SLY MONGOOSE
ディレイの彼方に立ち上がるスカ、レゲエ、ダブの裏打ちとヘヴィーなベース・ラインを下地に、目の覚めるようなロックン・ロールの8ビートや祝祭感に満ちたニューオリンズのセカンド・ライン、ディスコやハウス、テクノを貫き、朝まで続くイーブン・キック、密林をひた走るアフロ・ビート。それらあらゆるグルーヴ・ミュージックのコンテクストを剥ぎ取り、徹底的にミックスすること。その先でSLY MONGOOSEの目くるめく旅は2002年に始まった。ライヴ・バンドとして、THE SKATALITES、ZAZEN BOYS、EGO-WRAPPIN'、ROVOら、広範なアーティストと共演する一方、その楽曲が瀧見憲司の『Sessions Vol.2:The DJ At The Gates Of Dawn - Dancestonelive』(2003年)、Radio Slaveの『Radio Slave Presents Creature Of The Night』(2006年)、Riton & Serge Santiagoの『We Love...Ibiza』(2007年)といった国内外のミックスCDに収録されるなど、世界的なDJの現場でも支持を集めている彼ら。ベーシストであった笹沼位吉がバンド休止後、スチャダラパーやTOKYO No.1 SOUL SETのサポートを務める過程で、活動の母体となるバンドを求め、COOL SPOONの元メンバーであるキーボードの松田浩二、トランペットの外間正巳、ドラムの武村国蔵と共に結成したのが、つまりはSLY MONGOOSEである。2004年8月のミニ・アルバム『DACASCOS』では、マッド・プロフェッサー、岩城健太郎、Force Of Nature、Garalude(川辺ヒロシ+DJ KENT+笹沼位吉のユニット)によるリミックスと2曲の新曲によって、ダブの先進性を抽出し、それを熟成発酵させること2年。サポートを務めていたネタンダーズ、ピラニアンズのギタリスト、塚本功とパーカッショニストの富村唯を正式メンバーに加えると、2006年3月の2ndアルバム『TIP OF THE TONGUE STATE』をリリース。この作品は、オルタナティヴなダンス・ミュージック・シーンと共振しつつ、通常なら同居し得ない音楽要素を哀愁とユーモアを交えた生演奏の精緻なポスト・プロダクションでまとめ上げた唯一無比の傑作となった。
Official site: http://www.slymongoose.jp/news/
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