Vivian Girls

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2011年に3rdアルバム「Share The Joy」をリリースした後、2014年に惜しまれながら解散したニューヨークの3ピース・ガールズ・バンド、ヴィヴィアン・ガールズ。その後メンバーのケイティ・グッドマン(ベース/コーラス)とアリ・コーラー(2ndアルバム「Everything Goes Wrong」のドラム/コーラス)はロサンゼルスに移住し、それぞれの音楽活動(ケイティはLa Sera、アリはUpsetやBest Coast)を続けながら結婚・出産を経験しママライフを送っている。一方、キャシー・ラモーン(ギター/ボーカル)はブルックリンでソロ活動やKevin MorbyとのバンドThe Babiesを続けていたが、ケイティーとまた一緒に音楽をやろうと電話で話した後、2018年にロサンゼルスに移住。そして、2018年の春頃から彼女たちは秘密裏に練習をはじめ、その年の秋にはすでにアルバムをレコーディングする準備ができていて、La SeraやKevin Morbyのアルバムも手掛けたRob Barbato(Darker My Love)をプロデューサーに迎え、2回のセッションに渡り本作「Memory」の制作が行われた。ヴィヴィアン・ガールズの歌にはこれまでも心の闇がつきまとっていたが、本作でも、有害な人間関係、新しい愛の偽りの約束、メンタルヘルスとの苦闘、そして、そういう状況で自分自身を受け入れる方法の探求についてのパーソナルな考えが全面的に現れていて、その不思議さが大きな魅力となっている。また、サウンド面ではハーモニーのパートを大幅に取り入れたスウィートなボーカル/コーラスとラウドで激しいパンク〜ガレージサウンドといたアンバランスな要素がほのかなサイケデリアの中で淡く溶け合う、深みのあるドリーミーなインディー・ロックを届けてくれた。ヴィヴィアン・ガールズは共に音楽を作るために戻ってきた。楽しい思い出だけじゃない過去も引き連れながら、大胆に、堂々と、未来を見つめて。

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2008年10月に米ガレージ・ロックレーベルIn The Redからリリースされたデビューアルバム(再発盤)からちょうど1年振りに、Vivian Girlsが2ndアルバムをリリースする。6日間かけたという本作品のレコーディングは、全てがアナログ機材というDistilleryスタジオで行われた。ラモーンズ、60’sガールズ・グループ、サーフロック、インディーポップといった前作と同じ影響下にありつつも、The Gun Clubやニール・ヤングの影響も加えたと言う本作は、爽快でキャッチーなガレージ・サウンドに少しムーディーな雰囲気がプラスされている。また前作は見事なほどパンク・マナーに乗っ取った全10曲トータル22分だったのに対し、今作では2分台の曲が多くなり曲数も増え、全14曲(ボートラも含む)トータル約40分と倍の長さになった。

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