茨城の3人組バンド、Meme(ミーム)がデビュー作から1年の時を経て、新作『acqua alta』を発表。デビュー作をリリース後、良質なアンビエント / エレクトロニカ / フォーク・バンドとしての評価を得たMeme。今作は「本と日常の為の音楽」という明確なコンセプトを掲げ、新たな日常の景色を窺わせる。OTOTOYでは新作『acuqua alta』を1週間先行配信すると共に、収録曲の中から「gondola」のフリー・ダウンロードを実施! 忙しい日常をリセットしたい時、ゆっくりとこの音楽に耳を傾けて欲しい。

>>>「gondola」のダウンロードはこちら


Meme / acqua alta

【販売価格】
mp3、wav共に単曲 150円 / アルバム 900円

【TRACK LIST】
01. sonno / libro / 02. Dux / 03. venezia / 04. gondola / 05. acqua / 06. relazione


デビュー・アルバムも配信中!

Meme / alku ringo

【販売価格】
mp3、wav共に 単曲 150円 / アルバム 1,650円

ブライアン・イーノやシガー・ロスのような絶対的な美しさを持ったMeme(ミーム)のデビュー作。胸を優しく動かす感動の芸術作品。

【TRACK LIST】
01. poploop / 02. antennae / 03. cenotaph / 04. farm / 05. fjord / 06. ringo / 07. Surströmming / 08.cploop / 09. mememe / 10. e.p. / 11. alku alku

INTERVIEW : 中澤恵介(Meme)

Memeの新作『acqua alta』は、全編に渡り、透き通るようなインストゥルメンタル曲で構成されている。これらの曲は「本と日常の為の音楽」というコンセプトのもとに作られ、BGMのような感覚で肩の力を抜いて聴いて欲しいと、中澤恵介(Vo、Gt、Key)は語る。しかし、一見控えめに思える音楽の裏には、緻密な計算と確かな意図が隠されていた。今回は、そんな中澤の思いを存分に語ってもらった。忙しない日常を送る人が多く存在する現代日本においてこそ、『acqua alta』のような安らげる音楽が必要なのではないか。休日の読書の合間、Memeの音楽に身を委ねて、贅沢なひと時を過ごしてみてはいかがだろうか。きっと、あなたの日常が、さらに充実するに違いない。

インタビュー & 文 : 前田将博

安らげる時間を強制的にでも作り出したい

——中澤さんは、普段どういった日常を過ごしていますか?

僕自身は、あまり良い日常を過ごしていないというか、慌ただしいことが多いですね。たまに何もしなくていい日があると、ゆっくりと本を読んだり、音楽をかけたりします。

——どちらかというと、普段は慌ただしく過ごすことが多いんですね。

以前は時間に余裕があって、ゆっくりと過ごすこともあったんですけどね。

——今回のアルバムは「本と日常の為の音楽」というコンセプトが掲げられていますよね。

メインでリリースするフル・アルバムとは、またちょっと違った感じで作りました。日常でゆったりと聴く音楽を自分たちで欲しいなと思って。

——日常の中でも、特にプライベートな空間で聴いてもらうことを想定している。

基本的には一人で、他に話す人がいない状態の時に、スピーカーから小音量で流してもらうのが一番良いのかな。本とかを読んだりしている時に、ちょっと休んだり、ふと気を逸らした時に聴こえてくるような感じにしています。他に人がいると、会話したり、そっちに気がいっちゃうと思うので、それだとあまり機能しないです。

——誰かと共有するわけではなくて、一人の空間で聴いて欲しいんですね。

二人以上いる中で流しててもらっても構わないんですけど、それだと本当にBGMになってしまうんですよね。BGMとして使ってもらっても全然構わないんですけど、一般的なBGMだと、ずっと同じテンションで流れていて、作業から外れた時にも、何の意味もなさないわけなんですよ。

——気持ちが途切れた時に、自然に入ってくるようなものを目指している。

作業が途切れた瞬間に、お茶を飲んだりするような感覚で、音楽が入ってくる感じですかね。

——このアルバムを聴いてると、確かに癒されるというか、気持ちが穏やかになりました。なんでそういう音楽が他にあまりないんだろうって考えたんですが、日常を僕なりの視点で見た時に、震災とか原発の事故の流れもあり、最近は殺伐としたニュースが多いように思うんです。同時に、デモなどのいろいろな運動も起こりますよね。それに合わせて、音楽も主張の強いものが増えているのかなと思いました。

多いですよね。深刻な感じの音、かなりデフォルメされてる音が多いと思います。日常と言っても、100人いたら100人の日常は違うわけじゃないですか。仕事してたり、忙しくしているのも日常ですけど、自分だったら安らげる時間を強制的にでも作り出したいっていうか。

——ご自身も慌ただしいとおっしゃってましたが、周りの人を見て、もう少しゆっくりしてもいいんじゃないかって思うこともありますか?

