絢爛華麗にストリングスを操る乙女のドラマチック・ポップス——J-POP初のチェロ・ヴォーカリスト、分島花音の新作をハイレゾで

『ヴァンパイア騎士』や『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』など、多くのアニメ主題歌を担当し、日本国内はもちろん、海外でもスポットを浴びているシンガー・ソングライター、分島花音。彼女による、初のセルフ・プロデュースで作り上げたサード・アルバム『ツキナミ』(24bit/48kHz)の予約受付を開始! 3歳の頃からチェロを始め、クラシック音楽に触れ続けてきた彼女だけにしか描けない楽曲の魅力は、主題曲である「ツキナミ」を聴けば一目瞭然。また、『フェイト/エクストラ CCC』、『ストライク・ザ・ブラッド』といった話題のTVアニメやゲームのタイアップ曲が5曲も収録されており、聴き応えは抜群だ。2014年からリリースされてきたシングル曲たちは、圧倒的な人気を博し、これから先、日本の代表的なシンガー・ソングライターとして成長していくであろう彼女のニュー・アルバムは、アニメ・ファンでなくとも聴き逃せない。そんな分島花音の、伸び伸びと遠くまで届く歌声と弦楽器の迫力ある旋律を、ぜひハイレゾで体感あれ。

分島花音 / ツキナミ(24bit/48kHz) 予約受付中(3月11日発売)

【配信価格】(各税込)
WAV / ALAC / FLAC / AAC(24bit/48kHz) : 単曲 500円 まとめ購入 3,599円

>>ハイレゾとは?

【Track List】
01. killy killy JOKER / 02. ツキナミ / 03. さんすくみ / 04. チョコレート / 05. signal / 06. ファールプレーにくらり / 07. サクラメイキュウ / 08. 芸術家のかわいい想像たち / 09. ナイチンゲール / 10. world's end,girl's rondo / 11. モンスター・スター

INTERVIEW : 分島花音

生きることは戦うことによく例えられる。そして、チェロを弾くシンガー・ソングライター・分島花音は「selector infected WIXOSS」のオープニング・テーマ「killy killy JOKER」をはじめとして、いくつもの少女が戦うTVアニメやゲームの楽曲を手がけている。そのサウンドはクラシックをベースにした細やかなメロディやアレンジと激しいリズムで作品を彩っていた。しかし、彼女のサード・アルバム『ツキナミ』は戦いだけではない。生きる上での様々な場面をより広い音楽性で描いたアルバムだった。本作には戦うような曲と同時に、恋愛や仕事といった等身大の喜びや悩みを思い切り表現した曲もある。そして、それらはすべて生きる上で月並みでありつつ、ドラマチックでもあるということを強く感じさせてくれる。そんな曲たちが詰まった『ツキナミ』はどういう思いや考えで作られたものなのか。メール・インタヴューから知って欲しい。

インタヴュー&文 : 滝沢時朗

自分の中から生まれた楽曲、というのを表すために、身体の一部をアイコンにしています

——『ツキナミ』はサード・アルバムにして初のセルフ・プロデュース作品ですね。セルフ・プロデュースするにあたって、まずどういうことをしたいと思いましたか?

分島花音(以下、分島) : 作られた物語の世界を表現するような歌とともに、もっとリアルな、等身大に近い目線や気持ちを歌った曲も表現したいと思い、今回のアルバムではそういった自分の気持ちを歌った曲も多く収録しています。

——『ツキナミ』はとても印象的なアルバム・タイトルですね。タイトル曲の「ツキナミ」は、「月並みな幸せ」のために全力で生きることを歌っていると感じましたが、「ツキナミ」で表現していることがアルバム全体のテーマでもあるのでしょうか?

