2015/03/11 19:33

エレクトロ・ポップの新星、Oiiはナカコーとボン・イヴェールの融合だった――待望のファースト・アルバムついにハイレゾ配信スタート!

先月にご紹介、そしてフリー・ダウンロード配信を行ったOii(オー・アイ・アイ)のファースト・アルバム『Sukima Sunlight』がついに登場&初インタヴューを敢行。「一人スーパーカー、10年代のCornelius」というレーベルの標榜、そしてフリー・ダウンロード曲としてお届けしたリード曲「Puddle Talking with You」の完成度の高さから2015年注目の存在として台頭してきたOii。エンジニア業を経て音の生かし方に目覚めたという彼の、こだわりのサウンドをハイレゾでお楽しみいただくとともに、2011年の活動開始から約4年、本作に至るまでをライター・金子厚武によるインタヴューでお届けする。

Oii / Sukima Sunlight
【配信形態 / 価格】
WAV / ALAC / FLAC(24bit/48kHz) : 単曲 250円(税込) / アルバム 1500円(税込)
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【Track List】
01. Sunlight Laidback / 02. Re_Place / 03. My Weapon / 04. kumomo / 05. POPism / 06. Relax, / 07. Empty Love / 08. Sukima / 09. √ / 10. Puddle Talking with You / 11. Rings
Oii「Puddle Talking with You」
Oii「Puddle Talking with You」

INTERVIEW : Oii

中生航太によるソロ・プロジェクトOiiがファースト・アルバム『sukima sunlight』を発表する。その音楽性を大胆に要約すれば、ナカコーこと中村弘二とボン・イヴェールの融合といった感じだろうか。エレクトロニカやアンビエントを背景とするような、風景を喚起する繊細なサウンドに包まれたエレクトロ・ポップは、オートチューン使いも含め、チルウェイブからインディR&Bの流れともシンクロしつつ、管弦楽器を用いた楽曲はアメリカや北欧の大所帯バンドが鳴らすチェンバー・ポップにも通じる感覚を備えている。同時代の音楽を明確に見据えつつ、それを中生自身の抱えるメランコリアに変換し、美しいメロディーを紡いでいく、その手腕には確かなものがあると言っていいだろう。話を訊いてみれば、レディオヘッドに衝撃を受けて「クリエイティブ」と真摯に向き合い、エンジニアとしての仕事を通じて現代的な音楽の在り方を模索し、コンポーザーが表に出て行く時代を歓迎する、非常に志の高い音楽家であることもよく分かった。これから活躍の場を広げて行ってほしい、期待のアーティストのひとりだ。

インタヴュー&文 : 金子厚武
写真 : 柳田英紀

レディオヘッドを初めて知ったときは、脳天を突かれるような衝撃でした

――音楽活動のスタートはいつごろだったのですか?

Oii : 1番最初は大学に入る手前、18歳とか19歳の頃です。当時、中学時代からの友人達と音楽的な探求を青春にして、いつも一緒にいたので、高校卒業をきっかけにその友人たちを集めてバンドを始めました。当時はレディオヘッドのことを崇めるぐらい好きで、彼らが社会活動を積極的に行っていた時期だったので、僕もそうするべきだと思って、大学進学の際、社会学を専攻してました(笑)。

――なぜそれほどレディオヘッドに惹かれたんだと思いますか?

Oii : 僕は神奈川の出身で、テレビ神奈川でやっていた『ミュートマジャパン』を熱狂的に見ていて、BUMP OF CHICKENとかGOING UNDER GROUNDとかインディーズのバンド・サウンドに興味を持っていたんですけど、レディオヘッドを初めて知ったときは、その曲構成やアレンジ、電子音や変拍子、多彩な楽器を使っていたりと、そういうことが全部脳天を突かれるような衝撃でした。

――じゃあ、その最初に組んだバンドはレディオヘッドのフォロワー的なバンドだったわけですか?

