KAGEROが、ベスト盤をリリース! メンバーへのロング・インタビュー掲載!

1曲3秒であなたの脳天を直撃する、ジャズ・パンク・ハードコア集団“KAGERO”が、ひたすら駆け抜ける究極のベスト盤『KAGERO ZERO』をリリースする! 吼えるサックス! 唸るベース! ! 荒れ狂うピアノ! 弾けるドラム! ドラムに新メンバーの荻原朋学を迎えて、生まれ変わったKAGERO。全曲新録、そして新作のベスト盤を今すぐチェックしてほしい!

新メンバーを迎えて構成された、渾身のベスト盤をリリース!


KAGERO / KAGERO ZERO

萩原(Drums)の加入によって生まれ変わった12曲(再録)+新曲1曲のベスト盤。霊長類最強のインスト・バンド“KAGERO”が放つ新作は、キャリア初の全曲新録&新曲入り。他の追随を許さない圧倒的ライヴ・パフォーマンスと、メンバー個々の音楽性の高さが真空パックされた、猿も踊りだすキャッチー&衝撃度満点のジャズ・パンク・アンセム!

【配信価格】
mp3 単曲150円 / 1500円
wav 単曲150円 / 1800円

【Track List】
1. DEATHVALLEY HIPPY DUCK / 2. SCORPIO / 3. Pyro Hippo Ride / 4. YELLOW / 5. ROYAL KLOVER CLUB / 6. GAS / 7. HOT ROD DEVIL / 8. HYSTERIA / 9. CHEMICAL ONE / 10. MR.BROADKASTER / 11. JAILBIRD / 12. AIR / 13. sheepless, but feel alright


INTERVIEW : KAGERO

ジャズ、パンク、ハードコア。どんなジャンルを表す言葉を使ってみても、このバンドの突き抜けた楽曲、演奏を表現するのには物足りない。唯一無二の個性でインスト・バンドの常識を覆す存在KAGEROがこれまでの活動を総括するベスト・アルバム『KAGERO ZERO』をリリースする。新ドラマーに萩原朋学を迎え、既発曲12曲を全てリアレンジしての新録プラス新曲1曲という、過去を振り返るというよりは現在進行形のKAGEROを剥き出しにした生々しさに溢れたこの作品について、メンバー4人に話を聞いた。1曲目から畳み掛けるようにひたすら全力疾走していく様なこのアルバムが証明しているように、今バンドは最高のコンディションにあるようだ。

インタビュー & 文 : 岡本貴之
写真 : Yukitaka Amemiya

左から佐々木瑠、萩原朋学、白水悠、菊池智恵子

ガンガンやらんでどうするんだ(白水)

——今回、メンバー・チェンジもあったということで、改めてKAGERO結成から現メンバーに至るまで経緯を教えて下さい。

白水悠(Bass/以下、白水) : 自分がそれまでやっていたバンドを解散したばかりだったんですけど、2005年の初めに新しいバンドをやりたいなと思いまして。で、なんとなく今のKAGEROの形も頭の中にあったんですけど、まず後輩の鈴木貴之(前ドラマー)に声を掛けて、サックスとピアノも欲しいなっていうことで、大学の2個上のRUPPAさんと横山菜緒っていうピアニストにも声を掛けたんです。それからドラムが半年間アメリカに留学したり、ピアノが脱退したのですが、2009年に智恵ちゃん(菊池智恵子)がピアノで加入してから、色んな絡みが生まれてきましたね。

——そのあたりから音源のリリースもするようになったんですね。

白水 : そうですね。ヴィレッジ・ヴァンガード限定シングルが最初でしたね。そこから2ndアルバムを出した後にドラムの貴之がまたアメリカに留学に行って、ドラムを3人態勢にするようになったのが去年1年間ですね。それで3rdアルバム『KAGERO Ⅲ』を作りました。

——3rdアルバムには3人のドラマーが参加しているんですよね?

白水 : 4曲ずつ参加してもらってます。そこから色々見えてきたものもあったんで、固定メンバーに軽音楽部の後輩を入れることになって今に至りますね。

——新加入の萩原(朋学)さんは元々KAGEROとどんな関わりを持っていたのでしょうか?

