2012/03/22 00:00

INTERVIEW : 谷口健(BEYONDS) × 石井ナルト(Qomolangma Tomato)

同じ日に同じPOPGROUP Recordingからニュー・アルバムをリリースしたBEYONDSQomolangma Tomato。90年代初頭に活動し、休止した後も多くのバンドに影響を与えたBEYONDSは、06年に再結成。07年に『Weekend』をリリース。メンバー・チェンジを経て待望の新作である『ヘイセイムク』が完成。Qomolangma Tomatoは03年に結成。これまで3作のアルバムをリリース。活発な活動を続ける中、ベースがメンバー・チェンジ。そして約3年振りの新作、『カジツ』を遂に完成させた。

各々、独自のカラーのアルバムだが、共に地に足をつけ、だからこそ高く飛翔し、力強く、過去・現在・未来を繋ぐように、響き渡る作品だ。世代は違えど自らの道を切り拓いているBEYONDSQomolangma Tomato。そんな両者の対談は、これまでと今の活動と思考のあり方に話は及んだ。10代の頃から谷口健の歌を聞いてきた石井ナルトの真っ直ぐな眼差し、それをガッツリ受け止める谷口健。道は更に開かれていくだろう。

インタビュー & 文 : 遠藤妙子

新生BEYONDS! 約4年ぶりとなる新作をリリース!

BEYONDS / ヘイセイムク
ドラムに元fOULの大地が復活した新生BEYONDS。本作は2011年11月のKAIKOO POPWAVE FESTIVALなどのイベントで披露され、発売前に各所で話題を呼び絶賛と共にオーディエンスに迎え入れられている。2012年、今を生抜く。興奮必至の最新音源が登場。


4作目の新作が登場。Qomolangma Tomatoの再出発作

Qomolangma Tomato / カジツ
POPGROUP Recordingsとのタッグによる新作『カジノ』。石井ナルト(Vo.)が発する、感情が暴発しそうな血が通った言霊、そのヴォーカルと共に叙情的に響き、時に激しくぶつかり合う圧倒的なバンド・サウンド。パンク、ラップやポップスの要素まで呑み込む彼らのソリッドかつダイナミックなサウンドと、聞く人の感情を刺激する文学性から湧き出る言葉の渦に、絶大なインパクトを与えられる。

音楽に熱中するってことが、わからなかった(石井ナルト)

——BEYONDSQomolangma Tomato、同じ日に新作がリリースされるわけですが、聞かれました?

谷口健(以下、谷口) : 何回も聞いています、車の中で。完成度が高いですよね。でも、お腹いっぱいにならなくて繰り返し聞きたくなる。アルバムって何度も聞けるものがいいと思ってて。何度も聞いて味が出てきたり、気付かなかったことに気付いたりする。それは凄い達成されていると思います。

——BEYONDSの新作は聞かれました?

石井ナルト(以下、石井) : その前に、アルバムを聞いてもらったってことが嬉しくて、噛み締めていたいんですけど(笑)。えっと、BEYONDSは、僕、コーラスに参加させてもらったんです。その時に初めて聞いたんですけど、凄いカッコイイって。“ぽいな”って思いました。谷口さんっぽい。
谷口 : ナルト君のコーラスのお陰で、一瞬一瞬が映えた。ホントにありがとうございます。
石井 : いえいえいえ(笑)。
谷口 : コーラスをやりながら、「ここはこういうふうに上がっていったらどうですか?」って提案もしてくれて。その場で聞いたばかりなのに、瞬間的に、よりいいところを見つけてくれた。メンバーもコーラスをやったんですけど、ナルト君の声が凄く良くて。
石井 : でも、自分のファルセットの声が大地さんの声と似てて。
谷口 : それが相乗効果で。
石井 : うん、気持ち良かったです。曲が複雑な構成で、でもストレートにカッコ良くアウト・プットされていて、カッコイイなって思いました(笑)。

左から谷口健(BEYONDS) × 石井ナルト(Qomolangma Tomato)

——コーラスはどの曲ですか?

