笠井義正

Discography

笠井義正の演奏生活は50年を超えたが、マイペースを保ちながら今も一線で活躍している。2014年2月にはハワイへ演奏旅行に出かけ、かねてより交友のあったベースのジョン・コリヴァスが所属するジャズ・カルテットとステージに立ち地元のファンや観光客を大いに楽しませた。笠井はコリヴァスとその時の演奏で知り合い意気投合したドラムスのヴォン・バロンを秋に日本へ招聘してライヴを行った。ここで聴かれるのはそのひとつ、2014年9月27日東京TUCでの演奏である。メンバーはクラリネットとソプラノ・サックスの笠井をリーダーに、コリヴァスとバロン、そしてピアノが小林創。11曲中ジャズ・ナンバーやスタンダードが7曲で、うちエリントンが4曲。。笠井は「ハワイのふたりはモダン系のプレイヤー。私はニューオリンズやスウィングが専門と思われているが、昔からモダンジャズもやってきた。エリントンがコルトレーンやミンガスとやったように。ハワイのふたりに触発されて大いに若返ったよ」と語る。そして笠井の新曲が4曲。ハワイ風の曲名もあるがコリヴァスとバロンへ敬意を表してのことで、曲風も演奏も100%ジャズである。

11 tracks

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