世界へ羽ばたく日本を代表する若きマエストロ山田和樹が、2014年4月東京混声合唱団の音楽監督に就任致しました。当盤はその就任披露ライヴです。2005年岩城宏之より誘われ東混のコンダクター・イン・レジデンスに就き、良好な関係を築き上げてきた両者。山田和樹の豊かな音楽性を支える、重要なポイントにこの合唱団との経験値があります。すべての演奏に見られる美意識とバランス。そして新鮮な感性による彩り豊かなサウンド。当ライヴでも聴かれる山田和樹の音楽にも、それら合唱によって培われたものを多く含んでいます。当アルバムでも就任披露らしく演奏には喜びが溢れています。注目は生命力の塊のような作品「鳥獣戯画」。コントラバスとパーカッションも要す、民族性豊かな作品です。歌心が溢れ、喜びとエネルギーに満ちた声。山田和樹と東京混声合唱団によるさらなる発展にご注目ください。