Oii : そうですね。当時好きだったのがレディオヘッドと、あとシガー・ロスとか、ちょうどアンビエント、ポストロックの全盛期だったので、その音楽的なストリームに影響されて曲を作ってました。僕はヴォーカル・ギターだったんですけど、ギターのメンバーはヴァイオリンの弓を買ってました。でも、あれはレスポールの湾曲があるから成り立っていて、彼はストラトだったので、かなり苦戦していました(笑)。

――そのバンドはいつごろまでやってたんですか?

Oii : 大学の4年間はそのバンドをやってたんですけど、徐々に音楽的な趣向に摩擦が出てきて、僕がバンドを作ったにもかかわらず、4年生のときに「辞めます」って。脱退して、就職もせずに、ひとりでやりはじめました。

――なぜ脱退を決めたのでしょうか?

Oii : その少し前に、バンドのデモを作るためにDAWソフトを買ったんです。そのころ使ってたリハスタの受付の人が僕のDTMの師匠なんですけど、その方にいろいろ教わりつつ、ひとりでやってるうちに、自分が表現したい音を構築して、形になっていくっていう行為があまりにおもしろくて、バンドとの作業の違いに喜びを覚えたっていうのが、1番の理由ですね。

――でも、就職せずにひとりで活動を始めるっていうのは、簡単な決断ではなかったと思うんですけど。

Oii : 実は、ほんのちょっとだけ就活もしてるんです。某大手音楽出版社の制作デスクにエントリーしたりもしたのですが、面接をしている最中に、「これは俺にはできない」と思ってしまって。

――面接中に(笑)。その違和感は何に対してだったのでしょう?

Oii : 当時アーティストだけではなく、音楽全体でのクリエイティブについてずっと考えてたんですけど、その某大手の考えに対して、内向的な売り上げありきの考え方を感じてしまって、反発してしまったんですよね。そのころは洋楽ばっかり聴いてたので、そのレベルに達するにはどうすればいいかを常に考えていて、「邦楽の良さは邦楽でしか出せない」っていう考え方に、すごい嫌悪感を感じてたんです。そこが軸にあって、いろんな反発が起きてたんだと思います。でも、そのころから少し時間が経って、今は若かったなって思っています(笑)。

SUPERCARやナカコーさんとは精神的な部分が似てるのかな

――Oiiという名義の由来を教えてください。

Oii : ちょっと語弊があるかもしれないですけど、Oiiを始めるにあたる頃、すごい女子化してた時期で、かわいいものが好きでたまらなかったんです(笑)。なので、語呂の良さで「Oii」にしたんですけど、でも意味性は持たせたかったので、「Original image innovation」という自分自身の手でどれだけオリジナルなものが発見して作れるかという、挑戦的な意味でつけました。

――女子化っていうのはどういうこと?(笑)

Oii : 当時ドイツのモール・ミュージック(ドイツのレーベル)が僕の中で大流行してて、ラリ・プナやポピュラスみたいな、かわいい電子音が好きだったんです。中域の、丸っこいサイン派の音をすごく好んで聴いてたので、そういう感覚が根付いて、丸いもの、曲線を描いてるものにすごい惹かれていました、そういう意味で「女子化」してたというか(笑)。

――実際の楽曲も含め、Oiiという名前から僕が連想したのは、中村弘二さんのソロ名義であるiLLだったんですけど、実際SUPERCARやナカコーさんの影響は大きいのでしょうか?

Oii : もちろん聴いてました。でも、直接的な影響っていうのはほとんどありません。おこがましいんですけど、精神的な部分が似てるのかな、という風には思います。楽曲のなかに隠れている、情熱的なセンチメンタリズムっていうのは、すごく聴いてて共感できるんです。Oiiの楽曲に関しては、それを意図的に出すというよりは、内面的な部分が出て、結果的にそうなってると思うので、そこを比較してもらえてるとしたら、光栄な限りです。

――きっとルーツになってる音楽に共通項があって、結果的にシンクロする部分が多くなってるってことなんでしょうね。実際、Oiiとしての活動が始まってからは、今回が初の正規リリースとなるわけですが、これまでもあくまでアーティスト活動をメインに置きつつ、そのなかで出会った人たちとも関わったりしてきたという感じなのでしょうか?

