やりたいこと=ロックンロール。00年代末、世界の謎を解く『みんなのうた』がここにある!

recommuniのインタビューとしては2回目。
vo.平井正也は、自分のために歌を歌っていると断言する。しかしその歌はなぜか個人の問題としてリスナーに刺さってくる。今回も「世界を変える」と信じる彼の言葉は大げさな言葉にも解釈できるし、悪く解釈すれば反発を覚える人もいるかもしれない。でもそんな人にこそ、彼の言葉を読んでみてほしい。怖さで人を動かすのではなく、ハッピーな気持ちで世界を変えるというやり方を今だからこそ信じてもいいのではないだろうか?

インタビュー & 文 : 南日久志

→アルバム購入者限定 未発表弾き語り音源「東京」はこちらから

ただ好きなことをやってるとしか説明できなかった。

—タイトルがまず、すごいですね! ここまで言い切ったものってなかったと思うんですが。

すごい時間かかったんですよ。始めから目指していたところは変わっていないと思うんですけど、それが何なのかはわかってなくて。ようやく「あ、これはロックンロールなんだ」ってことを、気付いたというか・・・ 覚悟したっていう感じですね。これまではロック・バンドだぜ! みたいな雰囲気に対してアレルギーがあったというか、素直にかっこつけるのはかっこ悪いというか・・・

—「ロック」とはいいたくなかった?

ロックンロールって言ってもいろんなとらえ方があると思うんですけど。・・・ というかいきなりアルバムの核心の部分にいっちゃうんですけど(笑)。高校まで新潟の実家にいてテレビから流れてくるものしか聴いていなくて、全然音楽に詳しくなかったんです。それが大学の寮に入った途端、先輩からものすごい量の情報が入ってきた。ジャックス、はっぴいえんど、遠藤賢司、ボブ・ディランやニール・ヤング・・・ それによって同時代的なものに対してすごいアレルギーがでちゃって興味がなくなってしまったんです。その時リアルタイムでロックンロールって言われているものを嘘っぽく思うようになっちゃって。結成が96年で13年やってるんですけど、その間自分の音楽が何なのかっていうのがわからなくて、いやわからないふりをしてたのかな? ただ好きなことをやってるとしか説明できなかった。

—じゃあ以前は「ロック・バンド」って言われることに対しても抵抗があったんでしょうか?

ありましたね。「かっこいい」って言われることにすら、抵抗感じてました。「何て言っていいかわからないけど、なんかすげえ! 」とか。大事な事を思い出す気持ちとか、そういうのがしたかった。でもそれに名前をつけるとしたら、ロックンロールとしか言いようがなかったんです。「これ以上話すことはありません」ぐらいの感じになっちゃったけど(笑)。ロックはそうじゃないよって誰かがいうなら、その人にとってはそうなのかもしれない。でも自分にとっては、世界が変わるくらいの力を持っているんです。

—今回のアルバムはリスナーに対して「それでお前はどうなんだ」って問いかけるような印象を受けたんですが。

僕は人にこうなんだよっていうつもりは本当にないし、じゃあ何のために歌ってるかというと自分のためにしか歌っていない。僕らを好きになるかもしれない、どこかの人のためには歌っていなくて。人のことなんてわからないし。自分が本当だと思っていることを確かめるために歌っているというか・・・ それを受け取ってくれた人はどう思ってもらってもいいんだけど、その人にもう1回再生してほしいですね。僕たちは全部言ってないから。例えば僕のなんとかって曲がいいなって思ったとしたら、その人が作ったのと同じだと思うんですよ。僕の歌をキャッチしてくれたってことは、もう発信してるのと同じだと思う。歌はただのきっかけだから。ブルーハーツが好きっていったら、憧れてるという感覚ではなくて、自分もブルーハーツなんだなっていう。

