Ovallが、2013年11月20日に3年8ヶ月ぶりに2ndアルバム『DAWN』をリリース。そして、このアルバムをもってしばらくの間活動を休止することを発表した。

Ovallはトラック・メーカー / ベーシストのShingo Suzukiによるバンド・プロジェクトであり、同じくトラック・メーカー / ドラマーのmabanua、ギタリストの関口シンゴの3人を中心とし活動。今回のアルバムは、さかいゆう参加のリード曲「Hold You feat. Yu Sakai」、青葉市子をヴォーカルに迎えた初となる日本語詞の楽曲「Yura Yura feat. Ichiko Aoba」を含む全10曲を収録。OTOTOYでは、24bit/48kHzで最高音質で配信! それぞれがソロ活動を通して得た色をまとめあげた、3人のすべてがつまった作品をぜひ聴いてみてほしい。


Ovall / DAWN

【配信価格】
(左)HQD(24bit/48kHzのWAV) 単曲 250円 / まとめ購入 1,800円
(右)WAV、mp3ともに 単曲 200円 / まとめ購入 1,500円

【Track List】
1. Dawn /2. Hold You feat. Yu Sakai / 3. Feel the light in your eyes / 4. an illusion / 5. Daily Uniform / 6. Sun Shower / 7. mistakes / 8. Green Glass / 9. Yura Yura feat. Ichiko Aoba / 10. From Above


今週末開催! mabanuaが講師を務めるモダン・ドラム高等学校vol.2


オトトイの学校 モダン・ドラム高等学校vol.2 ~最先端のリズムとビートを体得せよ!! ~

講師 : 松下マサナオ / mabanua
日時 : 2013年11月23日 14:00〜 (全1回)
会場 : オトトイの学校 (東京都渋谷区代々木5ー59ー5 東信代々木ビル 2F)
受講料 : 3,000円 (税込)
定員 : 30人

あれは序章にすぎなかった…。前回、7月20日に行われ、熱狂と興奮を呼び大好評だったドラム講座の第2弾が開催決定! ドラマー以外も大歓迎、ビート・メイキング / 音楽制作に、“いま”の最新鋭のビートを生かしたいという人のための、ドラム(=“モダン・ドラム”)を学べる講座です。アメリカへの音楽留学の経験がある松下と、ブラック・ミュージックを軸に様々な音楽を独自のセンスで混ぜ合わせるmabanua。国内にとどまらない彼らの活躍から得た経験、技術、そして幅広い知識をまるごと伝授。この講座は、ドラムの叩き方だけを学ぶドラム講座ではありません。ドラム経験がない方でも、ビートや音楽に興味がある人なら誰でも受講可能。前回の講座をさらにヴァージョン・アップさせた最先端でクールなドラムの魅力に、どっぷり浸ってください。

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>>松下マサナオとmabanuaのドラマー対談はこちら


INTERVIEW : Shingo Suzuki、関口シンゴ、mabanua(Ovall)

左から、関口シンゴ、Shingo Suzuki、mabanua

活動休止宣言とは裏腹に、Ovallのセカンド・アルバム『DAWN』はなんとも彼らの充実した活動を示している作品ではないかと思う。青葉市子やさかいゆうらが参加、そしてスムースなポップ・センスとダイナミックで骨太なファンクのグルーヴは、恐らくライヴでの演奏やより広いアーティストやオーディエンスとのコミニケーションによって培われたものではないだろうか。いわば、ここ数年のオープン・マインドな彼らの活動が作品として結実した、そんな風通しの良さを感じることができる。

音楽性で言えば、ブラック・ミュージックのドープネスをバンド・サウンドで昇華させたかのようなファースト。それに対して、本作は、ブラック・ミュージックの粋なポップ・センスを前面に押し出した感がある。そのあたりもこの風通しの良さ感には通じる部分があるだろう。前作がJ・ディラやビート・ミュージックなどの感覚、いわばポスト・クラブ・ミュージック的サウンドの傾向が強いとすれば、本作全体を包む感覚は、70年代のスカイ・ハイ・プロダクションのようなジャズ・ファンクなんかをを想起させるものだ。さらに言えば、グルーヴとともに軽快なポップ・センスを加えるというところでは、AOR的な感触もある。とくにそのあたりは、さかいゆうをヴォーカルとしてフィーチャリングした「Hold You feat. Yu Sakai」を聴けば、すぐにわかるだろう。そう、このアルバムを聴くと、とにかくこのバンドの表現度が増し、ある種の充実した活動のなかにあることが、勝手に想像させられるのだ。

