BELLRING少女ハート 新メンバーINTERVIEW② : 藤城アンナ
最初、ベルハーのこと、そこまでかっこいいとは思ってなかった
ーーアンナさんは、昨日正式に加入が決まったばかりなんですよね?
藤城アンナ(以下、アンナ) : 合格の通知は3月7日にきたんですけど、名前を決めたり、今後どういう動きをするかとか、現メンバーさんとの顔合わせとかは昨日したばかりです。
ーー今までアイドルをやっていたことはあるんですか?
アンナ : ないです。
ーーそれじゃあ、アイドル活動ははじめて?
アンナ : はじめてです。
ーーそもそも、なんでベルハーに応募したんですか?
アンナ : 今大学3年生なんですけど、普通に就活するのがイヤだなと思って、BiSHさんのメンバー募集に応募したんですけど落ちてしまって。そのタイミングで、ベルハーが追加募集をしていたのを知って応募しました。友達からは、身長も高いし、ハーフだし、ベルハーに入れるわけないみたいに大反対されて…。それに条件は20歳までだったけど私は21歳だったし、いろいろと難ありだったんですけど、最後のチャンスだと思って思いきって受けたんです。
ーーアンナさんは身長が高いし顔立ちもきれいなので、アイドルをやるにしても、もっと別のアイドルの選択肢があったと思うんですけど、なんでベルハーだったんでしょう(笑)?
アンナ : 清純派のアイドルっていうことですか? それこそ、耐えられないと思うんですよ。自分、めっちゃしゃべるし、曲がかっこいいと思わないと絶対やりたくなかったんです。妥協はしたくなくて、そのときに募集していたベルハーに応募しました。
ーーちなみにベルハーのなかで、好きな曲をあげるとするならどの曲ですか?
アンナ : 「アイスクリーム」です。合格のメールが来たとき、あの曲が歌えるんだと思ったら、ほんとに鳥肌が立つというか、震えました。
ーーちょっと耽美的だったり、重めのロックな曲が好きなんですか?
アンナ : そうですね。元々ロックが好きなので。実は最初、ベルハーのこと、そこまでかっこいいとは思ってなかったんですよ。でも、珠梨ちゃんが脱退する前日のフェスで、MCもやらないでダッて演奏する感じがめっちゃかっこよくて。ベルハーに応募すればよかったなと思っていたら、追加募集がはじまったので、応募するしかないと思って。
ーーそこでバンドをするっていう選択肢はなかったんですか?
アンナ : うーん。人生がひっくり返る感じのことがしたかったんです。バンドは1回やったことがあるし、今までやったことないことをやりたかった。自分には似合ってないかもしれないけど、このまま就活して普通に生きていくより、今までやったことないことをかっこよくやりたいなって。
ーーなんでそこまで別の自分を求めるんでしょう。
アンナ : 自分のなかで、これだけは頑張ってきました!! みたいなものがなくて。当時、バンドも頑張ってやっていると思っていたんですけど、今思うとそんなにたいしたことじゃないなと思って。今は服飾の学校に行っているんですけど、ブランドを作ったりもしてないし、ただ学校で精一杯みたいになっていて、自分のなかで、おっきいことがなかった。アイドルは20歳とかがギリギリだと思うんで、飛び込んでみたんです。
ーーそして、タイミング的にも、楽曲が好きなベルハーが募集していたと。
アンナ : そうですね。何をやってもうまくいかないときがあったんですよ。BiSHも落ちたし、学校もダラダラやっていてみたいな感じだったんで。
必死に歌って踊るっていうのがかっこいい
ーーアンナさんを合格にしたのは、田中さんならではの選択だと思うんですよ。田中さんから、どんなことを期待されてるって言われましたか?
アンナ : 私、身長が170cmあるんですけど、履歴書には169cmって書いて送ったんですよ。面接のときに「なんで1cmサバ読んでるの?」って言われて、「アイドル的に170cmって印象よくないかと思ったから」って答えたら、そういうのは絶対隠さないほうがいいよって言われて。私は身長が高いしロリ顏でもないから、普通のアイドルはできないだろうなって思ってたんですけど、田中さんはそういうところが絶対セールスポイントだからって言ってくれて。
ーーちなにみ、面接は田中さんだけだったんですか?
アンナ : はい。面接は田中さんと一対一で。1時間くらい話し込んじゃって。
ーーいじわるな質問とかされなかったですか?
アンナ : 全然! すごく優しくてしゃべりやすくて、純粋に楽しかったなと思って。落ちても応援しようみたいな、それくらい楽しくお話しさせていただい感じでした。
ーーあやのちゃんとカイちゃんが入ったときは、僕も一緒に面接したんですけど、いじわるな質問もしてたからなんか変な感じがします。
アンナ : いじわるってどういう質問ですか?
ーーいじわるというか、無茶振りっていうのかな。
アンナ : 私のときは、どんな感じでドラムをやっていたの? とか、世間話みたいな感じでした。ベルハーのチェキの話とか。
ーーじゃあ、田中さんに対するイメージはいい?
アンナ : めっちゃいい人だと思ってます。
ーー今までのメンバーはみんな田中さん嫌いとか言ってましたが。
アンナ : Twitterとかを見ていると、結構ビシビシ言う人なんだなってイメージだったんですけど、私のときはすごく優しかったので。
ーーイメージでいいんですけど、ベルハーはどんなグループだと思いますか?
