2014/01/15 00:00

脊髄直撃! エンターテイメント集団が送る激烈ダンス・ミュージック!

音楽前夜社というクルーをご存知でしょうか? ライヴと飲み会を融合させたイベント「LOFT飲み会」、バンド版天下一武道会「ステゴロ」と、耳の早いあなたなら聞いたことがあるはず。ライヴハウスの無限の可能性を模索しまくっています。そのリーダーであるスガナミユウが主宰のバンド、それがGORO GOLO。楽しいことだけをひたすらに追求している彼らが送るのは、あらゆるジャンルを飲み込み“とにかく踊れる音楽”として昇華させてしまった超高速ダンス・ミュージック! いっぺん聴けばいてもたってもいられず、体が踊りだしてしまうこと請け負いです。寒いからってこたつでゴロゴロしてちゃだめ! GORO GOLOで踊ろう!

「More Japanisch」@LOFT飲み会
「More Japanisch」@LOFT飲み会

GORO GOLO / Golden Rookie Goes Loose
【価格】
mp3、WAVともに 単曲 200円 / まとめ購入 1,500円

【Track List】
1. theme#5 / 2. Back to Dance Floor / 3. More Japanisch / 4. Monkey Show / 5. theme#4 / 6. Midnight Hour / 7. Blues Re: / 8. God Save The Dancing Queen / 9. Say Goodbye Say Yeah / 10. One More Time


7インチ・レコードを配信中!

GORO GOLO / GOD SAVE THE DANCING QUEEN EP
【価格】
WAV 単曲 190円 / まとめ購入 950円

mp3 単曲 180円 / まとめ購入 900円


1999年に安孫子真哉氏とカクバリワタルによって設立され、数々の名盤を世に送ってきたSTIFFEEN RECORDSがここにきて! まさかの! 約7年ぶりに、"音楽前夜社”とのダブルネームでのリリースを果たした話題作。都内では売り切れ店続出の7インチ・レコードの配信がスタート!

【Track List】
1. GOD SAVE THE DANCING QUEEN / 2. Theme#3 / 3. Dance Craze / 4. MONKEY SHOW / 5. Midnight Hour


多幸感が体を満たしてくれる(REVIEW)

まず今作紹介の前にバンドの略歴と、バンドの中心人物スガナミユウ(vo.)らが主宰する音楽制作集団“音楽前夜社”について簡単に記しておきたい。バンド活動、イベント製作、劇団の運営など多岐に渡り活動し、新宿LOFTで行われる飲み放題イベント“LOFT飲み会”、勝敗のジャッジを観客に委ねたバンド版Back to Backトーナメント“ステゴロ”などの企画イベントは音楽現場の新しい在りかた、ファンとの交わりかたをユニークかつ柔軟に実現しつつ確実にシーンを活気づけている。そして“音楽前夜社”の活動の一環としてライヴハウスを席巻中のGORO GOLOは2002年に、カクバリズム代表である角張渉と安孫子真哉(ex.銀杏BOYZ)によるSTIFFEEN RECORDSから 1stアルバム『TIMES NEW ROMAN』をリリース。その後バンドは長期活動休止に至るものの再起動を果たし、去年8月発売の7インチ・レコードが即完するという見事な復活ぶりを見せつけている。GORO GOLOと“音楽前夜社”は連動し、シーンに熱狂を生み続けているのだ。

>>音楽前夜社の特集ページはこちら

GORO GOLO / Monkey Show
GORO GOLO / Monkey Show

今作はトータル22分と短めではあるが、あまりにもアルバムの流れ、緩急がちょうど良い為、尺が気になる事は最後までまず無い。1曲目「theme#5」の高速カリプソドラムブレイクに無条件で調子付けられ、曲のアップ・ダウンはあれどそのまま終わりまでバンドの勢いにもっていかれてしまうのだ。

