ブラック・ミュージックのグルーヴ、そして鍵盤が広げる世界――世界的DJ、ジャイルズ・ピーターソンまでをも魅了するキーボーディスト

ここで紹介するのはピアニスト / キーボーディスト、そして自らトラック・メイカーとしても活動するKan Sanoのセカンド・アルバムだ。Ovallなどで知られるorigami PRODUCTIONSからのリリースとなる。

ソロ・アーティストとしては、これまで、いわゆるブラック・ミュージック色の強いビートメイカー的な作品をリリースしてきたが、このセカンド・アルバムでは新たな、広い音楽性を獲得している。一級の鍵盤職人による、ブラック・ミュージック経由の美麗なるポップス。そんな言葉がよく似合う音だ。

OTOTOYでは本作をハイレゾ配信(24bit/48kHz音源)。その鍵盤、ヴォーカル、そしてアンサンブル全体が作り出す繊細な表現は、その高音質でさらに輝きをますはずだ。


Kan Sano / 2.0.1.1.

【配信価格】
(左)wav(24bit/48kHz) 単曲 250円 / まとめ購入 1,800円
(右)wav(16bit/44.1kHz)、mp3ともに 単曲 200円 / まとめ購入 1,500円

【Track List】
01. Endless River / 02. Go Nowhere feat. Benny Sings / 03. Here and Now feat. Monday Michiru / 04. Song Bird / 05. Long Walk / 06. Come Closer / 07. Above Love feat. Maya Hatch / 08. Tenderness / 09. Fly Me to Your Heart / 10. 地球へ feat. Marter / 11. みらいのことば feat. 長谷川健一

INTERVIEW : Kan Sano

Kan Sano

まるで水面を走る、煌めく光のごとき美しきピアノの旋律ではじまることにまずは驚きを憶える。これまでの彼の作品と言えば、やはりポスト・J・ディラ・サウンドとも言えるヒップホップを基調としたスロウ&ドープなファンクの感覚が支配していたはずだ。本作はそれに比べると、大きく方向性を変えている。それは前述のように、よりポップに、よりメロディやハーモニーを重視した音作りになったと言っていいだろう。そういった意味では朋友、Ovallの『DAWN』と、どこか似ていなくもない。

最近では、ジャズの世界的名門〈BLUE NOTE〉の75周年記念ユニット、HEXのキーボーディストとして活躍、また本名の佐野観ではピアノ・ソロイストとしても活動している。そしてこれまで同様、佐藤竹善、Charaから、Twigy、COMA-CHI、Ovallと、ポップスからヒップホップ、クラブ・シーンまで幅広いフィールドでキーボーディストとしてもひっぱりだこだ。

インタヴューでは、彼のキャリアの、その元を振り返りつつ、アルバム『2.0.1.1.』の、この音楽性の変化に関して探っていこうではないか。

インタビュー&文 : 河村祐介

後から思うと、当時からすでにファンキーなノリのものが好きだった

――ご自身のピアノとかキーボードの経験ってどんなところからなんですか?

ピアノは11歳のころから、いわゆる習いとかとかではなく、独学で始めて。父親が作曲の仕事をちょっとやってたりしたものですから、家にグランド・ピアノがあったんです。妹がちょっと習ったりはしていました。僕は音楽に関して言うと、そういう環境だったんで馴染みはあったんですけど、最初は興味がなくて。11歳のときにザ・ビートルズとかを聴くようになって、ピアノやギターを弾いて自分の曲を歌いたいと思うようになって。そのあと、バークリーに行く前は、普通高校に通いながら、地元の作編曲家の人にジャズ理論や和声を習っていました。

――じゃあ、いわゆる、しっかりとしたクラシカルな教育みたいなものはないと。

基本的には独学ですね。

――バークリーではジャズ学科のようですが、ブラック・ミュージックとかジャズにいたるにはどんな道筋があったんですか?

高校に行くころにはジャズというか、ブラック・ミュージック全般を聴くようになっていて。最初はスティーヴィー・ワンダーとかから入って。マーヴィン・ゲイとダニー・ハザウェイとか。時代的には、ちょうどディアンジェロとかエリカ・バドゥとか聴いてましたね。

――そこまでブラック・ミュージックに惹き付けられた理由は?

