歴史的な一夜を記録したLIVE音源をDSDで配信

DCPRGや菊地成孔DUB SEXTETなど、菊地成孔とのプロジェクトでも知られる坪口昌恭。東京ザヴィヌルバッハは坪口のリーダー・ユニットとして菊地とともに立ち上げたプロジェクトであるが、近年は坪口ソロでの活動を主軸に置いている。自動変奏シーケンス・ソフト「M」にリズム隊を担当させ、微妙なランダム感やコラージュ感のあるグルーヴを表現。リアル・タイムにパートをON/OFFしたり曲の構成を作り出せるだけでなく、「M」による多重力とも言える不定形ビートにより、機械と人間ががっぷり四つに組んだイメージを浮き立たせ、ジャズの近未来のスタイルを提示している。そんな東京ザヴィヌルバッハがこのたび菊地成孔に代わり、Kip Hanrahanとともに来日したYosvany TerryをSAXに迎えたスペシャル・ライヴを急遽開催。その模様をDSDレコーダーで録音し、配信します!

東京ザヴィヌルバッハ (坪口 昌恭 & Yosvany Terry) / LIVE at YOYOGI 2011.12.10

【配信形態】
1) DSD+mp3 (320kbps)
2) HQD (24bit / 48kHz WAV)

【価格】
各1500円(まとめ購入のみ)

【トラック・リスト】
01.Nostalgica
02.Lychee Osmium
03.Cacao Argentum
04.Horizoning
05.Ask Me Now
06.Sagittarius
07.Afro Poly Etude
08.Pastel Yogurt
09.8:30

<Personnel>
坪口 昌恭 / Masayasu Tzboguchi (Keybords、M on Macintosh)
ヨスヴァニー・テリー / Yosvany Terry (Sax、Shekele)

Recorded & Mixed & Mastering by 高橋 健太郎
Recorded at 代々木ミューズ音楽院 2011.12.10
Mixed & Mastering at Memory Lab

Recorded & Mastering by KORG MR-2000S DSD recorder

photos by Hideharu Yajima

Produced by ewe inc. & OTOTOY

ジャズに恋したクラブ・ミュージック世代に贈る、現在進行形のジャズ

日々進化と細分化を続けるクラブ・ミュージックの世界で、「ジャズ」は10年以上重要なキーワードであり続けている。その存在感は、いまやクラバーはだけでなく、市井の音楽ファンにとっても見逃せないものだろう。

ジャイルズ・ピーターソンやパトリック・フォージといった、ジャズをプレイするDJはテレビやラジオに活躍の舞台を広げ、ブルー・ノートやインパルスなどの名門ジャズ・レーベルは、クラブ・ミュージック世代向けの作品を数多くリリースしている。また、マッドリブやフライング・ロータスなど、ジャズを聞いて育ったクリエイター達は、その影響を織り込んだ作品で、世界中にファンを広げている。また、ジャズの世界に目を向けると、ブルー・ノートからメジャー・デビューしたquasimodeや菊地成孔率いるDCPRGなど、ジャズとクラブの両方の世界で活躍するミュージシャンは確実に増えてきている。

今回の主役、東京ザヴィヌルバッハも、そんなクラブ・ミュージック以降のジャズを聴かせてくれるユニット。キーボーディストとして、ダイナミックなダンス・サウンドや前衛的なセンスの光る現代音楽を生み出す作家として、国内外の評価を得てきた坪口昌恭によるプロジェクトは、さまざまな作品やセッションを通して、ジャズの新境地を切り開いてきた。

今回、そんな彼と共演したのはニューヨークを拠点に活動するサックス奏者、ヨスヴァニー・テリー。キューバの伝説的ヴァイオリン奏者、エラディオ・テリーを父に持ち、2005年に発表された『METAMORPHOSIS 』で世界中のジャズ・ファンの話題をさらったヨスヴァニー。OTOTOYで先行リリースされたアルバム『At Home In Anger』も大好評だったキップ・ハンラハンの来日公演に帯同し、ゲストとして参加したDCPRGのライヴでも素晴らしい演奏を聴かせてくれた彼は、育った環境やスタイルを超えてシンパシーを覚えたという坪口とのセッションで、10年代のジャズを披露して見せた。

この日のライヴは2部構成。1部のオープニングを飾るのはエイフェックス・ツインを思い起こさせる切れ味鋭いサウンドの上で、妖艶なエレクトリック・ピアノとサックスのソロが絡み合うアップ・ナンバー「Nostalgica」。続く「Lychee Osmium」ではダブ・ステップの影響を感じさせる攻撃的なビートの上で、繊細なメロディと不規則に刻み込まれるノイズが衝突する。ドラムン・ベースを経由した重厚なビートを下地に使うことで、ラウンジ・ミュージック寄りのメロディを、ジャズの世界に取り込んだポップ・ナンバー「Cacao Argentum」からは、直感と理性、陽気さと妖艶さが入り混じった、ジャズの原点のようなものを感じた。そして1部のラストは、ポップなメロディとキュートなビートにテクノ・ポップの影響を感じる「Predator」で幕を閉じた。

