日本最強のライヴ・バンドによるニューヨーク公演! KAGERO、熱狂の一夜を圧巻のハイレゾにて!

2014年8月17日@下北沢FEVER

ジャズ・カルテット編成の想像を覆す攻撃的な轟音とパンク・スピリット溢れるライヴ・パフォーマンスでシーンを席巻するKAGERO。THE RiCECOOKERS、UZUHIらとともに2013年の9月に敢行したバンド史上初のUSツアーに続き、2015年6月に2度目の単独USツアーへ。研ぎ澄まされていく連日の公演のうち、最高の盛り上がりを見せたというニューヨークの一夜を収録。そのなかから厳選された10曲がライヴ・アルバムとしてリリースされた。ハイレゾならではの生々しさで、自宅で圧巻のライヴ体験を!

KAGERO / LIVE IN NEW YORK

【Track List】
01. dependence
02. flower
03. LIBERTINE SPECIAL
04. Pyro Hippo Ride
05. ill
06. REVOLVER
07. PAINKILLER
08. Eraser
09. THE FOREST
10. sheepless, but feel alright

【配信形態】
左 : 24bit/48kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC
右 : 16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC / MP3
※ファイル形式について
※ハイレゾとは?

【価格】
24bit/48kHz : 単曲 300円(税込) / アルバム 1,800円(税込)
16bit/44.1kHz : 単曲 250円(税込) / アルバム 1,800円(税込)
MP3 : 200円(税込) / アルバム 1,500円(税込)

INTERVIEW : 白水悠(KAGERO)

KAGEROといえば、すぐに熱狂的なライヴ・パフォーマンスが目に浮かぶほど、ライヴ・バンドとしてのイメージが強い。にも関わらず、意外なことに今回リリースされたライヴ・アルバム『LIVE IN NEW YORK』は彼らにとって初めての公式ライヴ・アルバムだ。2度目の海外公演となったUSツアーの熱気をそのままパッケージした今作について、開催の迫った主催フェス〈FUZZ'EM ALL FEST. 2015〉について。さらに現在レコーディングが佳境に差し掛かっているというニュー・アルバムについて、リーダーの白水悠(Ba)に話を訊いた。I love you Orchestra(以下、ilyo)としてもアグレッシヴに活動する彼にとってKAGEROとは?

インタヴュー&文 : 岡本貴之

「あ、音楽をやるだけで良いんだ」って思える

――現在新作のレコーディング中とのことですが、それに先立って『LIVE IN NEW YORK』をリリース、それもまずライヴ会場で先行発売することにした理由は?

白水悠(以下、白水) : やっぱりライヴの現場に来てくれる人たちをまず最初に大切にしたいというか。ほんとそこだけです。

――今年6月におこなわれたUSツアー〈US TOUR 2015 "ERASE OR DEPEND"〉のNY公演を収録している作品ということですが、今回のUSツアーが実現したいきさつを教えてもらえますか?

白水 : 今回の盤はTHE RiCECOOKERSと一緒に出た日、NY公演の2日目を収録しているんだけど、もともとTHE RiCECOOKERSとは繋がってて、それで2年前に初めてアメリカに行って、そのときのライヴで得たものが感覚としてずっと強くて。やっぱり海外ツアーなんて1回行っただけだったら意味ないし、本当はもっと早いタイミングで行きたいくらいだったんだけどね。前回のツアーで知ってくれた向こうの人たちもいるしさ。でも、前回はTHE RiCECOOKERSにおんぶにだっこじゃないけど、全箇所一緒だったからハコとかイベンターとの交渉とか、もっと言っちゃえばお客さんとの会話も彼らが通訳してくれてた感じなんだけど、今回はこのNY公演以外は全部僕らしかいなかったんで。ハコに入って「今日はよろしく」みたいな話から、終わってギャラ貰ってってところまでメンバーだけで。マネージャーもカメラマンも同行していなくて本当に4人だけだったから。めちゃくちゃ大変だったけど、実感というか、得たものは前回より多かったんじゃないですかね、全員。

――そういうときに1番前面に出てコミュニケーションを取るメンバーはどなたなんですか?

白水 : ハギ(萩原朋学 / Dr)と智恵子(菊池智恵子 / Piano)かな? 智恵子はもともとシアトルとかボストンにピアノで留学してたから英語ペラペラだしRUPPA(SAX)さんも学生の頃からよく海外旅行とかしてたし。ハギは前回のUSツアーのときからめちゃくちゃ英語を勉強してたから。「僕だけか!?」みたいな(笑)。

――(笑)。前回は白水さんにとって初の海外だったわけですけど、今回はどうでした?