—先ほど平井さんは自分のために歌っているとおっしゃっていましたが、このアルバムはリスナーのために、昔自分と同じ境遇だった人に対して歌っているように聴こえます。

そうだったら嬉しいですね。今回のアルバムには入ってないんですが、「僕の彼女は安い石鹸で顔を洗う」って歌う『石鹸』って曲があるんです。すっごい小さい世界の話じゃないですか。でも、その歌を聴いてくれた人が、自分の彼女の事や大事な事を思い出したりしてくれるのが、それが僕の考える音楽の力なんです。僕は僕のことしか歌わないけど、あとは君が、君の歌を歌ってください、みたいな。そんなことを思い出してくれればいいなっていうやり方なんです。

本当にやりたいのに、それが叶えられないようなそんな世界じゃねえって信じてます。

—次のイベントは新代田FEVERで、規模も拡大してますよね。ついに曽我部恵一BANDとの対バンで、彼らも自らのレーベルROSE RECORDからCDを出したり店をやっていたりZINEを出したりとか、ご自身の活動とかなり共感するところも多いんじゃないでしょうか?

ほんと曽我部さんと共演できるのはめちゃめちゃうれしくて、大学1年生の自分に自慢したいです! でも不思議じゃなくて、好きなことやってるから好きな人と会うのは当然だと思う。好きなことやってなかったら好きな人に会えないわけだし。「やっぱり間違ってなかったんだ」って思いますね。

—アルバムの5曲目『かっこいいこと言おうとしてた』で「できること・やりたいこと」っていうフレーズがあるじゃないですか。一般の人からしたら、やれることとやりたいことは分かれていて、やりたいことがあってもなかなかそっち側に振り切れない人もいると思うんです。平井さんはロックンロールで、俺はこれでいくんだという決め手になった瞬間とかってあるんですか?

その曲は、夢とかやりたいことに対する考え方がそのまま出た曲なんです。一言でいえば「夢は絶対叶う」っていう曲。っていうのは叶わないことなんか、やりたいって思うわけないんです。直感的にできるとわかるから、やりたいって思う。なんで出来ない事があるかっていうとそれはやりたいことじゃないからなんです。本当にやりたいのに、それが叶えられないようなそんな世界じゃねえって信じてます。俺絶対叶うと思うな。いつ叶うかわからないけど、続けてれば。なぜやるかっていうと、面白かったり、楽しいからじゃないですか。面白くて楽しい以上、やめないじゃないですか。そうなると一直線上に夢はあるんだけど、その一直線上にいる以上、叶ってても叶ってなくても同じなんですよ。ゴールはあるんだけど、その道筋に立ってたら、着いてても着いてなくても一緒で。だから俺いま最高に楽しいんですよ。

—じゃあ、着くことは、究極的にはどうでもいい?

どうでもいいというか、着いたも同然みたいな(笑)。楽しいじゃないですか。その楽しさって今自分がどの辺にいるかとは関係ないんです。人の直感てすごいと思うんですよ。やりたいっていうのは、それができるからサインが働いて、やりたくなるんだと思うんです。すっごいがんばったのに夢はかなわなかったっていう人がいたとしたら、本当はやりたくなかったんじゃないのかな? もっと楽しいことあったんだと思います。俺が大好きで憧れてる人に、俺は何で負けてるかっていったら、その人たちの方がそのことを好きなんですよ。つまりはどんだけ好きかっていうこと。面白いと思うことを面白がってやればいいんだっていう、そういう歌なんです。どの歌も同じようなこと歌ってるんですけど。歌ってることは一つか二つくらいしかないから。前作も前々作も同じことをいってると思う(笑)。

—色々な曲があるけれど、ずっと一つの訴えたいことを言い続けてるんですね。

新しいこと思いついた! って思って書くんですけど、これよく考えたら前も言ってたな・・・ みたいなことがよくある。大事なこと思いだしただけだったり。僕が思うに、実は世界の謎ってもう解かれていると思うんですよ。でもそれを大概忘れているんです。それを思い出させるのが音楽だと思うんですよね。愛が大切だ! って一言でいえばそうなるけど、やっぱり音楽だから、いかにそれをグッと伝えるかってことですよね。