やっぱりファンクというか…、当時ファンクって言葉がよくわからないけど「どうやらコレが俺の好きな音楽なんだ」って思うようになっていたんですよね。もともと、音楽を聴きはじめたころはJ-POPやビートルズなんかを聴いてたんですが、後から思うと、当時からすでにファンキーなノリのものが好きだったんですね。ビートルズもたぶん、モータウンの影響をすごい受けていると思うんですけど。そういうものに惹かれて、自分の好きなリズム感やGROOVEを探しているうちにブラック・ミュージックを聴くようになって。

――トラックを作りはじめた時期ってのは、やはりバークリー在学中で?

本格的に作りはじめたのは、そうですね。もともと、それ以前、中学の時もラジカセで録ってピンポン録音みたいなことはやってましたけど… 今もラップトップで曲作ってるのはその延長にある感じがしますね。

――自分の名義でやるもの以外にも、Charaさんの楽曲に参加されたりしてるじゃないですか?

バークリーから東京に戻ってきて、最初はレコーディングの手伝いとかアレンジ、プロデュースを少しやってて、どちらかと言うとやっぱり裏方寄りのことをやっていましたよね。自分の作品というよりも。ずっと前から自分の作品を作りたいというのはあったんですけど。ずっと機会をうかがっていた感じですね。

ここで彼の転機は訪れる、1990年代後半から2000年代にかけてライターとして当時の世界中のアンダーグラウンド・ヒップホップをこの国へと紹介していた栗原大が2007年に立ち上げたレーベル〈Circulations〉よりソロ・アーティストとしてファースト・アルバムをリリースすることになった。ここからソロ・アーティストとしての“Kan Sano”ははじまる。

――ファーストはレーベル〈Circulations〉からですが、そのきっかけは? わりとあのレーベルって2000年代後半のmyspaceからはじまる、ミュージシャン同士、もしくはリスナーやレーベルとのネットワークというのがひとつ鍵にありましたよね。サウンド的には、ポスト・J・ディラみたいなところもあって。

ネットがきっかけでしたね。コズモポリフォニックとか、日本のビートシーンの若手がみんなmyspaceやsoundcloudで繋がっていて。そのなかでCirculationsの栗原さんとも知り合って。

――そうなんですね。いまでもKan SanoにとってSoundCloudは結構重要な活動のツールですよね?

そうですね。SoundCloudは今みたいに流行るずっと前から使っています。リスナーとダイレクトに繋がれるのが良いですよね。

とにかく自分が素直に気持ち良いと思うものをやろう

――このアルバムについて聴きたいんですけど。今回の作品は例えばこてこてのビート・ミュージック的なこれまでの作品に比べて、いい意味でライトでポップな感覚が。

えっと、ブラック・ミュージックみたいなものは今回まったく意識してなくて、メロディだったり、ピアノの気持ち良さだったり、ビートの気持ち良さだったり、とにかく自分が素直に気持ち良いと思うものをやろうと。そこで、ブラック・ミュージックの影響が自然に出てたり、それこそビートルズの影響が出ていたりっていうのが良いかなと思って。

――クラブ寄りなものを作るのは、いまのモードじゃないというか?

アルバムごとにそのモードに入るので、今回はちょっと違うモードかな。ただ、リスナーはやっぱり意識してるし、ファーストからクラブシーンでずっとやってきたから、クラブとの距離感みたいなものはいつも意識してると思います。今回のアルバムは、クラブ栄えするトラックというよりも、家でリラックスして聴きたくなる音楽。ビートを作り込むというよりは、歌とピアノがメインになってくるような作品にしたくて。だからビート主体の前作とは制作のプロセスが違いますね。

――そこがひとつのアルバム・コンセプトというか。そこからだと思うんですけど、キーボードの音色に関して、というかピアノをかなり意識的に使われている気がしたんですが。

