2012/11/25 00:00

12月12日発売、ニュー・アルバム 『strange torchlight』全曲フル試聴開始

レーベル   発売日 2012/12/12

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2年間の活動休止期間を経て、ついに復活したスリー・ピース・バンドsleep warpの快進撃が止まらない。いよいよ12月12日に発売されるニュー・アルバム『strange torchlight』を目前にして、先行シングル第3弾「FINDER」が届けられた。

10月31日に発売、3年ぶりの新曲となった第1弾シングル「8月のモノクローム」は、実は活動休止直前に作られた曲であった。活動休止を前にした当時の物寂しさを感じさせるヴォーカル、rumiの歌詞はしかし、こうして復活した今聴くとバンドにとって通るべき道だったのだという、ポジティヴなものさえ感じさせるものとなった。その復活宣言といえる「8月のモノクローム」の次に発売された第2弾シングル「星のレプリカ」では、そこからさらに一歩踏み出し、このバンドが新たに歩みを始めたことを感じさせる曲だった。そして第3弾「FINDER」が届けられた。これでいよいよ、まもなく出されるニュー・アルバムの色や輪郭が見え出してきたように感じる。鼓動よりも速いビートに乗って淡々と歌うrumiの歌声は、いつになく力強く前を向いている。チェロやピアノも加わって音色は豊か。後半、拍子が変わるところなどは実にドラマティックである。数分にカラフルなポップさを詰め込んだこの「FINDER」は、新生sleep warpを象徴する1曲たり得ている。

「8月のモノクローム」「星のレプリカ」、そしてこの「FINDER」。それぞれ聴いたときに私達を照らす灯の色、温かみはどれも違っていて、私達が日々抱いている感情の様々な部分に光を当ててくれる。ニュー・アルバム『stange torchlight』で全てが照らし出されたとき、心に感じる風景は一体どんなものだろうか。俄然楽しみになってきた。(text by 小川ワタル)

PROFILE

Vocal : rumi
Bass : ヨシダリョウイチ
Guitar : タバタカズト

2003年より、都内を中心にライヴ活動を行う。2004年12月に1stアルバム『terminal』をリリース。 BEAT CRUSAIDERSの協力もあり、音楽アニメ「BECK」にて4曲が挿入歌に起用され話題となり、インターネット試聴サイト「audio leaf」では、再生数1位を獲得。2006年11月には2ndアルバム『quest for this velvety world』発売。2008年8月には3rdアルバム『ghost writes wizardly score』リリース。全国のアップルストアでインストア・イベントを展開。収録曲の「エメラルディ」がFM福岡、FM青森、FM愛媛で8月のパワープレイに選ばれ、全国的に反響が広がる。ジャケットのデザインも印象的な作品が多く、モチーフになっている少女がバンド・サウンドのイメージとリンクしている。09年7月と11月には、アルバム『afterword』『mithril』を2作連続リリースし、2010年8月にはこれまでリリースしてきた作品から厳選した17曲をリアレンジ・リミックスした、これまでの集大成といえる作品をリリース。

この記事の筆者

[レヴュー] sleep warp

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