—言葉で「愛は大切ですよ」っていわれてもはぁ? ってなりますもんね。

それを伝えたくて、小説書く人もいれば、音楽をやる人もいるってことだと思います。だって、全く違った人間が集まって、性格もばらばらで、ロクデナシなんですよ。そんなやつが長年面白いなぁってやれるのって、音楽が愛だからなんですよ。音楽って人を繋げる力があって、それは愛だと思います。ロックンロールが愛でできている以上、ロックンローラーがお客さんに愛してますっていうのは当然ですよ。

—ところで、ジャケットはなんで豚なんですか?

元々はビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」のジャケがあって、動物のジャケっていいよね、っていう話をしてて。それでロック的な動物ってなんだろうって考えて、「豚じゃない? 」って。そんな流れで決まったんです。豚を放し飼いにしている農場を紹介してもらって写真撮ってきました。

—ロック=豚っていう図式がすごいですね(笑)。どっちかというとロックと豚って正反対なイメージかと思いましたけど。

まぁいろんな皮肉もあるかもしれないですね。資本主義の豚、みたいな。豚って奴隷的なイメージがあると思うんですけど、ロック好きな人って結構ロックの奴隷ですからね(笑)。自由ですけど、自分の意思で作ってるって言うより自然にできちゃう感じというか。自分よりもっと大きな意思に動かされてるっていうか。自由じゃなくて奴隷。幸せな奴隷、みたいな側面もあると思いますね。自分で考えてるけど、ほんとに考えてるのかな? って。狙いとかあるけど、もうこうなっちゃいましたっていう。まあなんだかんだ言ってただ単に「なんだこりゃ! 」って感じを出したかったんですよ。豚ジャケは・・・。

ロックンロールの持っている今すぐ何かしたくなるパワーは世界を変えるパワーだと思う。

—今作は3人だけのサウンドで、手触り的には一発録りジャーンっていう感じもありつつ、実際は技術的なこともしているという印象を持ったんですが。

それはうれしいですね。今回録る前に、3人だけでやろうと言っていて、メンバーでできる範囲でっていうのがまずあったんですね。息遣いとかタイトルに間違いのないような内容にしたかったから。歌以外のベーシックはほとんど一発で録りました。結成してしばらくは、録音でいかにライブ感を伝えるかということばっかりやってたんですが、バンドの持ってる生命力を生かしつつ、スタジオでしかできない良さを求めて作ったのが今作です。

—先ほど自分のために歌っている、第3者を意識していないとおっしゃっていましたけど、リスナーからしたらものすごい自分のことを言われているような、背中を押される作品になっていると思います。

そう感じてもらえたら嬉しいなぁ。自分を落ち込ませる歌より自分を奮い立たせる歌の方が歌いたいじゃないですか。切ない曲っていうのをあんまり信じてないんですよ。ものすごい悲しいけどグッと来るヤツってあるじゃないですか。でもなんかずるい気がしてた。だって悲しい曲の方が共感しやすいのは当然ですよね。人の幸せなんて、妬むことはあってもなかなか自分のことのようには感じられない。僕はこんなに幸せだから、みんなも幸せになろうぜっていうのはなかなか難しいと思うんだけど、僕はそっちのほうを信じてる。だってみんなで悲しくなるよりみんなで幸せになったほうがいいからね。

—それができるのが音楽でありロックンロールだと信じてる?