しかし、活動休止、である。彼ら3人に話を訊いた。

インタビュー&文 : 河村祐介

良い意味でみんなの期待を裏切りたい

――今回、フル・アルバムとしては、ファーストからだいぶ期間が空いたじゃないですか。まずそのあたりを訊こうかなと。

Shingo Suzuki(以下、Shingo) : その間もミニ・アルバムとか、一応コンスタントには音源は出てるんですよ。で、ちょこちょこやってたなかで、そろそろ音の雰囲気も変えてみたいなというのもあって、ドンとフル・アルバムで出そうかなというのに至ったんですね。

――その「音の雰囲気を変えてみよう」というのは、具体的にはどういうとこだったんでしょうか?

Shingo : 当初、4年くらい前にやってたころは、わりとヒップホップ色が強いビートだったり、ループ感だったりというのがあったんだけども。ライヴを重ねていくうちに、みんなそれぞれ、気持ち的にもどんどん新しいことをやってみたいとか、そういう気持ちがあったと思うんですよ。1回アルバムで具体的に音を作って、そこを再確認したいなという気持ちもあったんで。それは具体的に言えば「リズムのパターン」だったりとか、「曲の構成」だったり、「コードの進行の雰囲気」だったり、「より生バンドらしく、よりライヴでも映えるようなものに」とか。

――逆にみなさんにそれぞれお訊きしたいんですけど、それぞれやってみたかったこととか、今回アルバムで実現できたものってあったりしますか?

関口シンゴ(以下、関口) : 個人的にはギターの… なんていうんだろ。今回「Yura Yura feat. Ichiko Aoba」っていう曲だけ僕が持ってきたんですけど、基本Ovallでギター入れるときって、わりとリズミックなものとかアクセント的なのが多くって、ちょっとギターでコードが鳴ったやつもOvallでやってみたいなって。それが「Yura Yura~」の、新しい試みとして。

関口シンゴ

――ちょっと語弊があるかもしれないんですけど、よりロック的なアプローチというか。いわゆるファンク的なギターの使いかたではなくて、そういう部分がちょっとある、みたいな。

関口 : そうですね。まさにそうです。

――mabanuaさんとかは?

mabanua : えっと……、どうですかね…。

――じゃあ、逆に他の2人の試みに対してアプローチをしていったっていう感じですかね?

mabanua : そうですね。Shingoさんがつくってきてくれた曲に対して、同調するという作り方はファーストと変わりがないことなんですけど。リズムのパターンがファーストとやっぱり変わってきたんで。あとは同時にmabanuaのいまの作風みたいなのをOvallのほうにも持ち込んでみたいな、という意識があって。「an illusion」という曲が入ってるんですけど、それはもともとmabanuaのアルバムの曲用につくった曲だったんですよ。

――わりと明確なものというよりは、という感じなんですね。Shingoさんは、具体的な部分でやりたかったことはどんな部分であったんですか?

Shingo : いわゆる、ヒップホップ・ビートっていろいろあるとは思うんですけど、そこから離れつつも、ポップ・ミュージックだったり、ロックだったり、ソウル・ミュージックだったり、そういう好きなものがあるなかで「Ovallはこれだよね」っていうなかで、「良い意味でみんなの期待を裏切りたい」というのがあって。特に「Hold You feat. Yu Sakai」って曲は、ビート・パターンがぜんぜんちがう、ホール&オーツ(ダリル・ホール&ジョン・オーツ)とかの曲にもありそうなパターンで、イントロを聴くとヒップホップのビートが聴こえてきそうだけども、その後の展開で「あ、こういうパターンできたか」って言えるような裏切り感もありつつ。僕が好きなソウル・ミュージックとか、ブラック・ミュージックのテイストも入れた、だけど日本人がやる、そういうフィーリングの音楽をやりたいなっていうのがあって。それが最も反映されてるかなって。ちなみに、ヴォーカルものはやりたかったので、この曲では今回はさかいゆうくんを誘って。現状、いま1番表現したい曲だったかもしれないです。