萩原朋学(Dr/以下、荻原) : 元々先輩のバンドということもあるし、一緒にライヴをやったこともあるんですけど、基本的には大学の先輩という方が大きくて、バンドマンとして関わっているという意識はなかったです。だから、バンドに入るっていうイメージは全然したことがなかったです。
白水 : 俺もなかったよ(笑)。

一同 :

——でも3rdアルバムに参加したドラマーの中からではなくて、萩原さんをメンバーに選んだ理由は、なんだったんですか?

白水 : なんだろう? 3人とも良いドラマーだったし、それぞれの色を持ったドラマーだったんだけど、やっぱりメンバーの中の1人がゲストに近い状態だと、ここから先に起こることを乗り越えられないと思ったんです。

——攻めていけない?

白水 : そうそう。やっぱりライヴが突然入ったり、ツアーで遠征が決まったりっていう時にサポートの人だと、どうしても他を優先されちゃうし、気も遣っちゃう。そろそろ一人一人の集まりじゃなくてバンドにしたいな、と。そういう意味でハギ(萩原)はずっと前からバンドマンだから、適任かなと。オリジナル・ドラマーの貴之とハギのドラムは全然違うから3rdアルバムの時は誘わなかったんだけど、3人のドラマーとアルバムを作って「ハギが入ってもKAGEROになるな」っていう確信を持てたんです。

——メンバー・チェンジをする上で他のメンバーのお2人はいかがでしたか?

佐々木"RUPPA"瑠(Sax/以下、RUPPA) : ハギのことは前から知っているんで、バンドとしては凄くやりやすいだろうなとは思っていました。曲作りに関しては、色んなドラマーが自由にやれるようにって曖昧にしてた部分を固めていくように変わりましたね。

——RUPPAさんがライヴなりレコーディングで、演奏する時に萩原さんのドラムから影響されていることはありますか?

RUPPA : う~ん。影響っていう意味では白水が一番あるんじゃないかな?

——それはリズム隊として?

RUPPA : というよりは、ステージングの感じかな。あたしがそっちに引っ張られることもあるし、少し離れてみようかなという時もあるし。ズッキー(鈴木貴之)はクールな人間だったんで、本当は凄く汗をかいているのに… (無表情でドラムを叩く振り)。
白水 : インタビューだから言葉が無いと伝わらないよ(笑)。

一同 :

——(笑)。無表情で一点を見つめて叩いてる?

RUPPA : そうそう。それも一つのスタイルなんだけど、ハギは非常にアグレッシヴというか汗だくなんで、笑える暑苦しさを出してくるんですよ。そういう感じに影響されて、ライヴのテンションやリハも、派手な感じでやりたくはなったかな。

——萩原さんは、今まで見てきたKAGEROとご自身が加入した後のKAGEROを比較してみたことはありますか?

萩原 : 加入を誘われた時にそのギャップを考えたんです。今までの演奏スタイルを推し進めるのは僕のプレイじゃ到底無理なんですよ。全然方向性も違うし。だから、それを求められているなら僕には無理ですよって言ったんです。でも白水さんから、「そういうことじゃない」って言われて。これまでやってきたままで来てほしいって言われまして。じゃあ、やってみようと。みなさん年上だし懐が深くて、それを踏まえてくれてたんで、大丈夫かなって。後は今までのお客さんに対して、俺のドラムがどうなんだろうとか、もし噛み合わない時にはどうしたら良いのかなって考えましたけど、今はもうそういう心配はないです。短い間で一通りバンドらしいことは結構なスピードで出来たんで。
白水 : そうだよな。フェスやって、ツアーやって、レコーディングも散々やって。
萩原 : それを踏まないと、絶対変わらないものがあると思ってたんで。本来時間がかかることだと思うんですけど、なるべく4人でいる時間を増やしたいと思ってやってきました。

——菊池さんに伺いますけど、ピアノって打楽器的でもありますよね。その相棒としてのドラマーの存在はどう思っていますか?