ありますね。あと、休む時間があっても、何をするわけではなく、ただぼーっとしてる人たちっていうのが、自分の周りには多かったんですよ。それも個人の自由ですし、悪いわけではないんですけど、そういう時間にこれを聴いてもらうだけでもいいですし。それが何か新しい楽しみを見つけるきっかけにもなればいいと思うし、空いてる時間がもっと良くなるんじゃないかなと。極端な話、これじゃなくてもいいんですよ。これは提案として出しただけであって。

——そういうことを考えるきっかけにしたいと。

あえて言葉にしたり、文にしたりしてるのも、そういう思いがあります。もし本当に音楽だけを聴いて欲しいんだったら書く必要もないし、言う必要もないんですけどね。逆に音楽だけ気に入ってもらって、後で文を発見して、そういうことを意図的に挑戦してもらってもいいですし。音楽は自由なんですけど、あえてそういう縛りを与えるのも面白いかなって。聴き方を提案することは、あまりないと思うので。

アルバムなんて意味無いじゃんって人もいると思う

——今作は、アルバム名も曲名も全てイタリア語ですよね。

実際に行ったことはないんですけどね。

——言葉の意味を調べてみると、「acqua」(水)など、漠然とした言葉が多いように思います。

あまり馴染みのないというか、日本に住んでる人からしたら、意味の分からない言葉もあると思うんですが、「これ、イタリアじゃない?」って思うような。

——「venezia」(ベネチア)や「gondola」(ゴンドラ)は分かりますよね。そこから、なんとなくイメージは湧きます。アルバムから連想される風景に、とても合っていると感じました。

その、なんとなくっていうのが大事なんですよね。8割くらい音楽でイメージを作っていたとしても、残りの2割でどんなものにでも変えられるようなイメージになっていればいいかなと。

——それで、あまりイメージを限定されないような言葉をタイトルにつけた。

そうですね、全部意図してつけてるんで。曲名単体では意味はないんですよ。ただ、それをアルバム・タイトルから全て統一することによって、曖昧なイメージを持たせられるっていう。最初は架空のものだったり、本当に意味のない言葉にしようと思ったんです。でも、そうなるとイメージすら作れないんで、曖昧に出来ないんですよね。だから、はっきりとした言葉ではあるけど、あまりよく分からない言葉を選びました。

——日本人がこれらの言葉から連想するものは、安らぎや癒しのイメージが強いですよね。

自分が日本人っていうのもあるし、今回のコンセプトも、日本人の生活パターンの中での日常っていう思いがあります。

——前回のインタビューで、バンドの概念から解き放たれているとおっしゃっていたんですけど、今作はそこからさらに突き進んでいった気がします。

前回は、リズム面とかでドラムを抜いても成立するようなアプローチをしてたんです。今回に関しては、バンド・サウンドってものを一切無視して、コンセプトに沿ったものを作ろうと考えました。

——前作でも歌が入っていない曲もありましたが、今作は完全に歌が入ってないですよね。

どうしても人間の声って、メロディに乗せると、みんなそこに集中してしまいますからね。そうすると、コンセプトから外れていってしまうなと。

——歌が入ってると、確かにそこに意識が行ってしまいがちになりますよね。

声を入れる時も、楽器の音階のような感じで使いました。歌詞とかついてたり、メロディの旋律があったりするようなタイプの声じゃなくて、単音で伸ばしてるものをいくつか録って、それを後で和声にしたりして。同じkilk recordsのFerriさんにもやっていただいてるんですけど、その場に僕が立ち会ってレコーディングするんじゃなくて、彼女の全音域を単音で伸ばしたものを送ってもらって、僕が編集して使っています。

——声以外のレコーディングは、どのようにして行われましたか?

