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Yukon Blonde

Discography

80年代のグルーヴィー)なリズムが身体を揺らし、スイートなメロディが人間関係について歌うファーストトラックの「Too Close To Love」タイトルからして甘酸っぱい夏の爽やかな思い出が蘇る「Summer in July (7月の夏)」は、そんな思い出がないという方にも擬似的な思い出を与えてしまう位映像が見える曲だ。 ポストパンキーなビートに乗せて出会い系アプリについて歌う「Feeling Digital」は、現代の出会い系アプリユーザーの心を鷲掴みにするだろう。「Crazy」でシンガロングなサビの後にハミングできるようなシンセサウンド・フレーズを持ってきたり、「The Bluffs」のシーケンサーサウンドもEDM以後のポップ・ミュージックの流れをきちんと汲み取っていて、単なる80’s懐古主義ではなく、しっかりと現代の音として鳴っている。「Painting On A Smile」や「This Is Spain」では、感動的で壮大なサウンドスケープを奏で、バンドとしての懐の深さを感じさせる。こうした楽曲が後半にあることで中だるみせず、次から次に聴きたくなってきて、ストップボタンを押す事が出来ない。

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