2012/11/28～12/4の注目2作品をレビュー!!
いよいよ師走に突入! もう今年もあと1ヶ月ですね。そんなことにはお構いなしに、新たな素晴らしい音源たちが続々とリリースされています。ただ、数が多い! 興味はあるけど、全部は聴いていられない! そんなあなたのために、このコーナーでは、OTOTOY編集部がオススメする今週の推薦盤を2～3枚ピックアップし、ライターによるレビューと共にご紹介いたします。音源を試聴しながらレビューを読んで、ゆったりとした時間をお楽しみください。あなたと素敵な音楽の出会いがありますよう。
A-bee『Shiro』
A-bee / Shiro
【配信形式】
wav / mp3
日本から、最も美しく、素晴らしいヴォーカル・ダンスミュージックの最高作が登場! このアルバムからダンスの新時代が始まる!! あまりに美しく儚いメロディー! 自身の手によるMIXCDがスマッシュヒットしたA-beeが満を持して最高傑作といえるニュー・アルバムを完成!
【価格】
単曲 250円 / アルバム 1,800円
2007年に自身のレーベルVooV Recsからデビューして早5年。クラブDJ、ファッション系サウンド・クリエイター、プロデュースやトラック・メイクなど幅広い活躍を見せるA-bee。ダンス＆エレクトロ・ミュージックの枠に収まらない斬新な音づくりと独特の世界観は更に深みを増し、A-bee史上間違いなく最高傑作である『Shiro』を完成させた。ジャケットのシンプルさに騙されてはいけない。そのキャンバスのように白いジャケットの中には、強靭なビート、流麗なヴォーカル、プログレッシブなサウンド・アプローチが色彩豊かに広がっている。Track10「monochrome feedback」では、ダンス・エレクトロニカを見事にポスト・ロック風に昇華させ、エモーショナルで崇高美な世界を描いている。どんな気分で聴いても頭は真っ白になり、気付けば心を根こそぎ持っていかれる音楽。是非体感して頂きたい。(text by 加瀬成)
はちきんガールズ『こじゃんと高知』
はちきんガールズ / こじゃんと高知
【配信形式】
mp3
ファン待望の高知県食べ物ソング集!「おさかな天国」のヒット作家がプロデュース。幅広い支持層を持つ「はちきんガールズ」魅力満載のアルバムが完成!!
【価格】
単曲 150円 / アルバム 1,200円
中学生から高校生の女子5人構成されている高知県観光特使エコ・アイドル、はちきんガールズ。世界的フィギュア・メーカーである海洋堂のイメージ・ガールにも就任したばかりで、いま最も注目を集めるローカル・アイドルの1つとも言えよう! ちなみに、グループ名にもなっている”はちきん”とは、「男勝りの女性」といった意味を持つ土佐弁である。 今回リリースされた1stアルバムに収録されている楽曲は、全て高知の食に関連している。はつらつとした声からは、元気の良さがストレートに伝わってくる。過度な音声処理がされていないので、まだ発達途中な部分を垣間みることができるのも良い。アルバムの前半では、名産の和牛、ブランド豚や地鶏を扱った明るくポップな曲が続く。歌詞の土佐弁や動物の鳴き声がまた可愛らしい。中盤には、高知県おさかなPR大使を務める川村あやのによる、魚にまつわるソロ曲が収録されており、アルバムを締めくくる「I LOVE 柚子」と「土佐の文旦」では、前半と打って変わって、かっこ良さが前面に打ち出されている。アイドルとしてはちきんガールズを楽しめるのはもちろん、聞き終えると同時に、高知の名産品をしっかり覚えることのできる充実した1枚だ。(text by 関口香菜)