白水 : 今回も最初は全然喋れなくて。まあお客さんとかどんどん話しかけてくるからさ、言ってることは結構わかるようになってきたんだけど、こっちから喋れなかったんだよね。「Yes」とか「Thank you」くらいで(笑)。でも日本に帰る前の日にホテルの外に出たら、そのホテルに泊まってるドイツ人のおじいちゃんに話しかけられて。自分1人しかいなかったから、最初は「やべっ」って思ったんだけどさ(笑)。でもおじいちゃんが「from Germany」って言ってて、ドイツ人の喋る英語くらいなら僕でも話せるかもしれないと思って。それから20分くらい喋ってたよ。

白水悠(Ba)

――お互い母国語じゃないということもあって?

白水 : そう、だからゆっくりだったら聴き取れるようにも喋れるようにもなったけど、やっぱりネイティブの人は速いからね。マクドナルドの店員とか何言ってるか全くわからないし(笑)。特にNYは店員の態度めちゃくちゃ悪いしさ。前回もNYは行ったけど、ずっと智恵子とかTHERiCECOOKERSのメンバーの後ろにくっついて「このパンも買ってよ」とかさ(笑)。

――そこが白水さんの意外なところなんですけどね(笑)。ライヴでのお客さんの反応は前回と比べてどうでした?

白水 : 前回よりも人がいたイメージだったかな。特にボストンは学生がいっぱい来るイベントだったから、めちゃくちゃ人がいたね。初日のハーレムは全然お客さんいなかったんだけど、そのときに対バンしたバンドが、3日目にニュージャージーでやったときに来てくれて。次にツアーで来たときは、彼らに機材を借りられるかもってくらい仲良くなってさ。やっぱりそういうのがおもしろいよね。日本人が珍しいのか、音で勝負出来てるのか、それは僕らにはわからないけど、1つライヴをやることで得られるリアクションは段違いにデカイよね。

――日本でも初めて対バンする人たちと繋がることもあると思いますけど、それとも感覚が違う?

白水 : アメリカって色んな人種がいるからさ、全然平気なんだよね。「イイじゃん!」って思うことに対してさ、バックボーンとか立ち位置とかキャリアとか関係なくて。ストリート・ミュージシャンにもみんな普通にお金払ってるし。ニュージャージーでもさ、ギャラ貰って帰ろうとした後にブッカーが「あ、ちょっと待って」みたいな感じでギャラ足してくれて。コネチカットでもオーナーが「CDくれよ!」っつってなんか10枚分のお金くれて。「ワイフには内緒な!」っつって(笑)。ハコのTシャツくれてピザとってくれて。ボストンも確かに人はいっぱいいたとはいえさ、イベンターが信じられないくらいの金額をくれて。こっちがいいもんやると返してくれるよね。物販もめちゃくちゃ売れるし。やっぱり煩わしくないよ。「あ、音楽をやるだけで良いんだ」って思える。他のことそんな考えなくて良いというかさ。日本だと、僕もそうだけど、シャイだから、ライヴが終わった後みんな話しかけるタイミングとか伺っちゃうじゃん。アメリカ人はガシガシくるからね。僕ら的にはそうされた方がやりやすい。

アメリカでやるようになってから、お客さんが「ドーン」って盛り上がったとき、よりできることがあるなということに気付いた

――その現場での手応えを残しておきたい、というのが今回のリリースに繋がった?

白水 : そうだね、それはある。もともとライヴ盤を正式に出したかったのはある。

――KAGEROは10年のキャリアがありながら、意外なことにライヴ盤を正式に出すのは初めてなんですよね。

白水 : KADOKAWAにはもう何年も言ってたんだよね。「ライヴ盤出したい」って。でも今本当売れないみたいなんですよ、ライヴ盤って(笑)。

――そうなんですか? むしろライヴ盤の方が売れそうな気がするけど。

白水 : そうだよね。僕らは好きじゃない? 曲もベストみたいな感じだし。洋楽のアーティストなんてほとんどライヴ盤から入ったけどね。KISSとか絶対ライヴ盤の方が良いもん(笑)。でも「いや、でも本当に売れないんだよ」って言われ続けてて。でも確かにあんまり国内でライヴ盤を出してるバンドっていないよね。

――ライヴDVDは多いですけどね。

白水 : そうだよね。でも僕が創りたかったのはライヴ「音源」なんだよね。これまでも会場限定でライヴ音源は出してたんだけど、音質もそこまで良いもんじゃないからさ。ちゃんとしたライヴ音源をパッケージで出したいなというのもあって、USツアーもあったから「ここで出させてくれ!」って。ライヴ盤をもともと出したくて、それがNYなら、下北とかの音源出すより良いんじゃない? みたいな(笑)。

――(笑)。海外でのライヴはより解放感があるという感じもありますか?