そうですね。難しいとは思うけど。前回も同じようなこと言ってたと思いますよ(笑)。毎回同じなんで。

—7曲目「LIFE IS NOW」もすごい好きなんですよ。でもあれも答えを提示しているものじゃないですよね。

あれはもともと絵本だったんですよ。「LIFE」って絵本。お金とか仕事とか夢とか色々なものと人生を比べる絵本。でも絶対人生の方が大事なんです。じゃあ人生って何だろうって、最後のページは「LIFE IS NOW」で終わるという。ロックの持ってるエネルギーでワ〜ってなってる時って今から何かしたい! って思うじゃないですか。今すぐ曲書きたいとか、今なら何でもできるんじゃないかっていう気持ち。それがロックの一番大切な感情だと思います。今できることはなんだ!? って自分に問いかけたくなるような。ロックンロールほど即効性のあるものってなくて。その瞬間で世界が変わるっていう。いつか何かができるかもしれないっていうどころじゃなくて、もうできた。いま俺やったじゃん、っていうのがロックンロールの力。なかなか口では説明できないので、感じてもらうしかないんですけどね。CDでそうなった! って人がいたらすげえ嬉しいですね。

—それこそ今迷ってる人とか、やりたいことがないって人に聴いてもらえるといいと思うんですが。

愚痴ばっかり言ってる人でも、その人が望んでそうなってる。それが全て叶ってるんだと思うんです。結局みんなそうしたくてそうしてるんだけど、自分が今そうしたくてそうなってるってわかってない人が多いはず。でも夢を買うべきだよ!

—そういう人にマーガレットズロースが必要なんですよ。

ロックが夢を歌わなかったらどうするんですか! だれが歌うんですか!
世界は変わる」という曲も大切な曲です。ロックンロールの持っている今すぐ何かしたくなるパワーは世界を変えるパワーだと思う。音楽が連帯のシンボルだった時代もあったと思うんだけど、これはもっと小さな世界のことを歌ってるんです。ラブ・アンド・ピースは本当だけど、世界平和って急に言われても、なかなか自分の問題だと思えないじゃないですか。例えば僕と子供の一対一の関係で、どうやったら君がもっと嬉しいか、幸せかっていう、それだけで世界が変わるっていうことなんです。なんだそんなことって思うかもしれないけど、一対一で通用しないやり方を僕は信じない。今はロックで世界を変えようって声高に叫ぶ時代ではないけど、ロックが世界を変える力を持っていることは間違いない。歌の中に「二人のために世界は変わる」っていう一節があるんだけど、それが僕の世界の変え方なんです。夢はなんですか? って訊かれたら、「世界を変えたい」ってことかもしれない。

PROFILE

結成以来、日本語ロックの王道を歩んできた3ピース・ロック・バンド。2000年より順調に4枚のアルバムをリリースした後、2006年4月には自主レーベル・オッフォン・レコードを設立し、5thアルバム「DODODO」をリリースする。「DODODO」のレコ発ツアーでは10ヶ所のワンマン・ライブを含む全国ツアーも敢行し各地で大反響を得るなど、ライブ・バンドとしての評価も高い。早川義夫、遠藤賢司、友部正人、バンバンバザール、知久寿焼ら、自らリスペクトするミュージシャンとの共演を重ね、幅広いジャンルの客層から支持を受けている。

平井正也(ボーカル、ギター)
岡野大輔(ベース、コーラス)
粕谷裕一(ドラム、コーラス)

LIVE SHCEDULE

ロックンロールアニマルツアー

  • 9/21(月) りんご音楽祭@松本 RAIZ
  • 9/22(火) @岡山ペパーランド
  • 9/23(水) @山口湯田温泉Organ'sMelody
  • 9/26(土) @福山POLEPOLE
  • 9/27(日) @京都磔磔
  • 9/29(火) @高松RICKY
  • 10/3(土) @伊那GRAM HOUSE
  • 10/4(日) @長野ネオンホール
  • 10/7(水) @名古屋得三
  • 10/8(木) @大阪・十三ファンダンゴ
  • 10/10(土) @広島ヲルガン座
  • 10/11(日) @福岡SPIRAL FACTORY
  • 10/12(月) @大牟田club fuji
  • 10/17(土) @水戸CLUB SONIC
  • 10/18(日) @つくばPARK DINER
  • 11/5(木) 「世界は変わる」vol.7@新代田FEVER
  • 11/21(土) @神戸VARIT
  • 11/22(日) @米子 ONE MAKE
  • 12/13(日) @浜松 天神蔵

ロックンロール・アニマル・ツアー "ファイナル・ワンマン"

  • 12/26(土) @新代田FEVER


これを聞けば世界は変わる!!

