アクチュアルなジャパニーズ・バリアリック・ビート──とにかくかっこいい、D.A.N.を聴け!

今夏デビュー作『EP』をリリース、〈FUJI ROCK FESTIVAL'15〉の「ROOKIE A GO-GO」ステージ出演も果たし、いっそうの注目を集める3ピース、D.A.N.。早くも新曲を配信限定でリリース。制作には引き続き葛西敏彦がサウンド・エンジニアとして、さらにライヴのサポート・メンバーとしても参加する小林うてながシンセとスティールパンで加入。夏の終わりに最高に気持ちのいい1曲が誕生です。ハイレゾからCD音質、MP3まで同価格なのでお好みの音質で。もちろんハイレゾだと音の深みが断然に違うので一聴の価値あり。さらにOTOTOY限定で手書き歌詞カードもつきますので、独特のワードが気になる方はぜひとも。前回初のインタヴューに引き続き、今回も3人に直撃。デビュー作とはまた一味違うサウンドをさらりと提示する、彼らの音楽性に迫る。


D.A.N. / POOL

【Track List】
01. POOL

【配信形態】
左 : 24bit/88.2kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
右 : 16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC / MP3
※ファイル形式について
※ハイレゾとは?

【配信価格】
250円(税込)

この作品をご購入いただくと、手書きの歌詞カード画像が付属します


「POOL」MV


INTERVIEW : D.A.N.

思えば正式リリース音源は数えるほど。デビューEP(オリジナル3曲+リミックス1曲)と、そして今回の配信オンリーのリリースとなる「POOL」1曲。伝わってきている彼らの才能はまだまだ断片的と言えるだろう。いや、しかしD.A.N.の3人の才能は、それだけでも十分すぎるほど刺激的だ。しかも若干21歳というのだから、その前途はまぶしすぎるほど輝かしい。

サウンドを聴けば一発、その背景には無数の音楽的な要素が垣間見れる。マウント・キンビーがインディR&Bを突っ込んでリモデルしたカン『FLOW MOTION』というか、ポストロック、クラウトロック、ジャズ、アブストラク・ヒップホップ、ファンク、R&Bにハウス、テクノ、そしてダブ…… その音響的な方向性は過去のさまざまな音楽の遺産からアクチュアルなクラブ・ミュージックまで、それらを境なく総体として取り込んでいることがすぐにわかる。表現に透けて見えるのは、彼らのディープなリスニング体験。それは「アレに似ている」ではなく、「アレを聴いて、そして音を出している」ということだ。

インタヴュー&文 : 河村祐介

特に彼は良いと思ったら、そのままどかんと影響を受けるというか、みんな吸収するのは得意だと思います

──まず、デビューEPを聴いたときにディープ・リスナーが作ってる音楽だなっていう感じがすごくして。クラブ・ミュージックを頻繁に聴いている耳にバンバン入ってきたというか。そのあたりがすごくおもしろかった。そういう想像ができるバンドが最近いっぱい出てきているように思えるけど、D.A.N.は特にその要素を感じた。

桜木大悟(以下、桜木) : ぼく個人としては、すごく掘る時期とあまり聴かない時期の周期があって、でも掘るときはとにかく買いますね。

川上輝(以下、川上) : ぼくらはそれを全部共有するので。特に彼は良いと思ったら、そのままどかんと影響を受けるというか、みんな吸収するのは得意だと思います。

──わりと桜木さんが入り口になってる?

桜木 : 飽き性で、掘るのが1番多いからですかね。でもみんな速攻で吸収するから。遠征とかずっと新譜聴いたり。

市川仁也(以下、市川) : 移動中も、京都とか行ってるときの8時間、ずーっと音楽かけて。

──音楽的な共振の、最終地点としてこの3人が集まったわけだと思うけど。最近とかで3人のなかで話題になったアーティストは?

桜木 : モッキーじゃないですかね。モッキー、シャミール、テイラー・マクファーリンとかかな。

──じゃああのへんの男性の、R&Bなんだけどちょっと違うっていう、フォーク感もあるやつ。テイラーは最近のジャズって感じだけど。

川上 : いや〜もう、テイラーはドラムが最高で。

──3人の共通の聴きどころってなんだろう?

