2015/07/02 16:25

彼の“今”を高音質で聴け!——ハイレゾ版独占配信!! DE DE MOUSEによるライヴ・リアレンジ・アルバム

つい一ヶ月前に、自身のルーツである90'sダンス・ミュージックをモチーフにしたEP『youth 99』をリリースしたDE DE MOUSE。彼が今回リリースした新作『milkyway drive』は、リアレンジ・アルバムだ。ライヴを行う上で、自然と施された既成曲へのアレンジを元に再構成された楽曲群。そこからは、彼独特のエスニックなメロディーとサンプリング・センス、そして彼の“今”の音楽性が堪能できる仕上がりに。ぜひ、このサウンドをOTOTOY限定のハイレゾ版音源でお楽しみいただきたい。

ハイレゾ版独占配信
DE DE MOUSE / milkyway drive(24bit/48kHz)

【Track List】
01. milkyway drive
02. your favorite swing
03. fading last night
04. sun end girl
05. tide on stars
06. linear lights dance

【配信形式】
WAV / ALAC / FLAC(24bit/48kHz) / AAC
ハイレゾについてはこちらから

【配信価格】
単曲 250円 / まとめ購入 1,200円

時代性を感じさせない彼らしいダンス・ミュージック

DE DE MOUSE自身が運営するレーベル〈not records〉でのリリース・ラッシュが話題の中、“ライヴ版DE DE MOUSE”を存分に楽しめる一作が登場した。年間多くのライヴを行う彼は、ライヴごとに違ったアレンジで客を躍らせている。そんな彼の“今”のサウンドを聴くことができる。シンプルかつ分かりやすいノリで、ライヴでも人気なアッパーな曲ばかりを集めたという、まさに皆が求めていた作品であろう。

アルバムのタイトルにもなっている1曲目「milkyway drive」は、冒頭から高揚感のあるサウンドで、「これからどのような展開をしていくのか」、そんな印象を与えてくれる、スタートにふさわしい楽曲である。それからアッパーなテンションが続き、4曲目「sun end girl」では一旦落ち着いた雰囲気に変わる。「ああ、そうくるのか」と思いきや、そんなことはない。徐々に4つ打ちのバスドラムが静かに漂い始め、そして一気にダンス・ミュージックへと変えてしまう。これはとてもいい裏切られ方だ。アルバム全体を通して、随所にDE DE MOUSEの特徴でもある細かくカットされたヴォイス・サンプリングに、エスニックな雰囲気を思わせるメロディー・ラインがちりばめられている。自然と体が動き出してしまうように、アレンジ元の楽曲よりも少しだけBPMが上げられ、よりダンス・チューンらしくトリートメントされている。全曲を通して落ち込むことなく、アッパーなテンションを最後まで維持しているので、聴く者を飽きさせないだろう。連続リリース作品の1つである、前作の『youth 99』は90年代にDE DEMOUSEが聴いていたアンダーグラウンドなダンス・ミュージックを彼らしく昇華させた作品であったが、今作『milkyway drive』は時代性を感じさせないDE DE MOUSEらしいダンスミュージックに仕上がった。各曲のアレンジ元と本作を、自分の耳で聴き比べてみるのも面白いかもしれない。(text by 鈴木千絵)

過去作品

LIVE INFORMATION

DE DE MOUSE one-man「for 2EPs」 -youth 99 & milkyway drive release party-
2015年7月23日(木)@代官山UNIT

not × CONPASS -not records 3rd anniversary showcase live-
2015年7月26日(日)@心斎橋CONPASS

PROFILE

DE DE MOUSE

織り重なり合う、計算しつくされたメロディと再構築された「歌」としてのカットアップ・サンプリング・ヴォイス。流麗に進む和音構成と相交わりから聞こえてくるのは煌びやかで影のある誰にも真似出来ない極上のポップ・ソング。沁み渡るような郊外と夜の世界の美しい響きから感じる不思議な浮遊感と孤独感は、多くのクリエイターにインスピレーションを与えている。

ライヴ・スタイルの振れ幅も広く、ツイン・ドラムで構成されリズムの高揚感を体現するDE DE MOUSE + Drumrollsや、縦横無尽に飛び回るDJスタイル、即興とセッションで繰り広げるDE DE MOUSE + his drumner名義に、映像を喚起させるDE DE MOUSE + Soundandvisions名義など、多種多様のステージングを展開。FUJI ROCK FESTIVALやTAICOCLUB、RISING SUN ROCK FESTIVALにSonarSound Tokyoなど多くのフェスティバルにも出演、イギリスやフランス、ドイツなど海外遠征も盛んに行っている。

近年では実験的な試みを体現する主催イヴェント"not"、 "DE DE MOUSE × 2"や即日完売が恒例となっているプラネタリウムを舞台にした公演を開催し、イベントの演出やその完成度が、各方面から多くの注目を受ける。ファッションやアニメ、ゲームなど他ジャンルからの支持も強く、作品、グッズ、イベントに至る全てのプロデュースを手がけると共にファッション・ブランド等とのコラボレーション・ワークも数多く行なっている。

>>DE DE MOUSE Official HP

[レヴュー] DE DE MOUSE

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