Ovall / Hold You feat.Yu Sakai

頼れるところは頼りたいですけど、基本の構想みたいのは自分たちでやりたい

――今回聴いて思ったのは、今回のOvallの全体のイメージとして、土台はクラブ・ミュージックみたいなものがありながら、そこからポップなことをやることの距離感のおもしろさみたいなものをアレンジなんかで音楽的にものすごく作品として示しているのかなって僕は思ったんですけども。

mabanua : クラブ・シーンみたいなものは、自分たちのファーストのころとか、個々の活動でもすごい重要視している部分ではあるんですけど。クラブ・シーン以外にもたくさんシーンがあって。俺とかは、ソロ活動なんかもやっていくなかで「もっといっぱいいろんな音楽があるんだな」というのを教えてもらったというか。まあ、別にクラブ・シーンと距離を置きたいとかそういうのではないし、でも、そこにずっと居続けたいというわけでもないし。“外の世界”が見えちゃったからそっちもちょっと行ってみようかなっていうような単純な理由ですよね。

――じゃあわりと、ひとつは本作にはライヴ活動というのが肝かなと思うんですけど。どうしても打ち込みなんかも併用してるバンドだと、ライヴのアレンジはやっぱり音源と違うものになってしまいがちじゃないですか。

mabanua : だいたい思うのが「ライヴでできるのかこれ…?」っていうのが…。だから、ライヴでやれるパートと、ライヴでは落とすパートっていうのを自分たちで選んでやんないといけなくて。ライヴでそういう不安は毎回あるよね。

mabanua

――じゃあそのへんのライヴの経験値もあったりするんでしょうかね? この変化というのは。

mabanua : そうですね。ファーストのときに比べれば、ライヴを想定して作ってるアルバムではあると思います。

――たとえば青葉さんの参加とかも、ライヴやコラボなんかの人脈がすごく表れてているんじゃないかなと思ったんですが。さかいさんとかはわりとストレートというか、音楽的にもある種のブラック・ミュージック感が納得で。やっぱ青葉さんは音楽的にちょっと意外かなとか。そのへんはやっぱライヴなんかので人脈に広がりによってできたコラボってとこなんですか?

Shingo : もともと、これはさっき出たようにせっきーが持ってきてくれた曲で。はじめて聴いたときに、歌ものをやるというのはあって。そのなかで七尾旅人くんがすごいハマりそうかなと思ったんですよ。以前、一緒に曲をつくってた関係もあって声かけたんですけど、スケジュールの問題とかいろいろあって、実現しそうもなくて。その後、七尾くん本人に会ったときに、青葉市子ちゃんを紹介してもらったんですよ。いまだかつてない強力なプッシュがあって。やってみたら、しかも曲にもずしっとハマるというか。もう逆に、「あ、この人だ!」っていうふうになって。

manabua : 七尾くんが「絶対に合うから!」って連れてきて(笑)。

――じゃあ、この曲は裏プロデュース的に七尾さんが絡んでるという(笑)。

関口 : もちろん、前から市子ちゃんの音楽は聴いてたんですけど。面識は全然なくて。だから紹介してくれるんなら…… 「ぜひ!!」って(笑)。おおもとを作ったやつがあって、それを彼女に聴いてもらって。作詞と、曲のメロディーの部分とかを一緒につくってもらったかたちで。

――いやー、でもそうとは聴こえない、わりと青葉さんの世界観にも寄ってるところがあって。

関口 : そこは旅人さんが…。

――嗅ぎ付けたんだ(笑)。

関口 : はは(笑)。だと思いますね。

――なるほど。もうひとり、先ほど話も出てきましたけど、さかいさんはどういう経緯で?

Shingo : もともと(さかい)ゆうくんがメジャーでがっつりデビューする前から一緒に音楽やってて、それこそ6、7年前からセッションで。それぞれやっている音楽は気にしつつ、一緒に音楽を作るきっかけがなくて。で、この曲を作ったときに、どうしようかなっていうなかでフィーチャリングにしましょうかって話に最終的になって。1番はじめに浮かんだのが、ゆうくん。

――やっと思いが叶ったというか。で、あともうひとつは、このアルバムでトピックとしてあったのは、すでにリリース前に、アルバムを演奏するツアーをやって、そこで公開された新曲をファンがYouTubeで拡散していくっていう。わりと、Ovallというかorigamii全体、こういったネットを使った企画みたいなの得意ですよね。こういうのってどなたが思いつくんですか?

(一同、無言で熊井さん / origamiスタッフを指差す)

――そうなんですね(笑)。

Shingo : この敏腕が考えてくれて(笑)。やっぱり僕らより歳が若いぶん、頭が柔らかくて、「こうだったらいい」みたいなのを言ってくれるんですよ。「あ、じゃあやってみようかな」と思って。そもそもOvallがファースト出したときとかって、MySpaceとか、そこらへんのSNSががっつり出てきたときだったんで、僕らもそういうものの力も借りながら成長してきたところもあるから。そういうのには抵抗がないですね。

>>You TubeでOvall / The PEEP Tourで検索してみよう!