谷口 : えっと、1、2、3曲目と、あと… 8曲目。

——で、同じレーベルから同じ日に新作をリリースする、新旧の… いや旧って言うのは失礼ですね(笑)。

石井 : 僕らも新ではないですよ、もう。
谷口 : 結成してから10年ぐらい?
石井 : 8年ぐらいです。

——もともと石井さんは、谷口さんが以前やっていたfOULが大好きだったんですよね。どういうきっかけで?

石井 : 僕ら世代はハイ・スタンダードが好きな人が多くて。僕はそこからイースタン・ユース、そしてブラッド・サースティ・ブッチャーズ、fOULって聞いていって。高校生の頃に聞いて、いまだに噛み締め続けている。20歳を超えた頃に一層重要だと感じました。実はCDを全部揃えて買ったバンドって少ないんですけど、fOULは気付いたら全部持っていた。

——Qomolangma Tomatoの結成にもfOULからの影響はありますか?

石井 : うーん、Qomolangma Tomatoの結成のきっかけは、僕とギターのおぐ(小倉)が幼馴染でずっと遊んでた仲なんですけど、おぐがギターを買ったのが、たぶんきっかけ。僕は高校時代はfOULのライヴを見ていなかったし、あまりライヴ・ハウスに行っていなかったんです。
谷口 : 普通は行かないよね。高校生でライヴ・ハウスに行くのは、やっぱり当時はちょっと特殊だったでしょ。
石井 : そうですよね。だからライヴの進め方や佇まいとか当時は知らないまま。当時も音楽は好きだったんだけど… あの、中学の頃、ルナシーの大ファンの女の子がいてバカにしてましたから。いや、ルナシーがどうのってことじゃなく、音楽に熱中するのって、なんかわからなかった。

——もしかしたら、それより自分自身のことを考えてた?

石井 : そうかもしれません。自分の中にモヤモヤしたものがあって。で、おぐがギターを買ってバンドやろうってなって、それでモヤモヤをアウト・プットできるぞって。だから近くにおぐがいて良かった(笑)。結成のきっかけはそういうものでした。

——誰かに憧れてバンドを始めたんじゃなく。

石井 : そうですね。勿論、いろんなバンドを聞いてカッコイイって思ってたんですけど。『インディーズ・イシュー』を買ってて。谷口さんが表紙のも、勿論持っています。

——吉村さんと吉野さん、そして谷口さんが表紙のだ。

石井 : そうそうそう。結構、その時期からカッコイイって思うバンドが増えたような。僕の好みでですけど。
谷口 : その頃ってバンドもジャンルもいっぱい過ぎて…
石井 : いっぱいいましたね。
谷口 : だからチェックするのも大変だったでしょ。とにかくバンドが多かったから。あまたの数でしたよね。

自分が立っている周りに一つのシーンが出来ている実感を持ったことはない(石井)

——多くのバンドがいる中で、fOULはどういう意識で活動してたんでしょう?

谷口 : 自分達の特異性っていうのはとっくに出してる、当たり前だと思っていたんです。つまり、あまりチェックはしなかったですね。今思えば失礼なことですが、他のバンドをチェックしなくてもいいだろう、関係ないだろうって。自分達で線を引いちゃっていたんですよね。

——それゆえ孤高のバンドになっていった感じはありましたよね。

石井 : fOULには尖ってるイメージを僕も持ってました。
谷口 : 今は全然違いますけどね。今はいろんなバンドと交わっていきたいし多くの人に聞いてもらいたい。

——改めて、石井さんはfOULの、例えば日本語っていうとこにも共感したり?

