2015/06/17 16:45

新たなサイケデリアはここにこそ宿る——完全復活を遂げたDachamboによる、5年ぶりの新作を聴け!!

左から、AO(Gt,Vo)とYAO(Dr,Per,Cho)

Dachamboは、サイケデリックかつアッパーな音像とピースフルなライヴ・パフォーマンスで、あらゆる音楽フェスを座巻してきたジャム・バンド。1年間活動を休止していた彼らが、2014年から完全復活を遂げ、5年ぶりの新作『PURiFLY』をリリースする。「Purify(浄化する)」と「Fly(飛ぶ)」という2つの単語の造語による今作のタイトル通り、どの楽曲も、聴くものを昇天させる極上のグルーヴに溢れている。アフロ・グルーヴ、ハード・ロック、EDMなど、あらゆるジャンルをごった煮にし、彼らにしかできない渦巻くサイケデリック・サウンドをお楽しみあれ。

Dachambo / PURiFLY
【Track List】
01. MIYAMU / 02. SURE / 03. ASKALASKA / 04. Marsblue / 05. GreenStone From The Sun / 06. スケルトン7 / 07. APORO

【配信形態 / 価格】
16bit/44.1kHz WAV / ALAC / FLAC / AAC : 単曲 250円 アルバム 1,800円(各税込)
mp3 : 単曲 200円 アルバム 1,500円(各税込)

Dachambo 2015年5月4日『PURiFLY』リリース・パーティー@代官山UNITワンマンの様子
Dachambo 2015年5月4日『PURiFLY』リリース・パーティー@代官山UNITワンマンの様子

INTERVIEW : Dachambo

あらゆるグルーヴを生み出すツイン・ドラムに、神秘的で音圧溢れるディジュリドゥー。ぶっとく腹にくるベースに、空間をつんざく爆音の早弾きギター。ダンサブルこの上ないデジタル音を放つ鍵盤。個性溢れる6つの音楽性とあらゆる音楽を包括し、独自のサウンドを作り上げてきた、日本一のジャム・バンド、Dachambo!

彼らは〈FUJI ROCK FESTIVAL〉に〈朝霧JAM〉、〈RISING SUN ROCK FESTIVAL〉など日本有数のフェスを走破し、海外の祭りにも参加。フロアに集う者をことごとく踊りの渦に巻き込んできた。ファンクにトランス、オーガニックに音頭まで、ステージ上で繰り広げられる変幻自在のグルーヴは、あらゆる場所で人の心を打ち、Dachambo村という強烈に個性溢れるコミュニティを形成。もはや誰もが認めるフェス番長として、ジャム・バンドの頂点に君臨している。

そんな彼らが5年ぶりに放つ6作目のアルバム『PURiFLY』。3.11の震災を乗り越え、一年の活動休止期間のブランクをものともせず、再び6人が集い制作されたアルバムには、これまでのDachamboを遥かに超える新鮮な魅力に溢れかえっている。Dachamboのフロントマン、AOは「新しいサイケデリックを手に入れるため」とオーディエンスに伝えていたが、その約束は、確実に果たされたはずだ。

今回のインタヴューにはAO(Gt,Vo)とYAO(Dr,Per,Cho)が参加。『PURiFLY』が生み出された話を楽しんでほしい。

インタヴュー&文 : すぎもとまさひろ
写真 : 大橋祐希

自由さがないとDachamboじゃない

——ニュー・アルバム『PURiFLY』を、レコーディングしたのはいつぐらいですか?

AO(Gt,Vo) : 3月?
YAO(Dr,Per,Cho) : 今年の3月だね。

——今年3月というと、5月4日の先行リリースまでぎりぎりのタイミングですね。

AO : そう、ぎりぎりだったんで、制作にすごくスピード感がありました。

——レコーディングしたのはどれくらいの期間だったんですか?

YAO : 実際はベーシックに2日、3日だよね。
AO : いや、実際にはもうちょっと長くて、1週間ぐらいじゃないかな。
YAO : いろいろと細かいところを直したりしたからね。
AO : それは次のスタジオでやったじゃん。
YAO : そうか。でもだいたい1発録りで、まぁ、トータルで1週間くらい?
AO : いや、もうちょっとやってるなぁ。トータルで2週間くらいかけたね。
YAO : そんなにかけたっけ。なんかうまく行き過ぎて、自分の中では3日ぐらいで終わったみたいな感じだけどね。もうちょっとやってもいいのかなという感じだった。
AO : 2週間くらいで録って、ミックス、マスタリングで1週間くらいの流れで仕上げた感じですね。

——7曲をそんな短い期間で録ったんですね。

AO : そうですね。録ったというか…。でも基本、いつもアルバムはベーシックをみんなで一発録りして、演奏の丁寧さというよりか、バンドの一番いいグルーヴのテイクを選んで、そこから味付けしていくだけなんです。だからベーシックが録れれば、あとはメロディ楽器の俺とHATAさんが大変(笑)。

——そもそもベーシックを録るのもジャムるって感じですか?

