ウェールズ弦楽四重奏団

Classical/Soundtrack

Discography

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2015年リリースのデビューCD(モーツァルト:弦楽四重奏曲 ハ長調 K.465「不協和音」、FOCD9682)が「重層的なハーモニーと清廉な響きの幸福な邂逅」と高く評価されたウェールズ弦楽四重奏団。2006年に結成され、先進的な活動を続ける彼らは、日本が世界に誇る存在です。「弦楽四重奏曲の聖書」と言われるベートーヴェンの16作品。ウェールズのメンバーは“楽聖”が最初の作品群Op.18を制作した時期と同じ年代にあります。結成10周年を迎えた彼らの新プロジェクトは〈ベートーヴェン弦楽四重奏曲 全曲録音〉です。すべての弦楽四重奏団が目指す「最高峰」へ、等身大の彼らは正面から対峙します。

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第16番&第8番を収録した第2集(FOCD9787)は、「透徹した響きと円熟味さえ感じさせる精緻な演奏で、2曲の異なる様式の対比を鮮やかに描く」と称されました。 第3集には、ベートーヴェンが完成した最初の弦楽四重奏曲である第3番、ラズモフスキー・セットのなかで最も明るく力強い第9番を収録。七度音程での開始という共通点を持つ、興味深い2作品のカップリングです。 2008年ミュンヘンARD国際音楽コンクールにて第3位、日本人の団体として東京クヮルテット以来38年ぶりの入賞を果たした実力派、ウェールズSQの作品に寄り添いながら、内奥へと歩を進める真摯な姿勢は不変です。

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ウェールズ弦楽四重奏団による<ベートーヴェン全集2>。第2番&第12番を収録し、「純度の高い響きによる思索的な演奏」という高い評価を得た第1集(FOCD9752)。本作は、最後の作品番号を有し<精神の開放>へと向かう第16番、そして色濃い情熱に満ちた中期様式による第8番を収録。音楽の高みに畏敬の念を持ちながら、しかし臆することなく、作品の内面に迫ろうとするウェールズのアプローチ。精細な演奏からは、音楽そのものが立ち昇ります。

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V.A.

多くの世界的演奏家を輩出する日本の弦楽器界。しかし、〈弦楽四重奏〉という西欧音楽の本流へ、恒常的に対峙する奏者は決して多くありません。そのような状況のなか、2006年に結成されたウェールズ弦楽四重奏団の存在は、クァルテット愛好家のみならず、多くの音楽ファンの渇望を癒やす光明と申せましょう。「真実」を追い求める高い志、ハーモニーの重層性に根ざす「垂直の響き」を実現する知性、決して雰囲気に流されない洗練された構成力、この絶妙なバランス感を若いクァルテットは既に有しています。2008年、共にミュンヘンARD国際音楽コンクールで入賞した金子平を迎えてのデビューCD。彼らの洋々たる未来は、新たな地平へ進みます。

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