石井 : うーん、日本語だからって言うと、なんか安易に聞こえるし、そこにこだわってないんですけど。たまたま昔、日本語のロックで好きなものを2枚あげるっていう取材を受けて、INUの『メシ喰うな!』とfOULの『ドストエフスキー・グルーヴ』をあげて。でも谷口さんの英語も好きですよ、韻の踏み方とか。『煉獄のなかで』の「裁判所の架空の訓示」で歌詞カードに書いてない言葉があって。「エブリシング・イズ・ネイキッド」って言ってるのかな?「全て裸になる」ってことだったら超カッコイイって思って。でも、そうじゃないんですよね?
谷口 : いや、そう言っていたかもしれない。あれはその時、思った言葉だったんで。

——レコーディングの時にその場で?

谷口 : うん、その場で。でも聞き返すとそう言ってるね。
石井 : そういうのもいいんですよね。日本語だからってだけじゃなく。
谷口 : 『メシ喰うな!』と一緒にあげてくれるのは嬉しいですね。

——谷口さんがQomolangma Tomatoを知ったのは?

谷口 : (イナザワ)アヒト君から教えてもらって。非常に可能性を感じたんですよね。

——オルタナティヴな感覚というか、新しいものを作るゆえ、ド真ん中からは外れたとこにいるっていうのが、2人の共通項かな。

石井 : 僕は真ん中にいるつもりですよ。

——あ、失礼しました(笑)。

石井 : でも真ん中でやっているつもりでいるんですけど、自分が立っている周りに一つのシーンが出来ているって実感を持ったことはないですね。それって自分がシーンにいない、シーンを作っていないってことなんでしょうね。むしろシーンってものを気にしたことないんですけど。

貴重な時間を使うんだったら、一人でも多くの人に見てもらいたい(谷口健)

——さっき谷口さんはfOULの頃は周りと線を引いていたって言ってて。でも今のBEYONDSは全然違うって。

谷口 : ええ。今はいろいろなバンド、アーティストと交わっていきたいし、多くの人に聞いてもらいたい。

——そのへんも含めて今のやり方を。POPGROUPからリリースというのは?

石井 : 僕達は声をかけられて。で、後からBEYONDSも出すって聞いてピンときたっていう。POPGROUPが出していたり出そうとしてるバンドには、好きなバンドが多くて。KAIKOOもやっているし、面白いところですよね。
谷口 : 僕らは自分でお願いしに行ったんです。今のBEYONDSを始めた頃、KAIKOOっていう、特定のジャンルに収まらないアーティストを呼んでいるカッコいいフェスがあると。出来ることなら僕らもちょっとでも関われればいいなって。そう思っていた矢先、KAIKOOに出る橋渡しをしてくれた方がいて。その流れで作品も出してもらえたら素晴らしいなと、僕らから声をかけて。それも、いろんな場所でやって、いろんな人達に聞いてほしいからなんですよね。それは強く思っていることで。

——そう思うようになったのって…。

谷口 : 40歳過ぎると、バンドに対する時間やエネルギーがホントに限られてきて、仕事や家庭がありますからね。みんなが時間を犠牲にしてやっているんだったら、「俺はバンドをやっているけど、周りは関係ない」とか、「俺は俺でいい」とか、そういうことを言ってる場合じゃないなと。

——でも逆の人が多いでよね。時間がない中でやっているから、「俺は俺でいい」って。

谷口 : ええ、多いかもしれないですね。でも僕らは、そうは思えなかった。限られた時間で作っているわけですから、勿体ないと思ったんですよね。リニューアルしてからのBEYONDSではそれを凄く考えていますね。
石井 : やっぱ時間って少なくなります?
谷口 : なりますね。
石井 : BEYONDSのレコ発にECDさんも出るじゃないですか。ECDさんの新作も好きなんですけど、そこにも、どれだけ自分にフリーになれる時間があるかっていうのがあって。
谷口 : うん。それはリアルに思っているんだと思うよ。石田さん(ECD)をレコ発に誘った時、「ありがとうございます。是非、出演したいです。ただ仕事の関係上、出られるかどうかはまだお答えできないので、待って頂けますか」って最初に返事がきて、そういうやり取りをして。自分が若い頃にやってたライヴのブッキングの仕方とは変わってきた面がある。お互いに、限られた時間で調整している。
石井 : 時間が限られてるからこそ、やる時は絶対に真剣っていう。
谷口 : そう。石田さんも限られた時間を大事にしようとして下さっている。僕らもそうですよね。そんな貴重な時間を使うんだったら、一人でも多くの人に見てもらいたいって思うのは、自然なことだし、または意識的でもあるし。多くの人に聞いてもらいたいからこそ、ライヴに関してもプライオリティーを意識しています。昔は、例えば仲のいいバンドと対バンしたり、どんなライヴでも出たり、そういうのが多かったかもしれないけど、今は自分達のことを知らない人が多いような場所でやったり…、選んでますね。それは全然よこしまではないと思うんですよ。
石井 : そうですよね。
谷口 : そういう意味では昔より周りを意識しているかもしれない。ナルト君の世代だったら意識しなくてもいいと思うんですよ。思うがままにやればいい。でも僕らは、自分の中での立ち位置みたいなのは考えないと。

