2016/08/03 20:15

【REVIEW】ボイガル最新作「誰も一人ぼっちにしない音楽」を掲げる彼らのポップ・ミュージック

ボイガルのキラキラ・ポップ・チューンが詰まった会心作‼︎

THE BOY MEETS GIRLS / OTONARI BENTO BOX
【Track List】
01. アイスクリームポップスター
02. T.R.F.
03. インスタント旅
04. SUSHI☆ZANMAI
05. レイニーレイニー
06. ハッピーソング
07. おさるのジョニー

【配信形態 / 価格】
16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC / MP3
単曲 257円(税込) / アルバム 1,234円(税込)

メンバー全員が保育大学出身だというTHE BOY MEETS GIRLSの音楽は、どこか子ども達に語りかけるような優しいポップさを孕んでいる。そんな気取らない彼らの純粋性は、保育士という経験を経て子どもたちからもらったものなのか、はたまた彼ら自身が少年の心を持ったまま大人になったからなのか。

前作の〈温泉〉に引き続き今作では〈お弁当〉をアルバムのテーマに掲げる彼らだが、そんな身の回りにある半径1メートルの音楽は、聴く人の耳にも真っ直ぐ届いてくる。ハードなギターが響くバンドサウンドに軽やかなシンセサイザーの音が重なり、ドラマティックな展開を見せる楽曲たち。そこに乗せられる歌詞には飾り気がなく、誰にでも分かる言葉で描かれている。彼らの奏でるポップ・ミュージックが皆に愛されるのは、誰にでもどんな時でも寄り添ってくれる人懐っこさにあるのだろう。

〈誰もひとりぼっちにしない音楽〉。THE BOY MEETS GIRLSの音楽には、そんな真っ直ぐな優しさと等身大の愛情が詰まっている。お母さんが作ってくれたお弁当って、そういえばこんな味だったかもしれない。(text by 岩澤春香)

PROFILE

THE BOY MEETS GIRLS

2012年3月、名古屋のとある通りで結成。「誰も一人ぼっちにしない音楽」を掲げて活動中。繰り返し聴きたくなるような心地の良いどこか懐かしいサウンドと、少年のように真っ直ぐ突き抜けた歌声は、分かっていたようで分かっていなかったこと、見えているのに目を背けてしまったあの時、悩んで泣いていたあなたの背中をそっと押してくれる。

>>THE BOY MEETS GIRLS Official HP

[レヴュー] THE BOY MEETS GIRLS

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