2013/02/09 00:00

ボナンザグラムが、結成5周年を記念したアニバーサリー・ブック『ボナ本』を300部限定で発売。メンバー・プロフィールや特別対談、ボナンザグラム5年間の歴史を辿る年表、自主制作デモ4枚のディスク・レビューなど、豪華コンテンツを含むフル・カラー全16ページ。その付録として付いてくる『ボナ本ふろくCD』から、「ナインティーンエイジ」「アンデルセン公園で待ってるよ」、そしてボナンザグラムが初めて作った曲「フユマチコ」の3曲を高音質で配信開始いたします!! ボナンザグラムのライヴ会場に足を運べないという人も、『ボナ本』を買ったけれど高音質で聴きたいという人もぜひご購入ください!! 迷っているという人もご安心あれ。今回もフリー・ダウンロードをご用意しています。この機会に、ぜひボナンザグラムの世界に触れてみてください。

「ナインティーンエイジ」のフリー・ダウンロードはこちら(2013年3月8日まで)


ボナンザグラム / ボナ本 ふろくCD

【配信価格】
mp3、wav 単曲 150円 / まとめ購入 300円

【収録曲】
1. ナインティーンエイジ / 2. アンデルセン公園で待ってるよ / 3. フユマチコ

まとめ購入された方には、デジタル歌詞カードがつきます
過去作も同時にチェック

ボナンザグラム / グラムロック

【配信価格】
mp3、wav 単曲 150円 / アルバム 1,050円

キラッキラのポップ・チューン満載の7曲収録。同世代ギター・バンドの中でもズバ抜けたメロディ・センスとユーモア溢れる楽曲。現実と妄想との狭間で揺れ動きながら、日常の葛藤をリアルに紡いだ歌詞世界。バンド結成以降の『ベスト・オブ・ボナンザグラム』的な作品。

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曲から感じる青春の匂い

結成5周年を迎えるボナンザグラムの次なる新作は、本となっている。中には8曲入りの付録CDがつき、結成初期の曲の再録から、最新曲までを網羅。一つでボナンザグラムの歴史を感じられる作品となっている。ジャケットは、The Beatles『Let It Be』のアートワークのパロディ版となっており、彼らの遊び心が表れている。こうした遊び心は、収録曲「アンソニー」のPVの中でのおちゃらけた様子に見られるように、彼らには、イキったり、かっこつけたりすることは皆無。ありのまま普段の姿、リスナーに楽しんでもらおうとする気取らないその姿勢は、ロック・バンドというよりは、どちらかというと好青年のお兄ちゃん像に映る。衒いのないその立ち振る舞いには、彼らの自然体そのものの様子が伝わってくる。非常にリアリティがあり、等身大の彼らが見えてくるようだ。

だからこそ、彼らの作品には当然ながら、日常的な生活臭を感じさせる。というのも、彼らの曲には、ある種の青春の匂いを残している。それは大学生時に結成したことも影響しているのであろうが、音楽的な深いテーマに向かい合うというより、音楽をする楽しさ、バンドの楽しさが全面に出ているからだ。それがどことなく懐かしいメロディーにつながり、曲のなかに目新しさを感じさせるというよりは、純粋なポップ・ロックの王道へと結びついている。妙に色気づけることをせず、シンプルにアレンジをすることで、日常的な歌詞と相まって、気づいたら引き込まれて、何度も聞いてしまうタイプの曲を作り上げている。やはり曲が繊細だから、アレンジが引き立つのであろう。

作品は、全体的にやさしい曲調で、耳障りのよい音を響かせている。曲の雰囲気を決めているのは、ボーカルのあどけない声で、まだ完成されてはいないとはいえ、その声は甘く、癒し系と呼べるくらい耳にやさしい。曲調によって音楽が激しくなるときですら、声の風通しの良さが曲全体の印象をまろやかにしている。曲を聞き直して、バンド・サウンドが思っていたよりも激しいことに気がつくほどだ。声が非常に大きな役割を担っているのだと気づかされる。

なんといっても5周年のキャリアらしく演奏も安定し、ポップな個性が出来つつある。時折みせる荒削りさも曲のなかのいいアクセントになり、良いグルーブにつながっている。バンドしての下地が整い始め、今後の展開を楽しみにさせる、そんな一枚となっている。(text by 堀史孝)

