Tenniscoats & Maquiladora

Discography

さや(ボーカル/キーボード)と植野隆司(ギター)によるテニスコーツ。これまでにもスコットランドのインディー・ポップバンドThe Pastels、オーストラリアの音響アーティストLawrence English、スウェーデンの音響トリオTape、アメリカのアウトサイダー音楽家Jad Fairなどなど、多くの海外アーティストとの現地共同制作/コラボレーション作品をリリースしてきましたが、本作でのパートナーはEric NielsenとBruce McKenzieによる米サンディエゴのアシッドフォーク・デュオ<マキーラドーラ>です。 両者は2003年、マキーラドーラの最初のジャパンツアーの時、河端一(Acid Mothers Temple)を介して出会い、その後もマキーラドーラがジャパンツアーを行う度に、テニスコーツと共演を果たしてきました。本作は、2011年にテニスコーツがアメリカツアーを行った時に、マキーラドーラの二人が住むサンディエゴに4日間滞在して制作をしたアルバム。その4日間の間、海や露天風呂(!?)などでリラックスしながらも、アルバム1枚を作る素材を録音するため1日1日じっくりと作業をし、テニスコーツが帰国後も、日本とアメリカに別れてオーヴァーダブを追加したり、長い時間かけてミックスを行ってアルバムを完成させていきました。オリジナル盤はマキーラドーラの自主レーベルLotushouse Recordsより2015年9月に150枚限定でリリース。 生楽器を主体とした作曲ベースと即興の楽曲がソフトなサイケデリアの中でゆるゆると入り混じり合う中、心にすっと染み込んでくる美しいメロディーやハーモニーが生まれては消えてゆく、とても自然体のサウンドがどこまでも耳心地の良いアルバムです。

7 tracks

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