Oii : そうですね。嬉しいことに、僕が見てる聴覚的な景色を信頼してくれて、サウンド・アレンジをお願いしてくれたり、映画専攻の学生の卒業制作で、映画音楽の依頼をいただいたりして、自分の楽曲制作のレベルアップをメインに考えつつ、そういうこともやらせてもらいました。Oiiは最初から長いスパンで考えていたので、そういった勉強の時間がOiiに還元されればいいなって気持ちでやっていたのですが、意外とその時間が長くなってしまった、みたいな感じです(笑)。

――昨年の「RO69JACK」で優勝アーティストを獲得したderonderonderonのアルバムに関わったのは、どういう経緯だったのでしょうか?

Oii : もともとはライヴハウスで出会って、当時は友達がほしいと思いつつ、あんまりいいバンドと巡り合えなかったんですけど、彼らとは意気投合して、アドバイスをしたりしてるうちに、アルバムを作るっていう話になって。僕は今レコーディングスタジオで働いていて…… って言っても、受付なんですけど、ただ技術職の方たちの作業を盗み見ながら、自分でも何かできないかなって思ってたんですよね。

deronderonderon「color,dance,animal,love」
deronderonderon「color,dance,animal,love」

――エンジニアの他に、「サウンドディレクション」としても関わったそうですが、実際どんな作業をしたのでしょうか?

Oii : 彼らの最初のデモが、まだまだ発展的な状態でした。音源を作るってことは、それが一生残って、いつでも、どんなシチュエーションでも聴けるからこそ、ひとつの楽曲の答えをそこで提示しないといけないと僕は思っています。なので、音色だったり、音がぶつかってるところだったり、タイミングだったりを、その曲が持つ最大限の可能性を伝えていった感じです。

――その「音源は答えを提示しないといけない」っていう考え方は、いつごろから持ってるものなのでしょう?

Oii : エンジニアをやりはじめてからですね。気軽に音源が作れる時代だからこそ、その場限りの、可能性を放置したままの正解というか、ライヴ感覚的に正解を出そうとするのは、個人観ですが僕は間違ってると思っています。アマチュア・バンドでも気軽に楽曲がアップロードできる時代になって、正解がわかりづらくなってきてて、聴いてる人の感覚がどんどん鈍くなってるんじゃないかっていう危機感がすごくあるんですね。今普通に売られてるCDって、それができるまでにはいろんな工程があって、たくさんの技術職の人たちが導き出した答えが、CDになってるんだと思うんです。どんなにアマチュアでも、いちアーティストであるからには、そこは義務だと思っています。

DTMをやってる人たち、エレクトロをやってる人たちが不得意とするかもしれない分野を、同じ土壌の人間としてできた

――『sukima sunlight』は、これまでのOiiの集大成の1枚と言っていいのでしょうか?

Oii : 本当にそうですね。2曲目の「Re_Place」は、Oiiで最初に作った曲で、そこから2年ぐらい多方面の裏方業を勉強しながらずっと作ってきて、成長とともに曲が増えていったので、かなりパーソナルなアルバムになったと思います。

――作品の青写真のようなものはあったのでしょうか?

Oii : メイン・テーマとしては、これを聴いてる人が、どれだけ自分をなくせるかっていうのを念頭に置いていました。楽曲制作自体がそういう状態なので、それがそのままアルバムに反映されてると思います。やっぱり、「就職しないといけないんじゃないか?」とか、ストレスも相当にあったので、それを忘れられる時間がどうしても欲しかったんですよね。で、当時は旅にはまってたんですけど、そのなかで音楽を聴いたときに、自分がなくなる瞬間を感じたんです。周りの人たちは僕のことを知らないし、この景色に僕は何の思い出もない。でも、今これを新しい景色として吸収していて、すごくエネルギーに満ちた感じがした。たぶん、その没入感を出してくれたのは音楽のおかげで、そういう没入感の橋渡しになるようなアルバムにしたいと思って。

――旅って、どんなところに行ってたんですか?

