delofamiliaの新作を24bit/48kHzで!

2007年、ORANGE RANGEのNAOTOによるソロ・プロジェクトとしてスタートしたdelofamilia。2009年のセカンド『eddy』にゲスト・ボーカルとしてRie fuが参加したことをきっかけに、2011年のサード『spaces in queue』では2人のユニットへと発展。新作『archeologic』は通算4作目、ユニットとしては2作目の作品ということになる。

これまでに影響を受けてきた様々なアーティストを発掘し、今の自分たちらしく仕上げたということから、「考古学」を意味する「archeology」がタイトルの由来となっている作品だけあって、楽曲のバラエティはとにかく広い。エレクトロニクスと生楽器の融合や、ミニマルなテイスト、どことなく不穏な雰囲気などから、あえて名前を挙げるとすればRADIOHEAD(特に、『Hail To The Thief』期)が一番近いように思うが、男性プロデューサーと女性シンガーという組み合わせを考えれば、「RADIOHEAD第6のメンバーと呼ばれるナイジェル・ゴドリッチが始めたULTRAISTAの方が、見え方的にも近いと言えるかもしれない(delofamiliaとULTRAISTAって、何となく響きも似てるし)。とはいえ、近年のUSインディ・シーンのダークな女性アーティストともリンクするような不思議なバランスは他では耳にしたことのないものであり、NAOTOとRie fuという2人の組み合わせだからこそのオリジナリティが、確かに存在していると言える。

Rie fuは昨年自らの会社を設立して、独立した活動をスタートさせ、一方NAOTOのORANGE RANGEも2010年以降は自主レーベルから作品を発表している。20代前半をメジャーのど真ん中で過ごした2人は、今その経験を基に、より自由に、自らのクリエイティブを追求しているのだ。『archeologic』から感じられる風通しの良さは、そんな背景も関係していることは間違いないだろう。

インタビュー & 文 : 金子厚武
photo by 雨宮透貴

左からRie Fu、NAOTO

Rie fuと廣山直人からなるバンドdelofamilia、4thアルバムで進化の旅へ


delofamilia / archeologic

【配信価格】
mp3 単曲150円 / 1,500円
HQD 単曲200円 / 2,000円

廣山直人が作る無限のメロディーとバラエティゆたかなサウンドに、Rie fuの個性的でフレキシブルな声と、ダイレクトでユーモラスでもある歌詞も合間って既存のフォーマットを逸脱する音になっている。前作に引き続きサウンド・エンジニアにzAk氏を起用。

INTERVIEW : Rie Fu、NAOTO

——時代やジャンルを問わない様々な音楽性が独自のバランスでブレンドされた非常にエクレクティックでユニークな作品であることは前提として、「NAOTOさんとRieさんの2人だからこそ生まれた音楽」という手応えがこれまでで一番ある作品だと思いました。

Rie : 確かに、お互いのやり取りがよりスムーズにできるようになってきたっていう変化はありますね。私は段階的にデロに参加させていただいて、この作品でよりdelofamilia(以下、デロ)っていうプロジェクトへの思い入れが大きくなりました。

——Rieさんは昨年ご自身の会社を作られて、ソロとしての活動環境も大きく変わったと思うのですが、その中でソロとデロの関係性も変わってきていますか?

Rie : 両方の意味合いがだんだん近づいてきた感じがします。デロは元々NAOTOさんが純粋に音楽性を追求するために始められたプロジェクトだと思うんですけど、自分も独立してメジャーから離れて、ポップなものというよりも、より自分の追求したい音楽性を中心に創作とか活動をするようになっているので、そういう意味でソロとデロが段々近づいてるなって。

——NAOTOさんにとっても、「2人でやる」っていうことの意味合いがより強まってると言えますか?

NAOTO : 今回が一番「2人で作った」っていう感じがするし、きっとこの先もっともっと、2人だからこそできるものが作れるんじゃないかっていう確信に近いものを得た一枚になりました。アルバムを出すたびに2人でやる意味が出てきて、いい感じだなあと思ってます。

——改めてお伺いすると、2007年に最初のデロのアルバムを作ったときは、単純に自分のやりたいことを一枚形にしたかったわけですよね?

NAOTO : そうですね。そのときはホントにプランもなくて、ただ漠然と「ソロ・プロジェクトをやってみたい」っていう、「興味本位でとりあえずやってみた」っていうだけでした。

——ORANGE RANGEも今は自主レーベルから作品を発表していて、ORANGE RANGEとデロそれぞれで自身の音楽性を追求できているんじゃないでしょうか?