川上 : 聴いてて、普遍的に気持ちいいというか。

市川 : 結構なにも考えずに聴いてますね。

桜木 : そんなないですね。フラットに。

川上 : いいと思ったらいいし。例えばビートがないような人のアルバムでもみんな好きになりますね。

桜木 : でもぼく、一時期は本当にアンビエントとか、ドローンとか、ノイズみたいのとか、そういうのばっか聴いてたんですよね。そういうのから、マジでビートがかっこよくないと聴けないとか。絶対ビート、みたいな。

──全体的にはフラットだけど、いまはビートの部分があるといえばあるみたいな感じかな。

川上 : ある、かもしれない。

──自分たちの曲作りにはバンバン、そういったリスナー体験みたいなものが出てくるほう?それとも噛み砕いてから自然に出てくるのを待つ感じ? もしくは具体的に「ああいうのもやってみよう」となる?

桜木 : なりますね。

市川 : まんまやってもいいことにはならないので、結局噛み砕くことにはなるんですけど。

川上 : 最初は何も考えずにセッションして、ネタが出てきて、それはなんかの影響受けてると思いますけど、それは僕たちも何も話さずにセッションしたりするので。そうやって、自分から出たビートは「あ、いいじゃん」ってなる。それぞれが自然とやって、自分の想像を超えてくるものをかけあわせていきますね。

──曲作りはどこからはじまることが多いですか? 仮歌みたいなところから? それともリフのループみたいな感じ?

川上 : リフのループと歌があればそれに合わせてみんなどうしようかって感じ。

桜木 : 自分たちでも探求してるところですね。

──まだアルバムも出てないもんね。

桜木 : いろいろ可能性を掘り探るのは好きですね。

Qティップとか、トライブとか、90年代のヒップホップの感じを、もうちょっと今っぽい感覚でドライに、冷たい質感でやれたらいいなって

最新シングル「POOL」は、2015年の夏の追憶とともに、来たるべく秋の到来を告げる、東京のインディ・シーンに花開いたチルアウトな名曲だ。ジャズ・ファンクをサンプラーでざっくり削り取ってしまったような古式ゆかしいブレイクビーツ的な川上のビート感とヘヴィでグルーヴィーな市川のベースラインはミニマルなファンクとして楽曲をむき出しにする。その上を桜木のファルセット、そして後半では準メンバーとも言える小林うてな(ex 鬼の右腕)のスティール・パン浮遊感とともに、ときにポップに、ときにサイケデリックに振る舞う。

ここ最近注目されるヒップホップやR&Bのリズム / グルーグ・ラインといえば、2000年代なわけだが、それをさらに乗り越えた1990年代初頭のブレイクビーツ感覚を、いまのロック・サウンドに取り込んでいる感覚もある。それこそ、2015年、東京のリアルを叩きつけるバリアリック・ビートというかなんというか。まぁ、とにかく、ぐっとくる構成になっている。

──「POOL」のドラムは初期のブレイクビーツ的なグルーヴにしているよね。1990年代初頭のちょっとBPMが早い、ファンク的な楽曲のループというか。

桜木 : 「POOL」は、もともとアレンジが全然違って。

川上 : こういう感覚のループじゃなかったよね。

桜木 : J・ディラとか、ああいうレイドバックしたビート感で「いいムードで攻めてく」みたいな感じだったんですけど、振り切って。

川上 : もうちょっと三連ぽいニュアンスが入ってたんですけど。

──へぇ、むしろブレイクビーツのループからでてきた曲かと思ってた。

桜木 : ぼくはQティップとか、トライブ(ア・トライブ・コールド・クエスト / Qティップが在籍したグループ)とか、90年代のヒップホップの感じを、もうちょっと今っぽい感覚でドライに、冷たい質感でやれたらいいなって。

──あの曲は途中からそういうコンセンプトになったんだね。

桜木 : めっちゃ時間かかった。

市川 : セルフ・リミックスみたいな。

川上 : ドラムの打ち方も、ドゥン カッ ドッ ドッ カッ、みたいな感じだったんですけど。いまはもう2拍目と4拍目がちゃんとダーンッ ダーンッってくる感じで。

──MPCとかが出てくる前の、ワン・ループの昔のブレイクビーツの使い方だよね。むしろ俺とかからすると、懐かしくもあるぐらいの……。でも今の音になってるのがおもしろいなって。