分島 : ツキナミは、ありきたりな、とか平凡な、という意味で使用されていますが、本来は「月毎に決められた事」という意味で使われたことを知って、毎月、毎日音楽と向き合って作っていって、表現して、切っても切り離せなくなっている自分と音楽の関係性を表すのにピッタリな言葉だな、と思って付けました。このアルバムには大きく分けて2種類の方法で生まれた音楽を収録していて、1つはアニメのテーマ・ソングなど、イメージや物語が先行している作品の楽曲を作る上で、調べたり、考えたりして、脳で作った楽曲。もう1つは日々の気持ちや衝動的、突発的に生まれた心で作った楽曲です。どちらも自分の中から生まれた楽曲、というのを表すために脳と心臓、身体の一部をアイコンにしています。脳にも心臓にも、漢字の一部に月がついているので『ツキナミ』のタイトルにぴったりだと思いました。表題曲の「ツキナミ」は、そんな中で自分と音楽との関係性をストレートに唄っている楽曲です。

——クラシック、ジャズ、ロック、テクノなど多彩なアレンジが聴けるアルバムですね。曲ごとにどのようにアレンジを決めていくのでしょうか? 千葉"naotyu-"直樹さんやsugarbeansさんとのやり取りなども含めて教えていただけますか。

分島 : もともと自分の中で小さいころからクラシックの地盤があって、ジャズやロック・テイストの楽曲も自分の好きな曲調だったので、この3つをアレンジの基盤にライヴをやってきました。今回のアルバムではそれが1度に収められています。ライヴ・アレンジはずっとシュガーさん(sugarbeans)にお願いしていたので、音源になる際には是非シュガーさんにアレンジをお願いしたいと思っていました。千葉さんは自分で作曲した楽曲をリリースしはじめた頃からアレンジに関わってくださっているので、期待以上に素敵に仕上げてくれるという意味で安心して依頼できる方です。


分島花音 - ツキナミ

アルバム「ツキナミ」全曲試聴

——また、そうしたアレンジのなかでも、やはり、チェロや他のストリングスは耳を惹きます。どの曲でも馴染むようにストリングスを入れていくことは難しいことのように思うのですが、工夫した点や苦労した点などありますでしょうか?

分島 : 私の場合、ストリングスはすごくロックやポップス向きな楽器だと思っています。クラシック楽器という印象が強いので難しいイメージをもたれるのかもしれませんが、繊細さも大胆さも、優雅さも儚さも、すごく様々な音色を表現できる万能な楽器なので、楽曲との兼ね合いに悩むことは特にありませんでした。

——今作では「チョコレート」のあたたかみのある感じから「芸術家のかわいい想像たち」のちょっと尖った感じまで幅広い歌い方をされていると思いました。歌うときに心がけていることなどありますか?

分島 : その曲になじむような歌い方は常に心がけています。

——アルバムでは「killy killy JOKER」、「ツキナミ」などの迫力のあるバンド・サウンドも聴き所のひとつになっていると思います。ライヴも重視していこうとされていますが、その影響なのでしょうか?

分島 : アルバムはアルバム、ライヴはライヴで考えています。アルバムはアルバムのよさが、ライヴはライヴならではの良さがあると思っているので、ライヴではあえてアレンジを変えたりなど、楽曲をいろんな角度から聞いてもらって楽しんでもらえるようにしています。

——『ツキナミ』に収録されている曲は、大きく分けて「killy killy JOKER」のように大きな運命の中で戦っているような曲と「さんすくみ」のように小さい日常を全身で感じるような曲があり、全体としてバランスを保っているように思いました。アルバムの収録曲や曲順はどのように決めていきましたか?

分島 : 1曲目はインパクトを持たせるために「killy killy JOKER」を、その次は表題の「ツキナミ」でこのアルバムのオープニングを固めて、以降小さな波を作るように配置していきました。

「自分のなりたかった、なれなかった全て」を音楽などで表現する

——「芸術家のかわいい想像たち」や「モンスター・スター」は分島さんと音楽の関係、もしくは分島さんと聴き手の方々の関係について歌っているのかなと想像してしまう歌詞だと思います。実際に個人的な心情を反映した歌詞なのでしょうか?