NAOTO : そうですね。デロもただ趣味でやるんじゃなくて、デロとして確立したいし、一気にではなくても、自分なりに積み重ねていきたいと思ってます。
Rie : 私はこれまでずっとソロでやっていたこともあって、アルバムをリリースしていくたびに、バンドマン熱みたいなものが自分の中に出てきてて(笑)。「こうしたらいいんじゃない?」とか、「こういう曲を作ったら?」とか、いろんなアイデアがどんどん浮かんできてるんです。最初はちょっと遠慮がちだったというか、「いいんですか?」みたいな感じで、声も楽器として使う、なるべく個人的な感情は込めずに歌おうっていう気持ちだったんですけど、このアルバムではもうちょっと感情を豊かにしてみたりっていう変化もあったので、デロが少しずつ確立されてる手応えがありますね。

——バンドに対する憧れって以前からあったんですか?

Rie : そうですね。学生のときからバンドをやった経験って一切なかったし、単純に、待ち時間とか「一人だと暇だな」とか、そういうのもあって(笑)。ライヴも同世代のメンバーとやったり、そういう刺激も新しかったですね。

——ちなみに、独立の話とかもお二人でされました?

Rie : いや、それは全然。ただ、レンジとは元々同じレーベルにいて、私は後から入ったので、最初は大きな学校に転校するみたいな感じで怖かったんですけど、「怖くないよ」って言ってくれたり(笑)。あとレンジの方が私よりも先に環境を変えたりしてて、先陣を切るじゃないですけど、そういう感じはありますね。

NAOTOさんがロジカルに曲を作るから『archeologic』(Rie fu)

——以前に比べて、今はより自分の足で活動できる環境を作り上げているっていうのはお二人に共通するところですよね。

NAOTO : やっぱり、プロモーションひとつにしてもアーティスト自身がプランを考えるようになると、モチベーションも上がるし、アイデアも出てくるし、より胸を張って作品を出せるようになりますね。大きいところだと、アイデアはあってもそれができなかったり、そういうのはちょっともったいないなと思って。Rieちゃんとかもすごいアイデアマンだし、人としても普通の人より強いと思うし…。
Rie : 怖いと思ってるんでしょ(笑)?
NAOTO : 社長ですから(笑)。独立の話を聞いたときも、別に勧めたわけじゃないですけど、いつも接してる中で「できるんじゃない?」と思いましたし。

——そうやってお互いの人間性を知っていって、それが作品にも反映されているんでしょうね。

Rie : 私がNAOTOさんを脅すっていうことが多いですね(笑)。最初にゲスト・ボーカルで参加させてもらった次の作品のときに「次も私を採用しないと後悔すると思う」っていう脅し方をして(笑)。
NAOTO : 元々お願いするつもりだったんですけどね(笑)。だから、脅され損だなあと思って…。

——「脅さなくても誘ったのに」っていう(笑)。でも、なるべくして2人のプロジェクトになったということですね。アルバム制作のスタートは2人で青写真を共有した上で始めるんですか? それとも、まずはNAOTOさんが全体像を作るんですか?

NAOTO : メールでのやり取りなんですけど、まず僕がある程度作って、それを送って歌詞と歌を入れてもらいます。だから、雰囲気とかアレンジは大体最初に固まってますね。
Rie : 余計な作業は最初からないって感じで、10曲ぐらいNAOTOさんから曲だけのデータが送られてきて、ガーッと歌詞を書いて、送って「以上!」みたいな(笑)。事務的っていうとなんですけど、すごく効率はいいですね。

——役割分担がはっきりしてるということですね。

Rie : そうですね。ただ、この前のアルバムは何の説明もなく曲だけいただいて、想像で歌詞を書いてたので、リリースされた後にNAOTOさんが自分で書いた曲の解説を見て、「あ、そういう曲だったんだ」ってわかって。だから、今回はもうちょっと「そういうことは早く言ってほしい」って…。

——脅したわけですね(笑)。

Rie : はい(笑)。「こういうアーティストのこの曲からアイデアを得て、メロディーとかサウンドが出てきた」っていう解説を一曲ごとにもらって、例えば、THE SMITHSの曲だったらその曲を聴いて、歌い方とか歌詞の内容を自分なりに変えて、そういう気持ちで歌ったりとか。

——ちなみに、そのTHE SMITHSが元になってる曲ってどれですか?