制作面でいうと、実は1曲目以外はほとんど自分はプレイしてないんです。メンバーがやったものに対して自分が上乗せしたりとか、プロデュースするみたいな。メンバー間でプロデュースし合うような感じになりましたね。

——では、他のメンバーが持ってきた曲を、中澤さんがまとめる感じだった?

まとめるっていうことも、あまりしてないです。例えば、ここのフレーズの繋がりがおかしいから、こっちの方がいいんじゃないかっていう提案はしますけど、全体の流れに関しては、いじってないですね。ピアノを使ってる曲が多いと思うんですけど、それも1曲目以外は全部、松崎(泰宏)が弾いたものを使ってるんですよね。

——プレイに関しては松崎さんがほぼ全編にわたって、メインでやっていると。

そうですね。コンセプトで押していくってやり方も、自分らにとっては新鮮だったし、メンバーとやりながらも、外部の人とやってるような感覚でした。ただ、実際に外部の人とやると、あまりにも持っているものが違ったり、お互いのことを知らないので、あまり上手くいかないんです。メンバーなので、そこはずれないというか。コンセプトだけ説明して、それをお互い納得してやれば、こう来るかって感じで驚くような曲が出てくることはあるんですけど、それが嫌だったりすることは全然ないです。

——今回のアルバムは、コンセプトが明確なせいか、前作以上にアルバムを通して統一感がありますよね。

話は少しずれるんですけど、アルバムの中にあまりにも方向性が違う曲が入ってるベスト・アルバムみたいなものは全然好きじゃなくて、意味がないと思っているんです。それこそ、好きな曲でベスト盤を作るんだったら、アルバムごとに曲を抜いていって、プレイ・リストを作れば簡単に出来ますよね。逆にそんな時代だからこそ、こちらから提示したものに意味が出来るんじゃないかと思っていて。アルバムなんて意味無いじゃんって人もいると思うんですけど、僕は逆だと思います。

——いくらでも自分でチョイス出来てしまう時代だからこそ、アルバム全体で一つの形を作ることに意味があると。

だからこそ、明確なコンセプトがあって、流れとかをちゃんと汲んだ上でのアルバムを作りました。

——一般的にミュージシャンって、自分が前に出たいっていう思いが強いと思うんですけど、中澤さんは黒子に徹するというか、常に一歩引いたプロデューサー目線だと感じます。前に出たいという思いはないんですか?

どうなんだろう。うちのメンバーに関しては前に出たい人はいないですし、自分が声入れたりとかしてることもあって、どうしても僕がちょっと前に出てるじゃないですか。意識的には、もう充分前に出てるんだけどなって思ってます。ここら辺、崖なんだけどって(笑)。

——(笑)。

前に出てきて映えるような人だったらいいんですけどね。やってないから分からないですけど、自分は恐らくそういう人ではないと思うんですよね。こんなこと言ってて、次は前に出てくるかもしれないけど(笑)。

演奏は出来ますけど、意味がない

——中澤さんのTwitterで「パンチが効いてて、ドラムが入ったアルバムの構想がある」という話がありましたが、もう次回作の構想もあるんですか?

パンチと言っても、今を基準にして言ってるので、たいしたものじゃないですけどね(笑)。例えば、歪んだギターを使ったとしても、アプローチによっては、そんなに重く感じさせないものが出来ると思います。もともと重い音っていうのは、聴く分にはいいんですけど、自分たちでやる時には違和感しかないので。ドラムに関しても、入れても自分が飽きないような手法が、ある程度確立出来てきたんで、解禁してもいいかなって思ってますね。

——自分たちのやりたいことを突き詰めてきたからこそ、どんな編成になったところで自分たちの色が出せる確信が持てると。

ドラムが入っていない音楽をずっとやってて思ったのは、ドラムを中心にした展開をするんじゃなくて、曲の軸を常に移動しながら、その中の一つにドラムが入ってるって言う意識をしながらやっていくと、ドラムに頼らない曲になるんじゃないかって。ドラムを抜いたとしても成り立つような曲が出来ると思います。

——ドラムのリズムがあって、その上に音を乗せていくのではなく。

曲の真ん中に、その瞬間の軸となるようなパート、旋律があるじゃないですか。その重心をみんなで意識しながらやれば、ドラムを入れたとしても、ドラムの音色だったり力強さが加わるだけで、マイナスにはならないんじゃないかって。かなり繊細なアレンジが必要だとは思いますけどね。

——今回のアルバムを、ライヴで演奏する予定はありますか?