『グッバイマイラブ』/ グッバイマイラブ
ハンバートハンバートの佐藤良成による新プロジェクト。岸田繁(くるリ)、峯田和伸(銀杏BOYZ)をはじめ、多くのアーティスト達からも注目されている彼ら。純粋な詞の世界と、トラディショナル感を醸し出すオリジナリティあふれる楽曲群に心を打たれます。

グッバイマイラブ インタビュー

『天国よりマシなパンの耳』/ECD
1987年にラッパーとして活動を開始し、現在も精力的にライブを続けるECD。日本語ラップを知らない若者達からも熱狂的なリスナーを生み出し、 HIPHOP、ROCK、JAZZ、現代音楽等、ジャンル人種を問わず、あらゆるアーティストからリスペクトされ、最も勢いのあるアーティスト。今作はリリック、リフ、ともにキャッチーでありながら不穏! アブストラクトかつ超POPな捨て曲なしの、全10曲収録。

ECD インタビュー

『dis is the oar of me』/Discharming Man
蛯名啓太率いる、Discharming man。今作では、札幌シーンの最重要人物の一人、bloodthirsty butchersの吉村秀樹もギター、プロデュースで全面的に参加しており、尋常じゃない重量感と張り詰めた空気感を醸し出している。そして、特筆すべくは唄。決して孤高の世界で完結しない、全霊で思いの全てを吐き出す唄には感情を揺さぶられる。

Discharming Man インタビュー

o

 
 