AO : そうですね。でも、まぁその、長さ的なもの、尺というのはある程度考えますね。
YAO : そう。でないと、ずっとやっちゃうからね。
AO : そうそう。だからCDに収まる程度の長さで、ジャムするかなぁ。

——それでも『PURiFLY』は、1時間ちょっとはありますよね。

AO : そうだね。あと一曲増えたら、危なかったね(笑)。

——5年振りのアルバムということで、特別な気持ちはありましたか?

AO : まぁ。1回活動停止をして、もう1回白紙に戻して、今まで作った曲もチャラにした上で、もう一回作り直したからね。気持ち的には新鮮ですよ。

——震災前は合宿して、アルバムを作る直前まで行って、それがチャラになったわけですよね。

YAO : そうですね。だって、その合宿を終えて、出す予定だったもんね。
AO : 3月10日まで合宿していてね。

——大震災のギリギリまでだ。3.11で気持ちが変わったんですか?

YAO : 基本的に生活も変わったもんね。AOは最初、沖縄に行ったんだっけ。ベースのEIJIは、京都まで。それから関東にいるやつは関東にいるけど、みんなそれぞれに拠点を変えて活動してたね。

——みんなで音を出せないのはつらいですね。

YAO : リハができないもどかしさがあったね。今までみんなが東京近郊に住んでたわけだから、みんなが集まる回数も多かったんだけどね。
AO : 会う機会は本当に減ったよね。
YAO : すぐ集まって、何かをする環境ではなくなっちゃったからね。

——5年が過ぎて、アルバム制作で再び音を出す感覚は?

AO : どうなんだろう?
YAO : 俺は新鮮だったけどね。
AO : もう一回やれるという喜びは、みんなあったんだと思うね。あぁ、この感覚なんだってね。
YAO : それまでは、俺もそうなんだけど、みんなそれぞれがソロやったりとか、それぞれのフィールドを作って、持ち帰ったというか。「お前、どんな感じって?」って、探るわけじゃないけど、思うじゃない。「お前、どれだけ成長してきたの」ってね。
AO : セッションしながらね。
YAO : そう、セッションしながら、確認していくんだよね。すごいなって相手のことを思ったり、相手に対する尊敬も、それまでのものとは変わったかな。もちろん今までも尊敬してるけど、音を聴いて、「わぁ、すごいな」って心の中から思えるようになったしね。
AO : 前まではずっと一緒にいたわけです。365日ずっと一緒にいた。
YAO : まさに家族みたいに。
AO : それでちょっと疲れちゃうところもあったしね。でも一回離れても。またできるんだなというか…。また集まることができて、俺たち大丈夫だなって感じたね。
YAO : そうだね。そんな再確認もあった。

——そんな感覚をもってアルバム制作をしたわけですが、アルバムの方向性とか、どのようにして決めたんですか?

AO : もう、ひたすらセッション。その中でこういうフレーズが出たとか、こういうリズム・パターンが出たとか、いろんなものを、そこから組み合わせて、永遠にセッションしていく。音がしっくりとまとまるまではね。

——じゃあ、レコーディングは短いけれど、それまでにかける時間が膨大だということですね?

AO : いやぁ膨大ですよ。2014年に俺たち復活したじゃないですか。その頃から新しいアルバムを出したいと思ってたし、曲作りはその頃から何となく頭に入ってたんだろうしね。合宿もその頃からやっていたよね。

——じゃあ、合宿は重要なんですね。

AO : 重要ですよ。好きだよね、だらだらだらだらしてるのが(笑)。
YAO : … 楽しい(笑)。

——アルバム制作の時は、毎回、合宿してますよね。

AO : うちらはリハをやるにしても、時間とかを考えたくないの。まぁ曲の長さの問題もあるんですけどね。まず時間という概念がいやなの。だからいつでも音を出せる状況、音を出し切ってつぶれる状況、腹へったら飯食える状況とか、自分たちの自由なスペースがあった方が、自分たちのペースでやれるんですよ。それを都内のスタジオを借りてやれというのは…。
YAO : 無理だよね(笑)。
AO : でも俺らは3.11の後、地方に移動して、そういう場所が見つけることができたしね。そこではみんなが協力してくれて…。

——そこはどこなんですか?