白水 : ライヴで人を楽しませたいと思えるようになったのが最初のUSツアーからだったんだよね。それまで本当にそういう意識がなくて。表現ができれば良いというか。お客さんが盛り上がろうが、別に大してリアクションを求めてなかったというか。お客さんが棒立ちでも「君がそうしたければそれで良いじゃん」くらいの感じだったんだけど。でもアメリカでやるようになってから、お客さんが「ドーン」って盛り上がったとき、よりできることがあるなということに気付いた。だからその感覚ってのはこのアルバムが1番入ってるよね。目の前の異国の人をどんだけブチ上げれるかってこと意識して演奏しているから。

――後半の「Eraser」「THE FOREST」「sheepless, but feel alright」の流れがすごく良いなと思ったんですけど、そのままの流れでやっていたんですか?

白水 : そうだね、途中でMCは挟んだかもしれないけど。

――「THE FOREST」はどんな反響でした?

白水 : やっぱり固まる曲は日本も外国も同じだよね(笑)。やっぱ「sheepless, but feel alright」はめちゃくちゃ盛り上がるし。ああ、これは万国共通なんだなって。でも「REVOLVER」なんかも反応良かった。ジャジーになったときの反応が一番違ったかな。それは前回行った時も感じた。アメリカ人は慣れてるからさ、ジャズのビートに。日本だとどうしても「あ、ジャズだ」ってなるじゃん。だから「REVOLVER」で向こうのお客さんはめちゃくちゃノってるなっていうのが違ったかな。

2015年3月19日@下北沢FEVER

――CDとしてのライヴ作品の発売は初めてですけど、OTOTOYからは2011年におこなわれたツアーの音源がハイレゾ配信されているんですよね。

白水 : あったね。まだドラムがハギじゃなくて貴之(鈴木貴之)の頃だね。

――正直、その音源を聴くと今と全然…。

白水 : まぁ全然違うよね。ベースも今みたいにファズかましたりしてないもんね。ちょっと音をブーストしてるくらいで、こんなに歪んでなかったし。

――バンド自体もその頃と今とは全然違いますもんね。

白水 : 別にどこかで音楽性を切り替えたってことはないけど、ずっと長くやってるとね、そらまぁやっぱり変わるよね。

――今回の「LIBERTINE SPECIAL」なんかを聴くとスタジオ音源とも全然違いますよね。スタジオ盤はビッグバンドっぽい感じもありますけど。

白水 : そうだね。だから今創ってるアルバムと『KAGERO Ⅳ』も、曲もだけど、何よりサウンドが全然違うもんね。

――KAGEROは「ハードコア・ジャズ・パンク・バンド」という打ち出し方を良く目にしますけど、今はジャズ要素って特にないですよね。でも過去の音源を聴くと確かにそういうサウンドなんですよね。

白水 : そうだね(笑)。やっぱりドラムがね。貴之はそっちが強かったというのもあると思うんだけど。

――そう考えるとやはり萩原さんとのリズム隊の変化が大きいんですか?

白水 : リズム隊の変化と、あとは… 僕自身がもう… 振り切ったというか(笑)。背伸びはやめようと思って(笑)。僕はジャズのベースってそんなに通ってないから。

本当のところを突き詰めて行って、そしたらどことでもやれるようになった

――そういえば白水さんのルーツって詳しく訊いたことがないのでこの機会に教えてもらいたいんですけど、ベーシストとしてはジャズってあんまり通っていないんですか?