それは結構意識したというか。ピアニストとしての自分のキャラクターと、ビートメイカーとしての自分のキャラクター、そのふたつをどうやってブレンドさせるのかっていうのが今回一番の挑戦でした。まだあまり聴いたことのないブレンドの仕方をしたかったんですよね。いわゆるジャジー・ヒップホップって言われるような、ループのドラムにピアノが乗っかってるっていうのはやりたくなかったんで。ピアノとビートメイクで、まだ聴いたことがないやり方があるんじゃないかと思って。両方のおもしろさを、自分は知っていると思うので、自分にしかできない表現というのを考えましたね。

――いまの話に関連付けて、ピアノのソロイストとしての活動も最近増えてるわけじゃないですか。

う~ん、高校のときからソロピアノっていうのはずっとやってきてるんですよ。本当になんか、いろいろやってきたことをいまもずっと続けていて、HEXもそうですけど最近それがさまざまな形で結果になってきているというか。そういう感じですね。

――いわゆる裏方仕事みたいなのは、今回のアルバムに影響は与えていると思いますか?

どうなんでしょうね。ピアニストとしての力量みたいなものが、やっぱりいろんな現場を通じてスキルアップしてきているはずなので、そういう意味では反映されているかもしれないですね。

――例えば、このアルバムを作るまでに、そうした経験のなかでピアノの表現力が増して、こういうことをやりたくなった、みたいなことはないんですか?

それはそんなにないかな。それよりも、ピアノの即興ライヴを続けてきて、家でも毎日ピアノを弾いていて…。ここ数年家ではビートを作るというよりも、とにかくピアノを弾いているという感じなんですね。このアルバムの前から、特にそういうモードが強くなっていって。だから曲の作り方もピアノからスタートするようになって。まずピアノを即興的に弾いて、それを曲として磨いてまとめていくというか。

――例えばファーストとか、たまにSoundCloudで発表されているようなリミックスとかは、作曲のスタートが、ビートからって感じなんですか?

そうですね。今回のアルバムとは全く作り方が違いますね。今まではビートを作り込んで、ループで作っていく感覚が強かったので。今回はまずはピアノに向かって即興、作曲っていうところで違うと思いますね。

――別にビートメイキングが飽きたとかではないんですよね?(笑)

どっちも好きですね(笑)。ふたつの全然違う作り方のバランスというか、そういういろいろな作り方とかをその都度変えているという感じですね。ファーストは特に、ループから作るみたいなところが大きくて、ベネットローズはわりと今回との中間ぐらいの感覚はあるかな。でもビートを全部作り込んでるから、ベネットローズもファーストに近いかな。

――じゃあ、ある意味で第2期みたいな感覚があるアルバム?

そうですね。作り方が今までと違いますよね。

命ある限りは音楽を作り続けて、みんなと共有していくのが1番良い

さて、ここで本作で紹介しておかなければいけないゲストたちがいる。それはシンガーたち。本作ではKan Sano自身もヴォーカルをとっているが、さらに本作をより華やかにしているのは多彩なシンガーたちだ。オランダのクラブ・ジャズ系のシンガー、プロデューサー、ベニー・シングス、クラブ・ジャズ・シーンのパイオニア的シンガー、Monday満ちる、Jazzy Sport所属のトラックメイカー、シンガーMarter、日本人ジャズシンガー Maya Hatch、後藤正文 (ASIAN KUNG-FU GENERATION) がディレクションしたカヴァー・アルバムが話題の長谷川健一も参加するなどヴォーカリストも豪華だ。

――今回はシンガーの方がかなりの数が参加されてますけど。例えばMonday満ちるさんとか、大先輩もいて、海外からはベニー・シングスさんがいて。

ベニー・シングスは、昔から好きで僕のほうからお願いしました。

――わりと、今回のアルバムに関して言うと、ベニーの起用は合点がいったというか、わりとクラブ・ジャズであるとか、そういった感覚の延長線上で歌モノのメロディアスでポップなものをやるというか、そこが今回のアルバムにとても近いと思って。