AO : 愛知の俺んちの近くにある、〈グリーンストーンカフェ〉っていう場所ですね。よくライヴもやってるんですけどね。

——だから曲に「Green Stone From The Sun」というのがあるんですね。

AO : 曲作りの頃から、そこでお世話になっててね。まぁ、ジミ・ヘンドリクスに敬意を払ってというのもありますけどね。
YAO : そこでできた曲が大半というかね。
AO : それで「Green Stone From The Sun」という曲もできたんですよ。

——そこでアルバムのためのジャムもしたんですね?

AO : そう、した。
YAO : そこで生活しながらね。
AO : そこの地元の人たちもすごく協力してくれて、周りの仲間達がね。差し入れとかもしてくれましたね。

——そんな環境がないとアルバムの完成もなかった?

AO : そういういうわけじゃないけれど、すごく恵まれた環境でできましたね。気持ちよく合宿ができました。
YAO : 周りがすごく楽しませてくれる
AO : だからすごくリラックスしながらできたね。
YAO : 俺たちそこで飯作ったり、食ったり、寝ることもできる。もちろん音楽を作ることもできる。生活の一環としてプレイすることができる場所というか、そういう状況がすごく欲しかった。やっぱり都内じゃ無理じゃないですか。起きたら寝る間際までドラム叩けるし、ドラムで寝ちゃったりとかね(笑)。そういうとこも自由です。
AO : ドラムの音で起こされたりね。
YAO : まだ寝てんのかー、やるよ? みたいにね(笑)。

——それはバンドも結束しますね。

AO : そうですね。呼吸合わせる分にはね。
YAO : 自由さがないとDachamboじゃないというか
AO : うん、のびのび教育なんで。うちらは。

聴いてる人を混乱させてもいいじゃん

——アルバム『PURiFLY』のタイトルの意味は?

AO : 何となくね。俺たち音楽しかないわってことかな? お金や選挙もわかりますが、音楽の力を信じるべきだと…。なおかつ、ぶっ飛びながらね…。それで『PURiFLY』。

——再生とかそんな意味合いもありますよね。

YAO : そういう意味もあるよ。

AO : あえて造語にしたので、あんまり意味を聞かれても困る(笑)。

——曲に関しても造語が多いですよね。

AO : そうですね。造語というか、言霊というか、今回は日本語で歌詞書いたのも多いしね。

——1曲ごとに曲のエピソードを聞きたいんですけど、まずは「MIYAMU」はどうしてできたのですか?

AO : たぶん曲作りを始める上で、最初の方にできた曲なんだよね。あれはどうやってできたんだっけ?
YAO : HATAが作ってきたデジタル・サウンドというか、それを聴きながらセッションを始めて、俺はどういう風なリズムが合うのかなって考えたね。で、あのタカタカっていう16分音符の旋律。あれが…。
AO : 雅だねって話になった。
YAO : そこからまたジャムが始まって…。
AO : 雅な曲を作ろうと思ってたのが、いつしか情熱的になってきて、この曲、ムーチョだねって話になったね。
YAO : そこがDachamboだね。雅なムーチョ。

——続いて「SURE」はどんなふうにできたんですか?

AO : 自分がソロをやっていて、ソロだとほとんど日本語で歌うことが多いんですよね。そういうノリを、ちょっとDachamboでもやってみようよって、実験的な遊びをしたのがこうなった。ちょっとワイルドなロック感が出ましたね。

——急に変則的なテンポになりますが、あれもジャムから生まれたんですか?

AO : そう、俺たちはけっこう変拍子が好きで、ひたすらずっとやってたりするからね。そういう遊びをみんなでやりながら「じゃ今度は五拍子七拍子、五拍子八拍子」っていう感じでどんどんエスカレートしていった結果が、こうなってしまった。
YAO : それは音楽でパズルをやるみたいでね、面白いんだよね。
AO : 大変だけどね。何でこんなことしてるんだろうって(笑)。

——その変拍子も、最終的にはちゃんと元に戻る。

AO : そこが一番頭を悩ませるとこだね。気持ちいいセッションは幾らでもできるけれど、それを曲として作品にさせるのは大変だからね。
YAO : ハッとさせる部分というか。聴いてる人を混乱させてもいいじゃん。
AO : 6人が好きなことを言い出すから、こうなったってところもあるし、それがDachamboなんだよな。

意味のないことが楽しいからね

——「ASKALASKA」はギターのカッティングとか、いきなり強力な始まり方をしますよね。

AO : そうですね。あれも、HATAさん? もともとブルームーンのセッションとかが発端かな?