RECOMMEND

KEYTALK / KTEP3

2009年7月結成の4ピース・バンドKEYTALK。20歳前後のメンバーによる超絶テクに裏付けされた次世代ダンス・ロック・サウンドは、作品のリリース、全国各地でのライブを重ねることでより強靭なものに。攻めるKEYTALKを前面に押し出す彼らの今年最後のリリースは、否応無しにフル・アルバムへの期待を覚醒させる、色艶を放つ全4曲。破竹の勢いで進む彼らのターニング・ポイントとなるであろう2013年を迎える前に、是非一聴あれ。

>>KEYTALKのインタビューはこちらから

indigo la End / 夜に魔法をかけられて

絶対的な歌を中心に美しい音をポップに奏でるロック・バンド、indigo la Endのファースト・フル・アルバム。正式な音源化が切望されていた「大停電の夜に」「she」、ライヴで多くの観客を魅了した「抱きしめて」など、全曲がリード・トラックと言えるほどの完成度の高い楽曲だけを惜しみなく収録した1枚。

秀吉 / くだらないうた

前作の1stフル・アルバム『むだい』で、ギター・ロックの枠にとどまらず、幅広いリスナー層から支持を得た秀吉のニュー・ミニ・アルバムが完成。全楽曲の作詞・作曲を手がけたのは、この群馬出身の3ピース・バンドでヴォーカル、ギターを務める柿澤秀吉。『むだい』以降に書き下ろされた楽曲たちは柿澤の世界観が爆発し、これでもか、というぐらいに聴くものに訴えかける力強さがある。ミニ・アルバムながら前作以上に色とりどりのバラエティに富んだ楽曲が並ぶ。疾走感溢れる心地よいビートに乗って、人懐っこいメロディがどこまでも心地良い作品!

>>秀吉の特集はこちらから

LIVE SCHEDULE

ボナ本発刊記念キャンペーンツアー

2013年2月9日(土)@京都・二条nano
出演 : White giraffe / ピアノガール / You Must See I

2013年2月11日(月・祝)@心斎橋Pangea
QUEEN FOR A DAY SPECIAL!!!
出演 : ミラーマン / NONONO / nogal

2013年2月18日(月)@名古屋UPSET
出演 : メンテナンス13 / frenzy cabbage / FUZZKLAXON / UGLY SWAN

2013年2月20日(水)@長野・松本Alecx
出演 : ピクルス / Yasashisa club / ザ・チャロッピーズ / Biotronica

2013年2月22日(金)@仙台MACANA
出演 : イツエ / 雨ニモ負ケズ / 南壽あさ子 / yEAN / Team Freak / MUSIC BY.DJs

2013年2月23日(土)@福島・いわきSONIC
出演 : MELT / イツエ / toitoitoi / notice it

ボナンザグラムpresents『BONA FES.005』

2013年3月8日(金)@下北沢SHELTER
開場 18:30 / 開演 19:00
前売 ¥,2,300 / 当日 ¥2,800 (ドリンク別)
※ライヴ会場限定で¥2,000で販売中
出演:ボナンザグラム / toddle / THE MASHIKO / +1band(2月24日解禁)

PROFILE

ボナンザグラム

2008年、大学在籍中に現メンバーで結成。平均年齢22歳。まだまだ結成間もない頃、某ラジオ局主催の大型オーディションで最終審査直前まで進出。その後ライヴ活動と自主での音源制作を本格化させ、2009年、会場限定のデモCDリリースに伴い、渋谷LUSHにてワンマン・ライヴを決行。200人近い動員を記録する。2010年には自主制作盤『シャボン』をリリース。ライヴ・ハウスのみでの販売にも関わらず、400枚以上のセールスを記録。併せて初の全国ツアーも行い、各地で成功をおさめる。2011年10月に、『グラムロック』のレコ発イベントを下北沢ERAにて行った。(w/ The Spring Summer、THE HILLS、flight egg)。2012年1月15日には、下北沢SHELTERにて自主企画イベント「BONA FES.002」を開催。(w/ SAKANAMON、きのこ帝国、QOOLAND)。7月8日には、新宿JAMにて自主企画イベント「BONA FES.003」を開催。(w/ THE NAMPA BOYS、田中茉裕、The Cheserasera)。また、10月18日には、下北沢ERAにて「BONA FES.004」を開催する。(w/ KEYTALK、dry as dust)。

>>ボナンザグラム official HP

[レヴュー] ボナンザグラム

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