Title | Duration | Price | |
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Where the Bad Guys Are Gals alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:43 | |
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The Golf Lesson alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:19 | |
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Get Flint alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 03:10 | |
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Ahh, Your Father's Bob-lip alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:38 | |
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Uninvited Guest alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:03 | |
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Mince & Cook Until Tender alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:37 | |
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Ballet Music alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:16 | |
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Odin, Dva, Tri, Kick alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 04:07 | |
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The Deep Freeze alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 03:01 | |
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Ladies Will Kndly Remove Their Hats alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:23 | |
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Your Zowie Face alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:11 | |
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Westward Ho alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 05:35 | |
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Lost in Space alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:23 | |
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Flint Is Alive alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:21 | |
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End Titles (Your Zowie Face) alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:43 | |
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Our Man Flint alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:54 | |
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The Quest alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:13 | |
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Man Does Not Live alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:21 | |
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New York Skyline alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 04:29 | |
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A Bit of Research alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:41 | |
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Tell Me More About That Volcano alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:28 | |
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Take Some Risks, Mr. Flint alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:27 | |
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In Like Flint alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:28 | |
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The Boilermaker alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:05 | |
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Never MInd, You'd Love It alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 01:31 | |
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You're A Foolish Man, Mr. Flint alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:06 | |
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It's Gotta Be a World's Record alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:32 | |
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End Titles alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz | 02:06 |
60年代スパイもののサントラの中でも人気の高い『電撃フリント』が、「GO! GO作戦」と「アタック作戦」のカップリングとなってハイレゾ音源で登場。ストリングを多用したシャープでドライな音楽は、今聴いても楽しめる一枚。
※本音源は、CDをマスターとして「MSマスタリング」という手法を用い、DSDリマスタリングした作品になります。マスタリングは日本で行なわれました。
リマスタリング前音源の特徴 ・1966年と67年の作品、今回のサントラ・シリーズの中でももっとも古い作品の一つか。 ・初期ビートルズなどもそうだったように、楽器ごと左右どちらかに振られてしまうという極端な三点定位。 ・存在するマスター・テープから起こし、とりあえずCDフォーマットに変換しただけで、丁寧にマスタリングした感じではない。 ・魅惑のメロディ、そしてそれをこれでもかと繰り返すバリエーションが面白い。 ・サウンドはともかく、ジェリー・ゴールドスミスも楽しんで作ったに違いない、おしゃれなアレンジは素晴らしい。 ・左/真ん中/右(LCR)、これらの間に何も音が入ってない不思議定位が、さすがに今聴くとしんどい。 ・M05、M07、M12など、それぞれ曲のラスト辺りにある一番盛り上がるところで音が割れてしまっている。
今回のマスタリングの聴き所 ・まず、元々のアナログ・マスターの状態が良くない。 そして元CDが作られたのが 1998年、この時代はデジタル発展途上期にあたり、”か細い”音になってしまう。 これらを可能な限りの補正にチャレンジ! ・Thermionic Culture Vultureという真空管ディストーション/エンハンサー・ユニットのプラグインを使い、当時のウォームなアナログ・サウンドを再現、リマスタリング前にあった”冷たい”、”か細い”といったデジタル臭を排除。 ・LCRのみの三点定位は当時の技術的限界でこうなったまでで、音楽的な狙いではない、と推測。MSに分離しコンプとEQなどの調整を吟味し、三点の中間にも空気感を加えることに成功。 音自体はLCRからしか聴こえないが、リマスタリング前より明らかに音場は豊かになっている。 ・MSマスタリングとDSDマスタリングにより、リマスタリング前には全くなかった奥行き感をも作り出している。 ・さすがに音割れは除去出来ず。 ・テープヒス等のノイズを、ノイズ除去プラグインを使い、最も甘い設定値で除去。 ・EQのみでマスタリングをする有名なエンジニアさんもいるが、自分の信念から言わせてもらうとEQだけでは限界があり、その他様々な機材を併用することにより、新次元のサウンドが作り出せるはず! (若干リミックスの域にまで達してしまうが) ・年代物なのでハイレゾ大推薦とは言えないが、今回のDSDマスタリングが生みだした新しいサウンドは、多くのサントラ・ファンに聴いてもらいたい!
【DSDリマスタリングとは?】 元マスターのデジタル信号を、最新機器を用いDSD(Direct Stream Digital)でリマスタリングする手法。より原音に忠実で、アナログライクなサウンドを通常のCDでもお楽しみ頂けます。DSDマスタリングに用いられる<MSマスタリング>という手法によって、センター音像は力強く定位し、サイド音像は高域を美しく伸ばしつつ、左右だけでなく前後にも広がっています。巨匠たちが生みだしたサウンド・トラックの名盤が、繊細かつダイナミックな「超立体的三次元サウンド」で生まれ変わりました。まったく新しいサウンドでありながら、それぞれの年代へのタイム・スリップを楽しんでいただけたら幸いです。
【MSマスタリングとは?】 これは2chの音を「左右」ではなく「MとS」に分けて、それぞれでコンプやEQを違う設定でかけます。Mとはメイン、つまりセンターのことで、音楽作品において重要なキック、スネア、ベース、ヴォーカルは基本的にセンターにあるので、この音像を強化することによって押し出し感や力強さを作り出せます。Sとはサイド、最重要ではない脇役の楽器はセンター以外に配置されることが多いので、この部分の調整とMSのバランスを調整することによって、ステレオ音像における奥行き感や左右の広がりを自在にコントロール出来るのです。サントラのようにオーケストラ主体の編成の場合、このようなMSの考えは当てはまらないのではと思うかもしれませんが、元々MSとはステレオ録音のテクニックの一つであり、MSでどのようなバランスにしても結果的に得られる音像は極めて自然なのが特徴です。今回進化したのは、マスタリング用のコンプレッサーの実機を導入し、MSコンプ処理をプラグイン・ベースではなくハードウェアでやっている、という部分です。さらに考察を重ね、このコンプとオーディオ・インターフェースを繋ぐケーブルにひと工夫、Mの出力とSの出力には違うケーブルを使っています。Mには“Belden 83352E Custom”、これは超ハイファイかつ力強いというのが特徴です。SにはWagnusがつい最近開発した “Ice Sword”というケーブルを使用、これは83352ほどの力強さはなく、最大の特徴としては高域が限りなく伸びているということです。これによってセンター音像の力強さとサイドと奥に無限に広がっていくかのような美しい広がりを作り出しているのです。
-マスタリング・エンジニア 葛巻善郎