Oii : 全部、下に下っていました。九州、大阪、名古屋とか。

――音の感じからすると、どっちかっていうと北のイメージですけどね。それこそ、北欧じゃないけど。

Oii : 今思うと確かにそうですね…。たぶん、東海道新幹線が好きだったんだと思います。その旅っていうのは、幼少期を振り返る時間でもあって、祖父母が九州に住んでいたので、家族で里帰りをするときに、よく東海道新幹線を使っていました。純粋になりたくてしょうがなかったんだと思いますね。

――「Puddle Talking with You」をリード・トラックに選んだのは、どういった理由だったのでしょうか?

Oii : 自分のコンポーザーとしての集大成的な曲に仕上がったというのが一番の理由ですね。映画音楽を作り終えた時期に作り始めた曲で、エンドロール的な楽曲を作りたいと思ったんです。ただ、すごい時間はかかって、半年ぐらいかかったのかな?

――集大成っていうのは、具体的にどんな部分での成長が表れているのでしょうか?

Oii : この曲を生楽器の構成でできたことが、1番の成長だと思います。DTMをやってる人たち、エレクトロをやってる人たちが不得意とするかもしれない分野を、同じ土壌の人間としてできたっていう。

――やはり、バンド経験者からすると、そこはもともと達成したいところだった?

Oii : そうですね。いかに中立的であるかってこともテーマだったので、そういった部分では、エレクトロニックなんだけど、生楽器も絶対どこかで入れたいと思ってたので、この曲ができたのはすごく大きかったですね。

――曲そのものはどんなイメージで作ったのでしょうか?

Oii : この曲こそホントに、旅する曲ですね。僕が旅で体験したことを、もう1度体験できる曲に仕上がったと思います。そこにたどり着くまでには、映画音楽の経験だったりがすごく反映されていて、僕の音楽人生を通してやっとたどり着いた、ホントにパーソナルな曲です。

――中盤にはオートチューン使いが印象的な楽曲が並んでいますが、そのあたりの影響源はどこなのでしょう?

Oii : それはボン・イヴェールやジェイムス・ブレイクですね。ケロケロヴォイスが方法として用いられ始めた頃にオートチューンを知って、その後にボン・イヴェールを聴いて、「こういう有用性があるのか」って思ったんです。素材の良さを極限まで生かして、しゃくりの部分だけ機械的にして、こんなにも情景が出てくるのかって衝撃を受けて、僕自身しゃくりに特徴があったので、使ってみたら思いの外、自分が表現したい音の抑揚が得られました。

音楽が持つ本来の芸術的な部分を、現代的な形で復権できてるんじゃないか

――ボン・イヴェールの存在はすごく大きそうですね。

Oii : 大自然のなかで聴けるビッグ・サウンドというか、バンドであれだけのことができる凄味みたいなのは、影響されましたね。ボン・イヴェールがグラミー賞を獲ったアルバム(『ボン・イヴェール』)出したのって、ちょうど震災があった時期だったと思うのですが、僕はあのアルバムは本当に聴くべきアルバムだと思ったんです。悲しむべきときはしっかり悲しんで、悲しみに居場所をつくってあげて。その悲しみを優しく包む居場所になったアルバムが、『ボン・イヴェール』というアルバムだったと思っています。日本だとそういったアーティストが多いとは言えないと思うので、Oiiがその立ち位置でいられる様に...という意思はあります。

――ジャスティン・ヴァーノンはもともと自分の名前を冠したバンドをやっていて、でもそのバンドが解散して、傷心の中で『フォー・エマ・フォーエヴァー・アゴー』を作り、あの作品に対する評価が『ボン・イヴェール』につながったわけじゃないですか? 今日の話を振り返ると、Oiiのストーリーともリンクする部分があるよね。

Oii : いやいや、恐れ多すぎます(笑)。

――まあ、さすがに並べて語るのは言い過ぎにしろ、でも『sukima sunlight』っていうタイトルにも表れてるような、雲間から光がさして、ここから始まっていくようなムードっていうのは、ボン・イヴェールの作品とも共通するムードだと思う。