またアルバムの半分がインスト曲で効果的に挿入されているため、作品内を綺麗に潤滑させて、かつソウル、スウィング・ジャズ、ファンクなどのバンド・カラーを色濃く演出する良曲となっている。そしてパンク的焦燥感とソウルを思わせる耳心地良いコードとの見事なブレンドの「Monkey show」、「GOD SAVE THE DANCING QUEEN」などの名曲が今作を見事に締めくくっている。まるで演者、観客両者納得のライヴを観たような時間感覚と多幸感が体を満たしてくれる。様々なライヴを観に行く方々は勿論、音楽好きには是非この感覚を体感してもらいたい。

そして彼らのライヴで、すごいスピードで攻めて来るグルーヴ、ヴォーカルのスガナミユウのまるで音に“憑依されている”ように奇妙かつ最高に熱いダンス、音に身を委ねる楽しさを1/19のレコ発で是非体感していただきたい。(text by 浜 公氣)

RECOMMEND

V.A. / 音楽前夜社archives 1

音楽前夜社の多岐に渡る活動、デモ音源をまとめたアーカイヴ・シリーズの第1弾。今回は、活動が本格化する直前、2010年までに録音した未発表音源を多数収録。また、各メンバーのソロ作品、劇団ロロ・ダンス・ユニットflep funce! へ提供した劇中曲や、震災で繋がった東北仲間PANORAMA FAMILYのONAGAWA remix、Bankart Lesion(from FOUR TOMORROW,東京スパースターズ)の未発表曲を併せて収録。まさに"音楽前夜社の「前夜」"的作品ながら、近年の活躍を予感させる充実した内容!!

Yellow Studs / shower

扇情的で踊りだしたくなるような、まさにR&R(リズム&ロック)。鼓動のようなビート、激しく躍るメロディ、声にひきさかれて、ピアノが歌いだす。なんといっても迫力のある鍵盤を弾きながらのボーカルが出色だが、それぞれの音がこれほど魅力をもち個性的なバンドをほかにしらない。懐かしさ、やさしさ、怒り、激情と沈静の間でゆさぶられる心。すべてを内包した音楽をくれるこのアルバム。是非聴いて、ライヴに足を運んでほしい。

フジロッ久(仮) / ニューユタカ

東京を中心に活動するパンク・バンド。結成当初からライヴハウス、バンドマンからの評価は高く、銀杏BOYZのオープニング・アクトに抜擢されるなどして大きな話題を集める。2011年、初の作品『コワレル』を発表。改めてそのメッセージ性の高さ、ソング・ライティングに対しての評価が高まる。その後震災を経て紡ぎ出た言葉、溢れ出したメロディーを繋ぎ合わせる制作活動に没頭。そしてついに今年「ニューアナーキー、ニューユタカ」という屋号をしょってフジロッ久(仮)が大騒ぎ! 即ソールド・アウトし大成功を収めた5月下北沢Shelterでのワンマン公演を皮切りに動き始めたフジロッ久(仮)が2年半振りに放つニュー・アルバム。

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LIVE INFORMATION

音楽前夜社本公演-GORO GOLO 2ndアルバムリリース編-
2014年1月19日(日)@下北沢Three&Basement Bar

>>特設サイトはこちらから

PROFILE

GORO GOLO

音楽制作集団「音楽前夜社」主宰者スガナミユウ、太田忠志、きむらかずみ、しいねはるか、matによるダンス・ソウル・パンク・バンド。2000年初頭に西荻WATTSを中心に活動をするも、02年にアルバムを一枚残し、活動休止へ。その後、個々の活動を経て再結成されたバンドは昨年7インチをかつての古巣STIFFEENと音楽前夜社のダブル・ネームでリリース、そしてこの度1月8日に2nd『Golden Rookie, Goes Loose』を発売。

>>音楽前夜社 OFFICIAL HP

この記事の筆者

[レヴュー] GORO GOLO

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