菊池智恵子(Piano/以下、菊地) : 私はKAGEROをやる前って、あんまりドラマーとやることがなかったんですけど、KAGEROに入って何年か経って、色んなドラマーとやってきて、自分でもドラムの音が良く聴こえるようになってきたんですけど、凄くわかりやすくやってくれるなって思います。

——メンバー皆さん全員、バンドとして固まってきていることを実感しているようですね?

白水 : そうだね。僕からするとここまで状況が揃ってることって過去に2回位しかないんですよ。結成当初とか。それ以外はだいたい音楽的な面じゃない問題があったんですよ(笑)。バンドを動かしていく中で。それはそれでいいやと思ってきたんだけど、でもやっぱり不自由な中でもアルバムを作って出してきたんだから、今ガンガンやらんでどうするんだって思ってます。

言われないとできなかった(荻原)

——ベスト・アルバムについて聴きたいんですが、『KAGERO ZERO』というタイトルはゼロから改めてという意味ですか?

白水 : いや、改めてというわけでもないんだけど、『KAGERO2』、『KAGERO3』ときたから…。
RUPPA : 『4』ではないよね(笑)。
白水 : たぶんスタジオで、智恵ちゃんが『ペプシNEX』を飲んでたんで、そこに「ZERO」って書いてあったからじゃないかな(笑)。特別話し合いもしてないし。

——じゃあそこまで心機一転という意味合いでもなくて。

白水 : 心機一転と思われるだろうけど、過去を否定するつもりもないからさ(笑)。だから色んな意味でZEROっていう言葉が一番はまるしね。

——収録曲は新曲も1曲入って13曲ですが、最初から最後までガーっと疾走していくような曲が多くて圧倒されます。選曲はどのように決めたんでしょうか?

白水 : ハギが加入してからライヴでやっている曲を基本的に選びました。あんまり静かな曲はやってなかったし。

——バンドで曲を作る時ってインプロビゼーションを形にしていくようなスタイルなんですか?

白水 : 前はそうだったね。完全にインプロから作ることもあったし。例えば1stアルバムのリード曲「SCORPIO」はベースだけ弾いて、それに皆が合わせていったんだけど、『3』辺りからは僕と智恵ちゃんで曲の原型を作って、メンバーでスタジオに入るようになったかな。
RUPPA : Aメロはあります。サビは考えましょう。みたいな。
白水 : ベストに入っている曲は僕がハギに「ああして欲しい、こうして欲しい」ってかなり言ったんですけど。入ったばかりだったから。
萩原 : ちゃんと形にして、人前でやる為のペースとしては、人生でも一番速かったっていう位練習しましたね。それまでは自分で作ったバンドをやってきたんで、自分のペースで進めてきたからあんまりそういうことがなかったんです。だから言われてムカつくんですけど、でも言われないとできなかったです(笑)。
白水 : 4月にバンドに加入して、7月だもんな録ったの(笑)。ツアーから帰ってきてファイナルまでの間にレコーディングしたから。

——萩原さんは元々曲は知ってたんですよね。

萩原 : はい。ただ、入る時にKAGEROの編成を考えて、インスト・バンドだから、要はヴォーカルをサックスとピアノに置き換えれば良いと思ってたら全然違ったんですよ(笑)。歌物の感覚で叩くと全然パンチが出なくて。
白水 : 「お前、何Aメロで下がってるんだよ! 」みたいな(笑)。

一同 :

——歌を活かす叩き方をしていたら違った、と。

萩原 : そうですね、それがサックスにもピアノにもイコールになると思って。でも、全然違ったんですよね。そこの修正は自分だけじゃできなかったんで、一番言われたところですね。
白水 : もうクラッシュ・シンバル蹴飛ばしてやろうかと思った(笑)。

——そんなスパルタにやったんですか(笑)。

RUPPA : でも普通のインスト・バンドだったらAメロでドラムが下がっても間違いじゃないけどね(笑)。
白水 : 「インストだから」じゃなくて「KAGEROだから」(笑)。
萩原 : 「え~そんなにアゲアゲでやっていいんですか? 」ってやってみて、録ってみると意外と合ってるなって。

——そうですよね。アルバムを聴いても全員が自由に主張しているようなのに、とっ散らかってる感じはしないんですよね。

白水 : そうだね。前の方が「とっ散らかせよう」としてたんじゃないかな? 『2』の頃はあんまり纏めたくないって時期だったから。例えばピアノとサックスが噛み合ってなくてもいいと思ってたし。でもアレンジを決めたら決めたでかっこいいじゃんって分かったんで。

音楽も“タグ付け”なんじゃないかな(白水)

——「ジャス・パンク・ハードコア集団」というバンドのキャッチ・フレーズについてなんですが…。

白水 : 長いな! 何その謳い文句(笑)。

——(笑)。この「ジャズ」の部分はどなたの音楽的志向なんですか?