――でも、そのあたりも含めて、とにかくorigami全体含めて、ぜんぶ自分たちでやる、っていうのがあるじゃないですか。そこは自覚的なアーティストなのかなあ、と思ってたんですけど。メディアを利用するとかじゃなくて、こういう仕掛けを自分たちでつくって。

mabanua : origamiは社長がもともと、某レコード会社を辞めて、自分で独立したい、っていう意思ではじめたレーベルなので、やっぱりまわりに頼りたくないっていう… 頼れるところは頼りたいですけど、基本の構想みたいのは自分たちでやりたいっていう意識のほうが強い。Ovallの3人は、最初、右も左もわからないような状態で、ただ演奏してただけなんで、基本あの人の仕事のやり方をみて、いままで感化されてきた部分があるので。となるとね、自分たちもそういうマインドに…。カッターってこう切るんだな、とか(笑)。だからレーベルのカラーに自分たちが染まってきているって感じですかね。

すべてさらけだすでもないですけど、ありのままを見てほしいところがあるんで

――今回、高音質の24bit/48kHzのWAVデータでの配信で、OTOTOYはこうした高音質データがウリだったりするので訊いてみたいなと思ったんですけど。アーティスト側から見て、高音質音源でおもしろいなって思う部分ってあったりしますか?

関口 : 録りとか、みんな僕以上に、すっごい細部までこだわってるんですよ。ほんのちょっとしたタッチでやり直したりとかしてるから。最後のミックスは他の2人がやってくれてるんですけど。それを考えると高音質で配信とかっていうのはうれしいですよね。本当に細かく聴いてもらえるのが。

Shingo : 今回は本当に24bit/96kHzで進めて、CD用だけダウンコンバートして。ProToolsでぜんぶやって、ミックスはmabanuaと僕でやったんですけど、だいたいLogicでつくりこんで、それをまたこっちでマスタリングっていう。

――完全にこの big turtle STUDIOS で。


Ovall TV Vol.1

Shingo : 完全にここですね。高音質は逆にネットの強みですよね、そこは。

mabanua : 普段24bit/48か96かで作業してるので、俺とか自分たちにとってはそっちのほうが普通の音に聴こえちゃって

――そうですよね。制作関係は24bitでみんなつくってるので。あと、そうだアルバム・タイトルを。

Shingo : これもなんか、新しいOvallの一面を聴いてほしいっていう。「夜明け」っていう意味なんですけど…… なんかこう、みんないろいろもがきつつも進んでいって、明けない夜はないっていうか、そういう希望の意味とか、前向きな意味を込めて、作ったんですよね。それでタイトル考えたときに『DAWN』がいいかなって。

――というか「夜明け」というアルバム・タイトルで… 衝撃の発表がこの前あったばかりですけど。

mabanua : 真逆のことをしてるという(笑)。

――ははは(笑)。まあいろいろあるとは思うんで、お話しできるところを訊けたらなって。

Shingo : それぞれ、僕自身そうなんですけど、Ovallの前はほぼなにもなく、Ovallとともに僕の音楽も育ってきたなと思ってて。その前ソロとかも出してたんですけど、やっぱりいろんな人と関わって、吸収して、みんなに知ってもらって大きくなって、優先順位を1番に考えてたんですよ。で、そのなかで、みんな広がりを持ってきた時期で、ここまでくるとだんだん自分自身の音に立ち返りたくなるところもあって。で、それぞれ自分の音を掘り下げる時期かな、と。バンドってそういうところがあるなって思って。一応休止っていうことで、それぞれmabanuaもプロデュース、ソロ活動をしてるし、せっきーもこれからソロも出すし、たぶんギターの外の仕事も増えるし、僕もソロ活動にフォーカスしたいな、とも思ってて。あとは時間的に、物理的に回らなくなるっていう状況もあるんですよ。なんか昨日もOvallのツアーに行ってるところで、空いたちょっとの時間でパソコンで「ぐあーっ」とやって「やばいやばい!」って。寝ずにやってたりとか。本当に現実そういう状況になってて。このままずるずるいくと…。

――悪い方向での活動休止になっちゃいますもんね。

Shingo : そうなんですよね。だからこのセカンド・アルバムが出る、ツアーやってるって、このタイミングに、1回気持ち引き締めるってこともあって、休止っていうことに…… まあ何度も相談したんですけどね。

Shingo Suzuki

――たとえばバンドによっては、なにも言わないまま、活動休止じゃないけど、ずっと長いあいだ5年とか出さないで、ソロも出してるけど休止とは言わない、みたいなバンドもいるわけじゃないですか。それはやりたくなくで、区切りをつけたかったというか?