Rie : 「In a Zoo」ですね。若者が学校に反抗するみたいな歌だったんで、自分の高校時代のルーズソックスとかプリクラとかをそれっぽく英語の歌詞にして、歌い方もあんまりビブラートをつけずに男っぽく歌ってみたり、インスパイアされて作りました。

——そういう風に一曲一曲に参照点があるんですね。

Rie : そういうやり取りの中で、お互いUKロックのアーティストに影響を受けてるなってことで、ちょっと前の世代のものを発掘して、自分なりにレイアウトを変えたり、コラージュしてるような感じだったので、「考古学」=「archeology」っていう言葉が出てきて、さらにはNAOTOさんがロジカルに曲を作るところから『archeologic』っていうタイトルになったんです。

メロディーだけをむき出しにしてやりたいと思って(NAOTO)

——なるほど。UKのアーティストという意味では、エレクトロニクスと生楽器のバランスとか、ミニマルでちょっとダークな感じとか、やっぱりRADIOHEADっていうのは指標のひとつになってるように思いました。

Rie : 私はRADIOHEADはあんまり聴いてないんですよ。
NAOTO : 僕にとってはRADIOHEADとSONIC YOUTHは強い気がする。青春時代に聴いてたから、それは根付いてるかもしれないですね。ヒリヒリした感じとか、怖い感じとか、音楽的に合ってる合ってないかわからないようなのが気持ちよく感じたり。変に整理されてなくて、危なっかしい感じ、ビートとかも、エレクトロニクスと生がぴったり合ってるのは嫌で。

——揺らぎがある方が音楽的にも面白いし、心理的な不安定さみたいなものも表現できますよね。

NAOTO : うん、曲がただ流れて行かない感じというか、それが楽しくて。
Rie : でも、もっと崩してもいいと思うんだよね。まだロジカルなところが…。
NAOTO : ロジカルに崩してるからね。SONIC YOUTHとかは本能だと思うんで。
Rie : でも、それがNAOTOさんのスタイルだと思いつつ、Rie fu側としてはもっと崩してほしいみたいなのもあります(笑)。

——ただ、そうやって解釈の違いが生まれるのも2人でやることの面白さなんじゃないですか? 2人共RADIOHEADの大ファンだったら、こうはならないと思うんですよね。

NAOTO : 確かに、それだと面白くないですからね。

——NAOTOさんがRieさんに曲を送って、歌詞とボーカルが入ったのを聴いて、「こうなったか!」みたいな楽しみってあるんじゃないですか?

NAOTO : それはありますし、あとRie fuの歌詞と歌が乗って返ってくると一気にデロになるから、僕は躊躇せずに、何も考えずに曲が作れるんです。「これやったら変かな?」とか普段だと考えちゃうんですけど、「まあ、大丈夫だろう」って送ってみたら、ちゃんとデロっぽくなるから、そこは安心感がありますね。
Rie : NAOTOさんがすごいと思うのは、私の声の領域に合わせて曲を作ってくれてることで。私はあんまり音域が広くないんですけど、その音域を最大限に生かしたメロディーだなって毎回思うので、そういうのも計算してる… んですかね?

——ですかね? NAOTOさん(笑)。

NAOTO : 自分にとってのRie fuの好きな音域みたいのがあるんで、曲を作った段階でピッチを変えて、そこにただあてはめてるだけですけどね。もしそれを送ってダメだったら、「やっぱりピッチ変えます」ってやればいいんで。
Rie : 自分で作るときってそんなに計算してなくて、「高くなっちゃった」とか結構あるんで、NAOTOさんはサイズの合った服を作ってくれるみたいな感じで、職人技だと思いますね。

——ORANGE RANGEはもちろん、最近NAOTOさんはSCANDALとか他のアーティストのプロデュースもやられてますし、そういう経験が反映されてるんでしょうね。

NAOTO : あ、それだ! それでいつもやってるからだ。昔からボーカルが3人いるから、いつも作ったらピッチを合わせる作業があるんですよ。それで習慣になってるんだ… 忘れてました(笑)。

——(笑)。曲作りについて話しを戻すと、曲のタイトルまではNAOTOさんが決めて、Rieさんが歌詞を書くわけですか?

Rie : 仮タイトルをもらって、歌詞を作ってからタイトルを変えたのが半分くらいありますね。

——「Globalism Calls」はどちらが考えたタイトルですか?