白水 : (前ドラマーの)貴之じゃないですか?(笑)。
RUPPA : 自分はジャズを残しときたいなと思ってる部分はあって。むしろこれもジャズだろっていうのを出したいんですよ。
白水 : 結構昔から、その「ジャズ」っていう言葉の解釈を考えてることはありますね。

——ジャズってちょっと難しそうな、勉強しなきゃいけないようなイメージはあるかもしれないですね。

白水 : だんだん解釈が狭くなってきてるよね。本来ジャズもパンクもロックも生まれた言葉の意味は同じだろうと思うんだけど。

——例えば、渋さ知らズとか、ジャズ・ミュージシャンを中心にアヴァンギャルドなことをしている人達もいますけど、本来ジャズが持っている「いかがわしさ」のような物を表現したいという意味での「ジャズ」なんでしょうか?

RUPPA : 尖ってるとかヤバそうなイメージっていうのは、自分にはパンクよりもジャズの方があるんですよ。名前あげたらきりがないけど、それぞれのスターで比べてもそうだと思ってて。「自由が欲しい」って訴えるんじゃなくて「どうだ、こんなに自由だぞ」って言い張るパワーを持ってる音楽かなと。
白水 : 日本の市場でのジャズのカテゴリーのされ方がおかしなことになってるから。クラシックみたいになってるでしょ。

——確かにそうですね。

RUPPA : かといってロックだとかパンクだとかも窮屈に感じちゃうんですよね。
萩原 : なんて呼ばれても別にいいんですけどね。
白水 : なんて呼ばれてもいいよ別に。ただ最近思うのは、昔ってどの分野でもジャンルってあって。例えば映画でも「サスペンス」「ホラー」「アクション」とかあるけど、2000年以降のこの10年位、色んな要素がミックスされているというか。サスペンスの要素もホラーの要素もあるわけじゃないですか? だから最近って、物をジャンル分けするんじゃなくて“タグ付け”なんじゃないかなって。

——“タグ付け”ですか。

白水 : うん。じゃあ映画の「オーシャンズ11」がなんなんだって言ってもさ、アクションでもないしサスペンスでもない…。

——コメディ要素もあるし。

白水 : そうそうそう。本当そうなんですよ。だから音楽もそうでさ。“タグ付け”なんじゃないかなって。そのタグの中に「ジャズ」があるっていうのは、納得がいくよね。

——なるほど。その様々な要素が入ったベスト・アルバムの中に今回、新曲「Pyro Hippo Ride」が入ってますがこれは萩原さん加入後にセッションしたものですか?

白水 : ハギが入ってから昔の曲をアレンジしなくちゃいけないっていうのもあるんだけど、自分が全然新しい曲を書けない時期があって。この曲はRUPPAさんが原曲を持ってきてくれたんだけど。俺がそれのアレンジすら出来なくて(笑)。

——何か音楽的に煮詰まっていたんですか?

白水 : それもあるんだけど、前の曲をアレンジしてると「めちゃくちゃ良い曲じゃん! 」って思うから、これを超える物をどうやって作ったらいいのかっていうのがあったというか。
RUPPA : 昔の曲のアレンジを頑張ろうとしてた所に新曲を放りこんじゃったから、スタートがまだ出来上がっていないのに凝りたがっちゃったというか。
白水 : 1ヶ月半位困った末に納得いくアレンジが出来たんだけど、7月に録ったから今のライヴでは変わっているという(笑)。

——じゃあライヴではアルバムに入っているアレンジではやっていないんですか?