白水 : はっきり言って「通ってない」って言った方が良いかな(笑)。「ちょっとかじってる」とか言ったら怒られそうだわ(笑)。ガキの頃はパンクとかメタルとか、とにかく速くて直線的なものばっか聴いてて。大学に入ってKAGEROのメンバーと出会った18歳くらいからすごく色々聴くようになったんだよね。ジャミロクワイとかタワー・オブ・パワーとか。身の周りに色々聴いてる奴がいっぱいいて、ナンバーガールとかくるりもそのころに初めて聴いたし。そうやって色々聴いてるなかで、ジャズのスウィングのビートっていうのはめちゃくちゃ狂っててカッコイイなっていうのがあって、そのころからジャジーなものが好きになったかな。でもジャズを通っているなんて言ったらおこがましいよ(笑)。

――初期のKAGEROはジャズ的なものを荒々しく演奏することがバンドのコンセプトだったのかなって。

白水 : そういうのは意識してたのかもね。勉強して弾こうとしてたしね。「Sing Sing Sing」(スウィング・ジャズのスタンダード)のカバーをKAGEROでやったりもしたし。ただ、やっぱり血がジャズじゃないからね(笑)。激しくてうるさいのが好きだったから。やってくうちに、逆にKAGEROの音楽は狭い意味でのジャズってカテゴリーだけに収めることはできないなって思ったんだよね。

――かといってパンク・バンドという枠にも収まらない。

白水 : そうだね。パンク・バンドにもなりえないし。だから前からよく言ってるけど、昔はどことも交われなかったし。本当のところを突き詰めて行って、そしたらどことでもやれるようになったのが今だね。

2015年4月17日@下北沢SHELTER

――最初のUSツアー以降のKAGERO、白水さんの活動や言動を見ていると、バンドとの繋がりからシーンを作って行こうという意思を感じるというか、明らかに変わりましたよね。

白水 : そうだと思う。他人のことを少しは信頼してみようかなって(笑)。

――(笑)。

白水 : 別に何があったわけじゃないんだけど、昔から他人に興味無かったんだよね。猫より向こう側の生き物も嫌いだし(笑)。なんならそんなに人も好きじゃないし(笑)。まぁそっから色々あって、人と一緒にやればできることもいっぱいあるんだなーって。THE RiCECOOKERSがいたからアメリカ行けて、その前にもJake stone garage、六式っていう仲間と国内回ったりとか。ATATAにいきなりイベントに呼んでもらったり。SANDもそうだね。それまでは先輩っていう感覚を持てるような慕える人たちがいなかったけど、ATATAとSANDっていう尊敬できる先輩に出会えたっていうのもあるかもね。それこそ今回〈FUZZ'EM ALL FEST. 2015〉に呼んだ人たち、後輩にしてもGEEKSTREEKSとかManhole New World、palitextdestroyとか。ジャンルで固まった「村」じゃなくて、「好きなバンド」っていうのが増えたね。昔はだいたい対バンなんて嫌いだったからね(笑)。聴けなかったもん。

――対バンの人たちと話すことってなかったんですか?

白水 : そんなになかったかなぁ。話しかけられなかったからね、あんまり(笑)。

――怖そうなイメージがあるんじゃないですかね?

白水 : 全然怖くないですよ(笑)。なんでかな。誰のせいですかね?

――誰のせいとは言わないけど(笑)。でもそれはKAGEROの魅力でもありますよ。

白水 : 慣れ合おうなんて絶対思ってないからさ。昔も今も。なんか嫌だったんだよね、横の繋がりとか。大して人も集まっていないような、むしろバンドは赤字みたいなイベントやってさ、そんで打上げ3千円ね、とか。アホかよって。本当にこういうの嫌だなって思ってた。飲んでる資格もないだろ、って。そういう感覚は常にあって、あんまり横のバンドと傷の舐めあいみたいなこともしたくなかった。だからどことも交われなかったんだろうね、音楽としても。でもここ数年のそういう出会いと経験があって、やっぱり良いバンドってのもいるもんだなっていうことに気付けたから(笑)。

――今年の2月1日に新宿LOFTでおこなわれたツアー・ファイナルでも、これまでには交わっていない人たちが出ていましたもんね。

白水 : アイドルが出たりとかね。どことでも交われるようになったよね。今回のフェスもこのメンツ呼べるのは僕たちだけでしょ(笑)。このメンバーがなんで一緒にやるの? って思ってもKAGEROが呼んだって言われれば「ああなるほど」ってなるもんね。科楽特奏隊は今回初めてでちょっと意外かもしんないけど、でも全然いいしね。

――〈FUZZ'EM ALL〉は何回かやっている自主企画ですけど、最初からフェスにしたいと思っていたわけではないですよね?