恐らく、これをライヴでやることはないと思いますね。演奏は出来ますけど、意味がない。コンセプトから外れてしまいますからね。ライヴ・ハウスのお客さんは、あくまで音楽を聴きにきてるので、どうしてもステージの方に意識が集中しますよね。そんな人にも、良い感触を持っていただけるようには作ってあるんですけど、やっぱり第一の目的は、意識から外れた時にちょっと聴こえてくるくらいのものなので。

——前作は廃校でレコーディングされていましたが、そういった場所でライヴをやろうという構想はありますか?

やりたいですね。廃校が音が良いかって言われると、音も反響しちゃうし良くないんですけど、出来る機会があれば、ステージ作りも含めて面白いと思います。

——廃校の中で、一つの世界観を作ってライヴをやりたいと。

小学校とかは義務教育だし、ほぼ100%の人が学校に通ってるわけじゃないですか。そこの空間に久しぶりに訪れるとなった場合、すでに異空間じゃないですか。見知った空間で、勉強とか学校生活以外のことが行われるっていう文化祭感というか、感覚のずれも面白いんじゃないかなって思います。廃校でライヴをやられてる方も、結構いると思いますけどね。

——Memeの今までの音楽を聴くと、普通のライヴ・ハウスでやるよりも似合っている気がします。

もちろん普通のところでも、やらせていただいてますけどね。インストア・ライヴとか、ここは普通あんまり良くないよねってところの方が、意外と評判が良かったりします。

——インストア・ライヴで評判が良いのは意外です。

何故かは分からないですけどね。音もアンプからマイクで拾わないで、直接出したりするような環境の方が、評判が良かったりします。モニターとかが無かったりするので、演奏する立場としてはやりづらい時もありますけどね(笑)。

——あと、プラネタリウムなんかでMemeの演奏を聴きたいなって思いました。

それも言われたことがありますね。やってみたいです。最近、照明がないような場所でライヴをやる時に、苦肉の策で真っ暗にしちゃったりするんですけど、やっぱり手元が見えないんですよ。ライトを点けて、そこだけ光ってても変かなと思いますし。でも、プラネタリウムはいいですよね。いくつかやれるようなところがあったんで、もし機会があったら、やりたいって人を集めて、何組か共同でやりたいですね。

——実現させて欲しいです。

その時は是非、いらしてください。

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Mogwai / Les Revenants Soundtrack

今作には、映画『消えたシモン・ヴェルネール』で知られる新鋭監督ファブリス・ゴベールが脚本を手掛けた、フランスの同名ドラマのために書き下ろした新曲を14曲収録。同作についてジョン・カミングス(Gt)は、「最初に30秒のマテリアルを作って、そこからアルバムになるようなMogwaiの曲に仕上げたんだ」と製作過程を明かしており、サウンド・トラックの枠を越えた作品に仕上がっている。

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前作「We Work Out」から6年ぶり、ネブラスカ出身のTie These Handsが最新作『Come on』を遂にリリース。切ないアルペジオから歪ませエモーショナルにかき鳴らすギター、そしてポップなメロディー。そしてなんと言ってもこのバンドの最大の特長とも言える、一度聞いたら忘れられない、どこか不安定ながら力強い歌声はギュッと胸を締めつけてくる。初期衝動的ロックのような粗さ、キラキラした爽やかさ、哀愁漂うノスタルジックな雰囲気、その全てを持ち合わせた不思議な魅力に満ち溢れたバンドである。

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PROFILE

Meme

2008年結成。10代の頃からの友人である中澤恵介(vo、gt、key)、松崎泰宏(gt、key)、別府万平(gt)の三人で構成されるアンビエント、ミニマル、ポストロック・バンド。何度かのメンバーの入れ替えを経て、2011年より現在の形で活動を開始。曲中のパーツをミニマル・ミュージック的に構成していくと同時に、全体像としてはポップな印象を残す手法を多様している。レコーディングやミックス等も全てメンバーで行い、サウンド面での特色を求め商用スタジオを使わずに廃校になった小学校等を利用して行なっている。空気感を変えてしまう圧倒的な力を持った彼らの音楽に、音楽関係者からの支持も厚い。

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by 渡辺 裕也
筆者について
前田 将博 (純三)

V系生まれハロプロ育ち、aikoは俺のファムファタル。 Twitterは @junzo99 です。

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