Rie : 私です。この曲は最初のタイトルが「Aftermath」で、震災の前からあった曲なんですけど「Melting down」とかって歌詞を書いてて、「これはマズイ」と思って変えたんです。

——「Globalism Calls」にしても「Aftermath」にしても、やっぱりトム・ヨークの世界観に通じるものがあると思うんです。トム同様に、現代の社会に対する目線っていうのも歌詞の背景にあると言えますか?

Rie : そんなに大きいことを主張しようとは思わないけど、何となく皮肉めいたことが言いたかったり、天邪鬼な内容が多いですね。「Beyond Hello」とかは、全部真逆というか、夜起きて家の中で出かけずに過ごして、携帯の電源は切ってるけどいろんな人と交信してるとか。あとは言いたいことの真逆を歌詞にしてみたり、斜に構えてます(笑)。

——個人的には、「孤独感」みたいなことがテーマになってるようにも思いました。「Why So Lonely?」とか「Isolation」という曲もあるし、「Weep」の歌詞にもそういう心境が反映されてるように感じて。

Rie : 「寂しい」っていう意味での孤独感は、環境的にもなくなってきたと思うんですけど、逆に、独立とか自立、誰にも媚びない視点とか、そういうのが一人感を出してるのかな。

——孤独というよりは自立で、寂しさというよりも強さ?

Rie : 良くも悪くも事実として一人の人間っていう、ドライな見方をしてる感じがします。「Why So Lonely?」は一枚目のデロのアルバムに入ってた曲(「so lonely」)の歌詞を書き直して、アンサーソング的な感じで書いたんです。その元になってる曲はすごく歌詞が孤独な感じがしたので、それが当時のNAOTOさんの心境だったのかもしれないですけど、その人を見てるまた一人の人というか、傍観者のような見方をしてる。NAOTOさんとRie fuのプロジェクトですけど、お互いの個は客観的に見てるのかなって、分析するとそういう感じで。

——「so lonely」は元々どういう心境で書かれた曲だったんですか?

NAOTO : あれは単純に作業が一人で寂しかったので、最後の曲で愚痴っぽくというか(笑)。サウンドも崩壊していく感じなんですけど、曲自体はすごく好きだったので、メロディーだけをむき出しにしてやりたいと思って。
Rie : そういう意味でも「archeology」な感じがします(笑)。
NAOTO : 「Why So Lonely?」はオリジナルのことを忘れるぐらいの存在になったというか、何年後かに聴いて「これそう言えばリアレンジものだった」って思うくらい、曲として今完成した感じがあります。ライヴで成長する曲とかってありますけど、そういう感じに近くて、昔作ったけど、そこからの経験値を合わせて、やっと曲としてできあがった感じがしますね。

——すごくいいラスト・ナンバーですよね。曲自体はもちろん、エディット感も面白いし。

Rie : スタイロフォンっていう小っちゃなキーボードを使ってて、ペンで弾くみたいな感じなんですけど、それはデヴィッド・ボウイの「Space Oddity」のサビ前に使われてて、同じ音を使ってみました。

——そこも「archeology」なんですね。あと今作のダークな感じっていうのは、最近のアメリカのインディで、ジャンル問わずダークな感じの女性アーティストが増えてることとのシンクロも感じたんですよね。

NAOTO : 好きですね。それこそ、ベッドルームでやってるような、音楽知識ないような人たちの…。

——GRIMESとか?

NAOTO : GRIMES、いいっすよね。ああいうのって、音楽やればやるほどできなくなっていくもんかなあと思って、新鮮というか、音楽的というか。

——音楽知識で作られてない分、逆に音楽的だと。

NAOTO : 本能の音楽っていうか、そういう意味ではSONIC YOUTHとかと近くて、とても素晴らしいと思います。デトロイト・テクノも、安いリズム・マシンを使って、自分たちの感性だけでムーヴメントを作ったりとか、そういうのに惹かれますね。洗練されたものはBGM感が強くなってしまうけど、その人特有の変な方が聴いててハッとするので。

このアルバムでルーツを明らかにして、誰にもない音を見つけたい(Rie fu)

——今って機材が進化してて誰でもある程度のものが作れるけど、それは逆に言えば平均化してしまうということで、そうじゃなくて、その人独自のものであることが重要ですよね。その意味では、『archeologic』もデロならではの歪さみたいなものが感じられます。

NAOTO : そう言ってもらえると、やってきた甲斐がありました(笑)。

——ちなみに、「Crimes」っていう曲がありますけど、GRIMESへのオマージュだったりするんですか?

