006年の日本デビュー盤”Keeping Up With The Wellingtons"で彗星のごとく現れて以来、日本のパワーポップファンの心を鷲掴みにして離さない、ラブリーでキャッチーでポップなオーストラリアの最強バンドThe Wellingtonsが、2011年発表の前作"In Transit"から約1年半ぶりに新作をリリースした。2012年に行われたアメリカ・ヨーロッパツアー用に制作され、The Wellingtons、THISTIME Records、Rock Indianaの共同リリースとなった、全5曲入り10インチアナログEP。
1曲目「Devil in a Cardigan」から王道ど真ん中のパワーポップで始まり、2曲目"The Coolest Drug"ではZacのメインメロディと女性コーラス/ハーモニーが切なく混ざり合う。そしてタイトル曲でもある3曲目"Hey Hey"では底抜けにハッピーなビートが炸裂し、メランコリックなミドルテンポの4曲目"Under the Power of a Girl"、しっとりとしたアコースティックナンバー、5曲目"Another Drummer Down"へと続く。期待を裏切らない、いや期待よりも数段上をいくクオリティ。ツアーで鍛え上げられた彼らのバンドサウンドは、もはや勢い重視の若手バンドからステップアップし、じっくり聴かせるソングライティングと巧みなコーラスワークを身につけ、一回りも二回りも進化している。weezer、Fountains of Wayne、Farrahといった王道パワーポップファンに2000%オススメ!