天才バボラーク(現ベルリン・フィル首席)によるバッハ・シリーズ第3弾です。彼はバッハを生涯のテーマとして取り組んでおり、第1弾である「無伴奏チェロ組曲第1-3番(ホルン版)」(OVCL-00086)や、第2弾「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」(OVCL-00162)でも音楽界を驚愕させたように、楽器を超越した音楽表現で独自の世界を確立しています。このアルバムは、教会カンタータなどからのコラールやアリアと、日頃バボラークがリサイタルなどで愛奏しているヴァイオリン・ソナタを収めており、まさに多様なバッハを吹きまくっています。強力なサポートをする共演者はチェコを代表するオルガン奏者、アレシュ・バールタです。バボラークの豊かな美音とバールタの奏でるパイプオルガンの音が、ドヴォルザーク・ホールの響きに包み込まれ、聖なる空間が創りだされています。ヴァイオリン・ソナタでは完璧な音程感と構成感、テクニックが際立ち、コラール、アリアでは酔いしれるほどのバボラーク・サウンドが堪能できます。バボラーク・ファン、ホルン・ファン、バッハ・ファンはもちろん、クリスマス・シーズンにも最適なコラール集として幅広いファンにお楽しみいただけます。