自信を感じてスタートしている自信は取り戻せる(谷口健)

石井 : 僕らは、今もガムシャラではあるんですけど、ただただガムシャラってだけではなくなってきていると思っていて。
谷口 : あ、それはいいことだと思う。
石井 : 3年間リリースがなくて、メンバーも替わって、立て直そうってことに時間を費やして。やっと地に足がついた気がします。あと、Qomolangma Tomatoを始めたのが19歳で、今28歳になって。10代から20代に向かう頃、10代に執着していたというか、その時に見えた社会や世の中を描写しようって意識が凄くあって。20代から30代になる時はどうなのかはわからないですけど、でも今も、今だから読み取れる世の中とか、今だから感じられるもの、今の感性で作ろうって思ってて… えっと、だから、谷口さんが言った「自分の中での立ち位置」。そこにもうちょっとしたら近づけるかなって。
谷口 : 僕がfOULを始めて凄く集中していたのが、やっぱり28歳ぐらいで。27歳から31歳ぐらいの間、凄く集中していた。誰にも相手にされないと思っていたし相手にしないと思っていた。凄い自信に満ちていた。自信と、あと、周りは関係ないって思っているから内向的に突き詰めていって。

石井 : 最初のBEYONDSの頃は、自信はなかったんですか?
谷口 : その頃は、様式美も大事にしていたんですよ。好きな海外のバンドの片鱗を受け継いで。憧れを持ってやっていた。
石井 : 僕も最初にQomolangma Tomatoを組んだ時、凄い自信に溢れてて。まだリリースする前の2年間ぐらい。その後、段々と心を痛めていく期間もありつつ(笑)。
谷口 : でも自信を感じてスタートしているってことは、また戻ることができるんだよね。戻るとは違うかもしれないけど、自信は取り戻せる。
石井 : 今、ようやく自信が出てきたんです。なんか、最初は何もわかっていなくて。だから自信があったんでしょうね。
谷口 : 今の自信のほうが強いんだよね。
石井 : はい。今は自分のバンドを動かしている実感があって。だから、さっきのライヴのプライオリティーの話、わかります。一回一回のライヴやこの対談もそうですけど、一つ一つを大事にやっています。それで、あの、僕は世の中が平坦に見えた時期があって。でも刺激が欲しいから、それまでより能動的になっていって。いろんなことをもっと知りたいと思ったし。僕、バンドの初期衝動って2年ぐらいだと思うんですよ。そんなに続くものではないし、そんなに信じられるものじゃない。
谷口 : そうだよね。そこからなんだよね。
石井 : ですよね。初期衝動が失せたところから、ものを作っていくためにはいろんな刺激を能動的に受けていこうって。