白水 : ないない。去年の1月4日に新宿LOFTで初めてこういうイベントをやったんだよね。1000円とかで。そのときの感じが単純に楽しくて。LOFTのバーステージとメインステージの行き来のしやすさもあったりして。〈FUZZ'EM ALL〉をやりだしたのも「ジャンルなんて関係ないじゃん」っていうのでやってたんだけど、そういうのひっくるめて集めても形になるじゃんっていうのが2月のツアー・ファイナルで出来たから。今回はフェスに出来るかなって。

――USツアー以降の変化というのは、他のメンバーにも感じることがありますか?

白水 : なんか特化したよね、役割が。僕が本当に音楽に集中できるようになってきたというか。もともと『Ⅰ』『Ⅱ』くらいまではセッションに近い状態で作ってたし、その頃はフライヤーとかもインディー時代からの流れでほぼ僕が作ってたんだけど、今回の〈FUZZ'EM ALL FEST. 2015〉はフライヤーをRUPPAさんがやってくれたり各バンドの連絡もやってくれたり、ハギとか智恵子も色々動いてくれたり。そういう雑務みたいなものを積極的にやってくれるようになったね。

――より音楽に没頭できるようになった?

白水 : 没頭してますね、うん。そういう点では楽しいですよ。アメリカでも彼らが車の運転とか全部してくれたし(笑)。でっかい12人乗りのフォードを借りて。機材全部積んでさ。

今回のライヴ盤が今までのKAGEROの作品の中でもめちゃくちゃ好き

――そういえば〈FUZZ'EM ALL FEST. 2015〉ではKAGEROとilyoが対バンしますね。これは初めてですか?

白水 : 初めてだね。KAGEROのときは基本的に他で体力使うようなこと何もしたくないんだけど、ilyoもアルバムのことでタイミングが良かったから。KAGEROしか知らない人にもilyoを見て欲しいしね。

――お互いのメンバー同士は意識しているんですか?

白水 : 仲良いですよ、普通に。今やってるKAGEROのレコーディングでハギが使ってるドラムは、カズマ(大津一真)が持ってるSONARの超良いドラムで。ilyoの「Eraser」のMVで前ちゃん(前川和彦)が叩いているドラムは、ハギの家にあったぶっ壊れてもいいクソみたいなドラムセットだから(笑)。そういう協力体制でやってます。まあよく考えりゃレーベルメイトだしね。

――現在ニュー・アルバムのレコーディングということですが、これはいつ頃リリースされそうですか?

白水 : 年内に出せるように。今回のライヴ盤が今までのKAGEROの作品の中でもめちゃくちゃ好きなんですよ、僕。前まではライヴっぽい音源を作りたかったんだけど、それ創るならライヴ盤で良いじゃんってことに気付いて。サウンド・エンジニアに信頼できる人間ができたのがデカいんだよね。これまでのアルバムとはサウンドが1番違う。大津友哉(エンジニア)の存在は本当にデカイね。彼は普段ライヴのPAもやってくれてるから一緒にいる時間も違うしさ。やりたいこととか、考えとか、僕の中で変化するじゃないですか? それをリアルタイムで共有してくれてるから本当にデカい。カメラマンもそうだし、MVの監督も、デザイナーも。身の周りに信頼できる人間が増えたのが大きいです。

――まだこの時点では完成していないとのことですが、手応えとしてはどんなアルバムになりそうですか?

白水 : まぁいつもと同じで完全に「対ライヴ用」だね(笑)。今のセトリを完全に超えるものってことを1番最初に考える。それと『Ⅳ』は僕の中でのテーマがめちゃめちゃ重かったんで。原曲は内向きに作った暗いものが多かったんですよ。今回は1曲1曲、すごく明快に振り切ってる。

――『Ⅳ』はジャケットも内面の混沌としたものを表した印象でした。

白水 : あのとき僕自身の感情も混沌としていたんだろうね(笑)。それはそれでよかった。でも今はけっこう気持ちが開かれているというか、昔よりも「外に向かってカマしたる!」ってのが強くなってる。それはilyoの影響もあるんだけどさ。今回1番大きいのは僕がilyoも動かしているってことかもしんないね。前まではKAGEROに対して編成的に「出来ない」ってことも多かった。それを今はilyoでやれているから。曲を創る時にKAGEROを客観視できたというか。「これはKAGEROじゃないと出来ない」ってのが前よりもっともっと見えてるかな。

――曲作りやアンサンブルでそんなに悩まなくなった?