YAO : ラテンっぽいシンバル・ワークというか、そういうのを使ってみんなとジャムをやっていくうちに、どんどんグルーヴし始めて、あんな早いグルーヴが生まれてきたんだよね。ジャムして発展した曲ですね。

——「Marsblue」は、青い火星という意味ですか?

AO : 三月のブルーですね、正直な話をしちゃうと。あんまり言いたくないんですけどね。そういう曲ネタは、恥ずかしい(笑)。

——スライド・ギターが泣いてますね。

AO : 元々はひとりで弾き語りで作ったような曲を、バンドでやってみようっていうのがきっかけ。

——アルバムの中で、唯一あれだけ3分台の長さ。

AO : 本当はもうちょっとやりたかったんだよね。でもアルバムの尺を考えたら、これくらいでっていうのがあったからね。
YAO : やれば一時間くらいできちゃう曲かも。
AO : そんなにやんないよ(笑)。
YAO : 好きだけどねあの曲。きれいだし…。

——「Green Stone From The Sun」は誰がきっかけなんですか?

AO : あれも自分ですね。歌ものはけっこう自分が作ってるかな? メロディとコード進行的なものをきっかけにして、メンバーと遊びながらジャムってたら、Dachambo的なアレンジになっちゃった。
YAO : でね、これだけは3.11前の合宿でやってた曲なの。
AO : そうだね、やってたね。みんながそれぞれに引っ張り出してきたかも。
YAO : だから唯一、その時のイメージが強かったけどね。確かにその時にやってたし、印象深いグルーヴ感というか、そういうのがあったからね。やっているうちにそれがひとつの形になってきて、これに至るみたいな感じだね。
AO : 歌詞はその後に作ったんだけど、演奏にはベーシックなものがあったね。アレンジというか、展開というか、あの曲の広がり方はね。
YAO : まさにDachamboだね。

——「スケルトン7」はどうして生まれたんですか?

AO : セッションだよね。あれは元々あんな感じじゃなかったよね。テーマは“ポーグスに盆踊り”みたいな感じでやろうって。
YAO : カントリーの要素も入れようかってね。
AO : そうなんだよな。もっとアイリッシュ寄りのものを狙ってたんだけど、ブルーグラスっぽくなった。

——ギターは、カントリー・ギターのような雰囲気がありますよね。

YAO : そうそう超速いのね。
AO : いやぁ、大変ですよ(笑)。
YAO : とっかかりはそんな話からだったけど、ジャムしてる間に、途中から音頭みたいになったんだよね。
AO : そう、ジャムの間にね。でも曲を作った時は、カントリーの要素も音頭の要素も、それぞれのジャムだった。でもそれぞれのジャムを組み合わせてジャムしてみると、だんだんと一曲にまとまってきたぞ、みたいになってくる。

——そして最初のテーマにちゃんと着地する。

AO : 「スケルトン7」はそうだね。何でああなっちゃうのかって聞かれると、困るんですけどね。どうも、みんながそういう突拍子もないことをするのが好きみたいですね。また「スケルトン7」は、アルバム・タイトルになるかも知れないような、逸話がありまして…。HATAさんが合宿の最中に、言い出したんですよ。「みんな知ってるか? 実はクジラも、キリンも、人間も、首の骨はみんな同じ数なんだよ」って。Dachamboはわりと馬鹿だから「ええっ、そうなの!」っていう話になって。
YAO : マジでって感じでね。
AO : なぜだかそこから進化論の話までいきまして。
YAO : ほ乳類は首の骨が7つなんだよね。でも、ジュゴンとナマケモノは…。
AO : 6つなんです。どうでもいいわ(笑)。
YAO : だから「スケルトン7」というタイトルになった。

——最後の「APORO」はHATAさんが作ったんですか?

AO : そうですね。まぁ、元ネタはHATAさんですね。

——エレクトリックで、疾走感を感じるんですけど。

AO : エレクトリックなアフロ・ビートというのを最初に考えてて、それがDachamboらしくなっちゃったね。

——HATAさんがベースになる音を作ってくるんですか?