分島 : 「芸術家~」は自分の父がきっかけで作った楽曲です。父は芸術関係の仕事をしていたのですが、一度スランプというか、自分に納得のいかない時期を経験していて、私の周りにもそうやって芸術を生業にしている人や芸術を趣味にしている人が多いのですが、そうやってすごく尊敬できる才能や能力のある人が、苦悩してたり、やる気をなくしていたり、落ち込んでいたりするとき、はたから見てると、「才能あるのにもったいないな」って思ってしまって。今思えばすごく図々しい曲だなって思うんですが、これはつまずいた時の自分に喝を入れるような意味の歌でもあるんです。自分の表現や才能をちゃんと愛して信じてあげないと、生み出したものにも、それを届けた相手にも失礼なことなんだなって。「モンスタースター」は、ちょうど進路で悩んでいた時、シンガー・ソングライターになりたくて、音楽に片思いをして、でもやみくもに追い求めるだけでどうしたら夢がかなうのか分からなくて、そうやって暗中模索している中で、音楽は私の見た強大な光で、憧れのすべてだったんです。でも実際今こうして音楽を届けられる立場にいて、私のスターは音楽だけじゃなかったんだって気づいて、音楽を表現することで私を見つけてくれた、私の曲を愛してくれている全ての人が私の真っ暗だった世界を照らしてくれる“スター”なんだ、という感謝の気持ちを歌った曲です。

——分島さんはTwitterで「本日のBGM」として聞いている音楽をつぶやいていますが、アルバム制作時に聴いていた音楽に影響されたところはありますか?

分島 : 常にインプットするように意識しています。音楽だけじゃなくてファッションや、文化や、歴史や、トレンド、興味のあるものは芸術のラインを越えてもインプットしておくとひょんなところで繋がってアウトプットの際自分の表現の糧になってくれます。

——分島さんはMVの衣装やイラストなど、ビジュアル面にも重きを置いた表現をされていますね。ヴィジュアルのイメージは曲ができると同時に浮かんでくるのでしょうか?

分島 : 曲が上がってからイメージしていくことが多いです。

——また、衣装は色々な職業の制服をベースにしたものが多いですが、なぜでしょうか?

分島 : 「自分のなりたかった、なれなかった全て」を音楽などで表現することが好きなので職業に関係なく、物語の登場人物や、どこかの誰かになる、という変身願望です。

——『ツキナミ』は、収録曲中5曲がアニメ番組のオープニングかエンディング曲、ゲームの主題歌ですね。アニメという表現と分島さんの表現は、どういうところで相性がいいと思いますか?

分島 : なにかの物語を受けて歌詞を書いたり、物語を作ったりするのが好きなのでそういった創造世界の一部に携わることは面白いです。

——海外の日本を紹介するイベントによく出演されていますね。ご自身の表現はなぜ海外でも受け入れられていると思いますか?

分島 : デビュー・タイミングではゴシック・ロリータ・テイストのファッションや楽曲の世界観からクールジャパンに興味のある海外の方たちに注目していただき、また、デビュー・シングルもアニメのテーマ曲(アニメ「ヴァンパイヤ騎士」のEDテーマ曲)を担当していたということもあります。

※ヴァンパイア騎士は欧米で人気。

——音楽、ファッション、イラスト、国内、海外など全部含めて、今後はどのように活動していく予定ですか?

分島 : 表現したいことはまだまだ尽きないので、いろんなものに挑戦していきたいです。

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LIVE INFO

『ツキナミ』発売イベント
2015年2月25日(水)@アニメイト池袋店
OPEN 19:00 / START 19:30

2015年3月1日(日)@アニメイト大阪日本橋店
OPEN 12:30 / START 13:00

PROFILE

分島花音

3才からチェロを始めクラシックとともに育ち、作詞作曲も始める。2008年にデビューすると、その世界観から海外で注目を浴びる。アメリカやヨーロッパなど海外JAPANカルチャーコンベンションにも多数参加する。さらには、2011年にヨーロッパ10都市でのツアーを果たす。

2012年TVアニメ「アクセル・ワールド」第2期EDテーマ「ユナイト」作詞、ゆず「with you」、天野月「天の樹」、VAMPS「HALLOWEEN PARTY 2012」HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRAとして参加するなど、様々なアーティストとコラボレーションする。また、自身の活動として、アニメ『To LOVEる-とらぶる-ダークネス』EDテーマ、PSPゲーム『Fate/EXTRA CCC』主題歌を担当、「ファールプレーにくらり/サクラメイキュウ」を2012年11月リリース。

今後の活動が期待されるアーティストの一人である。

>> 分島花音 Official HP

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インタヴュー

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