Shingo : 僕ら、あんまりこう… ちゃんとしたいタイプなんですよね(笑)。

――ははは(笑)。

Shingo : やっぱり、みんなに対してケジメをつけて。バンドで地方行くと、そこで会う人とか、そこで待っててくれる人とかいるし、やっぱりそのへんも共有してきたんですよ、ずっと。ネット上なりライヴ会場なり。で、そういう人たちの感謝の気持ちもあったりして、それを考えたときに、やっぱりなにも言わずにしれっとやってくのはなと。やっぱり伝えなきゃなって気持ちはあって。タイミングもすごい迷ったんですけど、ツアー終わってからだと「あれ? そうだったの?」っていうのはあるし、けど言いたくない気持ちもあるし。迷ったんですよそのへんも。でももうこの時期逃すと、と思って、1回すべてさらけだすでもないですけど、ありのままを見てほしいところがあるんで。

――変に器用にやるわけじゃなくて、ストレートにっていう。

Shingo : で、それを言うことによって、それぞれのソロ活動なりプロデュースなり客演なりっていうのをまた注目してほしいなっていうのもあるし。

――なるほど。そのへんは、すでに発表されている3人のコメントとか見ても、アルバムの感じを聴いても、想像はある程度はつくとは思うんですが。一応、もやっとしているファンもいると思うので…。

一同 : ははは(笑)。

関口 : 逆に(このタイミングのインタヴューで)触れてもらえなかったらなんかね。

――あはははは(笑)。触れちゃまずいとこかな? ってね。

manabua : 一昨日ね、ファンの人が「ぶっちゃけあれですか?! 金ですか!?」っていって、「ちげーよ!!」って(笑)。

Shingo : お金ではないです(笑)!!

Ovallの1stアルバム、ソロアルバムはこちら

Ovall / DON'T CARE WHO KNOWS THAT

アルバムのリリース前に朝霧JAM09に出演! 音が鳴ると共にオーディエンスが押し寄せ数千人が両手を挙げた「Shingo Suzuki率いる話題のバンドOvall(オーバル)」のファースト・アルバム。日本のみならず英、仏でもリリース! 次世代日本人バンドが作り上げた驚異の完成度を誇る名盤に世界中から注目が集まる。

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Shingo Suzuki、mabanuaのソロ作品はこちら

Shingo Suzuki / The ABSTRACT TRUTH

随所にサンプリングを織り交ぜつつ、自ら生演奏した音をサンプリングしトラックを作り上げる、生音トラック・メーカー、Shingo Suzuki。アーシーで野太いグルーヴ、リズムがドライヴし、カラフルなサウンド・スパイスがブレンドされユニークな音像が浮かび上がる。独自のテンポ感を持つビート感覚、そしてサブリミナルでスペイシーな効果音とオーガニック・サウンドの融合で究極の1ループサウンドを作り出した、気鋭の全15曲。

mabanua / done already

日本のBLACK MUSIC界を担う次世代ドラマー/ビートメーカーmabanuaがさまざまな楽器、サンプラーを手にし作り上げたサウンド・スケープ。ジュラシック5のAKIL THE MC、アレステッド・デベロップメントの女性ヴォーカル Eshe(イーシ)、Kev Brownといったビッグ・アーティスト達が絶賛。彼らを迎え共に作り上げた1stアルバム遂に解禁! 何のコネクションもリリースキャリアもない日本人クリエイターが音だけで世界へ向けて発信する話題必至の1枚!

mabanua / only the facts

日本を代表する次世代クリエイターとの呼び声も高いmabanuaが、溢れ出す才能と飽くなき探究心で創り上げたセカンド・アルバム! まるでビートルズもヒップホップも同列に並べ吸収しそのすべてを吐き出したような、ジャンルを超え全ミュージック・ラヴァーの愛聴盤となる究極の1枚である。