白水 : まあ、細かく言えばそうですね。ハギとやっていく中で、どんどんライヴを想定したアレンジになっていったし、今後ライヴでも柱になる曲なんじゃないかなって思いますね。

KAGEROの名刺代わりになるアルバムが出来ました(RUPPA)

——既発曲も新録音ということなんで、この曲のここを聴いて欲しいっていう部分はありますか?

白水 : 3rdの曲は去年作ったばかりなんで、自分の中でそんなに発展したイメージはないんだけど、1stと2ndの曲は相当変わっているんじゃないかな。でも突然ガラっと変えたわけじゃなくて、これまでのライヴの中でイメージが変わってきた物を今回ハギが具現化してくれた感じですね。

——萩原さんは今回録音する上でどんなことを考えましたか?

萩原 : これまでのオリジナル・アルバムのリード曲は、そうなるべくしてなっていると思うので、特に「SCORPIO」(1stアルバムに収録)は最初に自分が客として聴いた曲なんで、嫌でしたね。

——変にいじりたくなかったということですか?

萩原 : いじらなきゃいけないんですけど、手強かったですね。
白水 : 前のドラマーの貴之らしさが一番出てるからね、この曲は。
萩原 : そうなんですよ。そこに俺らしさでどうぶつかっていくかということは考えました。

——RUPPAさんは印象的な曲はありますか?

RUPPA : 曲順を考えている時は、やっぱり「SCORPIO」が一番面白かったんですよね。
白水 : 「SCORPIO」と「ROYAL KLOVER CLUB」と「GAS」が良かったよね今回。凄く良い曲だなって改めて思った。
RUPPA : この辺の曲はライヴで良くやってたということもあるんですけど、ドラムがハギに変わったっていう実感が凄くある曲なんですよね。ちゃんと人間が変わって録りなおしてる実感が。「ROYAL KLOVER CLUB」も「GAS」も。
萩原 : 「GAS」は音もミックスで他よりもアグレッシヴにしてもらったりとか、自分たちのプレイを上げてもらえた感じがあるんで、出来上がって嬉しかったですね。
白水 : 「GAS」は音が凄く良い。イントロのドラムの音とか、凄くかっこいいよね。

——菊池さんはいかがですか?

菊池 : 全部好きです(笑)。

——白水さんがリーダーとしてバンドをまとめていくのに大変なことってありますか?

白水 : 今は超楽です。めちゃめちゃ楽です。それもハギが加入したことが大きいですね。自分はクリエイティヴなことをやっていることの方が多いんで、ハギが率先して他のことをやってくれているというか。例えばライヴが終わってグターってしてる時でも、ハギが何も言わずに物販に走っていくとか。それにRUPPAさんと智恵ちゃんが凄く影響を受けてるんで。
RUPPA : 前は1人でやってたことを皆でワイワイやるようになったかな。

——そういう意味でも萩原さんの加入がバンドにもたらした物は大きいですね。

白水 : とても大きいですよ。とても半年しか経ってないとは思えない。去年の状態を考えると泣けてくるもんね。それを考えると今は集中して出来るんで何の問題もないですね。
萩原 : 自分はこんなに最初からキャリアがあって、音源も出せる状態のバンドに入ったことが初めてなんで、たぶん今までになかったような面倒臭いことにも出会うこともあるだろうなと思うんです。でもそれをエンジョイするには4人で分け合わないといけないと思うし、4人でやってこそ楽しいと思うんですよね。
白水 : 正直、ハギにはそういう精神衛生面でも期待していたし、付き合いも長い分ハギが居てくれればこうなるだろう、とか予想していた部分もあるんで。そういう所の効果がバンドを動かす上で出てますね。だからどんどん今やらないとね。

——今回初めてベスト・アルバムでKAGEROを知る方にメンバーのみなさんから一言どうぞ。

RUPPA : 今のKAGEROの名刺代わりになるアルバムが出来ました。しっとりした曲は後回しで、まずは『KAGERO ZERO』でぶっ飛びましょう。
萩原 : これ一枚聞いたらライヴに来て楽しめると思います。ライヴでこれ以下のことはやっていないんで。ライヴを観る為の入り口になってくれればと思います。
菊池 : 本当にお気に入りなので、みんなに撒いて配りたいくらいです(笑)。
白水 : 初めての人が聞いて「なんで今までKAGEROを知らなかったんだろう? 」ってことを悔やんでくれたら(笑)。今回は知らない人達と知ってる人達、2つの側面があったんだけど、知ってる人達にも楽しめるアルバムになったんで、聴いてもらえれば嬉しいです。

