「世界には、私よりももっと技術的に上手なホルン奏者はたくさんいる。しかし、自分の強みは“なんでもやる”ことである」と言うバボラーク。新しいアルバムは、バボラークがホルン一本勝負で数々のオーケストラ・スタディとホルンのための練習曲集を吹くという斬新な企画です!オーケストラ・スタディはマーラーの交響曲、R.シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲル」、「英雄の生涯」、チャイコフスキー:交響曲第5番2楽章からソロなど、ホルンの“おいしい”ところばかりを集めたほか、ベートーヴェンの交響曲のテーマを元にしたフランツ・シュトラウスの練習曲集、ストラヴィンスキー「春の祭典」のリズムに則ったクーツィールの練習曲など、個性的な曲目を集めました。なお、オケスタはあくまで音楽の流れにこだわり、ホルン・パートのみならずオーケストラ・パートまでも演奏しており、バボラーク流のアレンジも加えています。幼い頃から約2000曲あまりの膨大な練習曲をこなしてきたというバボラークならではのアイデアや前代未聞ともいえる超絶テクニックが聴きどころです。こんなにとてつもないホルン演奏をするプレイヤーがこの世に存在したのかと思わせるほどの圧倒的なものです。「ホルンを吹く学生やホルン奏者だけでなく、他の楽器の奏者や、音楽に携わらない人にも聴いてもらいたい。ここで抜粋したのは非常に音楽的なものであり、1枚のアルバムとして純粋に楽しんでもらいたい」とバボラーク。ベルリン・フィル首席奏者時代を彷彿とさせる演奏をぜひご期待下さい!