白水 : 今回アンサンブルはそんなに悩まなかったよ。曲をメンバーに出すときには僕の中でだいたいわかってたから。でもやっぱり曲創りは悩むし、とんでもない量のボツが生まれたね。ilyoだったら「これやりたいわ」ってポンって出せるんだけど、KAGEROの場合は、創ったけどメンバーに聴かせずに終わるってのが山ほどあった。毎回、曲創りは苦しいね。「もういいじゃん創らなくて」って何回も思った(笑)。『Ⅳ』を創ったとき「これ以上は無理だ」って思ったんだよね。絶対これ以上のアルバムなんてできないって。でも今言えるのは、間違いなく超えた。楽曲の精度の面でもサウンドの面でも、間違いなく超えてると思う。メンバーとの意思疎通って点でも『Ⅳ』のとき伝えきれなかったことも、今回は全部伝え切れたかな。やっぱり4人だけでアメリカとか行ってりゃさ(笑)。

――おのずと仲も深まるというか。

白水 : おのずとね。それとやっぱり僕がilyoで遊べてることはすごく大きいと思う。

――やっぱり白水さんの中でilyoとKAGEROってまったく違うものなんですね。

白水 : メンバーへの感覚からして全然違うね。KAGEROのメンバーとの関係性と、ilyoのメンバーとの関係性は全然違う。やっぱりilyoは友達だもん。KAGEROは家族みたいな感覚だからね。だからめちゃくちゃムカつくときもあるし。ilyoのメンバーにムカつくことなんてないからね。暇なときとかilyoのメンバーとはよく飲みに行くけど、KAGEROのメンバーと飲みに行くことなんて最近ないし。だって家族誘って飲みになんて行かないでしょ(笑)? 逆に外で会うとやたら照れくさいもん。ilyoのライヴにハギや智恵子がいる時とか〈朝コア〉にRUPPAさんがいる時とか、ソワソワするよね(笑)。本当そういう感じ。どっちが大切とかじゃなくて、そういう感じなんだよね。

KAGERO DISCOGRAPHY

過去特集

『KAGERO Ⅳ』配信&白水悠+菊池智恵子 インタヴュー
ベスト盤『KAGERO ZERO』配信開始&メンバー全員インタヴュー
ライヴ音源『カゲロウ 2011 Tour "SINGLES" FINAL -LIVE at 新宿紅布 2011.12.04-』ハイレゾ配信
『KAGERO Ⅲ』配信&白水悠+佐々木瑠 インタヴュー

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KAGEROのベーシスト、白水悠率いる“実験的快楽爆音集団"I love you Orchestra。ツイン・ドラム、トリプル・ギター+ベースという6人編成より放たれる、轟音ライヴで日本各地のフロアを沸かせ、10年代から先人達へ放つ“ポスト・フュージョン"を見事に体現した、シーンの異端児達が創造した待望のセカンド・アルバム。

>>特集ページはこちら

LIVE INFORMATION

KAGERO presents "FUZZ'EM ALL FEST.2015"
2015年10月3日(土)@新宿LOFT(LOFTステージ&BARステージ2会場開催)
出演 : KAGERO / rega / DALLJUB STEP CLUB / Large House Satisfaction / Jake stone garage / 紫ベビードール / I love you Orchestra / Manhole New World / palitextdestroy / RIDDIMATES / 銀幕一楼とTIMECAFE / ▲s / fresh! / 科楽特奏隊 / GEEKSTREEKS

memento森×NIGHT ON THE PLANET!『創 room』
2015年10月16日(金)@浅草KURAWOOD
出演 : KAGERO / memento森 / and more

Daydream Nation
2015年11月3日(火祝)@京都METRO
出演 : KAGERO / UHNELLYS / OUTATBERO / BOMBORI / and more

ROCK ACTION 6th Anniversary
2015年11月25日(水)@渋谷clubasia
LIVE : KAGERO / birds melt sky / DALLJUB STEP CLUB / MOP of HEAD / and more
DJ : alphabetical order / 江原優 / moto(ロックのまねごと) / musiqconcierge(dB UKi/KIWA KIWA) / POSTMANGROUP(E) / satowshe/TA2-oh!(D4C) / TANACHU(Season/Alegre) / 鶴岡優子(Stereoman/JAM A HEAD) / 八木橋一寛(KIWA KIWA/MELODIC SUNSHINE) / Yusaku Brando Requiem / and more
FOOD : みやん軒