川上 : そういうのも好きっていう。

──デビューEPはもうちょっとハウスの感覚とかアンビエント・テクノの感覚があった気がするんだけど。

桜木 : すごく好きですね。

市川 : セオ・パリッシュ。あとエイフェックス・ツイン。

桜木 : うん。やっぱ普通に。

──でも、打ち込みをやろうとは絶対にしないみたいだね。

桜木 : やっぱり、生ドラムっていうところは、自分たちのこだわりだから。

──打ち込みはしないという。

桜木 : そうです。

川上 : だからこそ、テイラー・マクファーリンとか、打ち込みの上に生ドラムを重ねるのを実際に体現してるのがやばいなというか「ここまでやるか!」って。

──わりと本人たちはバンドでやるっていうのが絶対的なコンセプトとしてあると思うんですけど、後ろのほうにはDJミュージックみたいのが潜んでいたりするわけじゃないですか。それこそセオ・パリッシュの音楽なんかは、音楽自体としてすばらしいものなんですけど、あれはあれでDJの身体感覚みたいなものがすごく入ってる音楽だと思うんですけど。どうでしょう、バンドをやってる人間からみて、そういう彼らの音楽のおもしろさはどこに集約されると思いますか? テイラー・マクファーリンやセオ・パリッシュとかはライヴ・アーティストっていう面があると思うし。Mikikiのインタヴューだとリカルド・ヴィラオロボスなんかも話題にあがってましたけど。

市川 : ライヴ観たことないので、なんとも言えないんですけど。

桜木 : DJとしてみたいにはあんまりみてなくて。とにかくビート…… かなあ。自分たちがDJできないから、やりかたとかまったくわかんないし、ただただそのビートだったり、アンサンブルを聴いてるから。

市川 : 聴くときは、アコースティックのバンドと同じ、というか、フラットに聴いてます。

とにかく自由に、いろんな実験精神を持ちながら、それでいてポップな感覚も持ちつつ、いい音楽を作る

──なるほど、あとは今日のライヴ(Shimokitazawa Indie Fanclub 2015)でも、改めて音源も聴いてみてもそうだったんですけど、とにかくベースラインが引っ張ってるバンドじゃないかなと思うんだけど。

桜木 : いやご名答ですね! ぼくも生まれ変わったらベーシストになりたいし。(サポート・メンバーの)うてなも、生まれ変わったらベーシストになりたいって。みんなベースが好きなんですよ。ベース・ミュージックが、ベースがすき。

市川 : ベースの立ち位置的には、ドラムがちゃんと土台にいて、そこに歌、歌がすごい好きなので、大悟の歌だったりを繋げる役というか。お互いを引き立たせるようなイメージでやってる。結果的にそれがベースを引き立たせるような、相乗効果になってたらうれしいなって。

──もう1個思ったのは、ヴォーカルも音色的に考えてるのかなって。そこまで前に出ることもなく、全体のアンサンブルから、引き算の美学みたいな感じで。

桜木 : とにかく簡素なつくりというか。そういうのに惹かれるから。歌も基本的にあまりメロディを変えたりとかごちゃごちゃしたくない。そういうのはクラブ・ミュージックの声ネタとかすごく参考になりますね。

──そういう意味でも歌詞のつくりかたも、それもまた音色をつくるのに近いのかなって。

桜木 : 近いかもしれないですね。(日本語は)母音がすごいはっきり出るから、そこのアタック感とかはシンセの音つくるみたいな感じで言葉をはめてるかもしれないです。いろいろと表現方法を自分でストックしたいなって。

──なるほど。結構、エンジニアの葛西(敏彦)さんと音作りしてると思うんですけど、例えばベースのミックスなんかに関してとかは相談してるんですか? それとも葛西さんが提示してくれる感じ?

市川 : もちろんイメージは最初にこちらで提示しますよ。

川上 : 僕たちがこういう感じにしたいっていうのは伝えて、その上で葛西さんは「こうかな〜」というのを出してくれて。それを調整していく感じですね。

桜木 : でも葛西さんもアーティストなんで。やっぱりおもしろいですよ。自分たちにない領域とか、感性が入ってくるから、やっぱりそれは好きだし。

──今日、ライヴを見てて思ったんですがライヴのPAも葛西さんがやってるんですか?

