1.恋花火・・・日本の古き良き田舎の風景を、自然と感じさせるイントロは、聴き手を曲の世界観へ引き込む。大サビでは恋心を抱く女性の心の高揚が、打ち上がる花火と、花火によって出来る二人の陰を通じて描写されている。また、厚みのあるコーラスは、この曲になんとも表し難い、温もりや懐かしさを生み出している。LiLiというバンドが魅せる、新たな世界観が凝縮されたバラードとなっている。2.勝利のヴィーナス・・・少し嫌なことがあったからという理由で、会社を辞めてしまう若者が増えている現代において、「どんなに嫌な事があって辛くても、いつかその努力や、積み重ねが実を結ぶ事があるよ!」というLiLiからのメッセージを込めた一曲に仕上がっている。力強いボーカルと聴く人の背中を押すようなバンドサウンドは、この曲の一つの大きな特徴と言えるだろう。一つ一つの楽器を何度もダビングし、重ね作り上げられた厚みのある音は一聴の価値あり。