そうですね。演奏もするし、トラックも作ってるし、スタンスは似てますよね。あとは、いわゆるブラック・ミュージックでも歌い上げるような、ゴスペル的な感じよりもウィスパーっぽいほうが好きで。そういうところも好きですね。満ちるさんは、ダメもとで御願いしたら、すぐに引き受けて下さって。データのやり取りだったのでまだお会いできてないんですけど。今のネットの時代だからできたコラボですね。他のマーテルとか、マヤ・ハッチ、長谷川健一さんとかは以前から交流があったので、一緒にやってみたかった人にとにかく声をかけていった感じですね。

――マーテルさんなんかは活動なんかに関しても、ものすごく共通する部分が大きいのかなと思って。

音楽性はベニーとはまた違いますけど、やっぱりスタンスは近いって感じがしますよね。今回ハマるような気がして。

――また日本語のタイトルっていうのもなんかおもしろいっすよね。前もアルバムで1曲だけやってたりとか。

基本的に歌詞はお任せしていたので、日本語が来たときは新鮮でビックリしました。

――ハセケンさんは?

ハセケンさんは… 金沢の石川征樹ってギタリストを通じて、金沢でライヴを一緒にやったのがきっかけかな。本当にハセケンさんの歌が好きで、家でも良く聴いてるんですよ。日本語っていうのもあるし意外な人選かもしれないですけど、とにかく好きで。その気持ちだけでお願いしましたね。

――作詞はどうされているんですか?

フィーチャリングの方にはそれぞれ作ってもらってますね。自分の歌は自分で書きました。ベニー・シングスの曲は僕が書いた歌詞を彼の言葉に変えてもらいました。満ちるさんの曲は内容をお伝えして、あとは自由に書いてもらいました。タイトルは詞ができてから、シンガーの人たちと決めた感じですね。

――Ovallの新作の、あの感覚と近いものを感じて。いわゆるヒップホップ、ブラック・ミュージック的なところではじまっているのに新作はポップな方向にいってるという。

似てる部分はあると思いますね。共感できる部分はたしかに多いです。

――アルバムを完成させて、今度やってみたいことはありますか?

いろいろあるんですけど、もう1回、ビート主体、ファーストの方法論と同じやり方に戻って、また作ってみたいっていうのはありますね。いままでの経験を総括して、その上でなにか新しいものを作りたいなというのはあります。あとは、ソロピアノのアルバムをちゃんと作りたいですね。自主では作ってるんですが、しっかりとした形で出したいですね。

――ちなみに今回はハイレゾ配信ですけど、アーティストの側から見て、ハイレゾ、例えば24bitの音源っていうのはどうでしょうか?

やっぱり、良い音で聴きたいですよね。ミュージシャンとか制作の現場では、24bit/48kHzって普通の当たり前のことになっちゃってますし、自然な流れだと思いますよね。綺麗な音で聴けるものを、わざわざ音質を落とすっていうのはやっぱりちょっと変な感じがしますよね。

――最後にアルバム・タイトルとなっている数字は?

これは2011年という意味なんですけど、2011年に震災と原発のことがあって、それ以外でもプライヴェートでいろいろな出来事が重なった年で。うれしいこともあれば辛いこともあって結構大変だったんですね。そこで住む場所とか仕事、食べ物とか自分の生活全般をもう1度、ゼロから見直したんですよ。後から振り返ったときに、2011年以前と以降で分けられるくらい、自分にとって大きな年で。アルバムのテーマにしたいと思ってたわけではなく、自然とそれがテーマになってしまうというか。アルバムにどう考えても影響を与えていると思うので。

――でも、話を聞いていると、総合するとこのアルバムはキャリアの第2期のはじまりっていう感じはありますね。

そうですね。青葉市子さんのアルバムに「いきのこりぼくら」っていう曲があって、同じことを感じているんだと思ったんですけど。震災があって、あれ以降、自分たちは生き残った側の人なんだっていう感覚があって… 自分に何ができるのかみんな考えたと思うんですけど、僕はやっぱり音楽を作ることしかできないので、命ある限りは音楽を作り続けて、みんなと共有していくのが1番良いなと思って。それを再確認したというか、今回の作品を作るにあたって、そこに定まったのかもしれませんね。

――最後にひとつ、キーボーディストとして最も好きなアーティストは?