川上 : まだいつもではないんですけど、今日は葛西さんがやってくれました。

──そうなんですね。ダブ・ミックス的なのもやってって感じで。基本ライヴはそれが定型になってる?

桜木 : そうですね。葛西さんはダブとか好きだから。そういう色も出てくるのかな。

──方法論としては、バンドでやるということと、クラブ・ミュージック的なものに近くになるっていうと、ダブ・ミックスとか、さっきのベースの話も含めて、結構大事な気がするんですけど。みなさんお好きですか?

桜木 : んーと、まだそんなに聴いてないです。

──なるほど。逆にそういう意味ではそういう音を聴いてまた変わってくる可能性がありますね。

市川 : やりたいことは機械的なものと、肉体的なものがあわさったもので、それがおもしろいなって思ってます。だから、ダブ・ミックスとかそういう方向にいっても、生でやってるから、生々しさがあるというか、生きてる感じが出てくる風にはしたいですね。

桜木 : それこそ、最近出たモーリッツ(・フォン・オズワルド)の新譜は仁也が言ってたことを再現してたと思う。

──あれはエレクトロニクス+トニー・アレン(フェラ・クティを支えた伝説的なアフロビート・ドラマー)がドラムをやってたよね。

桜木 : ああいうのが、自分たちは好きだなーと思って。

市川 : 不思議な感じですね。僕らもう一発でやられて。最初に葛西さんに聴かせてもらって。

桜木 : ブチのめされたね。もう、すぐ「こういう曲つくる」って(笑)。

──ミニマルなテクノっぽさもあるし、J・ディラっぽいグルーヴがあるとこもあるし、それでいて無機質なドローン的な効果もあったりで。でも、D.A.N.はとにかく今は、どんどん自分たちで吸収しているというか。

桜木 : そうですね。とにかく自由に、いろんな実験精神を持ちながら、それでいてポップな感覚も持ちつつ、いい音楽を作るっていう。それだけですね。もしかしたらそういう精神のルーツは、僕ら3人ともザ・ブックスがすごく好きで。そういうのがあるかもしれないです。みんな3人とも好きで、それが結構意外って言われるんですけど。ずっと聴いてられるんです。

市川 : D.A.N.を組んだきっかけはブックス。あとはペンギン・カフェ・オーケストラ。ああいう普遍的なキャッチーさというか。

川上 : あと3人に共通してるのはウォーペイントとマウント・キンビーとか。

──確かにその辺をパズルのようにあわせていくとD.A.N.になる感じはあるね。俺はじめて聴いたときに思ったのはカンの後期。カンって後半はレゲエやったりアフリカ人のパーカッションが入ったりでちょっとファンクっぽくなるんですけど。でもビートはやっぱりちょっとスクエアでドイツ人っぽい扁平な感覚も一緒に入ってて。そのガチガチした感じの。だからいわゆる、単純に真似したわけじゃなくて、自分たちが吸収したものが自然と出てるっていうことが感じるっていうか。

桜木 : ドイツはシンパシー感じるというか。国民性とか音楽からシンパシー感じますね。

──あとすごく気になっていいなと思ったのは1枚目のEPでShinozakiさんのリミックスを入れていることがすごくおもしろいなと思って。オーソドックスなディープ・ハウスの感覚があって。結構ベース・ミュージックっぽいハウス作る人って若い人で多いと思うんですけど、そうじゃなくてヘンリク・シュワルツとかそういう雰囲気のある音源ですごいなと。

桜木 : 彼はほんとパラダイス・ガラージ(1970年代末~1980年代後半にかけてのNYのアンダーグラウンド・ディスコで、メインのレジデント、ラリー・レヴァンのプレイが象徴。その後のハウス・ミュージックに大きな影響を与える)とか、ああいうの大好きなんで。

川上 : リミックスの原曲は、このデビューEPをつくる前に自分たちで自主制作したZINE付きのCDのなかの曲で「いいのできたよー」って送ったら、Shinozakiから返ってきて。半端ないなって。

桜木 : EPは多角的なアプローチがほしいなと。

川上 : 僕たちではつくれないから、あれは。彼はひとりでがーっとやれるタイプなので、たぶん。

──D.A.N.を取り巻く人物相関図のなかにいる人のなかで、すごくおもしろいの作ったからこれも入れてしまおうって感じだよね。誰かに頼んだってわけでもなく。バックグラウンドのひとつってことですよね。

桜木 : 同い年で1番尊敬してますね。ひとりのアーティストしてすごい。

──彼のソロ・トラックとか聴いてみたいですね。

桜木 : ね。ぼ~っとしてますけど(笑)。早く作れ! って(笑)。

──そっか(笑)。「POOL」に戻りますけど、これを出すきっかけはあったんですか?