PROFILE

KAGERO

白水悠(Ba) / 佐々木“Ruppa"瑠(Sax) / 菊池智恵子(Piano) / 萩原朋学(Dr)

ジャズ・カルテット編成の想像を覆す攻撃的な轟音とパンク・スピリット溢れるライヴ・パフォーマンスを武器に、国内の数多のフェスやサーキットで話題を集める、JAZZPUNKバンド"KAGERO"。アルバム・デビュー前にPE'Zの結成10周年記念トリビュート『NotJazz!!ButPE'Z!!!』にも参加を果たし(他にはThe Baker Brothers、quasimode、Soulive、SPECIAL OTHERS等が参加)、2009年12月に1stアルバム『KAGERO』をリリース。

翌年4月には、サポート・ピアニストであった菊池智恵子を正式メンバーに迎えて態勢を整え、2011年12月には2ndアルバム『KAGEROⅡ』を、翌2012年1月には3rdアルバム「KAGEROⅢ」をリリース。ファンの期待を裏切らない内容と、作品ごとに洗練され凄みを増すサウンドで、全国に中毒者を増殖させ、〈INDEPENDENCE-DAY〉、〈MEGA★ROCKS〉、〈MINAMI WHEEL〉、〈KAIKOO POPWAVE FESTIVAL〉等の大型フェスにも多数出演を果たしていった。

2012年11月になると、流動的であったドラマーに萩原朋学を正式メンバーとして迎え入れ、キャリア初の全曲新録&新曲入りベスト盤『KAGERO ZERO』をリリース(リード曲「PyroHippoRide」はiTunesジャズ・チャート1位を獲得)。その後〈ぐるぐるTOIRO〉、〈TOKYO BOOTLEG CIRCUIT〉、〈KIWA KIWA FESTIVAL〉、〈KITAZAWA TYHOON〉等にも次々と出演し、2013年9月にはTHE RiCECOOKERS、UZUHIらとバンド史上初のUSツアーを敢行した後、2014年10月には4thアルバム『KAGEROⅣ』をリリース。

そして2015年9月、KING BROTHERS、ギターウルフ、rega、SAWAGI、ATATA、SAND等、様々な実力派バンドとの共演を経て、その圧倒的ライヴ・パフォーマンスでシーンを席捲している彼らが、今年6月に行われた2度目のアメリカ・ツアーの中でも、1番の盛り上がりを見せたニューヨーク公演の一夜を真空パックした、バンド史上初のライヴ盤をリリース。

