2010年に初のソロアルバムを発表して以来2年ぶり通算3枚目となる新作。サウンドプロデュースは前2作と同様に竹中俊二(Gt)が務め、多彩なミュージシャンを曲やアレンジにより配置。参加ミュージシャンは竹中をはじめ、古川初穂(Key)、野力奏一(Key)、深井克則(Pf)、中村健吾(B)、コモブチキイチロウ(B)、SOKUSAI (E.B)、八尋洋一(E.B)、加納樹麻(Dr)、岩瀬立飛(Dr)、岡部洋一(Perc)と腕利きを揃えた。更にゲストとしてTOKU(F.Hr)と矢幅歩(Vo)も参加。レコーディング全体を4つのセッションに分け、適材適所のミュージシャンを得たことでアレンジにも一層磨きが掛かり、演奏も格段にパワーアップしている。過去のアルバムでも人気を博しているギラのオリジナルソングは今回も魅力的なものばかりで全4曲を収録。「Moonlight Serenade」、「Love For Sale」などのジャズスタンダードも、Roberta Flack「The First Time Ever I Saw Your Face」、Aretha Franklin「Day Dreaming」などのポップソングも斬新なアレンジで見事にギラ流に変貌している。ギラのマスターピースになることは間違いない。