AO : いやぁ、今回はけっこうHATAさんと俺の半々くらいかな。まぁ、音を作るというより、言い出しっぺですよ。本当に提案というかね。こういうのを提案してバンドでどうやってセッションしていくみたいな感じですね。ドラムから作ることもあるし、EIJIくんのベース・ラインから出てくることもあるし、昔のアイデアからのセッションもある。それが曲の中で色んなところで繋がったりしてるんですよね。
YAO : まぁヒントというか、きっかけがあればみんなでこういうリズムやるよとか、こういうベース、ギター、キーボードでやってみようとかね。それがジャムしているうちに、どっかのきっかけで火がついちゃう。それがDachambo。
AO : セッションしてると、やっぱ全員が、いいじゃんっていう感じが確実にあるね。そしたらそれから曲にしていこうかって感じでね。だから途方もない時間がかかるわけですよ、この時代において。不経済ですよ。

——今はかんたんに曲が作れる環境がある中で…。

YAO : そうだよね、今はスカイプとかを使って、お互いにやり取りして曲作りをやっている人もいるわけだし。だけど、それはやんないよ、Dachamboはね。

——肉体労働の感じがする。

AO : そうエクササイズ。でもね、この6人だから、そうなっちゃうんだと思うんだ。本当にこの6人でやると情熱的なバンドになるんだ。
YAO : 熱い!
AO : それを維持できるのも6人だからね。
YAO : 最強のメンバーが、いますね。
AO : 音楽やることに理由なんかいらないから。意味のないことをやってるわけだし、意味のないことが楽しいからね。

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LIVE INFORMATION

Wild marmalade Japan Tour 2015 -FLUX
2015年7月4日(土)@名古屋BOTTOM LINE

HAPPYFARM MUSIC FESTIVAL 2015
2015年7月11日(土)〜12日(日)@長野高山村山田牧場

FUJI ROCK FESTIVAL’15
2015年7月24日(金)@苗場スキー場
※AO YOUNG BANDでの出演

HOT FIELD 2015
2015年8月22日(土)〜23日(日)@富山県・黒部市宮野運動公園

WINDBLOW’15
2015年8月29日(土)〜30日(日)@相良シーサイドパーク

ツキノウタゲ2015~COME AGAIN SPECIAL
2015年8月29日(土)〜30日(日@服部緑地野外音楽堂

23rd Sunset Live 2015 -Love&Unity-
2015年9月4日(金),5日(土),6日(日)@芥屋海水浴場・キャンプ場 特設ステージ

PROFILE

Dachambo

日本が宇宙に誇るサイケデリック・ジャム・バンド、もしくは快楽探求楽団。ツイン・ドラムにディジュリドゥー、極太ベース、爆音ギター、そしてデジタル音からなる、ジャム、トランス、ラテン、ファンク、サイケ、オーガニック、民族音楽といったジャンルの枠をひょいひょいと変幻自在に飛び越えるPEACE&SMILEに溢れた彼らのライヴは、自分達とその場に息づく空気、居合わせたお客さんとのバイブレーションの交換から生まれ、常に変化しつづける形容のしがたい、することの出来ない音を産み続けてゆく。それは「人が踊る」ことへの初期衝動を覚醒させる中毒性をもったサウンドであり、現世と彼岸の境界線を遥かに越えてビヨンド・ビリーヴな踊りのサークルから生まれるカオスでもある。そんなDACHAMBOの世界観にグイっと惹き付けられた老若男女によって、草の根的に”DACHAMBO村”日々拡大中。

Gravity Freeデザインのド派手なバイオディーゼル・バスに乗り全国のフェスやパーティに駆けつけてはシーンを騒がし、〈FUJI ROCK FESTIVAL〉、〈朝霧JAM〉、〈RISING SUN ROCK FESTIVAL〉、〈SunSet Live〉等の国内主要ビッグ・フェスを総ナメに。ついにはフェス番長(Yahoo認定)の称号までいただき、パーティー・シーン、ジャム・バンド・シーンに無くてはならない存在として活動を続けている。

結成10周年をむかえた2011年には、毎年恒例となっている自主運営の野外フェス〈HERBESTA〉を1万人規模の無料フェスとして拡大開催。WOOD STOCKの再来かもと言わせる治外法権な天国を地上に現出させる。ルールの無い、参加するものの愛とモラルに頼った独自の運営方法も高く評価され、主旨に賛同して集まってくれた多くのアーティストの協力もあり、大成功を収めた。

>>Dachambo Official HP

[インタヴュー] Dachambo

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