続く2部は、21世紀のテクノロジーが生み出したダブ・ステップのビートと、70年代に一世を風靡したラウンジ・ミュージックのメロディを組み合わせた点が面白い「Horizoning」からスタート。水が滴り落ちるような瑞々しい音色を聴かせるキーボードと、一音一音を丁寧に奏でるサックスが心地よいエレクトロニカもの「Ask Me Now」が続く。この日、初めて披露された新曲「Sagitarius」では、ジャジー・ヒップホップの持つメロウな雰囲気を、王道のジャズの世界に取り込むという予想外の演出で観客を驚かせた。ヨスヴァニーの鳴らすシェケレにインスパイアされたという「Afro Poly Etude」は二人の演奏スキルと、音楽センスの高さを再確認させてくれる。そして、ライヴはクラフト・ワークを連想させるプログレッシブなテクノ・サウンドと、ヨズヴァニーの躍動感溢れるアドリブが楽しめる「Pastel Yogrt」、ウェザー・リポートのカヴァー「8:30」で締められた。

20世紀のポピュラー・ミュージックに多大な影響を与えてきたジャズは、その子孫のエッセンスを貪欲に取り入れ、21世紀に対応した新たな音楽スタイルを創り出した。本作はジャズ・ファンのためだけのものではない。最先端のロックやエレクトロニカにシンパシーを感じる、すべてのポピュラー・ミュージック愛好家のためのものだ。(text by 高野裕介)

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東京ザヴィヌルバッハのスタジオ・アルバムを高音質で配信中!

東京ザヴィヌルバッハ / Sweet Metallic (HQD ver.)

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オープニングを務めた横田寛之ETHNIC MINORITYのライヴ音源

こちらは当日、オープニング・アクトを務めた横田寛之ETHNIC MINORITYの演奏を同じくDSDで収録したライヴ音源。

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INFORMATION

Ron Zacapa presents DCPRG
2012年4月12日(木) @新木場スタジオコースト
開場: 18:00 開演: 19:00
チケット : スタンディング ¥6,500 / 指定席¥7,000 / 当日券¥7,500
Guest : SIMI LAB
Opening Act : KILLER SMELLS
問合せ : サンライズプロモーション東京 TEL : 0570-00-3337

再始動後の復活第二弾LIVEを高音質音源で配信中!

DCPRG / LIVE at BOROFESTA 2010

2007年4月に活動を終了してから約3年半の時を経て、昨年10月に再始動したDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN (以下DCPRG)。復活第2弾LIVEとなった昨年の京都BOROFESTAでのステージを完全収録して、高音質のHQD(24bit / 48KHz WAV)音源でOTOTOYから独占配信! メンバーを一新した新生DCPRGによる混沌とした怒濤のグルーヴが、強烈なダンス衝動を呼び覚ます。

【Track List】
01. Perfect Days For Jungle Cruise (23:42) / 02. Play Mate At Hanoi (24:05) / 03. Catch 22 (25:07) / 04. CIRCLE/LINE〜HARD CORE PEACE (19:32) / 06. Mirror Balls (11:02)

>>>そのほかのDCPRGのOTOTOY 独占LIVE音源はこちら

PROFILE

東京ザヴィヌルバッハ
1999年1月、坪口昌恭の新たなリーダー・ユニットとして、坪口のアイデアを菊地成孔がプロデュースする形で結成。リアルタイムに変化する打ち込みリズム隊+インプロヴァイザーという形態で、1999年3月に新宿PIT INNにて初ライヴを行ない、5月にはトランペットの五十嵐一生が加入(現在は脱退)。クラブDJフィーリングとジャジーな魅力を併せ持つ新ユニットが誕生した。主に現代音楽の分野で使われていた自動変奏シーケンス・ソフト“M”にリズム隊を担当させ、微妙なランダム感やコラージュ感のあるグルーヴを表現している。リアル・タイムにパートをON/OFFしたり曲の構成を作り出せるだけでなく、“M”による不自然とも言える不定形ビートにより、機械と人間ががっぷり四つに組んだイメージを浮き立たせる。2001年までにライヴ音源をリミックスした自主アルバムを2枚リリース。2001年夏、五十嵐脱退、坪口・菊地の2人体制になり、ゲスト・プレイヤーにパーカッショニストを加えるなどして、よりコンセプトを明確に表した3rdアルバム『Cool Cluster』をリリース。2003年3月には、オラシオ・エルナンデス(Drums)を交えたスタジオ・インプロ・セッションを元に再構築した4thアルバム『VOGUE AFRICA』リリース。アフリカをコンセプトにしたネーミングと、サウンドの意外なスムーズさが相まって大好評。その後、より“エレクトロ・ジャズ”に傾倒した音楽性をアピールしつつ、2004年8月5thアルバム『a8v』リリース。ストイックでありながら様々な要素が融合した音楽性は一つの到達点に達した。2005年に入り、「VOGUE AFRICA」のスタジオ・セッションから、オラシオ監修の元、ノーカット、ダビング無しで丸々2曲収録した「VOGUE AFRICA "Naked"」リリース。2005年7月には再び“Organic Groove”に出演。同年8月発売のmasのニューアルバム「Steppers+」にリミックス作品提供。

坪口昌恭 official web


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レヴュー

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