>>KAGERO OFFICIAL HP

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インタヴュー

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[CLOSEUP]・2017年08月08日・ゆっくり、しかし着実に船を漕ぎ出す──あらゆる周りの環境にビビットに感化された、竹上久美子 このインタヴューのなかで「幼少より音楽に囲まれた環境で育ち、職業としての“音楽家"を意識する前に、呼吸や排泄と同じように作曲を開始した」と語ってくれた竹上久美子。自然と音楽をつくり続けていた彼女が6年ぶりとなるフル・アルバムを完成させた。京都の片隅で粛々と制作された今作『Slow boat』は、オーヴァーグラウンドとアンダーグラウンドの垣根を自由に飛び越え、ルーツ・ミュージックを主軸に、USインディ / オルタナ / プログレ / チルウェイヴなどの絶妙なフレイヴァーを散りばめた渾身のアルバム。今回はOTOTOYでの配信とともに、竹上久美子へのインタヴューを掲載する。 様々なジャンルのフレーヴァーを散りばめたアルバム竹上久美子 / slow boat'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(16bit/44.1kHz) / AAC単曲 230円(税込) / まとめ 2,300円(税込) 【収録曲】''1. Good bye, girl2. many many many3. roundabout4. FESTIVAL
【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー
[CLOSEUP]・2017年07月27日・【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー カクバリズム設立15周年記念! 2002年の3月にYOUR SONG IS GOODの1st7inch single『BIG STOMACH, BIG MOUTH』をリリースし、それ以降もシーンの最前線に立ち続けている“メジャーなインディ・レーベル”カクバリズム。15周年を迎えるにあたり、OTOTOYでは4つの企画とともにお祝いします! まず第1弾企画として設立15周年を迎えるカクバリズム代表である角張渉と、今年25周年を迎えるLess Than TV主宰の谷ぐち順のアニバーサリー対談を敢行! 長年シーンを支え、共闘してきたふたりが思う“インディ・レーベル”とは…… を語ってくれています。そしてさらに、さらに〈オトトイの学校 村詩野音楽ライター講座〉より、これまでにカクバリズムからリリースされた楽曲のレヴューをお届け! 8月には第2弾インタヴューも掲載予定! カクバリズムを昔から知っている方、最近知った方、そしてカクバリズムを知らなかった方もこのページを見ればカクバリズム通に?! >>15周年をたど
diskunionからの刺客〈第3弾〉──発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?
[CLOSEUP]・2017年08月02日・発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?──ディスクユニオンからの刺客〈第3弾〉 人力サラウンド楽曲や、ミニマル × ジャズなどで新たな音楽の可能性を追求する、人力ミニマル楽団“東京塩麹”。まず目につくのが“東京塩麹”という、そのバンド名! さらに塩麹を然した食品サンプルを入れたビンに音源のダウンロードコードを入れた“ビン詰め音源”『21世紀の塩麹』の発売や人力 Remix ライヴなどなど、なにやらよくわからない活動もしているという。この東京塩麹ってバンドは一体何者なんだ?! 実はこの東京塩麹、2016年に開催されたディスクユニオン主催による初の本格的オーディション〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉の合格者なんです。これまでunizzz…、ペドラザとインタヴューを行ってきた〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉特集も今回で第3回目、そして最終回です。オーディション合格者として8月9日(水)に1stフル・アルバム『FACTORY』をリリース、OTOTOYでは今作を1週間の先行ハイレゾ配信! さらにリード曲「Tokio」を8月10日(木)までの1週間
by 岡本 貴之
ローレル・ヘイロー、『DUST』を語る
・2017年07月17日・ホコリには特定の場所や原点がない──ローレル・ヘイロー『Dust』を語る 〈Hyperdub〉からリリースされたローレル・ヘイローのニュー・アルバム『Dust』。新たな境地へと達した感のある作品で、キュートなエレクトロ・ポップ、電子音響、さらにはフリー・ジャズやアフロ・パーカッションなどがゆるやかに結びつき、アルバムを構成している。穏やかな表情でいながら、その背景に広がるイメージはよくよく見てみると奇怪、さまざまな要素のプリコラージュで構築されている。そんな濃密でいながら、軽やかなポップさも持っている質感のアルバム。まぁ、とにかくいい塩梅のアルバムなのだ。これがあまり日本で話題になっていないのは正直どうかと思うぞ! ということでOTOTOYではローレル・ヘイローの貴重なインタヴューをここで公開。ハイレゾ配信中の『Dust』、いまからでも遅くはないのでぜひとも聴くべきではないかと思いますぞ。いや、とにかくその音響の世界観は気持ち良いのです。 ハイレゾ版はCDと同様のライナーノーツ付きで配信Laurel Halo / Dust(24bit/44.1kHz)'【Track List】01. Sun To Sola
by 河村 祐介
KUNIYUKI TAKAHASHI──インダストリアルの新たな響き
・2017年07月26日・KUNIYUKI TAKAHASHIのルーツにして、新たな側面をプレゼンする冒険的な新作──ハイレゾ独占配信 海外のハウス〜テクノ・シーンでも高い評価を受けるレーベル〈mule musiq〉。そのアーティスト・ラインナップは、現在でこそ海外シーンともシームレスなメンツが並ぶが、そのその設立当初から本レーベルを象徴するこの国のアーティストといえばこの人だろう。札幌のマエストロ、KUNIYUKI TAKAHASHI、その人だ。ジャズやソウルが豊かに溶け込んだディープ・ハウスを中心にしたこれまでの作品は、国内外で高い評価を受け続けている。そんな彼が、今回新作を発表するわけだが、そのサウンドはこれまでと趣向の違う質感を宿したものとなった。彼のルーツのひとつであるニューウェイヴやエレクトロニック・ボディ・ミュージック、インダストリアルといったサウンドを前面に出したプロジェクトとなっている。その名も「NEWWAVE PROJECT」。OTOTOYではこちらのハイレゾ独占配信をスタートする。サウンド・エンジニアとしての側面も持つ彼のそのサウンドの冒険をぜひともハイレゾで楽しんでいただきたい。 ハイレゾ独占配信KUNIYU
by 河村 祐介
筆者について
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