Oii : ”木漏れ日”って言葉は「My Weapon」の歌詞に出てくるんですけど、東京とか首都圏に住んでる人たちが見る1番きれいな情景だと思うんです。大きい景色みたいなのを見る機会は少ないけど、近くの公園で木漏れ日を見たりすると、肌が反応するというか、ホッとする感覚があって、僕はそういうのを重視していて。そういうときに起こる感情の揺れだったりを大切にしたいっていう気持ちから、アルバム・タイトルにつながっています。

――バンドに区切りをつけて、ソロの道を選んだ。そうやって活動を続けて行くなかで、その選択に関しては今どんなことを思っていますか?

Oii : 海外での新しい音楽の始まり方って、やっぱりクラブだと思うんです。クラブで流行ってるものが、どんどんメインストリームに出てくるわけですけど、楽曲制作のかたちとしては、コンポーザーが有名なアーティストに曲提供して、それが爆発的に売れて、いろんな人が似たものをやるようになるわけですよね。おもしろいのが、例えば、LAのSoulection(LAの新世代レーベル)とか、危なっかしい若者がグラミー賞を獲ったりするぐらい、クリエイターが今どんどん表に出てきてると思うんです。日本にもその流れは来てると思ってて、例えば、水曜日のカンパネラとかもそうだと思うんですけど、後ろにいる人が表に出てくる時代になってる。それはすごくいいことだなって思うんですよね。

――アメリカにはもともとプロデューサー文化があるわけだけど、メインストリームとアンダーグラウンドの交流はより活発になってるし、確かに日本でも、tofubeatsがメジャーで活躍してたりするのはそういうことだと思う。Oiiもまさにそういうなかのひとりだと。

Oii : クリエイティブなことをしてる人が表に出て評価されたりメディアに登場するということは、広義に捉えれば、技術的なこと、クリエイティブなことを評価してもらえてるってことだと思うので、音楽が持つ本来の芸術的な部分を、現代的な形で復権できてるんじゃないかと思っています。

――では、Oiiとしては今度どんな展望を持っていますか?

Oii : よりアンプラグドなところに集約していきたいと思ってます。今のエレクトロな楽曲はどんどん発展していて、エレクトロな要素をどれだけオリジナルな要素に変換していくか、言ったら、プラグインのプリセットをどれだけ自分の音色に変えていくかっていう時代になってると思うんです。そういうなかで、1回その方法論から抜けてみようかなって思っていて、楽器が持つ素材を生かせる楽曲を作っていきたいなって。やっぱり、エンジニア業を経たことがすごく大きくて、こういうマイクで録ったらこういう音になるとか、昔はわからなかった本質的な音の良さっていうのを、楽曲としてまとめられたらいいなって思っています。

PROFILE

Oii

横浜在住のCota Nacaoによる一人シンセポップ・ユニット。映画音楽提供や楽曲アレンジメントなどのサウンド・クリエイティングを経て、2011年よりOii名義でアーティスト活動を開始。"Original image innovation"をコンセプトに掲げ、エレクトロでオーガニックな音とコトバで「生活」を映し出し、五臓六腑に染み入る音とコトバがあなたをあなたと出会わせる。Melanche[n]tryニコニコインディーズ「普遍の窓」コンピレーション参加などその活動の幅を広げる中で2013年、RO69JACK2014の優勝アーティストderonderonderonのファースト・アルバム『deronderonderon』のサウンド・ディレクション、レコーディング・ミキシングエンジニアを務め、2014年には都内で最大の規模をほこるイベント「earth garden」や、"ピュアなエレクトロニック・ミュージック好き"が集うイベント「en」において、DE DE MOUSE、フルカワミキと共演を果たす等、そのキャリアを着実にステップアップさせていく。2015年、自身のファースト・アルバム『sukima sunlight』において既存のエレクトロ・シーンに新たなサウンド・スタイルを投じることは目前に迫っている。

>>Oii Official HP
>>Oii Official Twitter

この記事の筆者
金子 厚武

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[インタヴュー] Oii

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