インタヴュー

その男、天才につき──折坂悠太、この世と別世界を繋ぐ歌声、ライヴ音源をハイレゾ独占配信
[CLOSEUP]・2017年08月10日・その男、天才につき──折坂悠太、この世と別世界を繋ぐ歌声、ライヴ音源をハイレゾ独占配信 新しい才能が世の中に羽ばたく。折坂悠太のことだ。独特の歌唱法にして、ブルーズ、民族音楽、ジャズなどにも通じたセンスを持ち合わせ、それをポップスとして消化した稀有なシンガー。そんな彼が、彫刻家・平櫛田中の旧邸にて収録したライヴ・レコーディング音源『なつのべ live recording H29.07.02』をリリース。OTOTOYでは本作のハイレゾ版を8月23日より独占配信、発売日に先駆けて予約スタートする。そして折坂悠太へ初めてとなるロング・インタヴューを敢行した。その歌い方、歌詞の描き方、折坂の歌への向かい合い方とともに、ぜひその才能の片鱗を目の当たりにしてほしい。 平櫛田中の旧邸にて収録の音源、ハイレゾ独占配信折坂悠太 / なつのべ live recording H29.07.02'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz) / AAC単曲 250円(税込) / まとめ 1,000円(税込) 2017年8月23日(水)より配信スタートになります。配信日に先駆けて予約販売もスタート。>>ハイレ
by ?
callme、挑戦的なパフォーマンスが冴えわたる6曲入りEPをリリース
[POWERPUSH]・2017年08月13日・挑戦的なパフォーマンスで「今」を感じる2017年夏ーーcallme、最新シングルをリリース 3人組ガールズ・ユニットのcallmeが今年2作目のシングル『One time』をリリースした。ポップに振り切った前作『Bring you happiness』のカラーは踏襲し、歌唱少なめ& ダンスが映える表題曲「One time」、この夏のアイドルイベントやフェスでも話題となった、超攻めの1曲「Way I am」、そして3人それぞれが制作を担当した楽曲も含め、全部で6曲も新曲がうまれた。CDは各盤ごとに収録曲が異なるが、配信ではすべての曲が収録されたEPタイプでのリリース、OTOTOYではもちろんハイレゾ・通常と配信中。 新陳代謝のごとく次々に新曲を作り出す意味、そして、制作の裏話から気になる共同生活のこと(!)まで南波一海がインタビュー。 【まとめ購入者対象】抽選でポスタープレゼント!callme / One time -EP-'【配信形態】24bit/48kHz ALAC / FLAC / WAV / AAC【価格】単曲 540円(税込) アルバム 1,800円(税込)【Track List】01. One t
いまはもの作りが楽しくてしょうがないーー鈴木茂や伊賀航らも参加、南壽あさ子が作り上げた最高傑作の2ndアルバム
[CLOSEUP]・2017年08月09日・いまはもの作りが楽しくてしょうがないーー鈴木茂や伊賀航らも参加、南壽あさ子が作り上げた最高傑作 2017年に活動5周年を迎えたシンガー・ソングライター南壽あさ子が、ヤマハ移籍第1弾となる2ndアルバム『forget me not』を完成させた。絵本作家・酒井駒子による描き下ろしジャケットも印象的な本作は、南壽自身が初めてセルフ・プロデュースした作品性の高いアルバムに。リード・トラックとなる「勿忘草の待つ丘」、「八月のモス・グリーン」はロサンゼルスでヴォーカル・レコーディングとミックスを敢行、エンジニア / プロデューサーとしてグラミー賞を12回獲得しているラファ・サーディナがレコーディング&ミックスを担当するなど、サウンド面においてもこだわり抜いた作品となっている。プレイヤーには、鈴木茂や伊賀航など名うてのミュージシャンたちが参加。南壽あさ子史上最高傑作と言っても過言ではない本作をハイレゾ配信とともに、南壽へのロング・インタヴューを掲載する。 ヤマハ移籍第1弾となる2ndアルバムをハイレゾ配信南壽あさ子 / forget me not【通常盤】'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/96k
by 西澤 裕郎
あらゆる周りの環境にビビットに感化された、竹上久美子の最新作配信開始
[CLOSEUP]・2017年08月08日・ゆっくり、しかし着実に船を漕ぎ出す──あらゆる周りの環境にビビットに感化された、竹上久美子 このインタヴューのなかで「幼少より音楽に囲まれた環境で育ち、職業としての“音楽家"を意識する前に、呼吸や排泄と同じように作曲を開始した」と語ってくれた竹上久美子。自然と音楽をつくり続けていた彼女が6年ぶりとなるフル・アルバムを完成させた。京都の片隅で粛々と制作された今作『Slow boat』は、オーヴァーグラウンドとアンダーグラウンドの垣根を自由に飛び越え、ルーツ・ミュージックを主軸に、USインディ / オルタナ / プログレ / チルウェイヴなどの絶妙なフレイヴァーを散りばめた渾身のアルバム。今回はOTOTOYでの配信とともに、竹上久美子へのインタヴューを掲載する。 様々なジャンルのフレーヴァーを散りばめたアルバム竹上久美子 / slow boat'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(16bit/44.1kHz) / AAC単曲 230円(税込) / まとめ 2,300円(税込) 【収録曲】''1. Good bye, girl2. many many many3. roundabout4. FESTIVAL
