. 旅愁
2. 星のもぐる海
3. 500 Miles
4. 真夜中のスープ (オルゴール Ver.)

PROFILE

南壽あさ子

物心つく前から歌うことに心奪われた彼女は二十歳になり本格的に作曲活動をはじめ、2012年6月に「フランネル」でインディーズ・デビュー。風景画家の祖父や70年代の音楽に影響を受けながら独自の世界観を生み出すその作風は、だれもが何処か懐かしい情景や心象風景を思い起こし、その透明感あふれる唄声とシンプルなピアノによっておおくの人の心を掴んで離さない。2013年10月には「わたしのノスタルジア」でメジャー・デビュー、この曲が全国ラジオパワープレイを40局以上獲得しこの月の邦楽・洋楽OA回数1位となる。ひとつひとつていねいに唄い届けることをモットーにし、「Nostalgia」ツアーでは全47都道府県をまわり、赤坂BLITZにて大成功のうち旅を完結させる。2015年6月10日には待望のメジャーでのファースト・アルバム『Panorama』をリリースし、2度目の47都道府県ツアーを敢行。同年12月には鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)とのユニット“ESTACION(エスタシオン)”を結成、ファースト・アルバム『少女歳時記〈冬〉』をリリースする。そして今年の4月から6月には自身初の春のツアー〈南壽あさ子弾き唄いワンマン “flora” tour 2016〉を開催し、全国16カ所を完走する。

その他にない声の魅力が支持され、積水ハウスシャーメゾンのCM「積水ハウスの歌」の歌唱、アステラス製薬の企業CM「臓器移植をしたきみ」ナレーション、東京ガスのラジオCM「あなたとずっと今日よりもっと・エネルギーのうた」を担当するほか、韓国・NCSOFTが運営する大人気MMORPG「ブレイドアンドソウル」の挿入歌や、累計200万本を超える大人気RPG「アトリエ」シリーズへの楽曲提供など、幅広いジャンルで活躍している。

>>南壽あさ子 OFFICIAL WEBSITE

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筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/

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