桜木 : これは北澤さん(北澤学 / BAYON PRODUCTION)とかが「出そう」って。

川上 : アルバムをつくろうと思っていて。そのアルバムができるまでのトピック作りとして、いまの時期ぐらいに配信で出したほうがいいんじゃないかって北澤さんと話し合いました。

市川 : CDを出して次のCDを出すまでに制作期間が長く必要なので、そのあいだ何も動きがないと、お客さん的にもつまらないだろうし。

川上 : 「POOL」って曲もいままでと全然違う曲だから、こういうのもやるよっていうのを見せられるっていう意味もあっていろいろちょうどいいかなって。

北澤 : この曲はプロモーションっていうよりも、とにかく世に出したいっていうのが僕のなかで強くて。

川上 : もとからめっちゃアレンジ変わっちゃったけどね(笑)。

──あれはデビューEPを聴いてからだとまた衝撃も強いっていう。どれだけの幅があるのかも見えてないバンドだから、この曲によってさらにまだあるんじゃないかって想像させてくれる曲でした。

桜木 : あとは歌ですかね。歌はいままでの曲のなかでも自分では挑戦の曲。ラップじゃないけど、僕はラッパーぐらいの気持ちで歌ってます。フローとか。これポップなんじゃないかって。

──なるほど。すごくそういう意味では、先にいくために、こっちがいろんな妄想ができる曲かなと思ってて。

川上 : そういう見せ方は狙ってますね。

──今後まずアルバムをつくっていただきたいなと。もうなんとなくではあるんですか?

川上 : うだいぶ固まってきてて。録り始めてるところです。「待望の」って言われるようなものにしたくて。「待ってました!」って言われたいですね(笑)。

デビュー作『EP』配信中

D.A.N. / EP

どこか冷たい質感、チルで、ダウナーな、トリップするミニマルなリズムやフレーズ、その上にキャッチーでメロウな歌がのっていく現時点の『D.A.N.』を表現した本作。広大な大地を歩いたり、深い水中を泳いでるようなキャッチーで遊び心のある「Ghana」。夢の中にいるような、どこか儚く、胸がひりひりするダウナーから、弾けていくような展開を迎える「Now It's Dark」。真冬の曇り空に渡り鳥が飛んでいるような景色や匂い、街に漂う焦燥感を感じる、いわゆる“スルメ”な「Morrison」。D.A.N.の3人にはない新しい角度からアプローチされたリミックスの「Beach (Shinozaki Sohei Remix)」。クラブミュージックをバンドサウンドに消化しアプローチしたディープな全4曲。

>>『EP』特集ページはこちら

LIVE INFORMATION

D.A.N. release party "POOL"
2015年10月19日 (月)@渋谷WWW
出演 : D.A.N. / U-zhaan × mabanua / submerse

PROFILE

D.A.N.

2014年8月に、桜木大悟(Gt, Vo, Syn)、市川仁也(Ba)、川上輝(Dr)の3人で活動開始。様々なアーティストの音楽に対する姿勢や洗練されたサウンドを吸収しようと邁進し、いつの時代でも聴ける、ジャパニーズ・ミニマル・メロウをクラブサウンドで追求したニュージェネレーション。2014年9月に自主制作の音源である、CDと手製のZINEを組み合わせた『D.A.N. ZINE』を100枚限定で発売し既に完売。6月11日に開催の渋谷WWW企画『NEWWW』でVJ映像も取り入れたアート性の高いパフォーマンスで称賛を浴びる。そして、トクマルシューゴ、蓮沼執太、森は生きているなどのエンジニアを務める葛西敏彦を迎え制作された、デビューe.p『EP』を7月8日にリリース。7月にはFUJI ROCK FESTIVAL '15《Rookie A Go Go》に出演。

>>D.A.N. OFFICIAL HP

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インタヴュー

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