アンナ : それぞれ個性があって、名前もライヴもすごくインパクトがある。1回観たら忘れない感じ。テレビに出てたときも未完成っていわれてたんですけど、超かわいいというより、応援したくなるというか。私は歌を流して踊るっていうグループは応援する気になれないんですよ。やっぱり、声が裏返ったり、擦れたりしてても必死に歌って踊るっていうのがかっこいいって思うし、好きなんです。
ーー全力でやってるところが好き?
アンナ : そうですね。全力でやってるっていうのが好きです。ライヴってそこにいる人しか見れないし、今しかできないことをしてるっていうのがいいなって。
ーーそのなかに入って自分も全力でやりたい?
アンナ : そうですね。全力でやりたいなと思いました。
自分のことがそんなに好きじゃない
ーーアンナさんの一番の強みってなんだと思いますか?
アンナ : 声がハスキーなところ。身長も高いし、目立つかなって。あと、1回で顔を覚えてもらえる。やっぱり印象に残ることは大事だと思うんで。
ーー変な話、いま学校で習っていることを活かせる仕事に就こううとは思わなかったんですか?
アンナ : 元々、スタイリストをやりたかったんですよ。説明会に行ったときに、裾上げだったり、いろいろできた方が使えるからっていわれて、服を作る方に入ったので、作るのが好きってわけではないんですよ。作ってるときは楽しいけど、縫製もデザイナーもちょっと違うしと思っていて。それに、スタイリストはめっちゃ厳しいから、そこまでしてやりたい仕事かなと学校通いながら思っていました。やっぱり音楽が好きだったんで、なんかできたらなって思ったんですけど、自分で1からバンド組むっていってもメンバーなかなかいないしって思っていて。
ーー自分で楽曲を作るというよりは、自分の好きな音楽を全力で歌って踊りたい?
アンナ : ちょっと頑張って曲を作ろうとしてみたんですけど、やっぱり難しいし、友達からはいいじゃんって言われても納得がいかないんですよね。自分のことがそんなに好きじゃないから、自分の作ったものにそんなに愛着が湧かないんですよ。
ーー自分のことが好きじゃないんですか?
アンナ : 好きじゃないです。
ーーなんでですか?
アンナ : なんでだろう。中途半端なことばかりしてきたから。これを機に、ちょっとだけでも自分のことを好きになれたらなって、すごく思います。
ーー目の前のことに全力になっているベルハーに憧れたみたいなところもあるんですか?
アンナ : そうです。私は行動力もあんまないし、学校もなんだかんだで卒業できるかみたいな感じだし。バンドも中途半端に終わっちゃったし、なんか成し遂げるというか、自分のなかで納得いくまで1個のことを追求したいですね。
ーーアンナさんにとって、ベルハーがそういう場になると。
アンナ : 私のなかではすごい転機だと思ってるんで。ステージに立つ側になるっていうのが、それだけでも大きなことです。
ーーベルハーに入ってやりたいことはありますか?
アンナ : ライヴをたくさんやりたいです。あとは、PVも撮るのが楽しみです。でも一番はライヴをやりたいですね。たくさんやりたいです。
ーーバンドが好きっていってましたもんね。ちなみに、どんなバンドが好きなんですか?
アンナ : 本当に死ぬまで好きなのは、GO!GO!7188さん。あとYUKIさんも好きです。THE BACK HORNさんもめちゃくちゃ好きで超ライヴいってたし、快速東京も大好きです。他にはOGRE YOU ASSHOLEとかも好きだし、海外だとTwo Door Cinema Clubが好きです。
ーー確かにそういうバンドが好きだったら、ベルハーの曲も好きになる要素は大きいですね。アンナさんが入ってどうなるか想像がつきませんが、すごい楽しみにしてます。おしゃべりが好きだと言っていましたが、最後に何か話しておきたいこととかありますか(笑)?
アンナ : 私_ 珠梨ちゃんが好きだったんですよ。いまは初期メンバーが、みずほちゃんしかいなくなってしまったじゃないですか。そこに新しい3人が入って、しかもベルハーっぽくない。今いるオタちゃんさんたちは、何こいつ? みたいになると思うんですけど、やっぱりこの子たちが入って正解だったねって言ってもらえるように頑張りたいです。
取材&文 : 西澤裕郎
リキッドルームでのワンマン・ライヴをOTOTOY独占ハイレゾ配信
BELLRING少女ハート / LIVE at 黒い羽集金ツアー・東京公演(24bit/48kHz)
【配信形態】 FLAC、ALAC、WAV(24bit/48kHz)
【配信価格】 単曲 150円 / まとめ価格 2,000円
【Track List】
1. タンジェリン細胞
2. 夏のアッチェレランド
3. World World World
4. c.a.n.d.y.
5. ヒバリの空
6. クロノスの鎌
7. yOUらり
8. Crimson Horizon
9. get rid of the Chopper
10. プラスチック21g
11. D.S.P.
12. ボクらのWednesday
13. 月の真下でオオカミさんに尋ねました。
14. REVERLY!!!
15. Tech Tech Walk
16. 男の子、女の子
17. ダーリン
18. アイスクリーム
19. サーカス&恋愛相談
20. the Edge of Goodbye
21. プリティ・シャロウ
22. Orange Slumbers
23. rainy dance
24. WIDE MIND
25. UNDO
26. kUMA GOQLI
27. Karma
28. Starlight Sorrow
29. bedhead