参加アーティストの音源はこちら

さかいゆう / ZAMANNA

日本人離れした、まるで珍獣のような独特なリズム&グルーヴ。自在に操られるピアノ、ローズ、エレクトリック・ベース、オルガン、シンセ、ムーグ、ウーリッツアー、サンプラー、クラビネット、ピアニカ。野獣のような声量、野太くスウィートなヴォイスと天才的ハーモニー・センスにフォーキーでブラックな美麗メロディ。フルデジタル・レコーディング全盛のなか、全編アナログ24トラックで録音されたインチキなしのサウンド。ソウルフルでロマンティックで切なく、しかしストリート・ライクなユーモアを抱えて、まったく突発的にニュー・ソウル2006の幕開けを予感させる、アレサ・フランクリンのカバーを含む全7曲。

青葉市子 / うたびこ

彼女の凛と空気に染み渡る歌声とクラシック・ギターのみの弾き語りで制作。数々のフェスやイベント出演を経て、その世界観はシンプルながら深みを増したよりドラマティックなものに。約7分に渡るアルバム冒頭曲「IMPERIAL SMOKE TOWN」をはじめ、敬愛する大貫妙子&坂本龍一の「3びきのくま」のカヴァーも収録。

>>特集ページはこちら

PROFILE

Ovall

トラックメーカー / ベーシストShingo Suzukiによるバンド・プロジェクト。同じくトラック・メーカーとしても話題のドラマーmabanua、vusikとしても活動するギタリスト関口シンゴという3人のプレイヤーを中心に活動。

バンド名義でのアルバム・リリース前にも関わらず朝霧JAM 2009に出演、緊張感とピースフルな空気が共存するパフォーマンスで場の空気を一遍させ、オーディエンスから「今年のベストアクト!」という声が多数挙がった。また2010年には、FUJI ROCK、GREEN ROOM、SUN SET LIVE、RINSING SUNなどに出演し、3月にリリースしたファースト・アルバム『DON’ T CARE WHO KNOWS THAT』はiTunes HIP-HOPチャートで1位、タワーレコード「bounce」年間チャートで総合(洋邦含む)8位を記録し話題に。さらに2011年にリリースしたファースト・ミニ・アルバム『Heart Fever』をリリース、その人気は不動のものに。2012年、origami主宰のWebメディアOshite(オシテ)にて、セカンド・ミニ・アルバム『In TRANSIT』を3000人限定で無料でリリース。リスナーのみならずミュージシャンやクリエイター陣の間でも反響を呼び、grooveman Spot、Budamunk、Kan Sanoほか、豪華リミキサー陣によるリミックス・アルバム『Re : Ovall』が急遽リリースされた。また、ヒップホップ・ユニットGAGLEとの<GAGLE×Ovall>としても活動開始、アルバム『GAGLE×Ovall』のリリースに加え、全国各地でのライブで定評を得ている。

サンプリングと生演奏のシームレスな融合で織り成す野太いグルーヴにカラフルなサウンド・スパイスがブレンドされ浮かび上がるユニークな音像は聴く者を別次元へと誘う。進化するアブソリュート・ミクスチャーミュージックから耳が離せない。2013年SUMMER SONIC出演。9月よりセカンド・アルバムをリリース前にアルバムの曲順通りに全国ツアーを行うという異例のツアーを敢行する。

>>Ovall OFFICIAL HP

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by 河村 祐介
生活になじむ音楽、〈路地〉1stアルバムリリース&インタヴュー公開
[CLOSEUP]・2016年09月15日・大貫妙子を彷彿とさせる真っすぐな歌声。風景が目の前に広がる〈東京のポップス〉 男性3名、女性1名。東京のバンド〈路地〉。はっぴいえんど「風をあつめて」の冒頭一節に登場する単語であり、ceroにも「Roji」という楽曲がある。ポスト大貫妙子とも称される飯島梢(Vo,Syn)の歌声も含めてシティ・ポップ系譜のサウンドと想像していた。聴いてみると確かにその要素は多分にあるが、突如入るノスタルジックでリバーヴの効いた音の波、ハードなギターソロなど幅広いアプローチが垣間見える。そんなサウンドもやさしさで1つに包み込んでしまう飯島の歌声。地に足のついたリベラルな思考を持つ音楽集団だ。また日常と地続きのサウンドは全員普段フルタイムで仕事をしており、そんな生活の軸の置き方が音楽に反映されていることも大きいだろう。 初めての取材だという今回。結成のいきさつから、本作を含めた路地の音楽への想い、インタヴュワーである筆者も普段は会社員とあって、バンドと同じく大切だという仕事にまで話が及んだ。少し遅めの平日20時半、全員仕事が終わり集合次第でインタヴューが始まった。(ベースの飯田直規は仕事のため欠席) インタヴュー&文 : 峯大貴
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