うーん、キース・ジャレット! あとはハービー・ハンコックとビル・エヴァンス。クラシックならグレン・グールドがここ数年すごい好きです。

Kan Sanoの過去作、参加作はこちら

origami PRODUCTIONSの作品

Ovall / DAWN

トラック・メーカー / ベーシストのShingo Suzukiによるバンド・プロジェクト、Ovall。同じくトラック・メーカー / ドラマーのmabanua、ギタリストの関口シンゴの3人を中心とし活動。本作は、さかいゆう参加のリード曲「Hold You feat. Yu Sakai」、青葉市子をヴォーカルに迎えた初となる日本語詞の楽曲「Yura Yura feat. Ichiko Aoba」を含む全10曲を収録。OTOTOYでは、24bit/48kHzで最高音質で配信! それぞれがソロ活動を通して得た色をまとめあげた、3人のすべてがつまった作品をぜひ聴いてみてほしい。

>>特集ページはこちら

キムウリョンと45トリオ / キムウリョンと45トリオ

惜しまれつつ解散した人気バンド cutman-booche のVo&G、キムウリョンが歌う。Chara、AI、ZEEBRA、KREVA、福原美穂などのプロデュース / サポートとしてメジャーシーンにも知れ渡り、ヒップホップ/ソウルなど音楽好きからの支持も熱いソロ・アルバム(英国の国営放送BBCラジオをはじめ海外でもヘビロテ!)も高評価の、SWING-O率いる45トリオ(Key : 45 a.k.a. SWING-O、Bass: Sunapanng、Dr : 久保正彦)が奏でる。この予測不能な組合わせ、結果“混ぜても安全”。誰もがニヤリ、ホロリ。

Conguero Tres Hoofers / Selected Future is Love

アコギ、タップ、パーカッションからなるConguero Tres Hoofers。本作はギター渥美幸裕が京都 築130年の日本家屋に生活の場を移し、なんと土間でレコーディングを敢行。さらに清水寺、貴船神社の協力により貴重なミュージックビデオ撮影も実現。一音一音を引き立たせる為の無音までもが美しい、 まさに「間の美学」極限まで削ぎ落としたサムライ・グルーヴがヨーロッパを中心に46カ国で放送され世界中に引火! ジャパニーズ・ミュージックの未来が詰まった1作!!

LIVE INFORMATION

SUN FLOWER & SPACES presents “SF music” vol.2
2014年2月15日(土)@静岡 Freaky Show
OPEN 20:30 / START 21:00
出演 : Ray Barbee、Kan Sano with mabanua

PROFILE

Kan Sano

キーボーディスト / トラックメイカー

バークリー音楽大学ピアノ先行ジャズ作曲科卒業。在学中には自らのバンドでMonterey Jazz Festivalなどに出演。キーボーディストとして佐藤竹善、Chara、Twigy、Shing02、Ovall、mabanua、COMA-CHI、TRI4TH、Eric Lau、アンミカ、ゲントウキ、羊毛とおはな、Hanahなどのライヴやレコーディングに参加。また新世代のビートメイカー / プロデューサーとして国内外のコンピレーションに多数参加。ジャイルス・ピーターソンの英BBCラジオで度々紹介され話題になる。

Soundcloud上でコンスタントに発表しているリミックス作品やオリジナル楽曲がネット上で大きな話題を生み、累計30面再生を記録。トラックメイカーとしてビートミュージック・シーンを牽引する存在である一方、ピアノ一本での即興演奏でもジャズとクラシックを融合したような独自のスタイルで全国のホールやクラブ、ライヴハウスで活動中。

2013年、ジャズ・レーベルBLUE NOTE創立75周年を記念したプロジェクト「松浦俊夫presents HEX」のキーボーディストとして、BLUE NOTEよりデビュー。多方面での活動が音楽ファンの間に浸透中。

>>Kan Sano Official HP

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レヴュー

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筆者について
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