——Qomolangma Tomatoは初期衝動から脱却して、新たな刺激を吸収していて。

石井 : まだ吸収している段階ですよね。BEYONDSは吸収して消化して、純粋な衝動なんですよね。初期衝動じゃなく、純粋な衝動。

——そうですよね。いろいろ超えてきたからこそ。

谷口 : そうだったら嬉しいですね。今、僕らはいろんな人に聞いてもらいたいし、だからハードコアとかネオ・ハードコアといった枕詞のようなものはいらないと思ってるんです。でもそうやって呼ばれていたのは事実で、それがあったから自分を知ったりもした。それは認めてね。今はどんどん曲が作れる予感がするんですよ。それに追いつくのが大変なんですけど(笑)。
石井 : 僕も作れる予感がします。次の作品もすぐ作りましょうよ。どっちが先にできるか競争しましょうよ(笑)。

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BEYONDSの谷口健、大地大介に、札幌ハードコア・シーン出身の平松(シークレット・サマー、サイドオーダー)が加わり結成されたfOUL。BEYONDSとは違ったユニークなギターロックは、谷口の音楽的嗜好の広さとプレイヤーとしての幅広さを感じさせるものにいなっている。今作は1995年4月にLess Than TVからリリースされた作品。

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LIVE INFORMATION

BEYONDS
BEYONDS 「ヘイセイムク」RELEASE LIVE
『遅れてきた青年』‘ダークサイド オブ ポピュラリズム
2012年4月25日(水)@渋谷 O-WEST
w / envy / ECD+ILLICIT TSUBOI / M.A.G.O.
open : 18:00 / start : 19:00
adv : 2500yen / door : 2800(共にDrink¥500別)

2012年5月3日(木)@名古屋 HUCK FINN
2012年5月4日(金@大阪 FANJ twice
2012年5月12日(土)@渋谷 O-nest(ワンマン)

Qomolangma Tomato
the cabs 2nd mini album release tour 「rasen no hotori」
2012年3月23日(金)@下北沢SHELTER
w / the cabs / dry as dust
open : 18:30 / start : 19:00
adv : 2500yen / door : 3000(+1D)

tricot presents 爆祭-BAKUSAI-vol.3 in KOBE
2012年3月27日(火)@三ノ宮RAT
w / ircle / シリカ / tricot
open : 17:43 / start : 18:24
adv : 2000yen / door : 2500(+1D)

KAIKOO POPWAVE FESTIVAL
2012年4月21日、22日(土・日)@船の科学館 野外特設ステージ

Qomolangma Tomato ワンマンLIVE
NEW ALBUM 「カジツ」 東京公演

2012年5月13日(日)@渋谷O-WEST(※ワンマン)
open : 17:00 / start : 18:00
adv : 2500yen / door : 3000yen(+1D)

PROFILE

BEYONDS
1990年US直系のメロディック・ハードコア/オルタナティヴ・ロックを根幹に据えて結成。メロディック・ハード・コア・パンク・バンドとして人気を集め、1993年レコード・デビュー後、全国ツアーやカレッジ・ラジオ誌『CMJ』主催のミュージック・フェスCMJ Music Marathon参加を含むアメリカ・ツアーを行う。1994年3月に活動停止。2005年12月20日より再結成。新生BEYONDSはPOPGROUP Recordingsに移籍しドラムに元fOULの大地が加入。伸びやかに響く歌声と強烈なグルーヴはより進化し、日本のロックに多大な影響を与え続けたBEYONDSが自由にロックし、パンクに、ダンサブルに発する音塊は強烈な存在感、説得力をもちながら、聞く人の心を貫く。

Qomolangma Tomato
2003年夏の終わりに結成。現在まで好セールスを記録したアルバム3枚を発表。2年連続の出演となった「SUMMER SONIC」や「COUNTDOWN JAPAN」をはじめ、その他様々なフェスに参加する。The wedding presentsやcursiveなど海外オルタナ勢の日本公演にも多く出演、自主企画「public noise fade out」はほぼ毎回ソールド・アウトする。ベースのメンバー・チェンジを経て、2011年、再びしがらみから音楽を鳴らす。2012年春POPGROUP Recordingより約3年ぶりのアルバム『カジツ』を3月21日リリース。

Qomolangma Tomato official web

[インタヴュー] BEYONDS, Qomolangma Tomato

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