【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー
[CLOSEUP]・2017年07月27日・【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー カクバリズム設立15周年記念! 2002年の3月にYOUR SONG IS GOODの1st7inch single『BIG STOMACH, BIG MOUTH』をリリースし、それ以降もシーンの最前線に立ち続けている“メジャーなインディ・レーベル”カクバリズム。15周年を迎えるにあたり、OTOTOYでは4つの企画とともにお祝いします! まず第1弾企画として設立15周年を迎えるカクバリズム代表である角張渉と、今年25周年を迎えるLess Than TV主宰の谷ぐち順のアニバーサリー対談を敢行! 長年シーンを支え、共闘してきたふたりが思う“インディ・レーベル”とは…… を語ってくれています。そしてさらに、さらに〈オトトイの学校 村詩野音楽ライター講座〉より、これまでにカクバリズムからリリースされた楽曲のレヴューをお届け! 8月には第2弾インタヴューも掲載予定! カクバリズムを昔から知っている方、最近知った方、そしてカクバリズムを知らなかった方もこのページを見ればカクバリズム通に?! >>15周年をたど
diskunionからの刺客〈第3弾〉──発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?
[CLOSEUP]・2017年08月02日・発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?──ディスクユニオンからの刺客〈第3弾〉 人力サラウンド楽曲や、ミニマル × ジャズなどで新たな音楽の可能性を追求する、人力ミニマル楽団“東京塩麹”。まず目につくのが“東京塩麹”という、そのバンド名! さらに塩麹を然した食品サンプルを入れたビンに音源のダウンロードコードを入れた“ビン詰め音源”『21世紀の塩麹』の発売や人力 Remix ライヴなどなど、なにやらよくわからない活動もしているという。この東京塩麹ってバンドは一体何者なんだ?! 実はこの東京塩麹、2016年に開催されたディスクユニオン主催による初の本格的オーディション〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉の合格者なんです。これまでunizzz…、ペドラザとインタヴューを行ってきた〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉特集も今回で第3回目、そして最終回です。オーディション合格者として8月9日(水)に1stフル・アルバム『FACTORY』をリリース、OTOTOYでは今作を1週間の先行ハイレゾ配信! さらにリード曲「Tokio」を8月10日(木)までの1週間
by 岡本 貴之
ローレル・ヘイロー、『DUST』を語る
・2017年07月17日・ホコリには特定の場所や原点がない──ローレル・ヘイロー『Dust』を語る 〈Hyperdub〉からリリースされたローレル・ヘイローのニュー・アルバム『Dust』。新たな境地へと達した感のある作品で、キュートなエレクトロ・ポップ、電子音響、さらにはフリー・ジャズやアフロ・パーカッションなどがゆるやかに結びつき、アルバムを構成している。穏やかな表情でいながら、その背景に広がるイメージはよくよく見てみると奇怪、さまざまな要素のプリコラージュで構築されている。そんな濃密でいながら、軽やかなポップさも持っている質感のアルバム。まぁ、とにかくいい塩梅のアルバムなのだ。これがあまり日本で話題になっていないのは正直どうかと思うぞ! ということでOTOTOYではローレル・ヘイローの貴重なインタヴューをここで公開。ハイレゾ配信中の『Dust』、いまからでも遅くはないのでぜひとも聴くべきではないかと思いますぞ。いや、とにかくその音響の世界観は気持ち良いのです。 ハイレゾ版はCDと同様のライナーノーツ付きで配信Laurel Halo / Dust(24bit/44.1kHz)'【Track List】01. Sun To Sola
by 河村 祐介
KUNIYUKI TAKAHASHI──インダストリアルの新たな響き
・2017年07月26日・KUNIYUKI TAKAHASHIのルーツにして、新たな側面をプレゼンする冒険的な新作──ハイレゾ独占配信 海外のハウス〜テクノ・シーンでも高い評価を受けるレーベル〈mule musiq〉。そのアーティスト・ラインナップは、現在でこそ海外シーンともシームレスなメンツが並ぶが、そのその設立当初から本レーベルを象徴するこの国のアーティストといえばこの人だろう。札幌のマエストロ、KUNIYUKI TAKAHASHI、その人だ。ジャズやソウルが豊かに溶け込んだディープ・ハウスを中心にしたこれまでの作品は、国内外で高い評価を受け続けている。そんな彼が、今回新作を発表するわけだが、そのサウンドはこれまでと趣向の違う質感を宿したものとなった。彼のルーツのひとつであるニューウェイヴやエレクトロニック・ボディ・ミュージック、インダストリアルといったサウンドを前面に出したプロジェクトとなっている。その名も「NEWWAVE PROJECT」。OTOTOYではこちらのハイレゾ独占配信をスタートする。サウンド・エンジニアとしての側面も持つ彼のそのサウンドの冒険をぜひともハイレゾで楽しんでいただきたい。 ハイレゾ独占配信KUNIYU
by 河村 祐介
筆者について
同じ筆者による他の記事