NAOTO : それはたまたまです(笑)。レコーディングするときは相当聴いてましたけど、曲を作ってるときはまだ聴いてなかったので。

——Rieさんは今のUSインディでお好きな女性アーティストっていますか?

Rie : 私はST.VINCENTとか、ああいう女性がギターをかき鳴らす、尖った感じが好きですね。

——そういうところからの影響もデロに還元されていますか?

Rie : 私は他のアーティストから影響を受けて曲を作るっていう作り方ではないので、NAOTOさんの知識をいただいて、そこから「自分だったらこう書く」っていう感じで書いてますね。でも、JUANA MOLINAとか、声を重ねてループしたり、そういうのをやってみようかなって思ったりはあります。

——もうひとつ、アルバムにはアフリカンなテイストもありますよね。

NAOTO : リズムの組み方ですね。ループがどんどん発展していって盛り上がる感じは、言ったら、雨乞いとか、神を呼ぶみたいな感じで。今回はループものが多いんですけど、ちょっとずつリズムが足されて行って、最後盛り上がってフィナーレを迎えるみたいなのって、本能的なグルーヴというか、「archeology」の一番深いところ、音楽の起源かもしれないなって思ったんです。

——なるほど。ギター・ロックにしろ、ビート・ミュージックにしろ、アフリカ音楽にしろ、肉体的なグルーヴっていうのは、本作の骨子になってるわけですね。では最後に、デロの今後の展望についても話していただけますか?「これからもっともっとよくなる」という話も序盤にありましたが。

Rie : 私は『archeologic』が出発点になってほしいと勝手に思ってて、「この曲この人っぽい」とか、そういう聴き方じゃなくて、「これがデロっぽい」っていう音に到達するまで、これからもっと進化していけたらいいなと思っていて。このアルバムでルーツを明らかにして、そこが出発点となって、よりデロらしい、誰にも似てないような音を見つけられたらなって、勝手に熱く思ってます(笑)。

——今日は「archeology」というキーワードもあって、いろんなアーティストの名前を挙げさせてもらいましたけど、パッと聴きの印象としては特別何かに似ているという感じはなくて、今の時点でオリジナリティはすごくあると思います。でも、探そうと思えばいろんなアーティストの名前を探すこともできて、そこはNAOTOさんのロジカルな部分であり、デロの面白いところなのかなって。

NAOTO : そういう意味では、いいバランスかもしれないですよね(笑)。

——さっきのグルーヴの話もそうだし、歌詞や歌声のエモーションからも、デロならではの人間味みたいなものはちゃんと感じられますしね。

Rie : 今度はライヴでもそれを多くの方に見ていただきたいですね。

——今作の曲はライヴ映えしそうですよね。肉体的なグルーヴっていう意味で。

Rie : 肉体労働ですね(笑)。NAOTOさん、すごいスパルタなんです。ライヴのリハ10時間ぐらいぶっ通しでやるんで。

——それに対して「いい加減にしろ!」ってRieさんが脅すわけですね(笑)。

NAOTO : そろそろ手が出てくるんじゃないかなって(笑)。

——ツアーまで仲良くしてくださいね(笑)。今日はありがとうございました。

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2012年12月にシブヤヒカリエにて開催した"OTOTOY DSD SHOP"でのRie fuの公開ライヴ・レコーディングを、DSDでリリース。エンジニアは高橋健太郎が務め、ギター一本での弾き語りから始まり、終盤では観客との掛け合いをそのまま収録。会場に張りつめた独特の緊張感が、彼女のMCによって少しずつほぐれていく様をも聴くことができます。

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LIVE INFORMATION

タワーレコード新宿店 インストア・ライヴ
2013年3月25日(月)@タワーレコード新宿店(東京都新宿区新宿3-37-1 フラッグス7F)
strat : 19:00

delofamilia tour 13 “archeologic”開催決定!!
2013年4月9日(火)@名古屋ell.FITS ALL
open / start : 18:30 / 19:00

2013年4月10日(水)@大阪JANUS
open / start : 18:30 / 19:00

2013年4月13日(土)@福岡VIVRE HALL
open / start : 17:30 / 18:00

2013年4月18日(木)@渋谷CLUB QUATTRO
open / start : 18:00 / 19:00

PROFILE

delofamilia(デロファミリア)

2007年始動。廣山直人、Rie fuによるバンド。音楽、カルチャー、人、場所、自然、日常の様々な刺激からなる音をボーダレスに展開。現在までに、オリジナル・アルバム3作リリース、adidasコンピレーション・アルバム1作に参加。

official HP

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インタヴュー

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