——リアレンジされている事で知ってる人達にも新鮮に聴けそうですね。

白水 : ライヴに来ている人達は「あ、ライヴ・バージョンだ」と思うかもしれない(笑)。別に無理やり新しいことはしてないから。
RUPPA : ちょっと前のライヴ・バージョンね(笑)。
白水 : ライヴではもうアレンジが変わってるんで(笑)。「ああ、あの頃のライヴ・バージョンね」って思うかも。

——じゃあ最近ライヴでKAGEROを知って聴いてみようと思った人には最適なアルバムですね。

白水 : そう、一番ライヴに近い物が聴けると思いますよ。

LIVE INFORMATION

KAGERO ZERO release party
2012年11月9日(金)@渋谷UNDER DEER LOUNGE
第一部 : KAGERO RAGGED JAM SET
メンバーによる完全インプロのフリー・セッション
第二部 : ゲスト×KAGERO
超豪華ゲストを迎えてKAGEROの曲を披露。
ゲスト : ケンロー(六式) / MAKOTO(JABBERLOOP) / DAISUKE(JABBERLOOP) / MELTEN(JABBERLOOP、fox capture plan) / 織田祐亮(TRI4TH) / 大渕愛子(Modern Irish Project、celtechadenza) / Safi(Belly Dance)

KAGERO ZERO Release Tour "ZERO WAY"
2012年11月15日(木)@札幌KLUB COUNTER ACTION
2012年12月15日(土)@宇都宮HELLO DOLLY
2012年12月22日(金)@横浜ライヴ・ハウス・サーキット(音生サーキット)
2013年1月14日(月・祝)@仙台 RIPPLE
2013年1月26日(土)@名古屋CLUB UPSET
2013年1月27日(日)@水戸club SONIC
2013年2月2日(土)@神戸 BLUEPORT
2013年2月8日(金)@下北沢SHELTER ツアー・ファイナル2DAYS!!
2013年2月9日(土)@下北沢SHELTER ツアー・ファイナル2DAYS!!

KAGEROの配信音源もチェック!

PROFILE

KAGERO
ジャズ・カルテット編成の想像を覆す攻撃的な轟音とパンク・スピリット溢れるライヴ・パフォーマンスを武器に、活動当初から都内アンダーグラウンド・シーンで話題沸騰。ジャズ、パンク、ハードコア・シーンを股にかける異端児として国内外から注目を集めている。

KAGERO official HP

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インタヴュー

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[INTERVIEW]・2017年08月18日・俺たちを眠らせない狂詩曲──DEATHRO、新たなJ-ROCKのアンセムとなる両A面シングルをリリース!! 現在、全国各地にて中毒者急増中!! 神奈川県央ナンバーワン・ロック・ヴォーカリスト、DEATHROが昨年末にリリースしたファースト・アルバム『PROLOGUE』より8ヶ月ぶりとなる作品をリリース!! 両A面となる今作はワイルドな中にも煌びやかさと淫靡さを感じさせる王道の8ビート・ナンバー「SLEEPLESS」とDEATHRO流”優しさロック”を体現した極上のポップ・ソング「RHAPSODY」の2曲を収録。バックの演奏は前作に引き続き、川又慎(Not it?Yeah)(Dr)、YUKARI(limited express(has gone?) / ニーハオ!!!!)(B)、小野寺陽多(Groaning Groove / Daiei Spray)(G)、FUCKER(Less Than TV)(G)の4人=”TEAM DEATHRO”による鉄壁の演奏がヴォーカルを支えている。OTOTOYでは、前作に引き続きインタヴューを掲載。さらに大きくなるであろうDEATHROウェーヴに乗り遅れるな!! 渾身の”DOU
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筆者について
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